さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

啓蟄・桃始めて笑う~りんとお留守番

2024-03-12 | 愛犬りん
新暦の、およそ3月10日~14日ごろの今の時期は
旧暦では啓蟄のもう次候、
「桃始めて笑う(ももはじめてわらう)」
です。

啓蟄とは、
陽気に誘われ、土の中の虫が動きだすころのこと。
ひと雨ごとに、春になっていくような季節ですね。

桃始めて笑う とは、
桃のつぼみがほころび、花が咲きはじめるころ。
花が咲くことを、昔は「笑う」といったのですね。

飛ばしてしまったふたつの時候は

雨水の末候「草木萌え動く(そうもくもえうごく)」
…次第にやわらぐ陽光のもと、草木が芽吹きだすころ

啓蟄の初候「蟄虫戸を啓く(すごもりむしのとをひらく)」
…冬ごもりしていた虫が、姿を現しはじめるころ

でした。


夫の出張が続き、りんとの長いお留守番中です。
先週は職場のナーススタッフの急病で代わりに勤務したり
シフト変更があったりで、ちょっとバタバタしました。
その中で、
朝からの半日勤務が3日あったのですが
他のスタッフさんの気遣いで、診療後の往診も代わってもらい
慌てて帰宅したにもかかわらず、
3日連続でりんはケージ内をウンまみれにしていました。。。

午後から勤務のときは、比較的無事であることが多いのですが、
朝から出かけてお昼に帰宅すると、このところアウト;;
が続いています。
時間帯のせいなのか。。。
誰かりんとお留守番していてくれるなら、安心して出かけられるのですが
夫は出張続きでずっと不在、
私もまったく出かけないわけにはいかず、毎回ハラハラです。

前から楽しみにしていた予定を、先月からいくつも取りやめて、
仕事以外の外出は最小限にして家にいるようになりました。
ハイキングやら、着物でのお花見やら、
着物のおけいこやら。
夫が不在では、いつもならいてくれる土日もままなりません。

それでも、
留守の間に粗相した状態で長らく置いてしまうのはつらいので…
りんといられるおうち時間をのんびり過ごそうと思います。

夜中も、用を足すため何度か起きてベランダに連れ出したり
そのまま寝付かずウロウロしたりぐずったりするときにはなだめたり、
見守りや必要なお世話がいっそう増えてきました。
こうしてあたらしい段階に、すこしずつ移行していくのでしょう。

人にも犬にも、老いはひとしく訪れますね。
だれもが行く道です。
それでも、寝たきりというわけではなく、
よくがんばってくれています。
衰えはあっても、たいしたものだと思います。

啓蟄の初候に誕生日を迎えた私も、ひとつ齢をとりました。
りんにはもう、すでに追い越されてしまっているので、
だいじに見守ってやらないと^^


 

2月の終わりに、
散りそめた沈丁花を摘みとり、沈丁花酒を漬けてみました。
リカーの量からすると、花が少なすぎるかも??
初めてやってみたので、うまくできるかどうかわかりませんが
楽しみに様子をみていきましょう。



 りんちゃんのためならエンヤコラの日々 さくら



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寒露・菊花開く~りん18歳

2023-10-17 | 愛犬りん
新暦の、およそ10月13日~17日ごろの今の時期は
旧暦では寒露の次候、
「菊花開く(きっかひらく)」
です。

ひと月ぶりの更新になってしまいました;

秋分の時期を飛び越し、今はもう寒露…
露が冷たく感じられ、空気が澄み、
月が冴え冴えと明るい季節 です。

とばしてしまった初候は
「鴻雁来る(がんきたる)」
…雁が北から渡ってくるころ、でした。

菊花開く とは、
菊の花が咲きはじめるころ。

昨日、今年初めて金木犀の香りにであいました。
その前日には、車に乗って走りながらの景色のなかに
金木犀が咲いた姿を見つけたのですが、香りまでは届かなかったので。
夏が長く暑かった今年も、
ちゃんと秋には彼岸花が、金木犀が咲いてくれましたね。

そしてこれからは菊。
初めは薬草として、奈良時代に中国から伝わったのだそうです。
今でも漢方薬に使われます。
身体の余分な熱を外に出し、解毒の働きもあり、
頭痛やのぼせ、花粉症、
目の充血や乾き、かすみなどのトラブルに、
そして吹き出物や腫れ物などにも効果があるとか。

菊花にかぎらず、自然の動植物の薬効を見出し、
使えるように研究をかさねてきた先人たちの知恵と努力に
私たちは大きな恩恵を受けていますね。


先週のことになりますが、
12日はりんの誕生日で、18歳を迎えることができました。

老いが進んでイレギュラーなアクシデントが増え、
毎日ハラハラさせられつつも、
それなりに元気で一緒にいてくれていることが幸せです。

9月後半には、
予約していた無麻酔のデンタルケアにもぶじ行くことができました。
ストレスを最小限に、短時間で上の歯の目立つ歯石だけ除去してブラッシング。
11月に下の歯を、また短時間でしましょうということに。
ありがたいです。
高齢となったりんにとって、半年先は遠い先なので、
短いスパンでむりなく予定をクリアしていくのが望ましいですね。

その9月のデンタルケアの日、お店にはすでにハロウィンの飾り付けが。
めずらしく笑ってくれた?タイミングで、
いい顔の写真を撮ってもらえました^^

 


りん18歳おめでとう。
これからもボチボチやっていこうね。

次は11月のデンタルケア、
そして一緒に元気に年越しできることが目標かな。


 十八歳老犬なりのすこやかさ さくら


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いてくれるだけで

2023-06-20 | 愛犬りん
お別れは、必ずいつか来る。
そしてそれは、そう遠い先ではない。
いつも覚悟している(つもり)。
わかっている(つもり)。

それでも、
やっぱりそれはとてもつらい。

じゅうぶんなほど長寿ではあるけれど、
だからいつでもどうぞなどとは、とても思えない。

いとしいりん。

  

寝顔を撮ったのも久しぶり。
スマホのシャッター音がしても、若い頃のようには目覚めない。

まだまだ一緒にいてほしい。
けれど、
生き長らえるためにといって、あまりにしんどい思いはさせたくない。

自然に生きて死ぬことの、難しさを思います。
さだめられた寿命の、あるがままに。。。
それはまだまだ、さきでありますように。

 

今日、封切りで味わっているお酒はこれ。
美味です。
アルコール度、高め。
キレ味よいのに、うま味たっぷり濃醇^^


 わたしより老いた十七歳の犬  さくら


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小寒・雉始めて雊く~動きだす日常

2023-01-18 | 愛犬りん
新暦の、およそ1月15日~19日ごろの今の時期は
旧暦では小寒の末候、
「雉始めて雊く(きじはじめてなく)」
です。

雉始めて雊く とは、
雉のオスが、メスに恋して鳴きはじめるころ。
小正月の15日も過ぎ、そろそろお正月納めですね。

キジは日本の国鳥で、
キジのオスが「ケーン」と鳴いた後、羽を羽ばたいて大きな音を出すことを
「母衣(ほろ)うち」というそうです。

色鮮やかなオスが、求愛行動で懸命にアピールをしても、
なかなか応じないメスの素っ気ない様子から、
「けんもほろろ」という慣用句が生まれたのだとか。
オスの高鳴きが盛んになるのは、実際には3月ごろで、
まだ少し先のようです。

記事を書けずに、ひとつ飛ばしてしまった時候は
「水泉動く(すいせんうごく)」。
地中で凍っていた泉が動きはじめます。

仕事を再開できたと思えば、何やら忙しくなりました。
仕事じたいも、ですが、身の回りも動きはじめた、
ということなのでしょう。
やるべきことを、ひとつひとつこなしていきたいと思います。

まだお正月休みだった年明けのお散歩で、
久しぶりに行った近所の公園。
その頃から、りんがどちらかの前脚をかばってなのか、
頭を少し上下に振りながら歩くようになっていました。
点頭歩行というらしいのですが、
お世話になっている動物病院の先生に診ていただいたところ、
左肩が痛いのかな、ということでした。

腎臓にもやさしい薬だからと、
抗炎症剤をいただき6日間飲ませましたが、
ひどくはなっていないけれど、治ったともいえないかな
という状態です。
歩けてはいるし、そのたびひどく苦痛そうでもないので、
様子をみながらつきあっていくのがいいのかな。
ただ、安静をすすめられたこともあり、
お散歩はこのところずっとお休みです。
ちょっとせつない。。。

それでも、私のケガの時もそうでしたが、
動かないことで、ほかの部分も機能低下を起こしてしまうのを防ぐために
安静と活動のバランスをとりたいところ。
あたたかい日には、気分転換に連れ出そうと思います。

1日おきの点滴も、がんばってくれています。
年明けから夫の出張がたびたび、
先週と今週は2泊程度なのですが、今月末には10日ほど留守に。
いただいたカートに乗せれば、
なんとか私ひとりでも安全に点滴できるのではないだろうかと思いつき、
夫のいるうちに慣らしているところです。

なんとかなるといいな。

寝ていることが多くなり、
起こしてトイレ誘導した方がいいな、と思うことが増えました。

それでも、そこそこ食べてくれて、
いいウンチもオシッコもちゃんとしてくれて、
起きているときの目は生き生き。

そこにいてくれることがうれしい。
のんびり、ゆっくりやっていこうね、りん。

 

12月、デンタルケアに行ったとき。
お正月の晴れ着をかけて撮ってもらえました。


 そばにいるいのちこんなにあたたかい さくら


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麋角解つる~りんのデンタルケア

2022-12-27 | 愛犬りん
ひとつ、時候を過ごしてしまいましたが
新暦の、およそ12月21日~25日ごろの時期は、
旧暦で冬至の初候、
「乃東生ず(なつかれくさしょうず)」
でした。

冬至とは、1年でもっとも昼が短く、夜が長いころのこと。
これから日が伸びていくということで、
古代では冬至が1年のはじまりだったとか。

乃東生ず とは、ウツボグサの芽が出てくるころ。
クリスマスも過ぎましたが、
ケーキを食べる習慣のないわがやは
(夫が食べない…私は、ごくたまには食べます♪)
いたって普通の食卓でした。

あ、イブにはすっぽん料理をいただきにお出かけしました。
(イブの日になったのはたまたまですが)
これはまた別に書きますね。

そして、12月26日~30日ごろの今の時期は
旧暦では冬至の次候、
「麋角解つる(しかのつのおつる)」
です。

トナカイの仲間、大鹿のオスの角が自然に抜け落ちるころ。
春には、また新しい角が生えはじめます。
年の瀬も、いよいよ押し迫ってきましたが
疲れを出さないように、いきましょう。

さて、
こちらはまだまだ抜け落ちてはいない、愛犬りんの歯。

先々週のことになりますが、
予約をしていた、りんのデンタルケア(無麻酔で歯石とり&ブラッシング)
を、ぶじにすませることができました。

もう4回目になるでしょうか、
通常半年ごとのケアを、今年から3か月ごとに予約しては
短時間でストレス少なく終わるようにしてくださっています。

お店に来るまでに、オシッコもウンチもしなかったので、
処置中にビビッて出てしまってはと、初オムツ。
思いのほか、可愛かった??

 

またキレイな歯になって、よかったね。

ちょうどカメラマンさん(若い女のコ♪)が来られており、
いつも写真はそっぽを向いて不愛想なりんですが、
何枚も可愛らしく撮っていただきました。

 

チラ見えしているオムツ♪


 

オムツを脱いで。。。さっぱり~??^^


 

17歳の老犬だけど、まだまだこんなりりしい顔もできる、
目ヂカラもあるよな~と感心している親(犬)バカです。


 老犬とあなどるなかれたまに飛ぶ さくら



 
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