後手の工夫で、45歩を保留したらどうか。54歩を先にします。
78金14歩16歩43銀68銀
先手は松尾流穴熊への組み換えが有力です。後手は何か動きたいので、52飛58飛22飛
千日手含みで飛を動かします。37桂には15歩同歩同香
15同香同角18飛14歩15飛同歩
先手はシンプルに飛角交換を選びました。石井先生は難解だと解説しているのですが、この図の評価値は+352で先手有利です。79銀右と固めてから、77角を使えばよくなります。
別の変化としては、52飛に58飛ではなくて79銀右。
55歩同歩45歩
58飛85桂86角55角に
あっさりと55同飛同飛56歩を選び
52飛に65歩69飛64歩73金
石井先生は良い勝負というのですが、この図の評価値は+562ではっきり先手有利です。進行例で66角12飛63歩成同金31角成13桂
石井先生は難解だというのですが、評価値は+1133の先手優勢です。AIの読みは86歩29飛成85歩52銀75歩
というところ。駒の損得はほぼなく、先手玉が堅く、攻め駒は3対2です。評価値が高いのは、後手玉が見た目よりももろいということなのでしょう。
変化を2つ調べましたが、54歩を先にする指し方では先手有利になります。飛角交換は先手の飛がさばけた、というくらいの感覚で見ておくのでしょう。
石井健太郎先生の「四間飛車の逆襲」はこれで終わりにします。取り上げていない変化もあるのですが、先手有利になるのに、それ以上別の形を調べても仕方ないですから。9年前に出版された本ですが、石井先生の局面の評価が、AIとはおおきくずれているところがあります。AIの登場によって、常識が変わっているのでしょう。
居飛車穴熊は理解しにくい戦法ですね。プロが指しているからと言って、アマチュア(有段者)が指すべき戦法ではないです。でも振り飛車党ならば対応策を身に着けていないといけません。
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