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さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

清明・鴻雁北へかえる~雨ニモマケズ?

2024-04-09 | たわごと・できごと

新暦の、およそ4月9日~13日ごろの今の時期は
旧暦では清明のもう次候;
「鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)」
です。

またまた飛ばしてしまったふたつの時候…
春分の末候は
「雷乃声を発す(かみなりこえをはっす)」
…春の訪れを告げる雷が鳴りはじめるころ

清明の初候は
「玄鳥至る(つばめきたる)」
…海を渡って、つばめが南からやってくるころ

でした。

清明とは、
すべてのものが清らかで生き生きとするころのこと。
若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、
生命が輝く季節の到来です。

鴻雁北へかえる とは、
日が暖かくなり、雁が北へ帰っていくころ。
夏場はシベリアへ、秋にはまた日本へ渡ってくるのですね。


3月も半ば過ぎになってから、
ようやく咲き初めてくれた白いハルサザンカは、
その後次々と、蕾のほぼ全部が花ひらきました。
咲いたあとは、1週間ほどで散ってゆきます。

花びらがバラバラと散っていることもあれば、
花ごと落ちていることも。
散りかたで、またまた
サザンカなの?ツバキなの?
と悩ませるコ;;
サザンカだ、ということにしていますが^^;

 


こちらは、通勤途中の信号待ちで出会うオトメツバキ(たぶん)。
色も咲いたかたちも可愛らしい。。。
4月初めに撮ったものです。

 


着物でお花見のオフ会に行けなかった私のために??
(この日も雨で。。。)
お仲間さんたちが計画してくれた再びのお花見日は、
またまた雨予報。
各々の都合もあり、集まれる日が他になく
雨ならお花見弁当ランチ会ということで~
となっていました。
当日には「警報級の大雨」予報まで出て;;

しかし、
オフ会にも行けず、3月はおけいこにも出られず
長らく着物を着られずにいた私はウズウズしておりまして、
雨ニモマケズ着付け強行。
(何もこんな日にわざわざ…アホです^^;)

思ったとおり、こんなことをするのは私だけでした。
でも、どうしてもこの春のうちに着たかった着物なんだもん。

母が選ぶにしては珍しい緑色。
着ている姿も、写真も、見たことがありません。
晩年、母自身までが

「こんな着物持っていたかしら~」

などと言っていましたが。。。

出かける直前、レインコートを着るために
裾を上げようとしたとき、
しつけ糸がついたままなのに初めて気づきました。

母も着たことがないままだったんだ。。。

 

 

雨ニモマケズ、五十肩の痛みニモマケズ、
がんばりました。
ゆがんだ帯も、これが精いっぱいで、
私にしたら上出来なんです~;;
ずっと眠っていたこの着物…
ウン十年目にして、初めて袖を通すことができてよかったです。


 

ホントはもうちょっとかわいいし、
表情もあるのですが。。。
数か月ごとに予約して短時間でしていただく、
無麻酔デンタルケア(歯石除去)の帰り道。
ストレスと疲れで、はよ帰りたい。。。の気分かな;
帰り道の線路沿いには、違う種類の桜がいくつも植えられています。
あざやかな色の寒桜とりん。

この週末はお天気もよく、お花見びよりでしたね。
夫と一緒に、カートに乗せたりんを連れて、ご近所の公園にも行けました。
公園内ではゆっくり、りんもがんばって歩きました。
一緒に過ごせる今の毎日が、恵みです。


 お花見日雨に降られてランチ会 さくら

 



春分・桜始めて開く~ハルサザンカ

2024-03-26 | たわごと・できごと

新暦の、およそ3月25日~29日ごろの今の時期は
旧暦では春分の次候、
「桜始めて開く(さくらはじめてひらく)」
です。

飛ばしてしまったふたつの時候…
啓蟄の末候は
「菜虫蝶と化す(なむしちょうとかす)」
…冬を過ごしたさなぎが羽化し、蝶に生まれ変わるころ

春分の初候は
「雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)」
…雀が枯れ草や毛を集め、巣をつくりはじめるころ

でした。

春分とは、
太陽が真東から昇り、真西に沈む日のこと。
昼と夜が同じ長さになる春分の時期は、
二十四節気の大きな節目のひとつです。

桜始めて咲く とは、
その春に初めて桜の花が咲くころ。

…ですが、
ご近所や通勤道の桜の木々は、まだつぼみのまま。
週末からここ数日、冷たい雨の降る寒い日が続き、
いまだにほころびる気配はみえません。

当初は早そうに思えた今年の開花、
思いのほか遅れています。
いつごろ咲いてくれるかな。

この3月はほとんど出張で夫が不在のため、
長時間の留守は心配なりんのことがあり
着物でお花見のオフ会も泣く泣く不参加でしたが、
当日はあいにくのお天気だったうえ桜もまだ咲かずで
ちょっと残念だったようです。
そのぶん、おいしいランチとおしゃべりを楽しまれたとか。
私も、次の機会を楽しみにしたいと思います。

オフ会だけでなく、3月はおけいこも2回ともお休み。
やはり夫がおらず、りんを置いて留守にするのが心もとないためです。
着るつもりで出していた着物たちですが、
椿と鳥の柄の母の着物は、4月には時期が外れてしまうので
もう今年は着られないかな。。。

お花見の会で初めて着るつもりだった、
母にしたら珍しい緑の着物は、まだチャレンジの機会があるかもしれません。

このような状態で、
仕事に出かけるのと最小限の外出以外はほとんど
りんとおうちにおこもり。
今はそれでいいやと思っていますが。。。

留守番中の心配もさることながら、
夜中に少々不穏になることがあるりんが不憫です。
ベランダに連れ出して用を足したあとも、
居心地がわるいのか、
どこかぐあいがよくないのか
ウロウロ徘徊したり、悲しそうな声で鳴いてみたり。

夜中にひとりでこんなりんをみていると心細い思いがします。
たとえ夫が気づかずスヤスヤ寝ていたとしても、
いるのといないのとでは違うのですよねー。

ところで、
これから桜が咲くのも楽しみのひとつですが、
わがやでのお楽しみがもうひとつ。

つぼみはたくさん出ているのに、
一向に咲かず固そうなつぼみのままで
心配していたサザンカが
(たぶんサザンカ。たぶんハルサザンカ^^;)

やっと咲いてくれたのです!
3月も半ばを過ぎたころからでした。
ひとつ、またひとつと開きだし、
つぼみが次々白くふくらんできています。

 

 

 


つぼみをつけ出す以前から?
時々虫を発見したり
虫の跡を見つけたりしていたので、
こんな時期になっても咲かないのは、
虫が悪さをして病気になったのか?
このまま咲いてくれないのかと心配し、

そしてそもそもキミはサザンカなのかい?ツバキなのかい?
どっちなんだい??
咲く時期はいつなんだい?
とやきもきしていましたから、
ホッとしましたよ。

朝な夕な、楽しみに眺めています。
こころが和みますね。

更新がこれからもちょっと遅れ遅れになるかもしれませんが、
元気にしていますのでご安心ください^^


 お花見はまだおあずけの寒戻り さくら





啓蟄・桃始めて笑う~りんとお留守番

2024-03-12 | 愛犬りん
新暦の、およそ3月10日~14日ごろの今の時期は
旧暦では啓蟄のもう次候、
「桃始めて笑う(ももはじめてわらう)」
です。

啓蟄とは、
陽気に誘われ、土の中の虫が動きだすころのこと。
ひと雨ごとに、春になっていくような季節ですね。

桃始めて笑う とは、
桃のつぼみがほころび、花が咲きはじめるころ。
花が咲くことを、昔は「笑う」といったのですね。

飛ばしてしまったふたつの時候は

雨水の末候「草木萌え動く(そうもくもえうごく)」
…次第にやわらぐ陽光のもと、草木が芽吹きだすころ

啓蟄の初候「蟄虫戸を啓く(すごもりむしのとをひらく)」
…冬ごもりしていた虫が、姿を現しはじめるころ

でした。


夫の出張が続き、りんとの長いお留守番中です。
先週は職場のナーススタッフの急病で代わりに勤務したり
シフト変更があったりで、ちょっとバタバタしました。
その中で、
朝からの半日勤務が3日あったのですが
他のスタッフさんの気遣いで、診療後の往診も代わってもらい
慌てて帰宅したにもかかわらず、
3日連続でりんはケージ内をウンまみれにしていました。。。

午後から勤務のときは、比較的無事であることが多いのですが、
朝から出かけてお昼に帰宅すると、このところアウト;;
が続いています。
時間帯のせいなのか。。。
誰かりんとお留守番していてくれるなら、安心して出かけられるのですが
夫は出張続きでずっと不在、
私もまったく出かけないわけにはいかず、毎回ハラハラです。

前から楽しみにしていた予定を、先月からいくつも取りやめて、
仕事以外の外出は最小限にして家にいるようになりました。
ハイキングやら、着物でのお花見やら、
着物のおけいこやら。
夫が不在では、いつもならいてくれる土日もままなりません。

それでも、
留守の間に粗相した状態で長らく置いてしまうのはつらいので…
りんといられるおうち時間をのんびり過ごそうと思います。

夜中も、用を足すため何度か起きてベランダに連れ出したり
そのまま寝付かずウロウロしたりぐずったりするときにはなだめたり、
見守りや必要なお世話がいっそう増えてきました。
こうしてあたらしい段階に、すこしずつ移行していくのでしょう。

人にも犬にも、老いはひとしく訪れますね。
だれもが行く道です。
それでも、寝たきりというわけではなく、
よくがんばってくれています。
衰えはあっても、たいしたものだと思います。

啓蟄の初候に誕生日を迎えた私も、ひとつ齢をとりました。
りんにはもう、すでに追い越されてしまっているので、
だいじに見守ってやらないと^^


 

2月の終わりに、
散りそめた沈丁花を摘みとり、沈丁花酒を漬けてみました。
リカーの量からすると、花が少なすぎるかも??
初めてやってみたので、うまくできるかどうかわかりませんが
楽しみに様子をみていきましょう。



 りんちゃんのためならエンヤコラの日々 さくら




雨水・霞始めて靆く~断捨離は。。。

2024-02-27 | たわごと・できごと
新暦の、およそ2月24日~28日ごろの今の時期は
旧暦では雨水の次候、
「霞始めて靆く(かすみはじめてたなびく)」
です。

霞始めて靆く とは、
春霞がたなびき、山野の情景に趣きが加わるころ。
遠くかすかな眺めが、ほのかに現れては消える、
移ろいの季節です。

たなびく霞と、立ちこめる霧。
春は霞、秋には霧と呼び分けるとか。
また、気象学では、視程1キロ以下のものが霧、
それより薄いものが霞 だそうですよ。
そして夜には、
霞とは言わず朧(おぼろ)と。


沈丁花は満開。

 


先日買ったチューリップの株は、
水仙のお隣りで、可愛いピンクの花を咲かせてくれました。
水仙もまだまだ元気に咲き、
いい香りを放っています。

 


唐突ですが、
お友達が教えてくれた動物柄のワンカップ酒。
こんなの見せられたら、買うしかないわ~♪

 

すっきりさっぱり、甘みも辛みもうまみも??ひかえめなお味で、
常温でいただくと少々ものたりないような気はしましたが^^;
食事といただくのに、じゃまをしない味わいです。
そして、燗酒にすると常温よりおいしくいただけましたv

すっかり中身は。。。

 


絵柄のワンカップ、わがやには、
静岡は志太泉のニャンカップとか、
大阪秋鹿の鹿さんとか、
銘柄は忘れましたがパンダカップとか。。。

 


尾瀬に出かけた際のぐんまちゃん&ぐんま女将、 
りんどう柄。
そして神奈川泉橋のとんぼカップなど。。。

 

 

 


あります^^

どんだけスキやねん;;ですね。
普段使いしていますよ。

阪神大震災の折に、物欲はいったん捨てられたはずが…
やはり人には(私というニンゲンには)
お楽しみが、お気に入りが、よりどころが必要。

こりないやつでスミマセン。。。


 お気に入り増えて断捨離先送り さくら




雨水・土脈潤い起こる~おひなさまいろいろ

2024-02-20 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ2月19日~23日ごろの今の時期は
旧暦では雨水の初候、
「土脈潤い起こる(どみゃくうるおいおこる)」
です。

ひとつ飛ばしてしまった立春の末候は
「魚氷に上る(うおこおりにあがる)」
…暖かくなって湖の氷が割れ、魚が跳ねあがるころ

でした。

雨水とは、
降る雪が雨へと変わり、氷が解け出すころのこと。
昔から、農耕の準備を始める目安とされてきた季節です。

土脈潤い起こる とは、
早春の暖かな雨が降り注ぎ、大地がうるおい目覚めるころ。

捕えた魚を岸に並べ、なかなか食べようとしない獺の様子が
祭の供え物のように見えたことから、
古くは
「獺魚を祭る(かわうそうおをまつる)」
という、不思議な季節とされていました。

そして、雨水といえばおひなさま。

もともとひな祭りは水に関係する行事で、
ひな人形は厄を移した人形を水に流していたことに由来するため、
「水が豊かになる雨水にひな人形を飾り始めると良縁に恵まれる」
と言われていることから、
この時期におひなさまを飾るとよいそうなのですが。。。

立春のころから、わがやのおひなさまには
もうおいでいただきました^^

 


2月はじめにあった、お仲間さんとのすっぽん雑炊のランチ会では
紬を着ましょう♪ というドレスコード??が。
お部屋のしつらえは、もう可愛いおひなさまと桃の花。

 

 

 

この日はなぜか奇跡的に!帯がうまく決まり、
ろうけつ染めの鹿さんの柄もちゃんと出てくれました^^v
帯留めには木彫りのきつねさん(ブローチ)が跳ねています。


 

こちらは、お仲間さんのおひとりからいただいた
お手製の、これまた可愛らしいおひなさま。
お気に入りのコーナーに仲間入りしていただきましたよ♪

1週間前には、まだ咲き初めだった沈丁花は
もうほぼ咲き揃って、いい香りをさせてくれています。

 

今年は、最近おかみさんに教えていただいた
「沈丁花酒」
というのを作ってみようかなと思っています。
果実酒や果実酢をよく作っていた母ですが、
私は梅酢くらいしか;;
うまくできるといいなあ。

スーパーでお安く売られていたチューリップの株も仲間入り。
咲いてくれるのが楽しみです。

 

最後にまたまた余分なお目汚しですが
先日のおけいこ前の写真を。

季節が早くて、もう見頃になっているらしい梅の柄の母の着物を
今しかない、とばかりにあわてて着ました。
昨年も今年も、おけいこの場だけですが、
着ることができてよかったです。

 

帯留めも、木彫りの梅の花。

 

 


この日のためだけに、紅梅色の半襟もがんばって縫い付けたのに;
この日は、何度やっても帯がうまくできず、
行く前もおけいこでも、疲れ果てました。。。
顔が物語って?いますなあ。
五十肩の痛みが、なかなか厄介ですが、
がんばります~!

今週は雨続きのうえ、気温も急に変化しそうです。
体調管理や、お洗濯のタイミングも難儀ですね。
早い菜種梅雨だとか…
そういえば、通勤道の菜の花ももう咲いていましたよ。


 お楽しみいっぱい春が咲き初める さくら



立春・黄鶯睍睆く~春が次々と

2024-02-14 | たわごと・できごと
新暦の、およそ2月9日~13日ごろの今の時期は
(1日過ぎてしまっていますが、おゆるしを^^;)
旧暦では立春の次候、
「黄鶯睍睆く(うぐいすなく)」
です。

黄鶯睍睆く とは、
春の到来を告げる鶯が、美しい鳴き声を響かせるころ。

「春告鳥」ともいわれる鶯ですが、
初めからじょうずに鳴けるわけではないのですよね。。。
ケキョッ、ホッ、ホケッなどという、
まだたどたどしい鳴き方を耳にすると、
ガンバレ!と応援したくなります。

開花の早い今年の梅は、もう見頃だとか。
急に春の暖かさがやってきて、
季節に追いかけられているようで、あたふたさせられています。
わがやのお雛さまには、早々とご登場いただきましたが♪

2月中にもう一度ある着物のおけいこでは、
昨年も着た、母の梅柄の着物を着ようと思っていますが、
咲き終えていたらどうしましょ;;

年明けには色づいていたうちの沈丁花も、
そろそろ花が開きはじめそう。
一輪ほころびて、あの素敵な香りを放ってくれています。

 

 


うちにも咲いていてほしいなあ。。。
と、ずっと思っていた、だいすきな水仙の株を
最近ご近所の花屋さんで見つけたので買いもとめ、さっそく植えました。
元気に咲いてね。

 


まだ蕾なのは、例の?山茶花。
春咲きなのよね?きっとそうよね^^;
花の咲く日を信じて待っている、今日このごろ。。。

  


スーパーにも春野菜が並びます。
ふきのとう、菜の花、たらの芽、こごみ。。。
食べたいものがいっぱい。

職場のスタッフの、受験生の息子さんには、
早くも第一志望大学合格という、うれしいしらせが♪

次々と、あたらしい春の目覚めを感じるこのごろです。

能登にも、東北にも、
希望ある春が訪れますように。


 かぐわしい春の気を全身で吸う さくら




立春・東風凍を解く~大正浪漫で

2024-02-07 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ2月4日~8日ごろの今の時期は
旧暦では立春の初候、
「東風凍を解く(とうふうこおりをとく)」
です。

さあ、新年のはじまりです。
旧暦の七十二候では、
新年はこの季節から始まります。

立春とは、
初めて春の兆しが現れてくるころのこと。
そして、
この季節から数えて最初に吹く南寄りの強い風が
「春一番」です。

東風凍を解く とは、
暖かい春風が吹いて、川や湖の氷が解け出すころ。

とはいえ…
立春を迎えた途端、いっそうの冷え込みと大雪でしたね。
私の住んでいるあたりは雪も降らず、
寒いのを我慢するだけですみましたが、
東京は通勤・通学もたいへんなことでしたね。
春が待たれるところへ、まだ冬の試練がありました。。。

先日は今年お初の、着物のおけいこ。
五十肩の痛みで右肩の動きが悪く、
いつも以上にうまくいきません。
帯が巻けない、帯枕が上がらない。。。
うまくいかなくても、やり直す気力がない~;;

 

な、なんだかいつもよりふっくらさんのような気がします。


振袖ほどではありませんが、袖は少し長め。
そしてここでは見えませんが、裏地もあでやかな色。
(袖口の裏はあざやかな赤! すそ裏の八掛は紫~)

黒地に橘の柄、大正浪漫様の着物ですが、
色あざやかなものが多い大正浪漫にしては
ハデすぎずシックな雰囲気でお気に入りです。
これは母のものではなく自分で買いもとめたのですが、
この日初めて着ました。

 

帯もきれいにできないまま出かけましたが
(いつもか^^;)
なんとか柄は出せました。
黒地にチュウチュウねずみと小槌の柄が可愛らしくて買った帯。

おけいこもがんばりましたが、
お仲間さんの手をお借りしてやっとこさ~みたいな。
今は肩が痛いせいもあるけれど、
なかなか自立できませんねえ;;

まあ、それもありとしてぼちぼちいきましょう。


 

帯留めにおともいただいたお多福さんはブローチです。
今年初めてのおけいこに、ちょっとお正月らしいかな~と♪ 
今年も汗かきかき、めげずに楽しみながら
着物と親しんでいきたいと思います。


 おたやんとふくよかに大正浪漫 さくら



大寒・鶏始めて乳す~今月のことば

2024-02-02 | 今月のことば
新暦の、およそ1月30日~2月3日ごろの今の時期は
旧暦では大寒の末候、
「鶏始めて乳す(にわとりはじめてにゅうす)」
です。

とばしてしまった次候は
「水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし)」
…沢の水が厚く張りつめるころ

でした。

鶏始めて乳す とは、
鶏が卵を産みはじめるころ。
動物たちにとって、春は出産の季節ですね。

少しずつ日が長くなり、
春が近づいていることを感じさせます。
それでも、寒さはまだまだ。
コロナにインフルエンザ、カゼもまだ流行っているのに加えて、
早い花粉症も;
苦しいとか肌が荒れるとか、支障があるのでなければ
マスクはしておくのがよさそうです。

コロナ禍でマスクが必須だったころ、
手洗い&うがいの習慣もついて、
インフルエンザがまったくと言っていいほど出なかった年がありましたね。
マスクの効果も大きいと思います。


今月のことば、1月のご紹介がまだでした~;;
 
 

きょうの無事に感謝して、
希望に満ちたあしたを祈りましょう。
地震で被災された方々にとっても、
今日より明日が、少しでも希望のあるあしたでありますように。

さあ、
一年最後の節気・大寒が過ぎれば、立春ですね。
お雛さまにも、そろそろおでましいただかなくては。
おでましいただくために、定位置の片づけをまず。。。^^;


 約束のあした雨なら雨靴で さくら



大寒・款冬華さく~母の色無地で

2024-01-22 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ1月20日~24日ごろの今の時期は
旧暦では大寒の初候、
「款冬華さく(ふきのとうはなさく)」
です。

大寒とは、
1年でもっとも寒さが厳しいころのこと。
そして、
日が次第に長くなり、春へ向かう時期でもあります。

款冬華さく とは、
蕗の花が咲きはじめるころ。
凍てつく地の下では、春の支度が着々と進められているのですね。

昨年から予定されていたオフ会で、
新春の文楽公演におでかけ。
かつて母が着ていた色無地に、初めて袖を通しました。
帯もお初です。

 

 


この着物に、母がどんな帯を合わせていたのか、
私の記憶にはなく、写真も残っていないので、わからなくて…

それとは別に、何年も前にお店で見せていただいてから、
憧れていた帯がありました。
今の自分には不相応かな…と、ずっと見送ってきたのですが、
まだお嫁入りしていなかった(!)この帯を、
昨年末にキヨミズ買いしてしまい…

清水買いとは、
清水の舞台から飛び降りる気持ちで、
えいやっと買い物してしまうこと?らしい。
それです。

色合いといい、大好きな鳥獣戯画の絵柄といい、
華やかだけど派手にもなりすぎず、やっぱり好きだ!
それにもしかして、
そろそろ着たいと思っている、母のあの色無地にも
合いそうではないか♪
…と、これはこの帯を買うことを決めたときの、
私のココロの声。

しかし、問題は、二重太鼓で仕上げる必要があることでした。
帯枕の位置を印していただいたりして、
チャレンジはしてみたのですが、あえなく挫折。

当日の帯結びは、
着付けのおけいこでお世話になっている先生に丸投げ~;;
ああ、なさけなや。

 「またお勉強していきましょうね」

 「ハ、ハイ。。。」

使いたいと思っていた帯留めは、帯締めが太くて通らず断念。
シンプルな装いになりましたが、これはこれでいいか。。。
またひとつ、母の着物を着ることができたうれしい日でした。
そして、このお気に入りの帯も自分で締められるように、
もっと励まねば^^;

 


文楽の演目は、
「伽羅先代萩」(めいぼくせんだいはぎ)でした。
伊達家のお家騒動の中で、
母として子を思う親心を押し殺してまでも、
若君鶴喜代を守り奮闘する乳母・政岡を中心とする物語。
涙なしには観られません。

夏にご近所の近松記念館で
「曽根崎心中」を鑑賞した折に人形遣いをされていた
人間国宝・吉田和生さんが政岡を演じておられ、
ふたたびのご縁をうれしく思いました。

  

おみやげに、今年の干支・龍の手ぬぐいを。
龍が背に乗せて運んでくれるのは
「平和」だといいな。。。


 鳥獣を母の着物に遊ばせる さくら




小寒・雉始めて雊く~年明けのバタバタ

2024-01-19 | たわごと・できごと
新暦の、およそ1月15日~19日ごろの今の時期は
旧暦では小寒の末候、
「雉始めて雊く(きじはじめてなく)」
です。

とばしてしまった次候は
「水泉動く」
…地中では凍っていた泉が動きはじめるころ

でした。
10日までお供えする鏡餅は、11日に鏡開き。
商売繁盛を祈念する十日戎のお祭りもすみましたね。

雉始めて雊く とは、
雉のオスが、メスに恋して鳴きはじめるころ。
寒さの続く中に、早くも春の訪れを感じさせますね。
都会育ちの私にはまだ経験がないのですが、
「ケーン」という雉のオスの鳴き声を、
実際に聴いてみたいものです。

年末もそうでしたが、
職場のクリニックは、ぐあいのわるい人、定期の薬が切れる人などなど
…で混みあい、年明けから毎日バタバタです。

ひとくちにカゼ症状、とはいっても、
その様子はさまざま。
コロナとインフルエンザが混在する中、
長引く咳の原因には、咳喘息や後鼻漏があったり、
不調なのに療養がまったくできていないという人も。

能登の地震で、
自分が経験した阪神淡路の震災がフラッシュバックしたのか、
少し精神のバランスをくずして、
以来体調がすぐれず食事が摂れなくなっている人もおられます。
本当に、症状や事情、状況は人それぞれで、
その人に合ったケアが求められます。

来院者数が多く、
ぐあいのよくないかたが次々これでもかと重なる日は、
頭もカラダもフル回転。
ひと勤務終わったら、もうヨレヨレ~;;です。

それでも、元気に働けていることはしあわせですね。

もともとタフでもないうえ、
最近は寄る年波のせいか、あちこち不具合も出てきましたが、
そんな自分をなだめながら、元気でいたいと思います。

 

カラダが芯から冷え込むようなこのごろ、
燗酒でゆっくり、ほぐれてゆく私の心身です。
被災地の寒さが、せめて少しでもやわらぎますように。


 不具合をなだめ笑って過ごす今日 さくら