名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-16 居飛車穴熊に66銀型四間飛車(22)

2024-06-26 | 基本定跡の研究

改めて42銀と引く

松尾流穴熊を目指す形です。55歩同歩64歩同歩55銀

86歩同歩75歩64飛

76歩66角86飛に88歩までがセットの手順です。

石井先生は88歩の前に14歩同歩を入れると書いているのですが、昨日調べたように先手の指し過ぎでした。
さてここで54歩25桂に24角とした場合

14歩同歩が入れば、54銀同金同飛で先手が有利になります。後手は14歩を手抜けるかどうかですが、55歩13歩成の局面で

評価値は+588の先手有利。後手の取り方が多いですが、どれでも先手有利になるようです。

ということは、戻って

54歩25桂に24角と逃げることはできず、55歩33桂成までは進みます。

この時の取り方が悩ましいのです。33同金寄が一番堅いから自然なのですが、

53歩同銀63飛成。昨日書いたように、65歩75角88飛成53竜66銀64角57桂48金上89竜28玉・・・というのは端を突き捨てていないので先手有利です。なので77歩成同角76飛

53竜は77飛成同桂75角が王手竜取りですね。よって28玉42銀と進むと評価値は+37の互角です。

戻って

33同金寄を後手が不満だと思えば、33同金上と取るのが良いようです。61飛成に45歩同歩46歩

取ると54桂が入るので57金と逃げますが、56歩44歩同金左45歩57歩成44歩・・・というのも難しいです。それよりは77歩成同角76飛

とする方が優るようで、この図の評価値は-25、わずかですが後手に振れています。まあこの辺りはどれを選んでも互角で、指運か力勝負なのでしょう。

 


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