A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記508 「Nearest Faraway|世界の深さのはかり方」

2011-05-27 23:15:44 | 書物
タイトル:MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方
編集:鎮西芳美、高井康充[東京都現代美術館]
アシスタント:山本雅美[東京都現代美術館]、前山言葉、ロディオン・トロフィムチェンコ
翻訳:ギャビン・フルー
デザイン:森大志郎
写真撮影:新良太
印刷:八紘印刷
発行:東京都現代美術館
発行日:2011年
定価:1500円
内容:
東京都現代美術館にて開催された〈MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方〉(2011年2月26日~5月8日)の展覧会カタログ。
12.5×18.5cm、160p

論稿|Essay
「Nearest Faraway|世界の深さのはかり方」鎮西芳美
"Nearest Faraway" CHINZEI Yoshimi

図版|Plates
冨井大裕|TOMII Motohiro
木藤純子|KIDO Junko
関根直子|SEKINE Naoko
池内晶子|IKEUCHI Akiko
椛田ちひろ|KABATA Chihiro
八木良太|YAGI Lyota

資料|Appendix
作家略歴|Biography
参考文献|Bibliography
作品リスト|List of Exhibits

購入日:2011年5月7日
購入場所:NADiff contemporary
購入理由:
 ここ数年のMOTアニュアルはずっと見てきているが、近年の中でも今展は充実した内容だったので、応援もかねて購入。
 今展は展覧会開始後に写真撮影が行われ、制作・販売されたものだが、繊細な作品が多かったため作品撮影は相当難しかったと思われる。もちろん実際の作品を見るのが一番いいのは当然だが、関根直子作品の図版は鉛筆の黒味がぼんやりした感じになっていて残念。とはいえ、予想外の発見もある。出品作品中、最も撮影難易度が高いと思われる木藤純子作品は、実際の展示を2回も見ていた私でも気づかなかった図版があった!恐るべし。
 装幀は森大志郎氏によるもの。「世界の深さ」を示すためか、本書には背の部分がなく、本が束ねられたページの層が見える。その分、扱いを繊細にしないと、本の糊づけ部分が剥がれてバラバラになってしまいそうで怖い。