さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

タッチ・オブ・スパイス

2005-11-29 | 映画ほか芸術鑑賞記

秋の夜長に

 (といっても 帰宅の遅いことが多く、

  すぐに ねむけが来る私にとって

  夜はあまり長くないのだが。。。)


近頃は
DVDをレンタルしてきて
家で 楽しむことが ちょくちょくある。


もともと 映画はすきなのだけど
長らく 映画館にも足を運ばず
レンタルで…と思っているうちにも
日が あわただしく過ぎる

という日々が 何年も続いていた。


時間のやりくりも ヘタなことに加えて

きもちの余裕も なかったのだと思う。


あれほど話題になった

「世界の中心で愛をさけぶ」

だって、レンタルして観たの
つい最近のことだもんね 


物語の内容すら知らず

”セカチュー” って

ポケモンの ピカチュウの仲間か何かだと
思っていたし。。。! 

平井 堅 の「瞳をとじて」は すきだなーと
思っていたけど

あれが 主題曲だとは知らずにいたし


今さら

「きのう観たよ」

なんていっても

「へっ 今ごろ??」
って あきれられるのが オチだろうな 


でもね

ブームが過ぎようと

話題にのぼらなくなろうと

   いいものは いいし
   いつ観たって いいじゃんか (遅れたって。。。) 

と 私は思ってる。


そんな私が 最近、観たのが

「タッチ・オブ・スパイス」

という映画。

これは、そんなに古くはない(ハズ)。


イスタンブールが舞台となる、ギリシャ映画なのだが


主人公の男のコは
ちいさいときから 

スパイスのお店をしている
だいすきなおじいちゃんに
スパイスや料理、天文学、ひいてはそこから
人生を 教えてもらってきたのだけど

戦争で はなればなれになってしまう。


再会の日を夢みながら
男のコは おじいちゃんに教えられた
スパイスを通じての知恵を
人生において 実践してゆくのだけど…


追憶や 現実のシーンで語られる
せりふが 絶妙だ。

う~んと うなってしまう。


 人生は 料理とおなじ。

 だいじなのは スパイスのさじかげん。。。

 味気ないと みじめだ

 たいせつなものは 目には見えない


トルコと ギリシャの
歴史的背景も 語られていて

愛する家族が 
はなればなれにならなければならなかった
かなしい歴史が 胸に痛い。


 宗教を変えれば(改宗すれば)
 どこよりも愛するこの地に残れると きいたとき…

 私は 5秒間 悩みました
 人生で最悪の 5秒間でした
 
 主よ おゆるしを


と のちに告白する
おとうさんが 印象的だった。


日本のことでさえ そうなのだけど

私は 歴史を知らなさすぎる。
いつも 思う。


歴史を学ぼうと思って 映画をみるわけではないけれど

こんなとき

ああ 知らなかったことを
またひとつ知ることができたなあ
って


その映画に より価値を感じたりする。


楽しんで、感動をもらえて、
知らないことを知って、
知らない世界に つれていってもらえて…

そんな映画を

これからも たくさん観たいなあ 


「タッチ・オブ・スパイス」

ラストは ちょっとせつないけれど、
あとあじよく、深い余韻がのこります。


よろしかったら ごらんあれ 




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メサイア本番まで…

2005-11-24 | 歌のおけいこ

「メサイア」の本番まで
あと2週間をきった。

おととい、きのうは
2日連続で 本番指揮の先生の指導のもと
合同練習。


おとといは 忙しかった仕事のあと
あわててかけつけ、

きのうは 休日だったけれど
練習が お昼過ぎからだったので
午前中から あわただしくとびだし…


また 練習会場が その日その日で
ちがうものだから、
電車を乗り継いで あっちこっち移動。

(おまけに私の場合、

 はじめての場所だと→そうでなくても??
 
 道に迷うことが多くて。。。


  ふえ~ やっと着いた!


しかし ここからが かんじんの歌。
そこでまたまた ヘトヘトに疲れ…

練習が つまってくると
体力 消耗します ホント。

  よーやってるわ!

と 自分でも思うものね すきなことながら。。。



音がとれ、リズムがつき、歌詞をのせて…

ようやくどうにか 歌える格好がついてきても
まだ まちがえずに歌うだけで 必死!

という時期から 
 
 (今だって 実際 そうなんだけど…)


その音楽で 表現したい世界 をめざす段階へ。


合唱指導の そして本番指揮の先生の
言わんとすることを、
表現しようとすることを

こちらも 懸命にとらえ、
それを 音に あらわそうとする。

本番も近く、練習では
緊張感と 集中力が 高まる。


音楽的なことは
ほとんど わからないといっていい私にしても、

先生の言葉をきいていると


この音が なぜ 
4分音符でなく 8分音符でなければならないのか

なぜ 符点のついたリズムなのか

なぜ この高さなのか

この部分で ソプラノパートは なんの役割を担っているのか

ここで 歌うのに留意すべきことは なんなのか

。。。

そんな あれこれが

作曲者の意図までが

なんとなく おぼろげながら
わかるような気がする ことがある。

(あくまで ”気がする”というだけだけど!)


どこまで 先生がたのもとめる音を
私たちが 表現できるかわからないけれど


私たちなりに そして 私なりに

今できうる 最高の音楽が 歌で表現できますように




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いよいよ練習も大詰めです

2005-11-06 | 歌のおけいこ
長びいていたカゼもようやく回復して
本来の 調子が戻ってきた頃から

時を同じくして
仕事も 合唱の練習も 
もりあがりをみせて?? います…


12月に予定している
ふたつの コンサートに向けて、
音づくり を しあげていかないといけない時期。

音とり・譜読みも
楽譜よめませーん の私には たいへんだけど

本当にたいへんなのは
これから 本番までの練習…

1回1回の練習に 集中して、
自分にできる 最大限の努力をしたいと思う。


大阪アカデミー合唱団 の一員として歌う
「メサイア」
は、とっても長い曲。

もちろん最初から最後まで 気はぬけないし
1曲1曲 むずかしくもあり、
全曲通すと もうヘトヘトに疲れる 

第2部最後の曲
「ハレルヤ」
に たどりつくまででも
かなり キテるのに

そのあとも
 ”まだ あんの?? うへー!”
って 感じ。。。

とどめは アーメンコーラスか 

(でもさくらは アーメンコーラスが すき


実際 マジメな話

合唱って 
まず なにより 体力 だと思う…

それに 集中力かな!

10月半ばの合宿で
ようやく すべての曲の譜読みが終わり

先日は 本番指揮者との
はじめての合同練習を すませたばかり。


合唱指導の先生も
だんだん キビしさを増してきた 

本番は 12月7日。
うわ~もう あとひと月なんだ!

どこまでの 音づくりができるか
これからの 私たちの練習にかかっている。


もうひとつの 愛する仲間たちが集う合唱団 ジュビラーテ。

こちらは 12月17日に クリスマスコンサート 

いろいろ 泣きごとを書いたりもしたけれど
予定どおり アルトでいきまーす 

下で ささえる楽しさ
ハモるここちよさ  

なんとなーく じんわり感じるように
なってきたこの頃♪


いつか ジュビラーテでは
アカペラで 聴いてもらうことができるくらいに
なれたらいいなあ…

と 夢をえがいている私です。


どちらのコンサートも
聴いてくださる方々に

 ”来てよかったなー”

と 感じてもらえるように がんばります!




コメント (8)
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