A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

Recording Words 063 人生は代わりがない

2011-05-07 23:34:25 | ことば
(・・・)やっと、人生は代わりがないのだということを自覚するのが25歳くらい。そこに至るまではすごく苦しかったんだなあ。自分の人生を生ききることから逃げていた。人間って得手不得手があって、例えば、優しい人は調子が悪いと優柔不断だとか言われ、リーダーシップがある人は調子が悪いとワンマンだとか言われたりして。私、人間はバランスで形成されてると思っていて、バランスは自分で獲得すると同時に誰かと関わり合うことで生まれてくるものがある。関わるという、未知数なものに対して可能性を信じるというか。そんなことに気がつくと、当たり前に自分の弱さを引き受けて生きていったらいいのだと思えるようになった。弱さにつき合うということは、当たり前の苦労を引き受けることと同義だなって。
(上田假奈代[詩人]、NPO法人地域文化に関する情報とプロジェクト編『インタビューズ』大阪市・財団法人大阪観光コンベンション協会、2010年、p72)

私もまた逃げているのかもしれない。
いつになったら当たり前の弱さ=苦労を引き受けて生きられるのだろう・・。