A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1152 『映像論』

2016-03-18 23:26:31 | 書物
タイトル:映像論―「光の世紀」から「記憶の世紀」へ (NHKブックス)
シリーズ名 : NHKブックス; 827
著者:港千尋
発行:東京 : 日本放送出版協会
発行日:1998.4
形態 : 278p ; 19cm
注記 : 註・参考文献: p255-262
    関連略年表: p263-266
内容:
[映像と人間の新たなる可能性を探る]
「映像を見る」とは、いかなる営みなのか?〈光〉によって現実を変える魔術、映像。情報のデジタル化に伴い、この〈魔術〉が大きな転換期を迎えた現在、写真、映画、テレビからデジタル・イメージにいたる、人間の映像体験の意味合いをあらためて問い直すとともに、視覚優位の映像社会・文化の盲点をつき、21世紀へ向けて、身体性や記憶の復権を目指し、新しい映像文化の胎動をも予見する。従来の作品論、技術論を超えた、全く新しい〈映像論〉の試み。

目次
まえがき
序論 ピクチャー・プラネットの誕生
1 映像と身体
2 失われた影
3 記憶の文明
エピローグ 闇の視線~〈見ること〉と〈信じること〉

註・参考文献
関連略年表
あとがき
索引
図版・写真出典

購入日:2016年3月18日
購入店:Amazon.co.jp
購入理由:
 キュレーションを行う展覧会「High-light scene」展のための参考文献として購入。
 本書は以前に図書館で借りて読んだことがあるのだが、エピローグに取り上げられる盲目の写真家の話が印象的で、他の章を具体的に思いだせない。ならば、同じ港千尋氏の『記憶』と合わせて再読してみたく購入することにした。内容としては、『記憶』よりも本書の方がサブタイトルに「〈光の世紀〉から〈記憶の世紀〉へ」とあるので、展覧会テーマである「光」と「シーン」の参考にはなりそうだ。