島次郎さんと美術打合せ。ディティールの細かい指定が進む。稽古。西山水木さん、『ローゼ・ベルント』以来の参加。急遽決まった代役だが、昨日・今日で、前半のおおまかな流れは見えてきた感じ。稽古後、八月に能登のワークショップでご一緒した前進座の松浦さんと打合せ。美保純さん、メニエール病悪化による降板の件、夕方頃より報道され始める。いろいろな方から連絡。病気には勝てない。一番辛いのはご本人である。
宮本宣子さんと衣裳打合せ。稽古。ロニー役宮島千栄、久しぶりの出演のためか苦闘中。言葉と関係について自覚を促す。俳優が文脈を仮構し、あるレベルまで積極的にならなければその先の稽古はできない。夜は南河内万歳一座『Ｓ高原から』。終演後の客席で、内藤裕敬、平田オリザ、鄭義信氏らと三十分くらい座を囲む間、自分たちが決して若くもなく、いろんな意味で責任ある世代になってしまったと認識させられる。まあ、自分流（特にはなくても）は変えられないのだが。
