さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

夏至・菖蒲華さく~今月のことば

2023-06-27 | 今月のことば
新暦の、およそ6月26日~30日ごろの今の時期は
旧暦では夏至の次候、
「菖蒲華さく(あやめはなさく)」
です。

夏至とは、
1年でもっとも日が長く、夜が短いころのこと。
これから夏の盛りへと、暑さが日に日に増していきます。
ああ、いやだ~~;;

ひとつとばしてしまった初候は
「乃東枯る(なつかれくさかれる)」
…うつぼぐさの花穂(かすい)が黒ずんで、枯れたように見えるころ 
でした。
花穂とは、穂のような形で咲く花のこと。

うつぼぐさは、夏枯草(かごそう)とも呼ばれ、
花穂を煎じて飲めば利尿や消炎作用が、
また煎じた液は捻挫の塗り薬や、うがい薬にもなるそうです。
英名が「all-heal(すべてを癒やす)」
というのもすごいですね。

私はこの蒸し暑さから癒されたい。。。
カラダがぐったりしてしまう、
いちばん苦手な季節です;;

菖蒲華さく とは、
あやめが花を咲かせるころ。
あやめが咲いたら、梅雨到来の目安だそうですが、
もうすでに入梅しており、梅雨明けを待つこのごろ…ですね。

先週金曜、夜遅くに九州の出張から帰宅した夫は、
土曜1日をお休みしただけで、
また日曜から再び九州へ。
トラブルというわけではなく、新たな仕事が入ったようですが…

今週木曜に帰宅予定で、金曜に有休をもらってまた1日お休みしたら、
今度は2週間ほどのアメリカ出張。
なんとも慌ただしい。。。
仕事をぶじに終わらせて、元気に帰ってきてくれることを祈るのみです。
そしてその間、りんも元気でいてくれますように。

夫が家にいた貴重な休日の1日、
りんも一緒にゆっくりペースのおさんぽができました。
その時によりますが、歩くときはちゃんと歩くのです。
今は、毎日の散歩を習慣にはしにくくなりましたが、
気分転換のためにも、できるだけ外に連れ出したいものです。

…が、飼い主がお疲れぎみでへたっていることも多し;;
りんちゃんごめんよ。。。

おさんぽの道々、
おなじみご近所のお寺さんの今月のことば です。

 


ピンチを切り抜けられるような知識。
知識はいくらあってもいいですね。
それをどう使うか、ですが。。。
知識も、おかねも、蓄えのない私^^;


 ちまちまと詰めていきます知恵袋 さくら



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いてくれるだけで

2023-06-20 | 愛犬りん
お別れは、必ずいつか来る。
そしてそれは、そう遠い先ではない。
いつも覚悟している(つもり)。
わかっている(つもり)。

それでも、
やっぱりそれはとてもつらい。

じゅうぶんなほど長寿ではあるけれど、
だからいつでもどうぞなどとは、とても思えない。

いとしいりん。

  

寝顔を撮ったのも久しぶり。
スマホのシャッター音がしても、若い頃のようには目覚めない。

まだまだ一緒にいてほしい。
けれど、
生き長らえるためにといって、あまりにしんどい思いはさせたくない。

自然に生きて死ぬことの、難しさを思います。
さだめられた寿命の、あるがままに。。。
それはまだまだ、さきでありますように。

 

今日、封切りで味わっているお酒はこれ。
美味です。
アルコール度、高め。
キレ味よいのに、うま味たっぷり濃醇^^


 わたしより老いた十七歳の犬  さくら


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芒種・梅の実黄なり~浴衣と半幅帯

2023-06-19 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ6月16日~20日ごろの今の時期は
旧暦では芒種の末候、
「梅の実黄なり(うめのみきなり)」
です。

ひとつとばしてしまった次候は
「腐草蛍と為る(ふそうほたるとなる)」
…蛍があかりをともし、飛びかうころ 
でした。
昔の人は、腐った草が蛍に生まれ変わると信じたそうです。

梅の実黄なり とは、
梅の実が熟して色づくころ。
季節は梅雨へ。
今年は早い梅雨入りでしたね。
すでに梅雨明けしたかのような暑さの日もあって;;

6月のおけいこは、浴衣と半幅帯。
母の有松絞りの浴衣と、同じく母の半幅帯。
帯留めには、レンコンの箸置きを♪
帯留め金具はつけず、レンコンの穴に帯締めを通しています。

写真は、おうちで自分で着たときのもの。
最近、おけいこでは写真を撮りそびれていまして。。。

 

この半幅帯、通常のものよりかなり短めで、
基本通りの結び方をするには長さが足りません。
しかたがないので、苦しまぎれの片蝶々結び。

 

…でしたが、

 「あら、いい結びかたね。
  えっ?短くてこれしかできなかった??
  いい感じよ」

と、なぜかご好評をいただきました^^

おけいこでは、通常の長さの帯で、
文庫結びと割り角出しを。
しばらく日があくと、すぐ手順を忘れてしまうので、
しっかり身につけないと~

この夏も、浴衣で何度かおでかけできたらいいな♪


 長短を生かした帯の結びかた さくら


りんの健康状態に、ハラハラしたりホッとしたりの毎日です。
仕事から帰宅すると、ケージの中が大惨事;;;
ということもありました。。。
今年の初めくらいまでは何とかなっていた点滴も、
最近ではガマンしきれず体動のため途中で抜けたり漏れたりで
刺し直す必要のあることがしばしば。
おたがいにつらいことです。
どこまで、何をしてやるのがりんにとっていいことなのか。
もの言わぬ彼女の老いが進むなかで、たえず考えさせられます。

夫の出張がまたいくつか予定されており、
今週は九州、7月早々からは2週間ほど海外。
夫の仕事も、りんとの暮らしも、ぶじにクリアできますように。



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芒種・蟷螂生ず~佐伯祐三展

2023-06-05 | たわごと・できごと
新暦の、およそ6月5日~9日ごろの今の時期は
旧暦では芒種の初候、
「蟷螂生ず(かまきりしょうず)」
です。

芒種とは、
稲や麦など穂の出る植物の種を蒔くころのこと。

蟷螂生ず とは、
かまきりが生まれるころ。
かまきりは、稲や野菜には手をつけず、
害虫を捕まえてくれるのだそうですね。

先日は、お誘いをいただき
「佐伯祐三展」におでかけしました。
昨年できたばかりの大阪中之島美術館です。
近くの中之島公会堂には、そのころ通っていた合唱団の練習会場として
毎週のように出かけていたころがありましたが、
中之島を訪ねるのも、ひさしぶりのことでした。

 

近頃は、美術展会場での撮影がOKのことが多くなっていますね。
 「この絵は撮っちゃダメよ」
という表示のあるもの以外は許可されていました。

日本からパリへ。
いったん帰国してから、再びパリへ。
そのパリで、30歳という若さで帰らぬ人となった佐伯祐三ですが、
およそ10年ほどの画家としての活動期間に、数多くの作品をのこしました。

親しい人々の死や、自身の病弱さという人生の困難の中で、
自分の絵に迷い悩みつづけ、
ブラマンクやユトリロの影響を受けつつも、
自身の絵を確立してゆくさまが感じられるような美術展でした。
節目節目で、その色合い、筆遣いが、絵が変わってゆくのがわかります。

 

 

 

 

 


 
「人形」

風景画が多い中で、心魅かれた静物画のひとつがこの絵です。
生きた少女のような存在感のあるこの絵のモデルはお人形。
佐伯祐三がひとめぼれして買いもとめ、
当座の生活費に困って知人に借金したり、日本から送金してもらった??
などのエピソードがあるらしく、なんだか親しみがわいてほほえましい。。。


 
「レ・ジュ・ド・ノエル」

 
「酒場」(オー・カーヴ・ブルー)

 
「靴屋」(コルドヌリ)

 
「バーの入り口」

 
「共同便所」


 
「モランの寺」

 
「煉瓦焼場」

 
「扉」

 

もう外に出て絵を描く体力のなくなった佐伯祐三が、
モデルを頼んで家の中で描いた、絶筆といえる「郵便配達夫」。
いのちの灯が消えかかっている人とは思えぬエネルギーを、
力強さを感じます。
あるいは、だからこそ、なのでしょうか。


 亡き画家と対話している美術展 さくら



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小満・麦秋至る~母の命日と今月のことば

2023-06-02 | たわごと・できごと
新暦の、およそ5月31日~6月4日ごろの今の時期は
旧暦では小満の末候、
「麦秋至る(ばくしゅういたる)」
です。

ひとつとばしてしまったのは
小満の次候、
「紅花栄う(べにばなさかう)」
…紅花が一面に咲くころ
でした。

麦秋至る とは、
麦が熟し、収穫するころ。
実りの季節を、麦の秋と呼びならわしたそうです。

6月に入りました。
台風2号と梅雨前線の影響で、今日は全国的に激しい雨。。。
被害のないことを祈ります。

今日は母の命日。
3年前のこの日は、
いつもおひさまのようにまわりを照らしてくれた母を見送るのにふさわしい、
すかっと晴れた青空でした。
今は父と仲良く、私たちを見守ってくれているでしょう。

世の変化も激しく、いろいろなことが難しくなってきた今の時代、
ちょっとハラハラ心配しながら見ているでしょうか。

ご近所や通勤道で毎年目を楽しませてくれる紫陽花が、
生き生きと咲きはじめました。
こちらでご紹介するのが遅くなってしまいましたが
先週末に撮った写真なので、今はこれよりもっとひらいています。

 

 

 

 

 


先月のうちにご紹介できなかった、ご近所のお寺さんの「今月のことば」(5月)です。

 


現状維持を目標にするのが精いっぱいのような、
なんとなく心身しゃきっとしない、お疲れぎみの日が続いています。
不安定な気候のせいもあるのでしょう。
気になっている用事はなかなかはかどらず、それもストレスに;
あせるなあせるなと言い聞かせながら、
なにごともぼちぼちでいきたいと思います。


 現状の維持の裏ではフル稼働 さくら


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