衛星産業で変化:ユーロコサルのリポート
欧州の宇宙産業コンサルティング会社、ユーロコンサルが衛星産業に関する新しい報告書を発表した。この「2022年までに製造及び打ち上げ予定の衛星:世界市場調査」によると、今後10年間で打ち上げ予定の衛星は1150機で、金額に換算して263Bドル(26兆3千万円)程度となる見込み。その四分の三は衛星の寿命による置換え衛星。しかし新しい衛星は従来の衛星とは性能が著しく高くなる。
ユーロコンサルの予想では、地球観測(EO)関連需要は商業衛星市場のわずか10パーセント程度に留まると予想している。つまり、民政府機関から主に由来すると、商業衛星のための市場の10 %を占めると予想しています。その大部分は非軍事政府機関からの需要である。
将来の衛星には、電気推進システムがより多く使用されると期待されている。現在製造中の65機の静止衛星の中でもすべて電気推進システムなのはわずか4機。ユーロコンサルの予想では2022年までに生産される静止衛星の25パーセントが全電気推進システムとなっている。
衛星利用の地球観測市場は2016年までに9.48パーセント成長すると予想する。分析によると、全地球観測システム(GEOSS)の形成が市場を左右する。
この市場をけん引する要素の一つは衛星と画像処理の技術発展があげられる。画像処理技術の発展、高分解能カメラの性能向上、リモセン技術の発展によって衛星利用地球観測画像の品質が著しく向上した。
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