さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

芒種・梅子黄なり

2020-06-16 | 今月のことば
新暦の、およそ6月16日~20日ごろの今の時期、
旧暦では芒種(ぼうしゅ)の末候・「梅子黄なり(うめのみきなり)」
です。

芒種とは、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔くころのこと。
梅子黄なり とは、
梅の実が熟して色づくころ。
しとしとと降る雨を恵みに、季節は梅雨へ移ります。

母の通夜・葬儀を終え、
翌週(6月の第2週)から仕事に復帰していますが、
なぜかその日から、毎日毎日忙しいこと。

 働きなさい。
 目の前のやるべきことを懸命にやりなさい。

ということなのかなと思いつつ、
1日を終えると、疲れかたがハンパない…です。

昨日は母の二七日でした。
母の魂は今ごろどのあたりでしょうか。
やすらかに笑っていてくれますように。

ご近所のお寺さんの今月のことば、
先月は記事を書けずにとばしてしまったので
今月のぶんとあわせてご紹介です。


 


 



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母、父のみもとへ

2020-06-08 | 父・母、家族のこと

5月は、とうとう1日も書けずじまいでした。

6月に入ってまもなく、
母が、父のいる天に召されました。


母の退院予定が決まり、
自宅で安心して過ごしてもらうための準備を進めながらも、
病状に不安が続いた日々。

わずか数日後の退院予定日を前に、
病状が急変した母は、
覚醒していればたえず呼吸困難が続いてしまい、
その苦痛をとってやるためには、眠ってもらうしかありませんでした。
病気は違いますが、
それは父のさいごと同じ状態でした。

しっかりとした鎮静をかけるまで
(あるいは、かけてからあとも)
本人の意思や感情はクリアだったので、
不安感もいっぱいで、
かえってそれが不憫でせつなかったですが、
さいごまで本当によくがんばってくれました。

これから先、母にしてやりたかったこと、
母自身にしてもらいたかったこと、
そのこころ残りが尽きることはないけれど、
悔いはありません。

急変しての再入院後、
ずっと続いていた息苦しさや心の苦しみから、
母がようやく解放され、楽になれてよかったです。

父と母、
自宅と病院とで、さいごの環境は違いましたが、
どちらも弟と一緒にさいごを看取ることができ、
死後のケアも、
それぞれに縁あった看護師さんと一緒にさせていただけて、
きちんと見送れたことは、
娘として幸せでした。

父と母がこの世にいないさびしさは、
このさきずっと抱えていくのでしょう。

それでも、しっかり生きていきたいと思います。
わたし自身が寿命を迎えるその日まで。


おかあさん、
さいごまでよくがんばってくれました。
これまで本当にありがとう。
だいすきなおとうさんに、やっとあえるね。
これからもわたしたちを見守っていてください。



コメント (4)
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