さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

処暑・天地始めて粛し~盆踊り

2022-08-30 | たわごと・できごと
新暦の、およそ8月28日~9月1日ごろの今の時期は、
旧暦で処暑の次候、
「天地始めて粛し(てんちはじめてさむし)」
です。

天地始めて粛し とは、
ようやく暑さがおさまりはじめるころ。
夏の気が落ち着き、万物があらたまる時期 とされます。

朝晩の風が、さわやかになってきました。
エアコンをつけても、調節に気をつけて、これからは冷えにも用心ですね。
季節の変わり目は、いろいろ気を使います。

と書きつつも、
私の出勤&帰宅の時間帯は、まだまだ暑い;;です。


8月最後の週末には、
地元のあちこちで花火大会や盆踊りが開催されました。
コロナのため中止が続き、3年ぶりというところが多かったでしょう。

花火大会も捨てがたかったのですが、
歩いてすぐのご近所であるという、盆踊りに出かけました。
着物の教室でお世話になっている先生に、
 盆踊りがありますよ~
と、お知らせいただいた催しです。
コロナでなくても、こんな夏のおでかけは何年ぶりでしょう!!

仕事のあと、日常の買い物などの用事をぱたぱたとすませ、
夫とぶらぶら歩いて出かけました。

盆踊りを踊るのなんて、子どもの頃以来です。
高校生ぐらいまでは、ご近所であると聞けば出かけたものでした。
踊りはまったくと言っていいほど知らないのですが、
(なんとなく記憶にあるのは「炭坑節」くらい??)
おそるおそる、輪の中に入れてもらい、
お上手そうな人の後ろについて、見よう見まねで踊りについていきました。
そしたらなんと、それは知り合いの方だった。。。
そしてその方は、この盆踊りを知らせてくださった先生ともお知り合いだった。。。
などというサプライズも。

踊りはたどたどしいながらも。。。楽しかった♪ です!

夜店も出ており、缶ビールと冷酒を買って
夫と分け合っていただきました。
紙コップになみなみ注いでくれた冷酒(大吟醸「匠」)
は、ナント100円也。
私が踊っている間に、夫がもう1杯追加して買っていました。
最後の1杯だったらしく、残り全部注いでもらったとか。。。

来年も行けたら、もう少し踊りをしっかり覚えたいです^^

 


 夏ひとつ味わいたくて盆踊り さくら

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処暑・綿柎開く~宮古上布

2022-08-23 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ8月23日~27日ごろの今の時期は、
旧暦で処暑の初候、
「綿柎開く(わたのはなしべひらく)」
です。

処暑とは、
暑さが少しやわらぐころのこと。
朝の風や夜の虫の声に、秋の気配が漂いはじめます。
しかし、しかーし。。。
期待するほどには、まだ涼しくなってくれませんね。
ふーふー言いながら出勤&帰宅しています^^;

綿柎開く とは、
綿の実を包む柎(しべ)=がくが開くころ。
7~9月にかけて黄色い花を咲かせ、実をつける綿。
その実がはじけたら、白い綿毛が顔をのぞかせます。
糸や木綿は、この綿毛を集めて紡いで作られたもの。
ふだんの生活で、いつもお世話になっている
「綿」(わた→めん)なのですね。


先日、おけいこ→コンサートにおでかけ で着た着物が、
帰宅後洗濯したらえらいことに;;
本来なら、小千谷縮は家で洗濯してOKのはずなのですが
どんだけ~!というくらい縮んでしまい、
さらにはあちこち綻びまで。
着物が、
 あいたたた~;;
と泣いたかも知れません(>_<)

で、今入院中です。
なんとか元の姿に戻って帰ってきてくれるといいのですが。

9月のおでかけで着るには無理かも知れないので、
別の着物と、合わせる帯や小物を考え直さなくては。。。

ということで、
この宮古上布の着物でおけいこを始めることにしました。
本来は、7・8月の盛夏にしか着ないものらしいです。

 

 

合わせる帯は、これも自然布ならもっと素敵なのでしょうけど、
今回は手持ちのものの中から。
しばらく前におけいこして、
長さやら二重太鼓やら、大きすぎるお太鼓やら柄合わせやら、
いろいろな難題に苦戦した帯ですが。。。
(お気に入りなのに!)

母のふるさと、沖縄・宮古島でつくられた宮古上布。
上布とは、苧麻(チョマ)や大麻を手で紡ぎ、平織りにした上質の麻布で、
上納のための布 という意味でした。
越後上布や能登上布、近江上布、薩摩上布などがよく知られています。
沖縄の八重山上布や、この宮古上布は薩摩上布に含まれるようです。

どれもそれぞれにいい味わいがあり、
見ているだけでも満たされる思いがします。
各地の手作業の伝統工芸は、どんなものも、
このさき長く受け継がれていってほしいですが
先々、もう作れなくなるものも出てくるでしょう。
いつか自分の気に入った1着の上布を、できれば沖縄のものを
着られたらいいなという憧れがありました。

この宮古上布は、小柄な人に限られるサイズだったこともあり
良心的な商いをされるおかみさんのおかげで、
私にも無理なく購入できました。
たいせつに着たいと思います。
今回の洗濯の失敗はくりかえすまい~;;

着物はともかく、
帯にはやはりまだまだ手こずっています。
お太鼓のかたちも位置も大きさも、思うようにいかなくて。。。

お太鼓を小ぶりに作ろうとしたら、
上にあるトンボちゃんの柄が出せません。
位置的に、犠牲にしなくてはいけなくて;;
ああ残念。

私のこの帯はとても長くて(なぜか長い帯に縁があり??)
巻きはじめの、て先の取りかたを覚えるのもひとつのポイントですが、
反対に、ご自分の手持ちの帯が短すぎて、困っておられるお仲間さんもいます。

どんな帯も、やりかた次第ではありますが、
不慣れなうちは、なかなか手ごわく悪戦苦闘が続くのでした。
練習あるのみですね。


 幾多の手経ては受け継がれる着物 さくら



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長い留守番

2022-08-22 | 愛犬りん
夫の出張中、りんとぶじに過ごすというミッションも終了まぢか。

天気予報にカレンダー、スケジュール帳とにらめっこしながら
毎日のおさんぽや点滴のための通院を、なんとかこなしてきました。
病院からの帰宅途中、降りだした雨にあわてて走ったことも。
そのあとすぐ大雨とカミナリに;
間一髪のタイミングでした。

空模様があやしい日の通院時などは殊に、
ご近所さんにいただいたカートが大助かりです。

 

 


夫の留守中、
毎回いつも、食べてくれるだろうかとハラハラする食事はまあまあ進み、
おくすりもまあまあ。。。
(なにごとも、理想どおり、カンペキにとはいきませんが;;)
りんが調子をくずすことなくいてくれて、ほんとによかったです。

明日は夫も帰宅予定。
元気に帰ってきますように。
りんと元気にお迎えできますように。

 

点滴後のりんのお腹はいつも、ラプンツェルならぬタプンツェル。。。
たくさんおしっこしてね^^


 老犬と留守番中の長い盆  さくら



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立秋・蒙霧升降す~「日曜日」

2022-08-19 | 歌のおけいこ
新暦の、およそ8月17日~22日ごろの今の時期は、
旧暦で立秋の末候、
「蒙霧升降す(のうむしょうこうす)」
です。

蒙霧升降す とは、
深い霧がたちこめるころ。
暑さが続く中でも。少しずつ風が涼しくなってきて
秋の気配を感じます。

冷えを感じたら、
夏の間、たくさん摂っていた冷たいアイスやジュース、生野菜を
このさきはちょっとひかえましょうのサインですね。
私?私はビールをひかえめに。。。おほほ♪
秋は新酒ですね??
秋に向かうにつれて、乾燥にも要注意です。

前回に続き、またまたドイツリートの会の話題ですが
先日習った曲はこちら ↓

 

シンプルですが、とても好きな曲です。
いちずな若者の思いに、ほろ苦く優しい気持ちにさせられたり。
自分自身が若者の思いに共感して歌ったり。。。

シンプルな作りの曲ほど、
強弱や速度で変化をつけて、自分の個性を出して歌えるよう努める必要がありますが
毎回これが悩ましく難しい。

その日の気分もあります。
毎回ちがっていいのだと思いますが、
その日のベスト!を出したいものです。
どうしても、気持ちがあがってこない日も含めて。。。

この日は、男性ひとりと私、ふたりだけの参加で
最後はひとりずつ歌うぷち演奏会に。
1番も2番も、それぞれフレーズごとに変化をつける工夫をして歌われるその男性は
さすがでした~!

そのむかし、個人レッスンも受けた懐かしい曲ですが、
歌うたびに、そのときどきの課題や難しさ、楽しさを感じます。
懐かしい記事がありました →「Sonntag 日曜日・一方的な片想い」

お盆休みも明けましたが、
夫は長い出張中で、13日からりんとのお留守番が続いています。
今は家でできない1日おきの点滴のために、通院が必要なので
天気予報とカレンダーと、毎日にらめっこ。
夫と会えるのは日曜日。。。ではなく火曜日かな;;

ぶじに仕事を終えて、元気に帰ってきてほしいです^^


 夢ならば覚めるな会える日曜日 さくら


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立秋・寒蝉鳴く~ブラームスの子守歌

2022-08-12 | 歌のおけいこ
新暦の、およそ8月12日~16日ごろの今の時期は、
旧暦で立秋の次候、
「寒蝉鳴く(ひぐらしなく)」
です。

寒蝉鳴く とは、
カナカナ…とひぐらしが鳴くころ。
私はまだこの鳴き声を聞いていませんが、
今年の夏の蝉たちの、その生を終えた姿が道のあちこちで見られますね。
暑い暑い夏を生き抜いた蝉たちに、
おつかれさま と声をかけたいです。

前回のドイツリートの会、曲はこちらでした ↓

 

おそらく、聴いたことがないという人は少ないでしょう。
優しく穏やかな旋律が流れ出せば

 ああ、この曲。。。

と思い出すのでは。
この子守歌は、ブラームスさん作曲。
名曲です^^

ドイツ語といえば、t やら kやら pやら f やら、、、
とにかく子音をしっかり際立たせて、
ツバ飛ばしまくって歌うイメージがあるかもしれませんが
(今の世では嫌われそう;;)
それも曲によりまして。

しっとりした歌、子守歌などは
子音をそれとわかるよう聞かせつつも、やわらかく飲みこむように、
静かさ、優しさが伝わるよう歌えるのが理想です。

「いつも僕が、子音を立たせるようにって教えすぎてるのがあかんねんけど、
 それでは赤ちゃんが寝てくれへんで;」

とは、師匠のお言葉。

1番と2番、同じ旋律の歌では
同じことをくり返すのではなく、
強弱やブレスのしかたで少し違う雰囲気を作るとか、
音やリズムがとれて歌えるようになればなったで、
また次なる課題が尽きません。

この日の参加は男性2名と私の計3名で、
最後はひとりずつ歌う、ぷち演奏会と相成りました♪


 さわがしいララバイ赤ちゃんが起きる さくら

コメント (4)
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