オセンタルカの太陽帝国

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輝くもの天より墜ち。

2015年04月29日 00時52分24秒 | ラーメン

久留里城にあった新井白石の像。


5月7日 麺屋みちの(西区西山町)


早朝勤務になってから無闇に仕事量が増え、残業も増えました。とほほ。
今日も昨日やり残した仕事をしに休日出勤です。残業も休日出勤も(少しなら)全然へっちゃらなんですけど、ちゃんと残業代をくれるかどうかが甚だ疑問なんだな。でも、今度から少しずつ料理の企画にも関わらせてもらえるそうで(少し関わるだけだけど)、料理人のプロと会話できる機会が出来ると思えば、楽しいと言えば楽しいです。私には料理の素養がほとんどありませんので。
で、出勤前に折角だからみちのに寄ってみました。少し前に「醤油ラーメンの味が変わった」と聞いて気になっていたんですよね。西山町は我らが舘山寺町にほど近いんですけど、私は浜北から気賀に引っ越して以来ここに来る機会が全く無くなってしまったんですよね。生活方角が90°回転してしまった。やっぱりおっちゃんは私を覚えていませんでした。そりゃそうですよな。忍者の人が異常なのだ。

当然醤油ラーメンを食べる気バリバリで来たのですけど、久しぶりに来たらメニューが増えてる! 気が変わって豚骨醤油ラーメン(850円)を注文してしまいました。



いえ分かってるんですけどね、このお店で豚骨スープなんて仕込んでるわけないって。でもみちのというお店のラーメンと豚骨の組み合わせって意外に意外じゃないですか。ついでにイクラ丼(550円だけどラーメンとセットにすると100円引き)も追加しました。前はイクラ丼は冬限定だったと思ったんですけど、通年になったんでしょうか。




4月30日 絶品西安飲茶とこだわりのらーめん土蔵どら(南区大柳町)


何か塩ラーメンが食べたくなったので、土蔵に行ってみました。
このお店、10年ぐらい前に何度か来たことがありますけど、3年単位で転職を繰り返している自分の身を省ると、10年ぶりに来てもまだ同じお店が変わらずあるというのは、なんとも凄いことだと改めて思いますね。



日記を検索したら、前回このお店に来たのは5年前でした。そうだっけ。
味についてはあんまり印象に残ってないのですが、とても優しい物だった記憶です。私のブログを見返しても醤油ラーメンを食べた2回分の記録しか見つからないんですけど、塩ラーメンとか味噌ラーメンも食べたおぼろげな記憶もあるんですがね。

今日は「ゆず塩らーめん」(710円税別)にチャーシュートッピング(+240円)、それから肉汁餃子(5ヶ、340円)を注文してみました。





チャーシューメンにしたのに全然チャーシューメンではない見た目です。
(スープの下にチャーシューが4枚潜っています)
浜松では確かしぇいしぇい家もこんな感じでしたね。そういえばしぇいしぇいって今どうなってるんだろう。
土蔵の味の感想は5年前と変わらず「とっても優しいなあ」というもので、ゆずの香りもそれなりにはするのですけどとても上品。若い頃だったらこういうのにはとても満足できなかったでしょうけど、なにしろ私もそろそろ老境に入ってますので、こういう味も「それなりにいいなあ」と思うようになっているのです。浜松には「優しい舌触り」のラーメン屋もたくさんあるのですけど、なんと言ってもこのお店はとてもオシャレなので、そういう意味で雰囲気的には浜松随一なのだと思います。浜松の南の辺鄙なところにあるのに、お洒落そうな若いお客さんでいっぱいでしたよ。ラーメン屋さんでどういった心境でお洒落な西安飲茶を頼めばいいのか浜北原人の私にはよく分かりませんけど、南浜松国民には人気を博しているのだろう。
チャーシューがまた、ハムみたいでクセが無い。







肉汁餃子もとても上品に肉汁が湧き出て、おいしかったです。


4月29日 夕陽のラーメン(西区大山町)


2月1日から荒野のラーメンは夜は「夕陽のラーメン」と名乗って少しメニューを変えて営業することになったんですって。
このお店も私の部屋から車で7分の距離にあるんですけど、個人的家庭的な事情から足を向けないことにしていた。でも、何より浜松で一番大好きなお店の筆頭ですので、とても気になっていたんです。今日は「良い肉の日」なので意を決して再訪してみました。





入り口の券売機のところで、何が荒野じゃなくなって何が夕陽になったのかじっくり眺めてから注文しようと思ったのですけど、運悪く次客が続けて入ってきてしまいましたので、それができずに、すかさず「夕陽のラーメン(800円)」と書かれたボタンを押してしまいました。ちぇっ、私の胆力足らず。
とりあえず券売機の写真は撮りましたので、席に座ってメニューの詳細をじっくり見る。おお、「夕陽のらーめん」というのは他ブログで紹介されていた「サバラーメン」のことなのね。私は青魚障害なので鯖は比較的忌避してるのですけど、まあアレルギーなんて気のもちようだからな。気にしてしてもしょうが無いし、そんなことを言っていたら鰹も鱵も食べられません。(※浜松人は日本一鰹を愛す市民だと言われる。このところ私は皮膚疾患がもの凄くなってるのですけど、それは鰹の食べ過ぎが原因していると思われます。でも鰹も鰯も鯖も私にとっては死ぬほどのアレルギーでないことは仏さまに感謝しないといけませんね)



一目見て「夕陽」とは「玉子」と「唐辛子」のことだと悟る。写真じゃ隠れちゃってますけどタマゴも忍者玉子とは違う切り方がされてまして(言うなれば夕陽切り)そこにふんだんに「情熱の赤」が振りかけられているのが夕暮れ時の表現なんだと思いました。



このお店には「土佐っこラーメン」という定番メニューがあるのです。
でも「夕陽のラーメン」においては「土佐っこ」は提供されず、代わりに「土佐中華」というのが出現している。この両者は違う物と考えるのが妥当なのでしょう。で、土佐」というのは鰹なんですけど、「夕陽のラーメン」は「鯖ラーメン」なのですから、私の食べたことのある「土佐っこ」とはかなり違う物だとは断言できる。忍者の人はここに到って魚の研究に目覚めてしまったのでしょうか。「魚」=「ウェスタン調」の結びになる経緯もよくわからんのですけど、改めて文字にすると「土佐中華」って極めて秀逸な字面ですね。(一般的な認識で「土佐」と「中国」に結びつけられる連想が全く無いからなのかしら)。私の認識では(1年前に「鯖街道」を旅したこともあって)「鯖」=「越っこ」なんですけど、そういえば2度ほど食べたことのある「飛騨中華」とは一体何だったのかとも思いました。(飛騨にも「鯖街道」はあるでしょうから、この「飛騨ラーメン」が「夕陽ラーメン」の原型なのかもしれない。)

が、「飛騨中華」は細麺だったですけど、今回の「夕陽」は太麺で中華でもない。
食べてみますと、う、うまい。なんて凄いんだ。私の未熟な舌では魚粉っぽいものを強く感じるんですけど、安易な魚粉は「一切使ってない」そうなんです。サバがんばってますな。
それ以上に唐辛子の存在がとても大きい。最初「いろどり程度」だと思った唐辛子なのですけど、最後まで程よく辛さを舌に与え続けました。改めて思います。唐辛子を入れなかったらこのラーメンは何て名前なんだ? おそらく辛さはそんなに強くない物なんでしょうけど(私は辛さに弱いので声が小さくなってしまいますが)、でも、この辛さこそがこのラーメンにとって肝となるものなのでしょうし、さらに辛さを増した「赤い夕陽のラーメン」というのも登場しているという(絶句)
一方、私は(かなり魚好きなつもりなのですけど)ラーメンにおいてはカツオもサバもよく違いを理解できない舌であることを実感したのでした。とても研究熱心なお店ですのできっと顎を活かした「肥前中華」や「出島っこ」もそのうち出ますよね。(注文した時は見落としましたけど、「(肥後)もっこすラーメン」というのが既にメニューに存在しているようです)



これこれ、この麺なんです。私がこの世の中で最も愛するラーメンの麺はこの店の太麺です。香りと歯ごたえがとても良い。改めて、「夕陽のラーメン」では小麦粉の品種まで明示され、巨大な製麺機は入り口付近に移動され、華々しく展示されていました。魚以上に小麦の事なんて全く知りませんが、そんなものまで客に提示しているのはなかなか他になく、まるで忍者の人の自由研究の発表会みたい。とても面白いお店です。

券売機にはボタンが無かったんですけど、「ワイルドバンチ」(1000円)というのが今のところの最高峰みたい。(一日限定5食ですって)。「しまったそれを食べたかった」と一瞬後悔しましたが、「チャーシュー、白菜、もやし、キャベツなどが山盛りになっています」とのことで、胃の小さな私にはおそらく厳しいしろものですわな。(ただ、「きゃべつ」にはとても惹かれます。茹でてあるのだろうな。生だといいな)。最初、「ワイルドパンチ」かと見間違えましたけど、「ワイルドバンチ」なんですって。この映画が題材なんでしょうね。「バンチ」って意味がよく分からないんですけど、そういえば若い頃に見たZガンダムで序盤の方に「30バンチ虐殺事件」というのがあって、この「30バンチ」というのを「30番地」だと思い込んでいたら、全然違ったということを思い出しました。(bunchとは「群れ」とか「同胞団」のことだそうです)

まあ、ともかく、最高においしかった。
それにしても忍者の人ってすごいですね。私が前回ここに来たのは失業していた頃と記憶してますから、1年弱ほど前なんです。でもこの方、そのときの会話(失業したこと、以前の勤務先の名前など)をばっちり覚えていた。私は別に常連でも何でもないのに、どうやってるんでしょう? 私は容姿において記憶に残らぬ風体をしているのは自信があるのにな。(それは特に私だけが特別なのではなく、他のお客さんに対してもそうなのだという)。きっと忍術なんだろうな。

(※改めて読み返したら以前の私は「飛騨中華」は「来々軒の支那そばに鰹のダシを入れたもの」と書いてました。あれ?)


4月28日 うまいラーメン希望軒(旧浜北市内野)


2013年の9月末にできた店。
もともとこの場所にはカレーの「カイナット」というお店があったんですよね。インド好きな私は何度か通っていたのですが、いつの間にかカイナットはなくなってしまってまして、跡に出来たお店が希望軒。なんだかチェーン系っぽくて私の心にも名前ぐらいしか引っかかることがなく、結局訪れることが無かったのですけど、最近になって会社の偉い人とお話をしていると、その口ぶりからなんかこのお店はうちのノーパン喫茶が経営に関わってるようなそうでもないような、微妙な言い回し。(…社内のどこにもそう明記している場所が無いのですけど)
以前に麺匠家といそのホテルの関係について書いたことがありますが、このお店と私の働く歌声喫茶も似たような関係にあるのでは無いかと憶測します。と、勝手に姉妹店と認定して来店してみました。

「希望軒」というのは播磨の国発祥の人気チェーンなんですって。西日本に店舗が多く、東日本には東京新宿店と浜北店だけだという。
スープの種類は「とんこつ」「ごま味噌」「ブラック(鶏と醤油)」「塩」の基本の4種に、期間限定の「鶏白湯」ですって。
で、「二大看板」と印してあったのが「とんこつ」と「ごま味噌」でした。

とりあえず「とんこつ」のチャーシュー増し(980円・税別)を注文してみました。



うをおおお、なんだこのチャーシュー。(メニューにある写真と風情が違う)
こういう風に丼の縁に薄いのを貼り付けるのは関西風だと思いますが、この店のこれはいちいち炙っているのかしら。丼の縁から脂がしたたり墜ちて、テープルを少しずつヌルヌルさせていきます。



表面を眺めると、もう膜が張っている。実を言うとこういうのは嫌いじゃないので、期待が高まります。
ひとくち啜ると、おお、油っこい。そしてしょっぱい。
お店の売りが「店内でスープを煮込んでる」なので安心して食べれる豚骨スープで(別によそで仕込んだスープだって全然問題があるわけじゃありませんが)、でもこのスープ、当初期待していたよりちゃんと作ってある気がする。同じ豚骨スープでも博多系ではなくて、久留米ラーメンに似ているような。(もっとも久留米ラーメンなんてほとんど食べたことが無いので、脳内にある丸星的な曖昧な思い出なのですが)。純粋な豚骨スープではなく、存意な豚骨醤油っぽい風味も強くします。
麺は低加水で口触りが強い。だがしかし、なんかしょっぱい。チャーシューは炙ってあるせいで甘く、脂っぽく、でも案外存在感は無い。



個人的な感想を言えば、バランスがとてもいびつなラーメンだと思ったのです。
チェーン系ならばもっと味を調えて万人受けするものにすべきなのを、あえてそのままにしているような感じがする。あぶらっこいものを食べたい時、もしくは塩分を身体が欲している仕事明けの時間などにこのお店に来ると良いと思いました。とはいえ私にとっては決して嫌いな味ではなく、なにより私の勤務先の姉妹店ですから、積極的に訪れて、これからこの日記で好意的に味の批評を開陳しようと決意しましたよ。(こういうのをステマと言うんですよ)

おもしろかったのは、粒ニンニク、ニラのキムチ漬けなどと一緒に、「海苔」も「ご自由にお入れください」になっていたこと。海苔入れ放題なんて初めて見た。(とはいえ限度がありますから注意しようね)。家系のスープとは違ってこのスープに海苔がどのくらい合うかはなはだ疑問ですけど。
また、「とんこつラーメン」は低加水中細麺でしたけど、「ブラック」(実質上の醤油ラーメン)は多加水な太麺なんですって。浜松においてはこれは挑戦的です。(また食べに来よう)
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