オセンタルカの太陽帝国

私的設定では遠州地方はだらハッパ文化圏
信州がドラゴンパスで
柏崎辺りが聖ファラオの国と思ってます

子供の不思議な角笛。

2015年01月23日 22時36分56秒 |   車で聴くための音楽


去年の5月22日に行った秋葉山。


案の定、足りなくなったのでさらに2本の16GBディスクライブラリを作りました。あと何本あったら私は満足するのかしらん。


5本目のコレクション。
タイトル「首おいてけ堀」。

 (1)(2).ヘンデル 歌劇『ガリアの土地でアマディース・デ・ガウラがゴールで』
       マルク・ミンコフスキ指揮、レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
       ナタリー・シュトュッツマン、ジェニファー・スミス、エドウィン・ハーリー、他
       【エラート】
 (3)(4).ヘンデル 聖譚曲『時と悟りの勝利』
       マルク・ミンコフスキ指揮、レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
       イザベル・プーレナード、ナタリー・シュトュッツマン、ジェニファー・スミス、他
       【エラート】
 (5).内田光子 シューベルト ピアノ曲選集
       即興曲作品90&142【Decca】
 (6).ビゼー 組曲「アルルの女」「子供の遊び」「美しきパースの女」
       ハインツ・レーグナー【ドイツ・シャルプラッテン】
 (7).モーツァルト ピアノ協奏曲 第21番、第13番、第8番「リュッツオウ」
       クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ)【EMI】
 (8)(9).パガニーニ ギター五重奏曲
      第2番ハ長調、第8番イ長調、第15番イ短調、
      第4番ニ長調、第5番ニ長調、第6番ニ短調、
       【ダイナミック】
 (10).ウォルトン 劇音楽『ヘンリー5世』
       アンドリュー・ペニー指揮、エール放送コンサート管【ナクソス】
 (11).ジョージ・セルの芸術29
      ゾルタン・コダーイ 組曲『ハーリ・ヤーノシュ』
      セルゲイ・プロコフィエフ 組曲『キージェ中尉』
      アレクサンダー・ボロディン 『韃靼人の踊り』
      ニコライ・リムスキー=コルサコフ『スペイン奇想曲』
       ジョージ・セル指揮、クリーヴランド管弦楽団【ソニー】
 (12).ヴィヴァルディ・マスターワークス23
      オーボエ協奏曲集(6曲)
       ステファン・ハマー、フランク・ド・ブリューヌ(オーボエ)
       クリストファー・ホグウッド指揮、古楽アカデミー【Decca】
 (13).ベルリオーズ『幻想交響曲』
      序曲「ローマの謝肉祭」、「海賊」、「ベアトリスとベネディクト」
       シャルル・ミュンシュ指揮、ボストン交響楽団【RCA】
 (14).レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ
      交響曲第6番ホ短調、トーマス・タリスの主題による幻想曲、揚げひばり
       アンドリュー・ディヴィス指揮、BBC交響管【テルデック】
 (15).ベートーヴェン
      ピアノ三重奏曲第5番『幽霊』、第6番変ホ長調、変奏曲変ホ長調
       スーク・トリオ【デンオン】
 (16).パーセル 劇音楽『インドの女王』
       ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
       イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団【エラート】
 (17).ハイドン 交響曲第95番、第98番、第101番「時計」
       フランス・ブリュッヘン、18世紀オーケストラ【フィリップス】
 (18).バッハ『音楽の捧げ物』
       カール・リヒター指揮
       オーレール・ニコレ(フルート)、カール・ビュヒナー(ヴァイオリン)他
       【アルヒーフ】
 (19)(20).メシアン『幼子イエスに注ぐ20のまなざし』
       ジョン・オグドン(ピアノ)【ロンドン】
 (21).ブラームス 交響曲第4番、大学祝典序曲
       ジョン・バルビローリ指揮、ウィーン・フィル【セラフィム】
 (22).ドヴォルザーク 弦楽五重奏曲第3番、ピアノ五重奏曲イ長調
       ヨゼフ・スーク(ヴィオラ)、ヤン・パネンカ(ヴァイオリン)
       スメタナ四重奏団【デンオン】


・・・いつもの調子でCDが25枚入ると思ってがんばってたら、この16GBには22枚しか入りませんでした。
でもまた最上のライブラリが出来たと自画自賛しています。
とりわけ、ミュンシュの幻想交響曲(1962年)。幻想と言ったらわたしはこれが尤もな愛聴版で、いろいろ聴き比べましたけど、結局の所これでないと満足しない。ミュンシュといったら1967年のパリ管弦楽団のEMI盤がすごく有名なのですけど、私にとっては1967年盤にはカタルシスをあんまり感じないのです。(第5楽章の鐘の響きが全然違うのです)。われながら性癖が変なのだと思います。



(6分50秒)のところと(7分25秒)の箇所がひどく好き。
2本目の16GBにゲルギエフの幻想を入れたんですけど、これが再生されるたびに不満で不満で。
同様に(気持ちが浄化されるという意味で)、ブラームスのホ短調も二十歳の頃から私が偏愛しているのはバルビローリ。







6本目のライブラリ。
タイトルは『妹の力 その他の恐怖』。

 (1)~(3).ヘンデル 歌劇『エツィオ』
       アラン・カーティス指揮、イル・コンプレッソ・バロッコ
       アン・ハルンベリ(ローマ将軍アエティウス、“最後のローマ人”)、
       カリーナ・ゴーウィン(元老院議員マクシムスの娘フラーウィア、エツィオの婚約者)
         彼女の父は、劇中ではエツィオの影の協力者ですけど、歴史ではアエティウス将軍を
         殺害したあと皇帝をも暗殺して自分が西ローマ皇帝となる(2ヶ月の在位)。
       ソニア・プリーナ(西ローマ皇帝ウァレンティニウス3世)
         とにかく“アッティラを破った英雄”エツィオをやっかんで殺したがっている人。
       ヴィト・プリアンテ(とても格好いい近衛兵隊長ヴァーノ)
       【アルヒーフ】
 (4)(5).ヴィヴァルディ・マスターワークス13、14
     ヴァイオリン協奏曲集作品8「和声と創意の試み」
       クリストファー・ホグウッド指揮、古楽アカデミー【Decca】
 (6).ヒラリー・ハーン『デビュー!』
     バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調
      無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調“シャコンヌ付き”
      無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調
        ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)【ソニー】
 (7).シューベルト ミサ曲第2番ト長調、スターバト・マーテル ヘ短調
        ヘルベルト・ケーゲル指揮、ライプツィヒ放送響、ライプツィヒ放送合
        マグダレーナ・ハヨショヴァ、エヴァーハルト・ビュヒナー
        ヘルマン・クリスティアン・ボルスター、ヴァルター・ハインツ・ベルシュタイン
        【ドイツ・シャルプラッテン】
 (8).シューマン 交響曲第3番変ホ長調「ライン」、交響曲第4番ニ短調
      序曲、スケルツォと終曲
        ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮、ドレスデン国立管【EMI】
 (9).モーツァルト ミサ曲全集6
      ミサ曲ハ長調「ミサ・ロンガ」k.262、教会ソナタ第14番ハ長調k.278
      ミサ・ブレヴィスロ長調 k.275、聖母マリアの祝日のグラドゥアーレ『聖マリア、神の母』k.273
      聖母マリアのオッフェルトリウム『創り主の魂』k.277
        ペーター・ノイマン指揮、コレギウム・カルトゥジアヌム 
        アニュス・メロン(ソプラノ)、エリザベス・グラーフ(アルト)
        オリー・プァフ(テノール)、フランツ=ジョセフ・セリーグ(バス)【EMI】
 (10).モーツァルト 交響曲全集10
      交響曲第28番ハ長調 k.200、交響曲第51番ニ長調k.121、
      交響曲ニ長調(セレナード第5番k.204による)
        クリストファー・ホグウッド指揮、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
        【オワゾリール】
 (11).メンデルスゾーン&シューマン、ピアノ三重奏曲第1番ニ短調
        チョン・キョン=ファ、アンドレ・プレヴィン、ポール・トルトゥリエ【EMI】
 (12).チャイコフスキー ピアノ三重奏曲イ短調「偉大な芸術家の思い出」
        ウラディーミル・アシュケナージ、イツァーク・パールマン、リン・ハレル【EMI】
 (13).アラム・ハチャトゥリアン 交響曲第1番ホ短調、第3番ハ長調
        ロリス・チェクナヴォリアン指揮、アルメニア・フィル【ASV】
 (14)(15).ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー ロザリオのソナタ
        ムジカ・アンティク・ケルン【アルヒーフ】
 (16).ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」、合奏幻想曲ハ短調
        ロバート・レヴィン(フォルテピアノ)
        ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、オルケストル・エ・ロマンティーク
        【アルヒーフ】
 (17).C.P.E.バッハ ソナタ&ロンド集
        ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)【グラモフォン】
 (18).ハイフェッツ 超絶技巧名演集
      パブロ・サラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」 
      カミーユ・サン=サーンス「ハバネラ」「序奏とロンド・カプリツィオーソ」
      エルンスト・ショーソン「詩曲」、ベートーヴェン「ロマンス第1番&第2番」
      ブラームス「ハンガリー舞曲第7番」、フランツ・ワックスマン「カルメン幻想曲」
        ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)【RCA】
 (19).ヤン・ユリウス・クリスティアン・シベリウス
      劇音楽「カレリア」(カレヴィ・アホ復元全曲版)、
      劇音楽「クレオマ(死)」(オリジナル版)、「悲しきワルツ」
        オスモ・ヴァンスカ指揮、ラハティ交響楽団
        ライモ・ラウッカ(バリトン)、キルシ・ティーホネン(ソプラノ)
        【BIS】
 (20).ニコロ・パガニーニ ヴァイオリンと管弦楽の作品全集3
      大協奏曲ホ短調(第6番)、協奏曲第4番ニ短調
      アダージョホ長調
        マッシモ・クァルタ(ヴァイオリン&指揮)、
        テアトロ・カルロ・フェリーチェ・ディ・ジェノヴァ管弦楽団
        【ダイナミック】
 (21).ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第13番変ロ長調、大フーガ
        アルバン・ベルク四重奏団【EMI】
 (22).プロコフィエフ「管弦楽秘曲集」
      組曲「夏の夜」(歌劇「修道院での婚約」より)
      カンタータ「彼らは七人」、祝典序曲「ヴォルガとドンの出会い」
      祝典序曲「三十年」、序曲「アメリカ」、交響組曲「1941年」
        ウラディーミル・アシュケナージ指揮
        サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
        【エクストン】
 (23)(24).フランツ・レハール 喜歌劇『メリー・ウィドウ』
        ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮、フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
        エリーザベト・シュワルツコップ(陽気な未亡人)
        エバーハルト・ビュヒナー(ダニロヴィッチ男爵)
        【EMI】




・・・前のコレクションと同様で、この16GBの中で私が愛聴しているのの白眉はシューマンの第4番ニ短調です。(第3番は苦手)。若い頃から私が「レコード屋に行くたびに違うバージョンをみつけたらいろいろと買うように心がけていた曲」と言ったら、ベルリオーズの幻想交響曲、メンデルスゾーンのホ短調協奏曲、タルティーニの悪魔のトリル、シューマンのこの曲、くらいだったのですが、いろいろ買ったのに関わらずシューマンの第4番で「これこそ唯一無二」と断じていたのがサヴァリッシュ。でも不惑を超えたこの齢になって、サヴァリッシュの何が凄いのか、私には言葉で説明することができません。

サヴァリッシュは何回も第4番を入れているそうだし(上の動かない動画も何年の演奏か不明。私の所持しているのは1983年の版)、1972年の方が有名みたい(私には聴き分けできない)なのですが、シューマンの交響曲第4番は古今の名盤が多くて、その中でサヴァリッシュの演奏は一般的には中盤の強いボス程度の評価をされている。いまググってみたんですけど「教科書的なキレある演奏」というのがおおまかの評価でしょうか。この曲には他にフルトヴェングラーやテンシュテットなどの快演がありますからね。
だがしかし、私にとってはサヴァリッシュは決して「教科書的」などではない。

シューマンの第4番ニ短調という曲は、ひとことで言えば「のちに精神が崩壊する人の、きざしの見える悲劇性のある曲」(ただし作曲したのは狂気に陥る遙か前)なのですが、サヴァリッシュは「雪崩が起きそうな高崖をあと一歩のところで見事に保ち支えられている唯一の人」というように感じる。
(フルトヴェングラーやアーノンクールやカラヤンやラトルは、すでに崖が崩れてしまっているか、そもそも崖は崩れない)



これがフルトヴェングラーの。
これがシューマンの第4番の規範なんでしょうけど、でも私にとってはフルトヴェングラーよりもサヴァリッシュの方が一番。それはきっと「私が最も最初に聞いたシューマンの第4番がたまたまサヴァリッシュだった」というだけの理由に過ぎないんでしょうね。でも私はサヴァリッシュにのみ「魂の高ぶり」を感じると言っても過言では無い。






たとえばこれとこれだって素晴らしいと思うんです。欠点はありません。
なのに、サヴァリッシュと対して(私は)物足りなさを感じる。その理由は絶対に言葉で説明することはできないし、ただ単に嗜好の問題だし、同じシューマン好きとそういう話をしても共感してもらえなさそうな気もするし、あくまで自分だけの感覚的な好き好みの問題。そういうのがあるから趣味の世界って楽しいと思うんですよね。ラーメンとかガンダムもそういうのをもっと楽しみたいんですよね。
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