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再び師走の話で、読者の中には「季節感を考えろ!」と文句を言う人がいるかもしれないが、アパレルの世界では、早くも秋冬のコレクションが始まっている。今年の師走何て、あっと言う間ですよ。
筆者は、渋谷ヒカリエの「コート・ド・ルージュ・ロティ」を出た後、自由が丘にあるスイーツショップを訪ねるために、東急東横線に乗った。たまたまホームに停車していた快速急行と言うのに乗車したら、中目黒に停車した後、渋谷から8分ほどで自由が丘駅に到着した。駅の正面出口からみずほ銀行を右に見ながら北に進み、左折して西に進むと横浜銀行が角にある交差点に到る。そこを右折して北方向に進み、自由が丘学園高校の向こう側に、モンサンクレールと言う有名なスイーツショップがある。都内を中心に、コンセプトの違うスイーツブランドを12店舗展開している辻口パテイシェの原点たるお店がここモンサンクレールである。年の瀬が押し詰まり、しかも生憎の雨の中にも関わらずかなりの人が店内に吸い込まれて行くのが見えた。そのほとんどがテークアウト目的のお客さんだったが、お店の奥には12席ほどのイートインコーナーがしつらえてあり、購入したケーキを自分で運んで持って行って食べるセルフサービス方式だった。ショーケースの中には30種類以上のプチガトーがまるで綺羅星の如く並んでいたが、筆者は、フランス菓子コンクールでの優勝作品「セラヴィ」(525円)(画像)と、「小悪魔」と言う意味の「リュタン」(550円)を注文した。六角形の外観のセラヴィは、ホワイトショコラブランの甘さとフランボワーズの酸味(ピスタチオのスポンジ)、サクサクしたフィヤンティーヌの相性の良さが絶品である。一方、リュタンは赤スグリのムースの中に、白桃のコンポートとムースが入り、タルトの中にはレアチーズクリームと、カシスとブルーベリーのコンフィチュールが入っており、柔らかで甘酸っぱいガトーである。いずれもサイズは普通のケーキの6割ほどであったため、2個食べても1個分のカロリーにしかならない!まだお腹に入りそうだったので、追加で、モンサンクレールと言うチョコ味のスイーツ(420円)を購入して食べた。コーヒーが優しく香るビスキュイジョコンドとなめらかなバタークリームをヘーゼルナッツとアーモンドのプラリネで包んである。舌の上でとろけるバタークリームとカリッと香ばしいプラリネの食感が好対照で、素朴な見た目からは想像できないような繊細な味わいであり、これが一番美味しかった(一見、スイーツに詳しそうな書き方をしているが、全て、オズマガジンのスイーツ特集からの受け売りである)。スイーツだけで1500円近くも消費してしまったが、一口食べると笑顔になれる、そんなスイーツの連続で大いに満足したモンサンクレールだった。
ブログとは「日記風ホームペジ」とされている。紙に書いた日記と違い、後から幾らでも修正更新が可能だから、日記風と呼ばれている。日記とは個人の秘密をこっそりと書き留めて置くものだが、ブログとは、そうした秘密を惜しげもなくウエブ上で公開してひけらかすのが目的のITツールであり、無料で開設出来る手軽さから猫も杓子も気軽にブログを立ち上げるので、毎日、雨後の筍のように下らぬブログが増え続けている。ブログを更新し続けるためにはそれなりのコストがかかる。まず、写真掲載のために、デジカメや高解像度のカメラ付き携帯は必須アイテムだ。携帯電話など誰もが持っているからいいとしても、ブログのネタ探しにと、外食したり、スーパーやコンビニで新商品や売れ筋商品を買ったり、イベントに出かけたり、本を買ったりと、通信料金以外に食費、交通費、遊興費などにあらぬ出費を強いられる事がままある。それもこれも自慢したいがための出費ゆえ、金持ちは苦にならぬが、貧乏人様は趣味だけでは長続きすまい。「お料理関連の記事を掲載していさえすれば、少なくとも、佐渡なびのブログアクセスランキングでのアクセス数は増え続ける」、「佐渡の翼ブログ」から、この法則を学んだ者は、毎日、必死で、そうした記事をアップし続け、ブログネタ探しに狂奔する。人々から注目され、アクセス数が増えるのを嫌う人はいないので、読者におもねるために、知らず知らずのうちに、毎日その行為を繰り返さざるを得ない心境へと追い込まれていく。そう、どんどん深みにはまり、いつかは溺れ死ぬ。ブログとはそういう危険性を孕んでいるのだよ。
モンサンクレールのお店の外観
リュタン
モンサンクレール