未読日記493 「絵図から地図へ」

タイトル：絵図から地図へ～移り変わる豊橋の風景～
編集・発行：豊橋市二川宿本陣資料館
編集・執筆：三世善徳（豊橋市二川宿本陣資料館学芸員）
印刷：共和印刷株式会社
発行日：2011年
内容：
豊橋市二川宿本陣資料館にて開催された〈絵図から地図へ～移り変わる豊橋の風景～〉（2011年4月23日～6月5日）の展示目録。
A4判、カラー、30p

開催にあたって／凡例
図版
展示資料目録

頂いた日：2011年5月4日
場所：豊橋市二川宿本陣資料館
　「絵図から地図へ」という自分の興味・関心に近い展覧会名だったこともあり、見に行ってみる。京都から名古屋まで高速バス、名古屋から二川まで電車を乗り継ぎ、二川駅から徒歩15分の場所に二川宿本陣資料館はある。
　この資料館は基本は現存する大名・庶民の宿場が見れたり、東海道にまつわる常設展示が中心のようだが、こじんまりとした奥のスペースで企画展示が行われている。入口に入って驚いたのが、本書が「ご自由にお持ちください」と書かれていたことだ。30ページ・オールカラーの図録冊子が無料！？現代美術の世界では考えられない・・。
　展示は絵図、地図、絵はがき、古写真、航空写真などによって豊橋の変遷をたどるものであった。初三郎の鳥瞰図も展示。作者不明の初三郎風の鳥瞰図『東海道線二川名勝案内』（昭和10年代）では山にキノコが桜の木々と同じ大きさで描かれていて、おもしろい。もちろん季節も違う。この変なスケール感がかわいい。