脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

S

2021年08月26日 | 三代目は見た
Sの契約にドタキャンが多いと書きました。
多いと言っても、記憶の限りでは10年間で4件。
偶然と片付けても問題無いのですが、ほかの担当者はゼロなので、多いと感じてしまいます。
「施主都合」なので材料費はもらえるのですが、これも「もしかすると違うのか」と考えています。

営業にも性格の違いがあって、大きく分ければ「お客様に強気である」「弱気である」があります。
強気が過ぎて「強引」という営業も少なくありません。
弱気が過ぎれば「言いなり」です。

Sは強気だと思います。
「ここまで直さないとダメだ」と、施主が希望していない場所まで契約している可能性があります。

リフォームを進めていくうちに施主の考えが変わる事は多く「やっぱり止めた」は珍しい話ではありません。
それが、施主が希望していない箇所のリフォームなら尚更です。
ただし、契約段階で「材料を手配しているので、キャンセルした場合の返金は応じられない」と明記があるので、ほとんどのお客様は「お金が返ってこないなら、やったほうが良い」と考えるのです。

Sの契約に関して、施主が希望していない箇所のリフォームがあると仮定します(そこが、私の担当箇所)
工事を進めているうちに「やりたくない」と考えるようになります。
「不要」ではなく「やりたくない」です。
例えば「部屋に入って欲しくない」という事情です。
こども部屋で、こどもから大反対されたなんて可能性もあります。

お金が返ってこないというリスクを承知しても、やりたくないを選びます。
「やれない」もあるのかもしれません。
何しろ「施主が希望していない箇所」ですからね。

そこで「工事費は返金する」という形でまとめて「強引に契約した不満」を逸らしているのかと。
あくまで予想ですが、おそらく当たっていると思います。
Sに限らず、そういう営業も、少数とはいえ存在するのです。

なぜ強引に契約するのか?
これは、契約金額に成績があるからです。
契約後の仕様変更、規模縮小で営業の成績は変わらないのでしょう。

もちろん「ここまでやらないとダメ」というプロの意見も重要です。
予算を削ったがために、満足な結果にならない可能性もありますからね。

おそらく、施主は「プロの意見」と尊重して契約するのでしょう。
そういう「弱いお客様」もいます。
結果的に「やらない」を選んでも、弱いお客様は「強引に契約させられた」は黙ってしまうのです。

さて、本日は臨時休業ですよ。
ただでさえヒマなのに・・・・
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