名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-19 居飛車穴熊に43銀型四間飛車(7)

2024-07-25 | 基本定跡の研究

次は単に38飛とする形です。

この場合は松尾流穴熊もねらいますから、78金型のほうが得です。AIの第1候補は22飛35歩24歩ですが

これは3筋のほうが厳しいので、後手がまずそうな感じはします。34歩51角65歩同桂

ちょっと不思議な手順で、68角57桂成同角54歩

先手は駒損するのですが、24歩同角28飛

後手は69銀68金寄57角成と斬り込んで

22飛成67馬69金

この図の評価値は150くらいだったのが、時間をかけて読ませると+283になりました。実際に78角や56馬以下を勧めても先手有利になります。先手良しなのですね。ということで後手は別の指し方が必要です。

戻って

32飛はおとなしい手ですが、68銀

先手は松尾流穴熊に組み替えることができます。後手は動かないといけないから、時間差で22飛ですが、79銀右24歩

1手遅れて2筋を攻めてみます。68角25歩35歩

35同歩75歩同歩35飛

34歩75飛74歩23歩同飛24歩

一直線ではないのですが、自然な手を追っていくとこの手順です。先手は持ち歩を目いっぱい使って攻めていて、24同飛同角75歩33角成同桂

大駒の総交換になると、先手玉が堅いです。22角45桂42飛54銀44角成

57桂成同金24角はあるけれど、72飛成同金55歩

43歩34馬57角成54歩同歩43馬

ここまで進めて評価値は+233の先手良し。後手は手損してはだめでしょう。

次の後手の対策は明日にまわします。


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