
岡山出身なので、街のお好み焼き屋は、関西風もあれば、広島に近いのも主流だった。
広島に近い、というのは、岡山の広島に近い焼き方は、そばが入らないのだ。そばが入るときは関西と同じで「モダン焼き」と言ってしまう。
私が子どもの頃の話だが。
広島の焼き方のものを月に一度は食さないと禁断症状が出る、と,言っていた時期もあるが、じっさい、そんなに頻繁には食べられないものである。演劇人はお好み焼き屋が開いている時間帯に自由でないことが多いのだ。それに,いちおう行きたい店は選ぶのだ。
お好み焼き禁断症状がでる前に、というのは、最近は、口癖にさえならなくなっている。コロナ禍以降、店に行く機会は微妙に減っている。
というか、考えてみれば、子どもの頃は滅多に外食などできなかったから、お好み焼き屋にそんなに頻繁に入ってもいなかったのだ。子どもの頃は禁断症状などにはならなかった。
ともあれ、先週、よく食べる人と一緒に稽古場に一番近いお好み焼き屋に行って、「そば入り」と「うどん入り」を半分ずつ分け分けしていただいた。
写真をよく見てほしい。右左で入っている麺が違う。
心の平穏を取り戻せたと思う。
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