さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

春分・雷乃声を発す~3月

2023-03-31 | たわごと・できごと
新暦の、およそ3月30日~4月3日ごろの今の時期は
旧暦では春分の末候、
「雷乃声を発す(かみなりのこえをはっす)」
です。

雷乃声を発す とは、
春の訪れを告げる雷が鳴りはじめるころ。
恵みの雨を呼ぶ兆しとして、よろこばれたそうですよ。

咲きだした~と思えば、桜はもう満開。
早くも散りはじめ、水面には花筏が。
もうすこしゆっくりとどまっていてほしい、
と思っても、季節は待ってくれませんね。。。

あっという間に過ぎたような3月。
ご近所ですが、ちょっとおでかけして、梅も桜も見られました。
春色?の着物も着ることができました。
(川柳の部屋に書いています)

通勤道は、次々と色とりどりに花が咲き、目にも華やか。

夙川の桜。 ↓
 
 

通勤道途中の桜。 ↓

 

シャクナゲ。 
毎年ここで蕾をふくらませ、ぱあっと咲いてくれますが、花のきれいな時期は本当に短い。。。 ↓

 

ムスカリ。 ↓

 


そして、
夙川でも、通勤途中の道でも、アジサイの葉がどんどん茂り、
緑を色濃くしていきつつあります。
お楽しみは、年中ありますね^^

さて、明日には4月がスタートします。

 
 着々と花のリレーが進む春 さくら


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春分・桜始めて開く~今月のことば

2023-03-27 | 今月のことば
新暦の、およそ3月25日~29日ごろの今の時期は
旧暦では春分の次候、
「桜始めて開く(さくらはじめてひらく)」
です。

春分とは、
太陽が真東から昇り、真西に沈む日のことで、
昼と夜が同じ長さになる春分の時期は、
二十四節気の大きな節目のひとつです。

ひとつとばしてしまった春分の初候は
「雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)」
…雀が枯れ草や毛を集め、巣をつくりはじめるころ
でした。

桜始めて開く とは、
その春に初めて桜の花が咲くころ。
今年の桜の開花は早かったですねえ。
咲いたと思えば雨で、散ってしまうのを心配しましたが、
気温が下がり、花が長持ちしそう?だとか。
今週いっぱいくらいは、花を楽しめるでしょうか。

駆け足で去ってしまいそうな3月が、
終わりに近づいています。
おなじみご近所のお寺さんの、今月のことばはこれです。

 

WBCはおおいに盛り上がり、
たくさんのドラマの中に名場面、名言がうまれましたね。
野球のことをほとんど知らず、ふだんは観戦することのない私でさえも
感動しながら見ていました。

選手それぞれの、これまでの努力が実を結んだ結果であり、
チームがひとつとなってちからを発揮できたこと、
そこへ時の運、とでもいうのか
見えないちからが働くことがあったかもしれません。

その見えないちからも、風向きも、
ふだんの努力がなければ作用しなかったでしょう。

そして、世界一の栄光をかちとったあとは
またすみやかに、次なるそれぞれの目標に向かって努力する選手たち。
未来には、またどんな成果を見せてくれるのでしょうか。
楽しみですね。
故障やお疲れが出ないように、息長くがんばってもらいたいです。

それにしても、
ひとは、こんなすばらしいちからを持っているのに、
他者を尊敬し認めあえる存在なのに、
なぜ世界平和が実現しないのだろう。。。
と思ったことです。
飛躍しすぎ?^^;


 早すぎる開花桜よ急ぐなよ さくら


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啓蟄・菜虫蝶と化す~ふきのとう

2023-03-19 | たわごと・できごと
新暦の、およそ3月15日~19日ごろの今の時期は
旧暦では啓蟄の末候、
「菜虫蝶と化す(なむしちょうとかす)」
です。

菜虫蝶と化す とは、
冬を過ごしたさなぎが羽化し、蝶に生まれ変わるころ。
むかしの人は、蝶のことを
「夢虫」や「夢見鳥」と呼んでいたとか。

その日の気温に合わせて、衣服の調整が必要になる、
めまぐるしい変化にまごつくこのごろです。

昨日は冬日に戻ったかのような寒さでしたが、
今日の日中は、背に当たる陽ざしのぬくさを感じながら
夫とりんと一緒にお散歩ができました。

週末にふきのとうを2袋分もいただきました^^
ほろ苦い風味が大好きな春野菜です。
昨日は天ぷらにして味わい、
今日はふき味噌を作りました。
 
 

お酒のアテに、ごはんのおともにと、しばらく楽しめそうです♪

 


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啓蟄・桃始めて笑う~梅見びより

2023-03-14 | たわごと・できごと
新暦の、およそ3月10日~14日ごろの今の時期は
旧暦では啓蟄の次候、
「桃始めて笑う(ももはじめてわらう)」
です。

桃始めて笑う とは、
桃のつぼみがほころび、花が咲きはじめるころ。
花が咲くことを、むかしは「笑う」といったのですね。
わがやでは、売られていた桃の枝を買ってきて
しばらく楽しませてもらいましたが、その花ももう終わりました。。。
咲いて香りだすのを待ちかねていた沈丁花の花も、
もう終わってしまいました。
ああ、花のいのちは短い。。。

早い桜が、もう咲きはじめていますね。
開花宣言もそろそろ出そうです。

通勤道の菜の花の黄いろは、今年も春の応援歌のように元気をくれます。

 


ポカポカ陽ざしの日があったかと思えば、昨日今日はまた寒の戻り。
あったかい~♪ さむい~;;をくり返しながら、
季節は動いていきますね。

今年は梅をゆっくり楽しむ機会はないかな、
と思っていたところ、
先日お友達が、数駅むこうの梅林公園に連れて行ってくれました。
近いといえばこんなに近いのに、なんと行くのは初めて。
もったいないことでした。。。
案内してくれたお友達に感謝。

 

 

 

 

もう花の終わった梅、今が見頃の梅。。。
たくさんの梅の木と、気持ちのいい景色を堪能。

ランチやカフェのお店、
おいしそうなお菓子や行列のできるパン屋さん、
思わず立ち寄ってしまう雑貨屋さんなどがたくさん並ぶ町で、
お天気のいい、初夏のような半日を楽しみました^^


 咲き急ぐ春にちょっぴり待ったかけ  さくら


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啓蟄・蟄虫戸を啓く~えんじのお召

2023-03-06 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ3月5日~9日ごろの今の時期は
旧暦では啓蟄の初候、
「蟄虫戸を啓く(すごもりむしのとをひらく)」
です。

啓蟄とは、陽気に誘われ、土の中の虫が動きだすころのこと。
ひと雨ごとに春が進んでいくのを感じる、そんな季節ですね。

蟄虫戸を啓く とは、
冬ごもりしていた虫が、姿を現し始めるころ。
虫ばかりでなく、さまざまな生きものの、目覚めの季節です。

先日の着物のおけいこでは、母のえんじ色のお召を。
(かなり着込んでいた様子で汚れもありますが、まあこれくらいいいかと。
 私の記憶にはないのですが、母が若い頃には何度も着ていたようです)
なんの柄でしょうね、これ。

 

 

ろうけつ染めの鹿柄の帯は、手ごろなお値段で買えたもの。
鹿さんの柄を、お太鼓にうまく出すことがだいじな課題^^
これをお初で締めてみたくて、合いそうだなと選んだのがこのお召です。
もうひとつ、椿の帯留めを使ってみたかったので(これもお初♪)
帯の前面にもろうけつ染めの柄が来るべきところを、
裏の無地になるように締めました。
その方がすっきりとして、椿もきれいに映えるかな、と思ったので。
 
 

今ごろの季節限定の椿。
なんとも味わいがあって、ひとめぼれしたものですが、
ようやく登場してもらえました。

けれども、帯にはいつも以上に悪戦苦闘し、
おけいこに出かける時は惨憺たるありさまでした;;
鹿さんの柄をうまく出すとかいう以前に、
帯枕はうまく上がらないし、お太鼓はゆがむし、
たれが長くて納めるのに苦労するし、
帯留めの椿はさかさまになってしまうし。。。
よくもまあ、これだけ難関があるものです。

おまけに、
必死にがんばりすぎたせいか気分がわるくなってしまい、
着付けを何とか終えたあと、このままおけいこをお休みしようかと思ったほど。
血圧がビックリするほど上がっていました。。。

時間いっぱい安静に休んで、
まあ大丈夫でしょうと出かけました。
おけいこは、ぶじ元気に参加することができました。

先日着た水仙の柄の着物と同じような系統の色に思えますが、 ↓
水仙の方は赤紫がまさっている感じ。
今回着たお召は、それより少し赤茶っぽいように感じます。
布地の質や、柄によっても雰囲気が変わりますね。
合わせる帯や小物によって、またさらに。

 


そしてもうひとつ、
同じようなえんじ色のお召を、母は持っていました。
こんな感じの色の着物が好きだったのかな?? 
コレです(昨年の1月に、おけいこで着ました) ↓

 

かく言う私も、一見ハデに思えるこの色みが
着ていて不思議に気にならず、落ち着くのです。
母が着ていたから、というのもあるのでしょうけど。。。

洋服だと、ちょっと気後れしそうな色ですが、
着物だと少々派手な色でも、大胆な柄でも、
あまり気にならないのが不思議です。

若い頃から着物をよく着ていたのに、
帯留めを使うことはなかった(と思われる)母ですが、
まだ着物を着るようになってまもない娘の私は、
帯留めの楽しみにまで手を染めてしまって。。。

気軽に買えるものから、
ちょっとがんばれば買える、というものや、
手持ちのブローチや箸置きを使うこともあったり、
自分の身の丈に合うかたちで楽しんでいるつもりですが、
それでも、ぜいたくをさせてもらっているなあと思います。

今回はこの着物を着たいなあ、
もしくは
この帯を締めたいなあ、
から始まって、
半襟や帯揚げ、帯締めなど合わせる小物を考えるところから、
着物を着る楽しみはもう始まっています。

母がのこしてくれた着物も、
ご縁あって新たに仲間入りした着物も、
これからたくさん着て楽しみたいと思います。
すったもんだしながらでも。


 人が着た途端生き生きする着物  さくら


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