さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

歌える幸せ

2007-09-21 | 歌のおけいこ

先日、

「カルミナ・ブラーナ」の演奏会を ぶじ終えた。


演奏会前日の オーケストラ合わせ

そして

演奏会当日の ゲネプロ(リハーサル)と 本番。

今まで練習してきたものを総まとめし、
せいいっぱい表現するべき、だいじな2日間。


なのに 私ときたら、

いろいろ重なる個人的事情で

テンションまくり。。。 


とても歌うような気分ではなかった。

なんでこんなときに と恨みたくなるほど
気持ちは 落ち込んで暗かった。


でも。。。

ここで ただただ自分の精神的なよわさのために
満足のいく歌い方ができなかったら、

約9ヶ月間、

シンドイな~と思うときも せっせと練習に通い、
先生方の指導に ひっしについていこうと努力し、
がんばってきたことに対して

悔いしか 残らなくなる。


私たちを指導して下さった先生がたにも、
ともに歌う仲間にも
もちろん指揮者や オケの方々にも
聴いて下さるお客さまに対しても
申しわけなさすぎる。


  そんなのは 絶対にいやだ。


そう感じる私がいて…


  とにかく今は 気持ちを切り換えて
  音楽に集中しよう 


と決めた。


本能をよびさますパワーのあるオケと 歌。

クラシックとは思えないほどの世俗的な詩。


春を迎えるよろこびに、
お酒のみの言いぶんに、
恋する想いに
そうだそうだと同感したり、
思わずニヤリと笑ったり、赤面したり。

カルミナ・ブラーナは とてもおもしろい曲。


いつの時代も、どこの国でも、

人間の生きる姿は変わらないんだなあと 実感する。


いつか 歌ってみたいと願いつづけていた合唱曲。


  歌えて幸せだな。。。


今回も、素直にそう感じた。

歌える幸せに 感謝した。

多くの人たちと つくりあげる音楽、
共有する空気。。。

そこに 自分がいられることに 感動した。


これだから きっと
合唱がやめられずにいるのよね。


さて このあとにまだ
ドイツ・リートの発表会が ひかえている。


こちらは ひとりで歌わないといけないので
歌うことに関しては だれにも頼れないけれど


みまもっていてくれる先生や 仲間、友人

よりそってピアノを弾いて下さる先生に

支えられている自分を感じながら

その場の空気を うっとり味わいながら

(??あるのか、そんな余裕!!)


…トップバッターを つとめたいと思います。


そう、1番に歌うことになってしまったのです。

  よりによってなんで~ 


と 最初はあせりまくりましたが、


  ま、いいか 

  かえって 緊張する時間もなく歌っちゃったほうが…

  先生のご配慮??かも。


と 都合のいいように考えることにしました 


でも 本当はドキドキ。


どうか おちこんでしまうほどコケませんように。。。





それにしても、プロの方たちは
どんなに気分が暗いときでも
体調がすぐれないときでも

年中 レベルを保った音楽を、歌を
紡ぎださなければいけないのだから、
すごいなあ。

きっとそのために、
心身ともに ものすごく
セルフコントロールにつとめておられるのだろうな。。。


そうか、

仕事に対する姿勢 っていうことなんだね。


ふつか酔いでも 気分がすぐれないときでも
がんばっちゃう ナースのように??

 (ちゃうって 





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演奏会&発表会近し!

2007-09-10 | 歌のおけいこ


大阪新音フロイデ合唱団の
合唱団員として歌う
「カルミナ・ブラーナ」
の演奏会



ドイツ・リートの会および
その師匠・橘 茂 門下生による
歌の発表会

が 迫っている。


「カルミナ…」は この1月から
毎週1回の定期練習と
月に1回の日曜練習(定期練習より ちょっと時間長め)
そして 2回の合宿

にせっせと通い、
指導者の 楽しくもキビしいご指導のもと
練習を こなしてきた。


演奏会当日は 楽譜なしで のぞまなければならないので、
歌詞を書き写したものを 電車で読んでおぼえたり
楽譜を何度も読み返したり
練習時間外での 個人の努力も欠かせない。


でも 男性はもっとたいへんなの!
この曲、女性より歌う量が うんとたくさんあって
暗譜の苦労たるや、ハンパなものではない。


けれど 練習がすすむにつれて、
だんだんカッコよく、みごとに決まるようになってきた。


男性より 暗譜がラクなぶん、
私たちは おぼえられないなんて言っていられないし
それ以上に 表現やいろいろな面で
努力しなくては。。。


と、がんばってきた。


19日(水)の演奏会当日に向けて

もう 練習は ほとんどラスト・スパートである。



ドイツ・リートのほうは。。。

  「なんでもすきな曲を歌っていいんですよ」

と言われて

すきな曲が多すぎて 決められなかった時期があり…

  (アレもコレも歌いたい~ でもむずかしい~


ある程度 曲をしぼって
個人レッスンを受けに かよった日々があり…

  (でも 1時間のレッスンで 1曲がなかなか終わらないの。

   ダメ出しが多くて…)


リートの会や 個人レッスンでは 
毎回
新しい発見や 感動があって、

そのたび

その歌が 音楽が もっとすきになる。


  歌って 深い。 音楽って 深い、むずかしい。
  でも たまらなくおもしろい!


と。


歌うにあたって、
技術や 表現力は 
今まで習って 自分に身についた以上のものは
どうがんばっても 出せないけれど


私が 

  ”この歌、とてもすきなのよ~”


という思いで歌ったのを聴いてくれた誰かが


  ”あっ コレいい曲だなー”


と 感じてくれたりしたら

幸せだなあ。


そのためにも 発表会当日までの日々、

すこしでも 自分なりの思いが伝えられるように

あんまりアガらなくてすむように

努力を続けよう。


自分が選んで 歌うと決めた歌と
じっくり 対話してみよう。


ちなみに 私が歌うのは

シューベルトの「至福」…Seligkeit



ヴォルフの「陰棲」…Verborgenheit


です♪


自分のすきな曲で
まったくタイプの異なる曲を
あわせて歌ってみたくて 選びました。


ホントはもう1曲、迷っていたものがあって

(シューベルトの「羊飼いの嘆きの歌」)

これか「陰棲」かで迷ったのですが
羊飼い…だと時間オーバーしそうだったのです。


こちらはまたこちらで

いつか 歌える機会があったらいいな♪


ふたつの演奏会が終わる頃…


10月には ちょっとふぬけになっているかも知れません!?  






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