さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

「エンヒェン」と「憧れを知るひとだけが」

2011-02-27 | 歌のおけいこ


ひさしぶりに歌のおはなし。


この3月に、
A野先生門下生の発表会があり、
そこで歌わせていただくのが 記事タイトルにある2曲。

ひとつは
A野先生に これ歌わない??と薦めていただいた曲で

”エンヒェンのアリア” と呼ばれる

「Kommt ein schlanker Bursch gegangen」

…すてきな人が来たときは。
 
ウェーバー作曲「魔弾の射手」
というオペラで歌われるアリアのひとつ。

わたしにとっては お初のオペラアリアになる。
ドキドキ。


もうひとつは
昨年末から なんとなく歌いたくなっていて
自分で選んだ

チャイコフスキー作曲の

「Nur wer die Sehnsucht kennt」

…ただ憧れを知る人だけが。


曲の決まったのが 今年に入ってからで
3月に本番という、
こんなに短い練習期間で ひと前で歌えるまでにしないといけないのは
はじめてのことなので、
ずっと 汗マークついてる感じ。。。

だいだいリートでも、
たいてい 早めに曲を決めて
半年近く練習期間をもつのが わたしの通常のペースなので…

だけど 本番の日はうごかないのだし、

ほかの門下生さんたちだって おなじ状況だろうし、

決まった本番にまにあうように練習するしかないと
自分なりに カクゴを決めてのぞむ。


エンヒェンのアリアは 
たっちぃ師匠門下のお仲間である うたこさんも
いま 練習中らしく、
5月のだいだいリートで聴くのを楽しみにしているわたし。

どんなんなるかわかんないけど、
3月にわたしも歌ってみるわね。。。


オペラアリアは、 

すごい声楽家さんたちが
そのテクニックを惜しみなく披露される とんでもない曲だという
ニガテ意識がずっとあって、
(しかも 絶叫系やらコロコロ系が多いし…ムリムリ!)

。。。と、
自分が歌う曲として 選ぶことができずにきたけれど、

選んでいただいたこの曲は
明るくて 可愛くて ほほえましく、
あ、これ歌いたいな…と思えたし

歌ってみれば むずかしいんだけれど、
明るい気持ちで 少女にもどった気分で(?)
笑顔で歌えそう。
とっても すきになれた。

たっちい師匠には、
先日 今年お初のレッスンをやっと受けられたのだが…

予想していたとおり
にがてな装飾音符やら 発音のこまかい部分を 
ことごとくチェックされましたぁ。

装飾音符はいつも、
どう歌っていいやらわからなくて
テキトーに コブシつけるから
音は勝手にふやしてるし、
音程いいかげん だし。

音源きいて 自分で音やら発音をさらっているうちは
こまかいところを注意しながら おぼえるのだが、
ある程度 流して歌えるようになると
「歌えたような気になって」
こまかいところが いーかげんになってしまう。

レッスン受けないと そこらあたりが甘いまま
まちがって おぼえてしまっていたりとかする…。

いまだに いろいろクリアできない点が多いが、
短い期間のなかで 
自分にできることを できるだけやって、
あとは 楽しく歌えれば と思う。


エンヒェンが まだ若く、
恋に恋する青い少女の歌ならば

2曲目の 「ただ憧れを…」は、
恋の甘いよろこびも悲哀も知った オトナ??の女のイメージ。

この詩には シューベルトをはじめ 
多くの作曲家が曲をつくり 
おなじ歌詞の ちがう曲がたくさんあるらしい。

ドイツリートの会では、シューベルトのを習ったことがある。

詩が抽象的に感じて、
どうイメージすればよいのか 具体的にわからずにきたのだが、

ある訳詩に


   いや、ただ”逢瀬への”憧れを知るひとだけが
  
   かつて苦しみ これからも苦しむわたしを

   理解するだろう


とあったのを読み、  

ああ そうか…それならわかる。

と、わたしのなかで納得できたものがあった

(ような気がした)。


2曲つづけて歌うので

(そういう機会は あまりない…
 はじめてのだいだいリートの時以来 かなぁ)

本番では 気持ちをすぐ切りかえて、
ちがう歌の世界に 入らないと と思う。
むずかしそー。 できるかな。


こんな時期によりによって なぜなんだと思うが、
働け もっと働けと わたしのおしりをたたくかのように、
仕事の予定が イレギュラーでつまりにつまってしまった最近。

もっと歌いこんで、
もしまちがえても余裕でスルーできるくらいになりたいし

こまかいところも もっと練習したいし
レッスンも受けたいけれど…

仕事も家のことも 日々やることいっぱいあるなかで
健康管理もしつつ(休養と称して 寝る寝る!)
時間をやりくりしないといけないし、
おまけに 中腰の姿勢の多い職業柄か
このところ 腰痛がきつくなり…悩まされている。

が、

誰でも、いつも ととのった条件のなかで
歌えるわけではないものね。

できる最善を 尽くすのみです。


しばらくまた、記事も書けないかなあ。

毎日あくせくと、

でも 元気にはしておりますので ご安心を♪




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ペース配分

2011-02-14 | おしごと(なーすのなすこと・その後)


仕事がこれまでより ちょっとハードになりそうな気配。

というのは、

以前長くお勤めしていたクリニックから

  「2月いっぱいで退職者が出ることになって 募集かけているんだけど、
   なかなか応募がなくて…

   可能な日だけでも、しばらく手伝ってもらえない??」

と SOSがあったため。


いま働いているのは 週4日程度なので、
多少の 空き時間はある。

ただ、その空き時間は
たまった家事やら 歌の予定やら 川柳の句づくりやら
通院、休養、たまには実家への顔見せ…などにあてているから、
今より 仕事に時間をかけるとなると、
それらに しわ寄せがくることがじゅうぶん予想される。

もとより、
人並み以上にじょうぶだとか
体力に自信があるわけではないわたし。

心身ともに、あまりむりはきかない。

だから、自分のバイオリズムに合わせた
ペース配分が だいじなのだけど。。。

これがまた、むずかしいのよね。

すぐ、つめこんでしまい

自分を追い込んで にっちもさっちもいかない状態に
してしまうことが よくある。

最近は 予定を入れるのも
なるべく むりがないよう 慎重にしているつもりだけど。


でも、

お世話になってきた人たちのために
自分がすこしでも 役にたてるのなら、
できるだけの 手助けはしたいから

自分にできる範囲で できるだけのことを…

と 考えている。


やるからには 仕事にもきちんと取り組みたいし、

日々の家事も 多少の手ぬきはしても
おろそかにはできない。

歌にも 集中して向き合いたいし、

じっくり句づくりもしたい…


あれもこれも というのがぜいたくなことなのかも知れないけれど、

どれも わたしにとってたいせつなもの。


みんな中途半端になって ひとに迷惑をかけたり

自分で自分がイヤになったりしないようにしなければ。。。


ペース配分って ほんとむずかしいね。




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原点

2011-02-11 | たわごと・できごと


原点 といえば、
そんなおおげさな、と言われるかも知れない。

でもわたしにとっては、まさにそこが
あるひとつの 原点だった。

10年ちょっと前から
折りにふれては かよったお店。

おいしい日本酒とのであいをくれた、

楽しくのみ語れるたくさんのお仲間とのであいをくれた
たいせつな場所。。。

まいまいが 閉店することになった。


電車を乗り継いで行かなければならないし、
つつましく生活していかないとやってゆけない経済状況でもあるから

そうそうしょっちゅうは行けないが、

行けばかならず気持ちよく迎えてくれる、
いつでも帰れる場所 だと感じていた。

やんちゃなこともしたし、

のみが過ぎて 迷惑をかけたことも
何度かあったが、

マスターさんも お仲間も
いましめながら、ときには大目にみてくれたりもしながら
いつも 気持ちよくのませてくれた。

 (ときには もうそれ以上ダメっていう
  マスターストップが かかったけれど!)

お仲間のだれかに 何かがあれば
みんな親身になってくれる人ばかりだった。

まいまいに行けば、
きっとだれかがいて…

その日 気持ちよくのめて
元気をもらって またがんばろうと思える。

そんな場所だった。

そこが、なくなってしまう。


永遠の場所も 永遠の組織もありえない とは
わかっているが、
やはり さびしい。

こんなふうに、お別れは いつも突然だ。


最近 リコーダーを始めて
熱心に練習しているマスターさんとも、

まいまいでであえたたくさんのお仲間とも

これからも あおうと思えばあえるんだから、
つながりは持てるんだから、

お酒や 音楽や 人生をつうじて、 
また べつの場所で 
おつきあいしてゆけば いいことなんだけど…


でも さびしいなあ。





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近況あれこれ

2011-02-10 | たわごと・できごと


すこーし 寒さがやわらぎましたね。

今朝は ひさしぶりに
ちょっとだけ、のんびりしています。

 (これから バタバタするんですけどね)


いま 週に4日ほどのペースで働いているのですが、
そのうち3日(月火水)は連続の出勤で、
しかも2日間続けて 朝晩の中ぬけ勤務なので
週前半は かなりバタバタです。
家事も、週前半は 最低限の毎日のことしかできません。

で、週の後半に たまった家事やら雑用、
歌のレッスンやら練習、
川柳の句づくり。。。

と まとめて入れることになってしまうわけですが、

2月に入ってから昨日まで、
お休みをとられていたスタッフさんの代わりに
定期の勤務以外の日も フルでうめていたため、
仕事と最低限の家事 のみで毎日が終わりました。

このシフトで 毎日働いている常勤さんは
えらいなぁ…

仕事のなかでも ピンチやらイレギュラーやら
いろいろありましたが、
なんとか ぶじ乗りきることができ、
今日から ふつうのペースに戻ります。

仕事一色で、
歌にも 川柳にも 
なかなか落ちついて向き合えない日々が続きましたが、
また ぼちぼちとエンジンかけていきます。


忙しい日々のあいだには、
川柳をはじめた当初から ずっとずっとお世話になってきたかたの
かなしい訃報も ありました。

5月には 大阪であえると信じて心待ちにしていましたが、
昨年 うまれてはじめて参加した句会、
愛知県の豊橋番傘35周年記念大会で お顔を合わせたのが
最初で さいごになりました。

もういちど おあいしたかった。

もっともっと、川柳をつうじて お話ししたかった人です。

その人にほめてもらえるような句がつくれるようになりたいです。

川柳の世界をひろげて下さったその人…
英夫さんへの感謝の思いを胸に抱きながら
これからも 句をつくりつづけていこうと思います。




 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする