さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

冬至・雪下麦を出だす~今月のことば

2023-12-31 | 今月のことば
新暦の、およそ12月31日~1月4日ごろの今の時期は
旧暦では冬至の末候、
「雪下麦を出だす(せっかむぎをいだす)」
です。

雪下麦を出だす とは、
降り積もる雪の下で、麦が芽を出すころ。
植物は、地中や冬木立の枝先で、芽吹くちからを育んでいるのですね。

今年を締めくくり、来たるべき新年へつながる時候となりました。
あっという間に過ぎたように思える1年の間にも、
いろいろあったあれこれが思い返されます。

事故で骨折し、せっかく治癒した左膝をまた転んで負傷したとか
(打撲と擦過傷ですんでよかったです、ホント;;)
ついにコロナにやられてしまい、しばらくウツが続いたとか
歌はとうとう、すべて1年お休みしてしまったとか
着物はちっとも上達しないとか
川柳はいつも締め切りギリギリであせってばかりだとか

不覚に思える事態やできごともありますが。。。

とにもかくにも、
ぶじに元気に生きてこられました。

くたびれぎみの夫も、大病などせず元気でいてくれましたし、
必要なお世話や見守りが増えたりんも、
がんばってくれています。
家族そろって、ぶじに年越しできるしあわせに感謝!

今年のうちに、おなじみご近所のお寺さんの
今月のことばをご紹介いたしますね。

 


すぐれた人のようにはできなくても、
自分なりにがんばってきた1年。
ねぎらってやってもいいかな。。。

そしてまた、あたらしい年も
ぼちぼちむりのないペースで、自分の歩みを進めていきましょうっと♪

みなさま、今年もあたたかいご縁をありがとうございます。
どうぞよいお年をお迎えくださいね^^


 かろやかにまたねと跳ねて去るうさぎ さくら



コメント (6)
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冬至・麋角解つる~着物にクリスマス

2023-12-26 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ12月26日~30日ごろの今の時期は
旧暦では冬至のもう次候、
「麋角解つる(しかのつのおつる)」
です。

冬至とは、1年でもっとも昼が短く、夜が長いころのこと。
これから日が伸びていくので、
古代には冬至が1年のはじまりだったそうです。

麋角解つる とは、
大鹿の角が抜け落ちて、生え変わるころ。
大鹿とはトナカイの仲間で、大鹿の角のことを
「麋角(びかく)」というのですって。

盛大に??とばしてしまった「大雪」は、
いよいよ本格的に雪が降り出すころのこと。
毎年この時期は、雪深い地方に住む方々の苦労がしのばれます。

大雪の初候は、
「閉塞く冬と成る(そらさむくふゆとなる)」
…天地の陽気がふさがり、真冬が訪れるころ

次候は
「熊穴に蟄る(くまあなにこもる)」
…熊が穴に入って冬ごもりするころ

そして末候は
「鱖魚群がる(さけむらがる)」
…海で大きく育ち、ふるさとの川へ帰ってくる鮭が、
群れなして川を遡るころ

そして、

冬至の初候、
「乃東生ず(なつかれくさしょうず)」
とは、うつぼぐさの芽が出てくるころ でした。

また長いこと書けずに;;
今年ももう、あと1週間足らずとなりました。
急激な寒波がやってきた今年、
慌てて防寒着、防寒具のレベルを上げて過ごしていますが、
お正月はあたたかくなるようですね。

その日その日の日常のことだけで、
まだお正月の準備は何もできていませんが、
まずは今年中の仕事をぶじにすませて…
それから年賀状書きやら、お掃除やらにとりかかろうと思います。
いつもこんなふうに、ぎりぎりまでバタバタしているんですよねえ^^;
いったい何をやっているのやら、です。

でも今回は、
年末年始に仕事で出張が多い夫も、
めずらしく普通にお正月休みがとれるようなので
よかったです。

クリスマスらしいことは特に何もしていませんが
12月に入るころから、サンタさんや雪だるまの小さな置物を飾ったり
クリスマス柄のランチョンマットやコースターなど使って楽しんでいます。
ランチョンマットやコースターは、亡き母の手作り。
クリスマス仕様以外のものもたくさんあって、
普段から愛用しています。

ちょうど24日が、着物のおけいこの日でした。
相変わらず要領がわるいうえに、
数か月前から「ナントカ肩」で;;
後ろ手の作業がつらいんですよね~
ブラのホックを留めるとか、帯枕上げるときなど、痛みます。
家で着るときから、帯のお太鼓の位置やかたちが
何度やっても決まらず、肩は痛むわで困り果てました。。。

せめて着物の装いに、ちょっとクリスマスらしさをと、
帯留めにクリスマスツリーのブローチを使ってみました♪
帯締めは細いものを2本使って、
やはりクリスマスカラーの赤と緑とを合わせて^^

 

まだ締めたことのなかったこの帯を練習しようと選びましたが、
地模様があるだけのシンプルな黒無地の方が、
帯留めが映えそうですね。

 

 


着物は、銘仙のモダン柄。軽くて着やすいです。
例によって、お買い得価格で
昨年の秋ごろに買ったもの。

今年のお正月明け、
着物のお仲間さんおふたりとのランチ会でデビューしています。
クリスマスの雰囲気に合いそうかなと思って、
この日のおけいこに着ました。

おけいこでは、普通にお太鼓のかたちに仕上げたあと、
再び解いてつの出しにチャレンジ。
手順もかたちも、独り立ちにはまだまだで、来年の課題です。

しかし、
五十肩? はよ治らんかな~^^;

何かと気ぜわしい年末ですが、
カゼやインフルエンザ、コロナに負けず
元気にお過ごしくださいね。


 着物にもちょっぴり添えるクリスマス さくら



コメント (4)
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小雪・橘始めて黄なり~今月のことば

2023-12-05 | 今月のことば
新暦の、およそ12月2日~6日ごろの今の時期は
旧暦では小雪の、もう末候、
「橘始めて黄なり(たちばなはじめてきなり)」
です。

小雪とは、寒さが進み、そろそろ雪が降りはじめるころのこと。
とはいえ、雪も寒さもまださほどでなく、これからです。

とばしてしまった初候は
「虹蔵れて見えず(にじかくれてみえず」
…虹を見かけることが少なくなるころ

次候は
「朔風葉を払う(さくふうはをはらう)」
…冷たい北風が、木々の葉を払い落とすころ

でした。

橘始めて黄なり とは、
橘の実がだんだん黄色くなってくるころ。
冬でも、あおあおとした常緑樹です。

なかなか更新できず、のぞいてくださるみなさまごめんなさい。
元気にしています。
が、日常のことをこなしているだけなのに、
あっというまに1日1日が過ぎてゆき。。。;;

ふと気づけば、もう師走。
今年もあとひと月足らず??うっそ~っ!
という心境です。

またまたひと月遅れになってしまった11月のお寺さんのことばは、

 

です。

損得や結果は、あとからついてくるもの…でしょうね。
まずは、人も自分も喜べる行動であるかどうか。


先日の記事に書いたおけいこの日から数日後、
半幅帯を合わせて、また父の着物にチャレンジしてみました。

 

 

黒のセーターを下に着て(これは母のものでした)
ざっくり、あっさりと。
ちょっと男っぽい着方になりますね。

襟も抜かず、身八ツ口も開いていないので
あたたかく着られます。
そして気軽に短時間で着られそう。
いいかも~♪


 ざっくりと父の着物に抱かれる さくら


コメント (8)
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