さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

春分・雀始めて巣くう

2021-03-23 | 旅・自然・動物
新暦の、およそ3月20日~24日ごろの今の時期は、
旧暦では春分(しゅんぶん)の初候、
「雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)」
です。

春分とは、太陽が真東から昇り、真西に沈む日のこと。
昼と夜が同じ長さになる春分の時期は、
二十四節気の大きな節目のひとつとされます。
春分の日を中日に、前後3日を含めた7日間が、春のお彼岸。
今年は桜も早い開花となりました。

雀始めて巣くう とは、
雀が枯れ草や毛を集め、巣をつくりはじめるころ です。

父が生きていれば、3月20日が80歳の誕生日でした。

それまでたいした病気もなく、寝込んだこともなく、
ピンピンと元気で若々しい父でしたが、
たちのよくない、たったひとつの病のために
73歳でこの世を去ってしまいました。
亡くなった人の歳をかぞえても詮のないことですが…
今でも父と母の存在を大きく感じながら生きています。


いつもの散歩みちに、スミレが群れ咲いているのを見つけました。
うれしくなりますね。

 

 


時々足を延ばす公園のミツマタも、開花しています。
ジンチョウゲ科のミツマタ。
必ず3本セットで枝分かれします。
その皮は、和紙や紙幣の原料に使われるそうですよ。

 

 
こちらは、アカバナミツマタ。 ↓

 

いつのまにか、どんどん春が広がってきているのですね。


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おうち飲み

2021-03-19 | お酒ほかおいしいもの

お外ごはん&飲みも楽しいけれど、
おうち飲みも、のんびり落ち着きます。
特にコロナ以後は、もっぱらおうちごはん。
お酒も毎日楽しんでいます。
たまには休肝日をと思いながら…


 

今いちばんお気に入りで、
何度もリピート買いしては日常のんでいるのがこのお酒。
奈良の篠峯酒造さんの篠峯純米吟醸もろみ です。
シュワシュワの発泡性で、気をつけて開栓しないと栓が吹き飛び、
お酒も吹き出すわこぼれるわで、もったいないことになります。。。


 

最初は混ぜずに、そおっと透明な上澄みの部分だけを注ぎ、
開けたてのチリチリッとした味わいを楽しみます。
発泡性の酸味が少しずつマイルドに変化してゆくのも、また楽し です。

 
 

こちらは今回はじめてチャレンジで買ってみたお酒。
理由は…2割引きシールにつられたから。

よく知らないお酒を試飲なしで買うのは(しかも一升瓶!)
勇気が要りますし、それでくちに合わなかったら、かなりかなしい。
チャレンジで買ってみるのに、
2割引きならまあいいか、この機会にのんでみよう、
となったのでした。
地酒の割引なんて、めったに見ないことです。

さてお味はというと、
お米の風味が感じられる、やや辛口のお酒。
一升飲み切るまでに、味の変化はあまりなさそう。
安定している、といえば安定していますが、
単一的ともいえそう。
変に味がひねていくよりは、よほどいいのですが…

リピート買いはありかなしか?
ちょっと迷うところです。
わたしにとって好みの味で、飲み飽きしないのは
今の定番の篠峯もろみかな。

そのときの体調や気分、季節、
合わせるお料理によってもお酒の味わいは変わるので、
そのときどきで楽しめるのが、いいんですよね。

いつまでも元気に、お酒を味わいたいものです。


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啓蟄・菜虫蝶と化す

2021-03-15 | 旅・自然・動物
新暦の、およそ3月15日~19日ごろの今の時期は、
旧暦では啓蟄(けいちつ)の末候、
「菜虫蝶と化す(なむしちょうとかす)」
です。

冬を過ごしたさなぎが羽化し、蝶に生まれ変わるころ。
やわらかな春の日を浴びて、羽がみずみずしく輝きます。

ご近所の、つぼみだったモクレンが花ひらきました。
すぐに散ってしまうモクレンです、
しっかり今年の花を愛でておきましょう。。。

 


 

2月はまだ、こんなつぼみでした。

 

 

これもご近所で咲いている、アーモンドの花。
桜と同じくバラ科サクラ属の仲間なので、よく似ていますね。
桜(ソメイヨシノ)よりも、ひと足早く咲きます。



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啓蟄・蟄虫戸を啓く~誕生日

2021-03-08 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ3月5日~9日ごろの今の時期は、
旧暦では啓蟄(けいちつ)の初候、
「蟄虫戸を啓く(すごもりむしのとをひらく)」
です。

啓蟄とは、陽気に誘われ、土の中の虫が動きだすころのこと。
ひと雨ごとに春になっていく気配の季節。

蟄虫戸を啓く とは、
冬ごもりしていた虫が、姿を現しだすころ。
虫に限らず、さまざまな生きものがめざめはじめます。

昨日は誕生日でした。
ふだんの日と変わらず、何ごともなくおだやかに過ごせれば
それでいい、と思っていました。

ほんの数日前、
精神的にかなりこたえるできごとがありましたが、
日にちぐすりでやり過ごしてゆくしかない、
けれどできる範囲で、前を向いて進まなければ…
そんな思いでしたから、
ウツウツとした思いにとらわれているよりはと、
昨日が再開だった着付けのお稽古に
思いきって出かけました。

昨年1年間は、母の看護と看取り というわたしの事情で行けないまま終わり、
今年に入ってからは、コロナ拡大のために教室がお休みで、
ずっと中断せざるをえなかった着付けのお稽古です。
自分でまだ着られるようにならないうちに長くあいだがあき、
またいちからの習いごとに。
それでも、始めなくてはいつまでたってもできないまま。
これからぼちぼちとがんばっていこうと思います。

母が買ってくれたのに、
ずっと機会もなく袖を通すことができず、しつけ糸もそのままで
タンスで眠っていた着物。
一緒に買ってもらった、まだ締められたことのないまっさらの帯。

お稽古用にするような着物と帯ではないと思いながらも、
これをわたしが着るのを楽しみにしてくれていた母を思うと、
早く着られるようになりたくて、
昨日はそれらを持参しました。

思ったとおり、
しなやかすぎる着物と、まだこなれていない帯は
わたしの手には負えず…
なんとか着物は着たものの、帯は別のもので、
大汗をかきながら、どうにかこうにかで着付け終了。

そのあと、
もうお稽古の時間は終わっているのに、
先生がたがおふたりがかりで、
わたしが持参した袋帯で着付け直してくださいました。

いつもなら、洋服に着替えて帰るのですが、
1年3か月ぶりの着付けに悪戦苦闘して疲れ果てたわたしは、
着物を脱いで畳むのもしんどい気分で、

「この練習用にお借りした帯のまま、帰っていいですか?」

と深い考えもなく口にしたのです。
そうしたら、先生が、

「このまま帰るつもりなら、
 その着物には、やっぱり持ってきた帯を合わせないと
 もったいないわよ。
 着せてあげる!」

とおっしゃって。

きちっと着せていただいた着物と、
しっかり締められた帯は身に添って
ことのほか気持ちよく、いつまでも着ていたい心地よさでした。

思わぬバースデイプレゼントをいただいた思いです。

 

 

自分では、まだまだこんなにきちんと着られません。
というより、ひとりでまだ着られたことがない。。。;
メイクもなしのすっぴんですが、お目よごしで、失礼いたしました。
写真を撮るときだけ、マスクを外しましたが、
つけたままの方がよかった??

 母に見てもらいたかったなあ。

口には出さなかったのに、
先生がたやお仲間の生徒さんたちは、
わたしのこころのつぶやきが聞こえたかのように

 「おかあさん、きっと見てくださっているわよ」

 「たくさん残してもらった着物、どんどん着てあげなさいね」

と言ってくださいました。

感謝でいっぱいの、うれしい誕生日になりました。
思いがけないことでした。

 

ご近所の沈丁花もすっかり花ひらき、
だいすきな香りをぞんぶんに味わわせてくれています。


 

 

弟のお嫁さん…いもうとが届けてくれた、
可愛いお花と、おいしいタルト。
お花は、花束のかたちが素敵なので、そのまま生けました。
タルトのパンダちゃん、顔を食べるのに、勇気が要ります。。。

夫はというと、ここ数日、
時々出る持病の腰痛に苦しんでいるのですが、

 「たまには外に食べにでも行けたらよかったのに、ごめんな」

と申し訳なさそうに言い、それでもおいしい晩ごはんをつくってくれました。
写真には撮れませんでしたが、
あり合わせ食材で、
具だくさんキッシュ、鶏天、キャベツの千切りサラダなど。
それに、買ってきたイカそうめんを加えて、
ごちそうメニューになりました。

小学校時代からの友人は、おめでとうメールを送ってくれました。

いい1日を、ありがとうございます。
たくさんのよき人に恵まれて、しあわせです。



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雨水・草木萌え動く

2021-03-01 | 旅・自然・動物
新暦の、およそ3月1日~4日ごろの今の時期は、
旧暦では雨水(うすい)の末候、
「草木萌え動く(そうもくもえうごく)」
です。

草木萌え動く とは、
次第にやわらぐ陽光の下、草木が芽吹きだすころ。
冬の間に蓄えていた生命の息吹が外へ現れはじめる季節です。

菜の花が、元気をくれるような黄色で咲きはじめています。
お花屋さんにも、桃の花とともに見かけるようになりました。
そして八百屋さんでも菜の花が…
食べるほうの菜の花もいいですね。
野菜はなんでも好きですし、旬のものは特においしい。
菜の花の出回るこの時期は、せっせと買って食べています。
たいていあっさりとおひたしですが、
菜の花とあさりのパスタなんかもいいですねえ。

お誘いがあり、先日久しぶりに友人と会うことができました。
一昨年以来の再会でしょうか。
通勤や日常の買い物以外のおでかけも、いつ以来でしょう。
中山寺の梅を堪能してきました。
木にもよりますが、全体的に七分咲きぐらい。
お天気もよい日中で、
マスクをしたままのおしゃべりにも花が咲き、
いい時間をいただきました。


 

 



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