今回の高校演劇審査のための徳島滞在で、記憶に残る体験の一つが、会場への移動のさいに大窪先生のスカイラインGTRに乗せていただいたことである。
私が子供の頃から「GTR」は神格化されていた。そのうち「ケンメリ」が発売され、なんだかスカイライン方向がずれていったようにも感じたが、「ケンメリ」は「ケンメリ」なりの魅力もあったのだとは思う。(「ケンメリ」というのはわからない人には何のことやらなのだが「ケンとメリーのスカイライン」という謎のフレーズで宣伝されていた型だからだ)
乗せてもらったのは2001年型で、このころの出力は280馬力くらいになっているという。
私はこのクルマの椅子がほしい。座り心地というより、身体にフィットする感じが半端ではない。ランバーサポートにすぐれていて、長時間乗っていても疲れないだろう。私の仕事用にほしい。
徳島名物は、阿波踊り以外にはあまりない、というか、自分の土地のものを売り出していく、ということに頓着しない県民性を感じた。お城はあるが天守閣はない。天守閣をつくって観光客を呼び込むなどということには関心がないらしいのである。
徳島ラーメンというものがあるらしいが食べる機会はなかった。テイクアウトの徳島餃子というものは買ってみた。レンコンを刻んだものが入っているが、徳島の人間の間ではその事実は必ずしもポピュラーではないらしい。
徳島の「こだわらなさ」は、何だか好きである。それはつまり、こだわることは別に持っている、ということではないかと思うのだ。そう感じさせる特性は、貴重である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます