さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

秋分・蟄虫戸を坏す

2020-09-29 | 今月のことば
あんなに暑かった今年の夏も過ぎ、すっかり秋の風ですね。
8月は、とうとう記事を書けずじまいで終わってしまいました。
もうすこし、マメに書きたいものです。。。

8月の、ご近所のお寺さんの「今月のことば」は、これでした。 ↓

 

人生は胸おどるもの と実感するには、
現実的で気ぜわしくてあわただしい気持ちのまま
毎日が過ぎていったような8月でしたが…

新暦の、およそ9月28日~10月2日ごろの今の時期は、
旧暦では秋分(しゅうぶん)の次候、
「秋分・蟄虫戸を坏す(すごもりのむしとをとざす)」
です。

秋分とは、春分と同じく昼夜の長さが同じになる日のこと。
ここから次第に日が短くなり、
秋が深まっていきます。

蟄虫戸を坏す(すごもりのむしとをとざす)
とは、虫が隠れて戸をふさぐころ。
虫たちが、巣ごもりの支度をはじめるのですね。

9月9日は、母の百箇日、卒哭忌(そっこくき)でした。
泣くことをやめ、かなしみにくぎりをつけましょう
という日です。

仕事にも、現実的に生きていくための雑用にも助けられ、
めそめそ泣きながら過ごしている日は
これまでもありませんでした。
あえないさびしさは否めませんが、
父母が一緒に見守っていてくれるという思いが
自分のなかにしっかりあるのを感じており、
父母の写真に語りかけながら、毎日を暮らしています。

つい先日には、母と弟が住んでいた家の片づけを終え、
大家さんへの引き渡しも済ませました。
ほとんど全部、弟が動いてくれました。

8月~9月にかけて、
仕事や家事のかたわら、
父母たちが使っていた家具や食器のいくつかを
わがやに運び入れたり、
形見分けとして知人・友人にもらっていただいたりするのに
日々を費やしました。

断捨離にはまた遠くなってしまいましたが、
いましばらく、
愛着あるものたちとともに暮らしていこうと思います。
そのうちには、それらも少しずつ手離していくことになるのでしょうが…

 

お寺さんの今月のことばです。
心がけて過ごそうと思います。



コメント (2)
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