さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

大暑・桐始めて花を結ぶ~「ナイチンゲールに」

2022-07-27 | 歌のおけいこ
新暦の、およそ7月22日~27日ごろの今の時期は、
旧暦で対処の初候、
「桐始めて花を結ぶ(きりはじめてはなをむすぶ)」
です。

大暑とは、
もっとも暑い真夏のころのこと。
今年もまたこの季節がやってきました;;

年々暑さが増して、しのいでゆくのもたいへんな夏ですが、
なるべくむりすることのない生活をして、
しっかり寝て食べて、元気に乗りきっていきましょう。

私は、出勤時刻と帰宅の時刻が、
午後のもっとも暑い時間帯に当たることが多く
すでに毎日まいっています。。。
日焼けもすごい。毎年、避けられません;;

桐始めて花を結ぶ とは、
桐の花が梢高く、花咲かせるころ。
和の暮らしの中で、桐は家具として役立ってきましたね。


ドイツリートの会では、
今年2月から続けてきた、ヴォルフさんの歌曲とはいったんお別れ。
これから今年いっぱいはブラームスさん特集です。
楽譜のコピーをどっさり、いただきました。。。

ブラームスといえば、
交響曲や合唱曲などで、どっしりとした重厚さを感じさせるイメージがありますが
(あのおヒゲのお顔といい^^)
たくさんの素敵な歌曲を作っています。
愛らしく明るい歌曲や素朴で美しい民謡風の曲。
二重唱の曲も多くあります。
私も、お気に入りの曲がたくさん♪ 名曲がいっぱいです。

先日の曲はこちらでした。 ↓

 

2011年と2018年に、ドイツリートの会で取りあげられ、習ったことのある曲。
ブラームス歌曲への入門書としても最適な曲、ということらしいですが、
そして私も好きな曲のひとつですが、歌うには、なかなか手ごわいのです。

微妙に曲調が変わってゆく美しい旋律に魅かれます。
初見ではないし音もだいたい記憶しているので、
おさらいすればなんとか歌えはするのですが、
ピアノ伴奏の3連符と歌がずれるべきところが、うまくずれなかったり
強弱のつけかたやブレスの位置、
歌詞を読むのに注意するべきところ など、
取り組みはじめると、やはりいろいろ出てくるものです。

それらをひとつひとつ練習するのが、楽しいのですけどね^^

今回は男性ひとりと私、ふたりだけの参加でしたが
二重唱でハモるわけではないけれど、
人と声をかさねて歌えるのも、ワクワクするひとときです。
今は合唱から離れてしまっているので、よけいにうれしく感じるのかも知れません。

ハーモニーを一緒につくってゆく合唱に対して、
ひとりで歌うリート(歌曲)は、
人それぞれ、声の個性も息の長さも、また感性も違うので
おなじ歌をうたってもみんな違います。
そこがまた楽しい♪ 聴くのも歌うのも。

どちらも、捨てがたい楽しさ、難しさがあります。


 ひとりで歌うだれかと歌うお楽しみ さくら


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たすきに長し帯にも長し;

2022-07-21 | 着物のおけいこ
前回に続き、二重太鼓結びを習った着物のおけいこ。

メダカ柄の夏着物はそのままに、違う帯で練習しようと持参しました。
一大決心して袖を切った、もと振袖の着物に合わせようと思っている帯です。
自分ではまだ結べなくて、今回がお初。

 

 

お太鼓やっぱり大きい。。。
それにこんなにゆがんじゃって^^;
もっとこぢんまりと、できないものかな。

これがまた、とても長い帯で、思った以上に手こずり苦戦しました。。。
基本の手順を覚える以前に、帯の長さに翻弄され疲れ果てた感じ;;
見かねた先生が、

 「手ごろな長さに切ってきてあげる!」

と持ち帰ってくださったほど。感謝です~!

硬さ、やわらかさ、長さ、質感、柄の出しかた…
それぞれの帯に、課題がいっぱい。
どんな帯とも仲良くなって、着物と帯がなじむような着こなしを身につけたいものですが、
道のりは遠いです。。。


 

こちらは、おけいこに出かけるとき、家で結んだ半幅帯。
これまた手順をすぐ忘れてアレレ??となるのですが、
お太鼓を結ぶよりは、まだなんとかなります。

 

メダカと同じく、帯締めもさかな。なんのサカナかな??
半幅帯は、裏の無地の銀色を表にして結んでいます。
無地の方が、帯締めと帯留めが映えるかな、と思って。
後ろの結びで、柄の部分を少し出しました♪


そしてまだ、自立できないお太鼓&二重太鼓。。。
いつかきっと~!


 たすきにも帯にも長い帯でした  さくら


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小暑・鷹乃学を習う~今月のことば

2022-07-21 | 今月のことば
新暦の、およそ7月17日~21日ごろの今の時期は、
旧暦では小暑の末候、
「鷹乃学を習う(たかわざをならう)」
です。

鷹乃学を習う とは、
鷹のひなが飛びかたをおぼえるころ。
巣立ちし、獲物をとらえ、一人前になっていきます。
りりしい鷹にも、あどけなく未熟な、ひなのころがあるのですね。

ご近所のお寺さんの、今月のことばです。 ↓

 


なにごとも、あくせくすることなく、むりなくやっていきたい、
のんびり暮らしたい。。。
などと常々思う私ですが、
きっとそれは逆に近い心持ち、暮らしぶりだから なのでしょう。

私は不器用で要領のわるい人間なもので、
何をするにも一生懸命とりくまないと、うまくできません。
一生懸命にやっても、うまくいかないことも山のようにあります。
結果、毎日あくせくしてばかりです。

が、無我夢中になれる機会を与えてもらっていると思えば、
それは幸せなことかも知れませんね。
仕事にしろ、
下手の横好きだけで続けている趣味…歌や川柳、着物にしろ、
確かに無我夢中で打ちこんでいるときこそが、
充実した時間なのかも知れません。


 時忘れ打ちこめるたくさんのこと  さくら


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小暑・蓮始めて開く~メダカ柄の夏着物

2022-07-13 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ7月12日~16日ごろの今の時期は、
旧暦で小暑の次候、
「蓮始めて開く(はすはじめてひらく)」
です。

蓮始めて開く とは、
そのままの意味で、蓮の花が咲き始めるころ。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」
という言葉のとおり、清らかな姿が人を惹きつけます。

先日の着物のおけいこでは、
二重太鼓の帯結びを習いました。

 

 

後ろ姿の写真を撮っていただいての感想。。。
私が小柄なせいもあるのでしょうが、
お太鼓がドーンと大きすぎるような;;
もう少しこぢんまりとできたらいいのになぁ。
帯の幅は変えられませんが、何か方法があるのでしょうか。

着物は、3年ほど前にひとめぼれして買ったもの。
白地にメダカ模様が可愛くて…
たぶん、初めて自分で買った着物です。
母の着物を着られるようになりたくて、習い始めた着付けですが
ビビーンとであいを感じてしまった着物もいくつかあって、
うちに仲間入りしてもらいました。
どれも、身分相応のお値段での購入です。
このメダカちゃんも、その1着。

母の着物は、どれも私にぴったりなのですが、
これはかなり着丈が長くて、
着る時はよいしょっ、と思いきり裾を上げて着ています。
ゴムになっているウエストベルト(or腰紐)で丈は調整できるので、
なんとかなります。
こういうところ、着物って応用がきくというか懐深いというか、
すぐれものだなあと思います。

 

薄緑の、なんともいえない色合いと質感の夏帯もひとめ見て触れて気に入りましたが、
ずいぶん長くお店で待っていてもらい、
このたびようやくわがやに連れて帰ったもの。
とんぼと、芒のような植物の刺繍柄がまた好みです♪

二重太鼓結びの帯なので、
これで練習して早くできるようになりたいと、
さっそくおけいこに持って行きました。
(行きがけは半幅帯でした)

二重太鼓というと、正式な公の場での装いというイメージで、
また実際そうなのですが、
格の高い袋帯を締める装いの機会は、そうそうありません。

うちにある母の帯の中にも、
普段に締めたいけれど二重太鼓用のものがいくつかあり、
それらの帯や今回のこの帯を、
もっと気軽に身につけられるようになりたいなあと思うのです。


 日常も特別な日も着る和服 さくら


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小暑・温風至る~ドイツリートの会「郷愁」

2022-07-11 | 歌のおけいこ
新暦の、およそ7月7日~11日ごろの今の時期は、
旧暦で小暑の初候、
「温風至る(おんぷういたる)」
です。

小暑とは、
梅雨が明けて本格的に夏になるころのこと。
小暑から立秋になるまでが暑中見舞いの時期です。

…が!
はや6月のうちから、フライングで暑中見舞いを出したいような暑さでしたね;;

温風至る とは、
夏の風が熱気を運んでくるころ。
これまた、とっくに熱風来てますよ~という感じです。
梅雨明けごろに吹く風を、白南風(しろはえ)と呼ぶそうですよ。

毎年雨になることが多い七夕、今年は晴れました。
織姫と彦星は、逢瀬を楽しめたでしょうか。

さて、先日のドイツリートの会では、今回のヴォルフ特集最後の曲。
その1回目でした。(次回で仕上げ)

 

参加は男性ふたりと私の、計3名。
相変わらず、さえない紅一点の私です。。。^^;

この曲も、思ったところへ音がいかない複雑な旋律…
一見(聴?)そんなふうに思えますが、
意外にも、歌ってみると音は比較的とりやすいです。
いつぞやの「セレナーデ」に比べれば断然!
14年ほど前に一度習ったときの記憶も、多少残っていたり?
こんなマニアックな曲を、けっこう初期に習っていたのですねえ。
選曲する先生がチャレンジャー!?

この「郷愁」ですが、
後半急に曲調が元気になって、気分もりもりな感じで歌を終えたら、
かっこいいピアノの後奏がしめくくってくれる、
それだけでちゃんと歌えたかのような気分にさせてくれる、
なんだかありがたい(ズルい??)曲です。
低音がしっかり出て、声量のある男性向きかな♪

男性ふたりにくっついて、かぼそい声で歌っている私ですが、
この会はグループレッスンでも、基本的にひとりずつ歌う形なので
ヘナヘナの声だろうとブツ切れの息だろうと、
リズムが狂おうが音が外れようが、
とにかくめげずに歌う!
それしかありませーん。

先生は、ひとりひとりに合うかたちで指導してくださいます。
ありがたいです。
が、レベルの差もまるわかり;;

とにかくめげずに歌う!のです。


 未熟でもきのうの自分より前へ さくら


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