さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

はじめての句会

2010-06-09 | 川柳に寄せて


5月の末の土曜日、
はじめて 句会に参加しました。

「豊橋番傘川柳会35周年記念大会」

という 川柳大会です。


知る人ぞ知る!?
極度の方向音痴で 旅慣れないこのわたしが、

なんと! 愛知県の豊橋まで 新幹線でひとり旅。

といっても、日帰りでしたが… 


本当は、

句会の前後 どちらかの1日くらいお泊りして
せっかく はじめて訪れる町である、
豊橋の空気に ゆっくりふれたかったのですが、
前夜にも 句会当日夜にも
地元での はずせない予定(どちらも歌関係)があり、
断念したのでした。。。

句会後の懇親会にも 参加できず、
なごり惜しく 会場をあとにしました。

初の対面を果たした川柳のお仲間さんと
もっとゆっくりお話したかったのですが、
残念。


でも またきっと機会があると思うので、
その日を楽しみに待つことにします。


さて、句会デビューのわたしは ドキドキ。

慣れない新幹線に酔った??のか、
気分がわるくなり、

出発した新大阪から約1時間後、
名古屋で なんとかのぞみからこだまにのりかえたものの、
豊橋駅に着くなり トイレで下し、吐く始末。

 (前夜のお酒のせいも すこしはあったかも??)


慣れない はじめての場所で
はじめてお会いする方たちと、
これまた こころえのない はじめての句会。。。

  わたし、会場で 句会が終わるまでもつのかしらん…

とても 心細くなりました 


すこし落ちついてから 駅の改札を出ると、

豊橋番傘の 旗を持ったかたが案内に来て下さっています。


  「あのっ 大阪から来ました! お世話になりますっ」

  「遠いところから ようこそ。

   下へおりると、また案内の者がおりますから、
   その階段から どうぞ」


と 親切に教えていただき、下へ。


そこでも また旗を持った番傘のかたがおられ、
会場である ホテルまでの道を 教えて下さいました。

駅からすぐそこではあるのですが、
土地に慣れない者は(それでなくてもわたしは)
どっち向いて行くやら 危険きわまりない…ので、

ちょうど そこでお会いした、
おなじく句会参加のかたと
ご一緒させていただくことにして、
ぶじ 会場へ到着。


気分も すこしおさまったようです。 ホッ。


句会会場の受付には、

わたしが川柳をはじめたときからずっと
川柳掲示板でお世話になっている管理人さんであり、

この豊橋番傘に誘って下さったかたでもある
英夫さんがいて下さり、

わたしとおなじく 掲示板に句を投稿されているお仲間の
艸花(そうか)さん ミチコさんがおられる席に
案内して下さいました。


2005年5月から 
英夫さんの川柳掲示板に おじゃまするようになって
ちょうど5年。

英夫さんにも、艸花さん、ミチコさんにも
お会いするのは はじめてです。


でも 不思議なものです。

毎日のように 句でお目にかかっているせいか、
なんとなく こんなかたかな と想像していたとおりで
はじめて お会いするとは思えない安心感がありました。


川柳は 実体験ばかりではなく
創作や想像、なんでもあり ですが、
なんとなく その人の内面…感性や 人となりを
映し出すのかも知れません。


席をおとなりにして下さっていた
艸花さん ミチコさんとは すぐにうちとけて、
お話が はずみました。

それだけでも、
思いきって えいやー  でやって来てよかったなあと
思いましたが、

句会そのものが これまた楽しいもので、
時間が あっというまでした。

句会って こんなふうに進行するんだ…

というのも 実際に参加してみなければ、
なかなか イメージできるものではありませんでしたし。

たくさんの句会経験をされている艸花さんに
手順をいちから教えていただいたおかげで、
句の提出も スムーズにできました。


ところで、

事前に英夫さんがメールで

  「高齢のかたが多いけれど、
   ビックリしないで下さいね」

と 知らせて下さっていたのですが、

会場をつつむ空気の 活気のあること 


仕事がら、病院で お年寄りに接していても

けっして 年齢イコール老い(若さ) ではない、
そして 病気があっても 気持ちまで病んでいるとはかぎらない、
むしろ こちらがパワーをいただくこともある。。。

と 実感していたわたしですが、

ここへ来て、

川柳という、
五七五の短詩型の表現のなかに
自然や 人間や 人生を詠みこもうとすることに
おもしろさを感じて、
それを追い続けている人たちの空気に

とても 若々しく活気のある、
このましいものを感じました。


川柳の、なんと楽しくて深いこと 

という実感をあらたにし、

としをとっても ここにいる人たちの感性は老いることはない、

わたしも そうでありたい

と 思いました。


それにしても、

声楽も 川柳も

  これを一生の趣味にしよう!

なんて 意気込んではじめたわけではないのに、

気がついたら 続けていて…


楽しいばかりではなくて、
苦しいと思うこともしょっちゅうあるのに、
やめられなくなっていて…


すきなこと というのは、
そんなものなのかな と思います。

なにかの事情で できなくなる時期があっても、
できる状況が戻れば 
またふたたびはじめてしまうような…。


これからも、

どちらも 気負わずに、自然体で
(でも できる努力はして)

続けたいものです。


つたなくても、
こころを伝えられるような
自分なりの表現をめざして 







  
コメント (2)
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