さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

立春・東風凍を解く~大正浪漫で

2024-02-07 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ2月4日~8日ごろの今の時期は
旧暦では立春の初候、
「東風凍を解く(とうふうこおりをとく)」
です。

さあ、新年のはじまりです。
旧暦の七十二候では、
新年はこの季節から始まります。

立春とは、
初めて春の兆しが現れてくるころのこと。
そして、
この季節から数えて最初に吹く南寄りの強い風が
「春一番」です。

東風凍を解く とは、
暖かい春風が吹いて、川や湖の氷が解け出すころ。

とはいえ…
立春を迎えた途端、いっそうの冷え込みと大雪でしたね。
私の住んでいるあたりは雪も降らず、
寒いのを我慢するだけですみましたが、
東京は通勤・通学もたいへんなことでしたね。
春が待たれるところへ、まだ冬の試練がありました。。。

先日は今年お初の、着物のおけいこ。
五十肩の痛みで右肩の動きが悪く、
いつも以上にうまくいきません。
帯が巻けない、帯枕が上がらない。。。
うまくいかなくても、やり直す気力がない~;;

 

な、なんだかいつもよりふっくらさんのような気がします。


振袖ほどではありませんが、袖は少し長め。
そしてここでは見えませんが、裏地もあでやかな色。
(袖口の裏はあざやかな赤! すそ裏の八掛は紫~)

黒地に橘の柄、大正浪漫様の着物ですが、
色あざやかなものが多い大正浪漫にしては
ハデすぎずシックな雰囲気でお気に入りです。
これは母のものではなく自分で買いもとめたのですが、
この日初めて着ました。

 

帯もきれいにできないまま出かけましたが
(いつもか^^;)
なんとか柄は出せました。
黒地にチュウチュウねずみと小槌の柄が可愛らしくて買った帯。

おけいこもがんばりましたが、
お仲間さんの手をお借りしてやっとこさ~みたいな。
今は肩が痛いせいもあるけれど、
なかなか自立できませんねえ;;

まあ、それもありとしてぼちぼちいきましょう。


 

帯留めにおともいただいたお多福さんはブローチです。
今年初めてのおけいこに、ちょっとお正月らしいかな~と♪ 
今年も汗かきかき、めげずに楽しみながら
着物と親しんでいきたいと思います。


 おたやんとふくよかに大正浪漫 さくら


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大寒・鶏始めて乳す~今月のことば

2024-02-02 | 今月のことば
新暦の、およそ1月30日~2月3日ごろの今の時期は
旧暦では大寒の末候、
「鶏始めて乳す(にわとりはじめてにゅうす)」
です。

とばしてしまった次候は
「水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし)」
…沢の水が厚く張りつめるころ

でした。

鶏始めて乳す とは、
鶏が卵を産みはじめるころ。
動物たちにとって、春は出産の季節ですね。

少しずつ日が長くなり、
春が近づいていることを感じさせます。
それでも、寒さはまだまだ。
コロナにインフルエンザ、カゼもまだ流行っているのに加えて、
早い花粉症も;
苦しいとか肌が荒れるとか、支障があるのでなければ
マスクはしておくのがよさそうです。

コロナ禍でマスクが必須だったころ、
手洗い&うがいの習慣もついて、
インフルエンザがまったくと言っていいほど出なかった年がありましたね。
マスクの効果も大きいと思います。


今月のことば、1月のご紹介がまだでした~;;
 
 

きょうの無事に感謝して、
希望に満ちたあしたを祈りましょう。
地震で被災された方々にとっても、
今日より明日が、少しでも希望のあるあしたでありますように。

さあ、
一年最後の節気・大寒が過ぎれば、立春ですね。
お雛さまにも、そろそろおでましいただかなくては。
おでましいただくために、定位置の片づけをまず。。。^^;


 約束のあした雨なら雨靴で さくら


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大寒・款冬華さく~母の色無地で

2024-01-22 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ1月20日~24日ごろの今の時期は
旧暦では大寒の初候、
「款冬華さく(ふきのとうはなさく)」
です。

大寒とは、
1年でもっとも寒さが厳しいころのこと。
そして、
日が次第に長くなり、春へ向かう時期でもあります。

款冬華さく とは、
蕗の花が咲きはじめるころ。
凍てつく地の下では、春の支度が着々と進められているのですね。

昨年から予定されていたオフ会で、
新春の文楽公演におでかけ。
かつて母が着ていた色無地に、初めて袖を通しました。
帯もお初です。

 

 


この着物に、母がどんな帯を合わせていたのか、
私の記憶にはなく、写真も残っていないので、わからなくて…

それとは別に、何年も前にお店で見せていただいてから、
憧れていた帯がありました。
今の自分には不相応かな…と、ずっと見送ってきたのですが、
まだお嫁入りしていなかった(!)この帯を、
昨年末にキヨミズ買いしてしまい…

清水買いとは、
清水の舞台から飛び降りる気持ちで、
えいやっと買い物してしまうこと?らしい。
それです。

色合いといい、大好きな鳥獣戯画の絵柄といい、
華やかだけど派手にもなりすぎず、やっぱり好きだ!
それにもしかして、
そろそろ着たいと思っている、母のあの色無地にも
合いそうではないか♪
…と、これはこの帯を買うことを決めたときの、
私のココロの声。

しかし、問題は、二重太鼓で仕上げる必要があることでした。
帯枕の位置を印していただいたりして、
チャレンジはしてみたのですが、あえなく挫折。

当日の帯結びは、
着付けのおけいこでお世話になっている先生に丸投げ~;;
ああ、なさけなや。

 「またお勉強していきましょうね」

 「ハ、ハイ。。。」

使いたいと思っていた帯留めは、帯締めが太くて通らず断念。
シンプルな装いになりましたが、これはこれでいいか。。。
またひとつ、母の着物を着ることができたうれしい日でした。
そして、このお気に入りの帯も自分で締められるように、
もっと励まねば^^;

 


文楽の演目は、
「伽羅先代萩」(めいぼくせんだいはぎ)でした。
伊達家のお家騒動の中で、
母として子を思う親心を押し殺してまでも、
若君鶴喜代を守り奮闘する乳母・政岡を中心とする物語。
涙なしには観られません。

夏にご近所の近松記念館で
「曽根崎心中」を鑑賞した折に人形遣いをされていた
人間国宝・吉田和生さんが政岡を演じておられ、
ふたたびのご縁をうれしく思いました。

  

おみやげに、今年の干支・龍の手ぬぐいを。
龍が背に乗せて運んでくれるのは
「平和」だといいな。。。


 鳥獣を母の着物に遊ばせる さくら



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小寒・雉始めて雊く~年明けのバタバタ

2024-01-19 | たわごと・できごと
新暦の、およそ1月15日~19日ごろの今の時期は
旧暦では小寒の末候、
「雉始めて雊く(きじはじめてなく)」
です。

とばしてしまった次候は
「水泉動く」
…地中では凍っていた泉が動きはじめるころ

でした。
10日までお供えする鏡餅は、11日に鏡開き。
商売繁盛を祈念する十日戎のお祭りもすみましたね。

雉始めて雊く とは、
雉のオスが、メスに恋して鳴きはじめるころ。
寒さの続く中に、早くも春の訪れを感じさせますね。
都会育ちの私にはまだ経験がないのですが、
「ケーン」という雉のオスの鳴き声を、
実際に聴いてみたいものです。

年末もそうでしたが、
職場のクリニックは、ぐあいのわるい人、定期の薬が切れる人などなど
…で混みあい、年明けから毎日バタバタです。

ひとくちにカゼ症状、とはいっても、
その様子はさまざま。
コロナとインフルエンザが混在する中、
長引く咳の原因には、咳喘息や後鼻漏があったり、
不調なのに療養がまったくできていないという人も。

能登の地震で、
自分が経験した阪神淡路の震災がフラッシュバックしたのか、
少し精神のバランスをくずして、
以来体調がすぐれず食事が摂れなくなっている人もおられます。
本当に、症状や事情、状況は人それぞれで、
その人に合ったケアが求められます。

来院者数が多く、
ぐあいのよくないかたが次々これでもかと重なる日は、
頭もカラダもフル回転。
ひと勤務終わったら、もうヨレヨレ~;;です。

それでも、元気に働けていることはしあわせですね。

もともとタフでもないうえ、
最近は寄る年波のせいか、あちこち不具合も出てきましたが、
そんな自分をなだめながら、元気でいたいと思います。

 

カラダが芯から冷え込むようなこのごろ、
燗酒でゆっくり、ほぐれてゆく私の心身です。
被災地の寒さが、せめて少しでもやわらぎますように。


 不具合をなだめ笑って過ごす今日 さくら


 
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小寒・芹乃栄う~年明け

2024-01-05 | たわごと・できごと
 


新暦の、およそ1月5日~9日ごろの今の時期は
旧暦では小寒の初候、
「芹乃栄う(せりのさかう)」
です。

小寒とは、寒さが極まるやや手前のころのこと。
寒の入りを迎え、
立春になる寒の明けまでの約1カ月が
寒の内です。

芹乃栄う とは、
芹がすくすくと群れ生えてくるころ。
春の七草のひとつですね。

新年明けて早々の地震。
そして飛行機事故。
たいへんなことになりました。
被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
どうか1日も早く、日常が戻りますように。

能登からは遠い、関西であるここ兵庫県尼崎市でも、
またあの阪神淡路大震災が…?
と不安を感じる揺れ方でした。
実際には、あのときよりはるかに軽い揺れだったのですが、
次に大きな揺れが続いて来るのか?
と、身構えましたね。
現地の揺れは相当だったことでしょう。

わるいできごとは、今年はこれでおしまいにしてほしいですね。
このさきは、平穏無事な年であることを祈ります。

私は明日が今年の仕事はじめ…
こちらもまた、平和だといいな。


 何よりの宝は日常の平和 さくら


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冬至・雪下麦を出だす~今月のことば

2023-12-31 | 今月のことば
新暦の、およそ12月31日~1月4日ごろの今の時期は
旧暦では冬至の末候、
「雪下麦を出だす(せっかむぎをいだす)」
です。

雪下麦を出だす とは、
降り積もる雪の下で、麦が芽を出すころ。
植物は、地中や冬木立の枝先で、芽吹くちからを育んでいるのですね。

今年を締めくくり、来たるべき新年へつながる時候となりました。
あっという間に過ぎたように思える1年の間にも、
いろいろあったあれこれが思い返されます。

事故で骨折し、せっかく治癒した左膝をまた転んで負傷したとか
(打撲と擦過傷ですんでよかったです、ホント;;)
ついにコロナにやられてしまい、しばらくウツが続いたとか
歌はとうとう、すべて1年お休みしてしまったとか
着物はちっとも上達しないとか
川柳はいつも締め切りギリギリであせってばかりだとか

不覚に思える事態やできごともありますが。。。

とにもかくにも、
ぶじに元気に生きてこられました。

くたびれぎみの夫も、大病などせず元気でいてくれましたし、
必要なお世話や見守りが増えたりんも、
がんばってくれています。
家族そろって、ぶじに年越しできるしあわせに感謝!

今年のうちに、おなじみご近所のお寺さんの
今月のことばをご紹介いたしますね。

 


すぐれた人のようにはできなくても、
自分なりにがんばってきた1年。
ねぎらってやってもいいかな。。。

そしてまた、あたらしい年も
ぼちぼちむりのないペースで、自分の歩みを進めていきましょうっと♪

みなさま、今年もあたたかいご縁をありがとうございます。
どうぞよいお年をお迎えくださいね^^


 かろやかにまたねと跳ねて去るうさぎ さくら



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冬至・麋角解つる~着物にクリスマス

2023-12-26 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ12月26日~30日ごろの今の時期は
旧暦では冬至のもう次候、
「麋角解つる(しかのつのおつる)」
です。

冬至とは、1年でもっとも昼が短く、夜が長いころのこと。
これから日が伸びていくので、
古代には冬至が1年のはじまりだったそうです。

麋角解つる とは、
大鹿の角が抜け落ちて、生え変わるころ。
大鹿とはトナカイの仲間で、大鹿の角のことを
「麋角(びかく)」というのですって。

盛大に??とばしてしまった「大雪」は、
いよいよ本格的に雪が降り出すころのこと。
毎年この時期は、雪深い地方に住む方々の苦労がしのばれます。

大雪の初候は、
「閉塞く冬と成る(そらさむくふゆとなる)」
…天地の陽気がふさがり、真冬が訪れるころ

次候は
「熊穴に蟄る(くまあなにこもる)」
…熊が穴に入って冬ごもりするころ

そして末候は
「鱖魚群がる(さけむらがる)」
…海で大きく育ち、ふるさとの川へ帰ってくる鮭が、
群れなして川を遡るころ

そして、

冬至の初候、
「乃東生ず(なつかれくさしょうず)」
とは、うつぼぐさの芽が出てくるころ でした。

また長いこと書けずに;;
今年ももう、あと1週間足らずとなりました。
急激な寒波がやってきた今年、
慌てて防寒着、防寒具のレベルを上げて過ごしていますが、
お正月はあたたかくなるようですね。

その日その日の日常のことだけで、
まだお正月の準備は何もできていませんが、
まずは今年中の仕事をぶじにすませて…
それから年賀状書きやら、お掃除やらにとりかかろうと思います。
いつもこんなふうに、ぎりぎりまでバタバタしているんですよねえ^^;
いったい何をやっているのやら、です。

でも今回は、
年末年始に仕事で出張が多い夫も、
めずらしく普通にお正月休みがとれるようなので
よかったです。

クリスマスらしいことは特に何もしていませんが
12月に入るころから、サンタさんや雪だるまの小さな置物を飾ったり
クリスマス柄のランチョンマットやコースターなど使って楽しんでいます。
ランチョンマットやコースターは、亡き母の手作り。
クリスマス仕様以外のものもたくさんあって、
普段から愛用しています。

ちょうど24日が、着物のおけいこの日でした。
相変わらず要領がわるいうえに、
数か月前から「ナントカ肩」で;;
後ろ手の作業がつらいんですよね~
ブラのホックを留めるとか、帯枕上げるときなど、痛みます。
家で着るときから、帯のお太鼓の位置やかたちが
何度やっても決まらず、肩は痛むわで困り果てました。。。

せめて着物の装いに、ちょっとクリスマスらしさをと、
帯留めにクリスマスツリーのブローチを使ってみました♪
帯締めは細いものを2本使って、
やはりクリスマスカラーの赤と緑とを合わせて^^

 

まだ締めたことのなかったこの帯を練習しようと選びましたが、
地模様があるだけのシンプルな黒無地の方が、
帯留めが映えそうですね。

 

 


着物は、銘仙のモダン柄。軽くて着やすいです。
例によって、お買い得価格で
昨年の秋ごろに買ったもの。

今年のお正月明け、
着物のお仲間さんおふたりとのランチ会でデビューしています。
クリスマスの雰囲気に合いそうかなと思って、
この日のおけいこに着ました。

おけいこでは、普通にお太鼓のかたちに仕上げたあと、
再び解いてつの出しにチャレンジ。
手順もかたちも、独り立ちにはまだまだで、来年の課題です。

しかし、
五十肩? はよ治らんかな~^^;

何かと気ぜわしい年末ですが、
カゼやインフルエンザ、コロナに負けず
元気にお過ごしくださいね。


 着物にもちょっぴり添えるクリスマス さくら



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小雪・橘始めて黄なり~今月のことば

2023-12-05 | 今月のことば
新暦の、およそ12月2日~6日ごろの今の時期は
旧暦では小雪の、もう末候、
「橘始めて黄なり(たちばなはじめてきなり)」
です。

小雪とは、寒さが進み、そろそろ雪が降りはじめるころのこと。
とはいえ、雪も寒さもまださほどでなく、これからです。

とばしてしまった初候は
「虹蔵れて見えず(にじかくれてみえず」
…虹を見かけることが少なくなるころ

次候は
「朔風葉を払う(さくふうはをはらう)」
…冷たい北風が、木々の葉を払い落とすころ

でした。

橘始めて黄なり とは、
橘の実がだんだん黄色くなってくるころ。
冬でも、あおあおとした常緑樹です。

なかなか更新できず、のぞいてくださるみなさまごめんなさい。
元気にしています。
が、日常のことをこなしているだけなのに、
あっというまに1日1日が過ぎてゆき。。。;;

ふと気づけば、もう師走。
今年もあとひと月足らず??うっそ~っ!
という心境です。

またまたひと月遅れになってしまった11月のお寺さんのことばは、

 

です。

損得や結果は、あとからついてくるもの…でしょうね。
まずは、人も自分も喜べる行動であるかどうか。


先日の記事に書いたおけいこの日から数日後、
半幅帯を合わせて、また父の着物にチャレンジしてみました。

 

 

黒のセーターを下に着て(これは母のものでした)
ざっくり、あっさりと。
ちょっと男っぽい着方になりますね。

襟も抜かず、身八ツ口も開いていないので
あたたかく着られます。
そして気軽に短時間で着られそう。
いいかも~♪


 ざっくりと父の着物に抱かれる さくら


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立冬・金盞香し~久しぶりのおけいこ

2023-11-21 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ11月17日~21日ごろの今の時期は
旧暦では立冬の末候、
「金盞香し(きんせんこうばし)」
です。

金盞香し とは、
水仙の花が咲き、かぐわしい香りが漂うころ。
金盞とは金色の杯を意味し、
黄色い冠をいただく水仙の別名とのこと。

よい香りがして、清楚で品のあるすがたの水仙は、
大好きな花のひとつです。

ところで、
うちの山茶花はまだ咲きません。
つぼみは増えているようなのに、まだまだ固そう。
大丈夫かなあ。。。;


先日は、数か月ぶりで着物のおけいこに行くことができました。
お稽古も久しぶりなら、着物を着ることじたい久しぶり。
お稽古の前、
朝のうちに予約してあったりんのデンタルケアにおでかけなどしており、
着付けの時間がじゅうぶんとれなかったせいもありますが、
準備に手間取りもたもたして、帯はもう諦め(えっ??)
伊達締めのまま羽織をはおってそそくさとお出かけしました。
反則わざ。。。

しかも、ちょっと特殊な状況だったのです。
生前の母が、父のために作った着物
(父が着る機会は得られないまま、まっさらでした)
があるのですが、
弟も着ないというので、処分されかかっていたところ、
それはしのびないと私が持ち帰り、なんとか私が着たいと
肩上げしてもらってありました。

それをこの冬は着てみたいと思い、
初めて袖を通したのですが…
着てみてわかる、女性の着物との違いあれこれ。

身八つ口がない、
襟が抜けない、
おはしょりは作らず 
帯位置が低くなるので、普通の名古屋帯はムリ~ 
などなど。

 えーい、このまま着て行って相談しましょう~!

それはそれとして、
お稽古のためにとお借りした着物がこれです。

 

 

 

モスグリーンのような地色に赤(茶に近い?)
の縞柄の紬。
こんな地色の着物も初めて着ますし、
実は縞柄も初めてなんですよねえ。

縞というと、粋なお姐さんというイメージで、
似合わないよなあと気後れしていた柄でした。

ところが着てみると、そう気にならず、
しかも先生やお仲間のみなさんから、
意外にもご好評の声をいただきました。

「あらあ、着てみると、ずっといいわね」

「帯とも合うよ~」

手にとって眺めるだけでは、わからないものですね。
はおってみて初めて、その雰囲気がわかります。
好みの色柄でもしっくりこなかったり、
意外なものが似合ったり。

ものによっては着られる縞もあるんだ~
と知った、縞柄デビューの日でした^^
なんとなく落語など、聴きに行きたくなりますねえ。

帯は、久留米絣を帯に仕立て直したもので、
紺地の部分にはうさぎの染め柄があります。
今日練習したくて持参したもの。
紺地の父の着物に合いそうだと思って選んだのですが、
男性用の着物に名古屋帯は難しいようで残念。

今回は、そんなこんなでちゃんと着られなかった
父の着物の写真は撮れずでしたが、
半幅帯を使って、着こなし方を研究してみます♪


 難点を羽織にカバーしてもらう さくら


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立冬・山茶始めて開く~今月のことば

2023-11-07 | 今月のことば
新暦の、およそ11月7日~11日ごろの今の時期は
旧暦では立冬の初候、
「山茶始めて開く(つばきはじめてひらく)」
です。

立冬とは、
冬の気配が山にも里にも感じられてくるころのこと。
木々の葉が落ち、冷たい風が吹き、
冬枯れの様子が目立ってくる時期ですが…

木々は色づき、さすがに朝晩は冷えますが
(でも昨夜はなんだか暑かった;;)
日中はいまだに汗ばむ暑さです。

山茶始めて開く とは、
山茶花の花が咲きはじめるころ。
候に「つばき」とありますが、
ツバキ科の山茶花のことをいうのだとか。
駅に向かう途中の道、
ご近所のサザンカが、可愛らしいピンク色で咲きはじめています。

わがやにも、昨年、無人の古物商でつい衝動買いし
連れ帰った白いサザンカの鉢がありまして、
いま何個もつぼみをつけています。
ちゃんと咲いてくれるか、ドキドキしながら見守っているところです。

10月のうちにご紹介できなかった、
ご近所のお寺さんのことばは。。。

 


これ、とてもたいせつなことだと思います。
ひとから見て幸せそうでも、本人が満たされていなければ、
それは不幸なこと。
逆に、ひとからもし不幸にみえたとしても、
自分が幸せだと感じられるなら、それが幸せ。

自分の日常を感謝の思いで満たし、
幸せであると感じられる自分でいたいです。
もちろん、一生懸命言い聞かせては、
そうでいよう、そうであろうとする自分もいるわけですが。

不満や不足を言い出せばきりがありません。
いまが幸せ。
そう思えることがまた幸せ。


 しあわせのカタチいろいろ今日のいろ さくら


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