ダンジョンズ&ドラゴンズの映画、3回観たんですが、4回目を見に行こうとしたら浜北では早くも終了してました。
全国的にじわじわ話題が高まっている気がしたので、「もう少し保つかも」と思ったのにな。浜松にはD&Dの文化は全く無かったのでした。私はこの映画を観に行くのは「サンストリート浜北のサイゼリヤでラムのランプ肉のステーキを食べる」と同義だったので、とても残念です。ラムのランプ肉、もっと食いたかったです。
3回目に観たとき、魔法使いのジャスティスが一行に合流した場所がトライボアではなくて「ラウドウォーター」って言ってた気がしたんですよね。それを確かめたかったのに。(※ラウドウォーターは、第4版『フォーゴトン・レルム・キャンペーン・ガイド』の冒頭に、「初心者の町はこう作れ」という然に適当に掲げられている捻りのないサンプル都市。ネヴァーウィンターからはやや遠い)
映画の私的感想ですが、こんな映画がやってくるとはいざ知らない半年前、フォーゴトンレルムの地図を描くという戯言の作業をやっておいて本当に良かったと思いました。フォーゴトン・レルムのことが頭に少しも入っていなかったら、私はこんなに楽しめたとは思えない。
映画を3回も観た理由として、もちろんティーフリングの娘が可愛いとかサーイの女が美しいとかがありましたが、一番は赤竜のテンバーシャウドがめちゃくちゃ好みだったからでした。あんなに面白いドラゴン他に誰がいるだろう。アンダーダークとかそういうの(世界外の要素)はわたしあんまり好きで無く、それで4版の『アンダーダーク』も買わなかったんですが、今とても後悔している。反省したので今販売している『ウィッチライトの彼方へ』(妖精界を扱った話)と『蛇祖神イグ』(蛇精界を扱った話)は買いましたよ。高かった。
話のためなら設定はどういじくっても良い、これが極めてTRPG的だと思いました。
舞台となるネヴァーウィンターはソードコースト地方ではウォーターディープ、バルダーズゲートと並ぶ超強大国家のひとつです。ところがそのネヴァーウィンターの領主にいきなり主人公の仲間のヒュー・グラントがなってしまっている。あんなに個性的人物として有名だったネヴァーウィンターの領主のネヴァレンバー卿はどうなってしまったのか。裏の話がありそうですが、ウォーターディープとかバルダーズゲートの権力を巡る闘争のめんどくささが『地獄の戦場アヴェルヌス』と『ドラゴン金貨を追え』で描かれていたので(ネヴァーウィンターも同等だったハズ)、逆にネヴァーウィンターにハラハラしてしまいましたよ。劇中の描写はないけどヒュー・グラントはネヴァーウィンターの領主としてしっかりやっているのが垣間見えるのがすごい。でもネヴァーウィンターに闘技場はないはずです。でも、あってもいいじゃないかという話です。ネヴァーウィンターの伝統的な競技であるという「ハイサイ・ゲーム」とは何なのでしょうか。沖縄的な響きですが、TRPG的ではない競技ですよね。
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