オセンタルカの太陽帝国

私的設定では遠州地方はだらハッパ文化圏
信州がドラゴンパスで
柏崎辺りが聖ファラオの国と思ってます

肉屋ワルダーンとワジール(大臣)の娘の話。

2008年10月17日 11時20分11秒 | ラーメン

次郎長氏が10月10日に出した御本の記念の応募者全員プレゼントで、「裏ラーメンマップ静岡」というのを貰いました。素晴らしい。アンケートの中で御本の「掲載数」だけマイナス評価を付けて出したんですが(だって静岡全体で70店舗じゃ少なすぎる)、裏マップではさらに○○項目が追加されているのです。中でも、私が「伊豆で一番美味しい」と思っている伊東の吉田家が御本で抜けていることに愕然としたのですが、「裏」にはちゃんと取り上げられていたのでした。とにかく次郎長氏の真骨頂は誰も取り上げないようなお店を精力的に巡り続けていることだと思うので、今後も何かやってくださることでしょう。
たった数行の他愛のない感想を書いて送ったのですが、次郎長さんからとても丁寧な返事が来てびっくりしたのでした。たくさん応募者があったでしょうに、大変なことだ。とりあえず私の遠い将来の次の課題は、この本で特集の組まれていた「朝ラーメン」です。

 

10月19 麺屋 海老蔵(半田町)

三ヶ月ほど前に私のお店に新しいお姉さんが来まして、この人がまた幾多の死線をくぐり抜けてきている魅力的な人だったのです。
で、たくさんのラーメンを食べているそうで、一番好きなのは海老蔵だっていうんで、興味を持った。海老蔵はなかなかの有名店ですが、ネット上では微妙な評価しか聞こえてこないのです。いわく「味がぼんやりしている」とか、「スープはよいが全体のバランスが」とか、「何がしたいのか良く分からない」とかとかとか。海老蔵の悪口はいくらでも見付けることができますので、捜してみてネ。しかしこの人は「美味しい」と言う。
私はこの海老蔵がどこにあるのかを知らなくて、しばらく前にひょんな事から天日地鶏を見付けた時、そこから5分のところに海老蔵も偶然見付けた。こ、ここは、、、 なんでこんな所にあるんでしょう? 浜松医大の近く。…それから半月、初めての訪問。

メニュは券売機で。「白」と「黒」と「赤」から選ぶようになっています。
取りあえず、黒のチャーシューメンで。900円。
「味がぼんやりしている」「工夫はされている」との前評から、「いろいろ入っているけど中で拡散している淡くて複雑な味なんだろうな」とイメージしながら一口目をすすったのですが、ななななななななんだこれえ。思いっ切り力強い味です。薄らボンクラなどではとんでもないまとまった力強さ。普段は表面に漂っていることの多いマー油も、スープの中に見事に混じり合っています。一口目が美味しいラーメン。これはとても好きです。麺も喰い手のある好きなタイプ。

チャーシュウはきわめて独特です。やたらと長いのが4枚。囓ると、とても弾力のある生々しい歯応える美味しいチャーシューだったんですが、2枚目を平らげる頃には油っぽい味がしんどくなってきた。これ、ボリュームがありすぎますよ。一枚で良いです。次来た時はチャーシューメンじゃないのにしましょう。全体的に圧倒感があるので、「最後まで食べるのが辛い」という意見も分かる気がします。あくまで「一口目がおいしい濃いラーメン」ということで。なお、店名になっている「エビ油」ですが、一生懸命嗅ぎ分けようとしたのですが、私のバカ鼻には分かったような分からないような感じでした。

店長は人のよさそうな雰囲気の眼鏡の人。店員は2人の若いおねーさん。厨房は見晴らしがとても良くて、ラーメンが作られていく様子をじっと眺めている事が出来ました。そういう造りになっているので熱い眼差しで見つめていても不自然じゃない感じ。店長さんの身振りが見応えのあるものでした。

10月17 次男坊(浜北大橋通り)

あんまりいい評判を聞かないんですけど、夜11時半までやっていてありがたいので(近くのむつみ屋は11時)、どんな感じかなーと思って。
まず入ってみて、店員が年配のおばゃんとその娘らしい(?)女の子しかいなかったので、店名からむさいおっさんがやっていると思い込んでいた私は呆然とした。

豚骨のチャーシューメン、800円。
紅生姜はアレだけど思ったより良い見た目じゃないですか。表面にかかっている粉はナニ?と思いましたが、おそらくニンニクチップをさらに砕いたものでしょうね。味もまあまあ普通。一口目がやっぱりインパクトは弱かったのですが、最後まで楽しんでいただけた。通っていたらクセになりそうなぐらいだとは思います。

面白かったのは壁に、「当店オリジナルメニュー」とあってそこに「醤油ラーメン」と「味噌ラーメン」が書かれていたこと。醤油と味噌がオリジナルになるって、いったいどんな店やねん。メニューを見ると「くまごろうグループ」と書いてあった。チェーン店だったんですか。くまごろうグループは「くまごろう」が約20店舗、「次男坊」が約10店舗、「味千」が6店舗。三河を中心に大阪、長野の辺りまで展開しているそれなりの大グループだったのでした。知らなかったです。で、おもしろかったのが、ちょっと分かりづらくて申し訳ないのですが一番上の店舗の外観写真。看板の中央の怒っているおっさんは「次男坊」なんですが、より大きい右側の女の子が「味千」のマスコットキャラクター「味千ちゃん」ですって。

10月16 藤龍(イオン市野)

浜松インターの近くにあるイオン市野へ行ってみました。市野(いちの)町の方が私の自宅に近いんですが、なぜだか私はイオン志都呂の方にしか行ったことがなかったのです。いやーー、「志都呂の方が若干大きい」と聞いていましたが、市野に来てびっくりしました。なんだこの施設。やたらと駐車場に入るまでが複雑で、施設内も何が何やらで、さらに帰る時にもぐるぐる廻らされて出たおかげですっかり方角が分からなくなるほどでした。四方どちらを見渡しても同じ景色。田舎にあるからこそ志都呂の方が分かりやすいんですね。というわけで一回行っただけではイオン市野は謎の施設。

さて藤龍。ここは「横浜豚骨醤油ラーメン」を名乗っているというのです。

とんこつスペシャル、770円。なんだこの安さは。葱と海苔と玉子とチャーシューが増量されています。

注文時、やたらとキレイな店員さんに「好みがありますか?」と聞かれたので「えっ!?」と言ったら「濃さとか油とか硬さとか選べるんですよ」と言われた。いや、あまりに美人の人だったからどきまぎしてしまって。貴女にはらーめんは相応しくないついでに言うとラーメン茹でてるにーちゃんもやたらとキリッとしてた。結局(いつも通り)「全部ふつーで」と答えましたけど、でも家系なんだなーと思った。

期待が高まったひとくちめ。む!? わたくしの家系の理想型は昔下田にあった宝来家と伊東の吉田家なのです。それらにくらべると一口目のインパクトが、、、薄い。しかし、ときおり家系っぽい匂いが鼻に攻めてきて意外と仕舞いまで楽しむことが出来ました。なかなかうまいよ。一口目より最後の一口が抜群に美味い。また来よう。次来る機会があったら「味濃い目」で行ってみたいと思います。それにしてもネギは邪魔でした。私にはラーメンに葱は不要だ。ワカメも要らねー。次はキャベツにしようっと。茹でですけど。

麺がこのようなやや平べったい形のちぢれ麺。虚を突かれましたけど、もっちりしていてとても好みでした。浜松にはこの手のが少ないんですよー。

10月14 福太郎(浜松西インター近く)

今日こそ海老蔵へ行こうとカレンダーを確認したら定休日。がっくり。
では市野のイオンにでも行こうと車を走らせたんですが、この店の前を通りがかったらふらふらと入ってしまいました。2度目の訪問。
お昼のランチ、日替わりランチセットで662円。正油味で。
福太郎は浜松近辺に10店舗ほどある福ちゃんグループのひとつですが、店長が無愛想なことと店内があまり清潔でないこと、なのにそれなりに美味しいことで有名です(笑) うん、ふつうにおいしい

ミニ天津丼が付いているのですが、どこがミニじゃいって感じです。美味しかったけど食べきれずに半分残してしまいました。もったいない。

10月12 土蔵(どら)(大柳町)

この日は、滅多に行かない浜松市の南区へ。
土蔵と書いて「どら」。ラーメンと西安飲茶のお店だそうです。かなり辺鄙なところにありましたぞ。5時前後でしたが、私以外に客はおらず、とても心配になってきてしまいました。立地って大事よね。(←余計なお世話です)。店内はかなりオシャレで3人いたにーちゃんもみんな格好良く、無言で黙々と働いていました。本などには「若い女性にも大人気」とかあったけどさもありなん。

「くせになる! やみつき醤油ラーメン」(700円)にチャーシュー(250円)をトッピング。
見た目は上のような感じで背脂がまたたくさん浮いているのですが(チャーシューが沈んでしまって全然見えませんね)、こっ、これはっ、これはウマイ。スープの感覚は数日前に食べた響き屋に似た感じなのですが、醤油の味がより強く固まって中央にデンと存在しているのです。このまとまった味はすごく大好き。

麺はこんな感じ。細手ですが噛みごたえのある麺で、これはこれで好み。

チャーシューはこんな感じ。これは食べ慣れない味(赤身?)で、戸惑った。

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己の弱さを見つめることができない卑劣な連中が彼を痛めつける。

2008年10月16日 21時00分14秒 | 遠州の歴史

15日はお泊まり。翌日は半日で終わりだったのですが、天気がものすごく良かったので、浜松の動物園へ行ってみることにしました。最近動物園撮りの写真家さんたちのサイトを良く見ていて、「実は浜松動物園って良い場所?」「ハンサムの動物さんばかり?」と気になりまくっていたので。

こちらさんとかこちらさんとか。

御想像に違わず小さい頃の私は猛獣好きのお子ちゃまでしたが、年を経て極度の水族館好きになってしまったため、相対的に動物園へ行く機会は減ってしまいました。浜松のこの動物園には来たことがあるようなないような曖昧な記憶なのですが、調べてみると昭和58年に現在の位置に移転したのだそう。それ以前は浜松城の敷地の中にあったそうです。昭和58年と言ったら私はすでにかなり大きなお子さまの時分。とすると、わたくしは昔の浜松城動物園にも新しい舘山寺の動物園にも来たことがあるはずに違いなく(我が父が新しい場所に連れてこないはずがありませんから)、しかし記憶がほとんど無いところから見ると来たのは移転当時の1回か2回ぐらいだと思われます。
浜松城内にあった頃の動物園ってどんな感じだったのかしらね。動物園だけでなく、昭和33年に現在の浜松城の模擬天守が出来る前は、天守台までのロープウェーもあったといいますから、むかしの浜松城がどんな感じだったのか想像もつきません。(そういえば大部前に浜松城の踏査に行って、書きたいことはいっぱいあるのに、その記事はいつ上げましょう? わたし?)

ということで行ってきた。入場料は400円なのですが、年間パスポートが800円だというので血迷ってそれを買う。だってこの動物園、私の仕事場から車で3分なんです(笑)。こりゃ何度も来なけりゃソンだろう、むしろどうしてこれまで一度も来なかったんだよっ、って。が、800円は800円なんだけど、次回までにパスポートに貼る写真を用意してこなくちゃならないんですって。ちっ、余計な出費が増えてしまいました。(デジカメ写真で自分でプリントアウトで良いそうです)

動物たちのユニークな仕草を綺麗に美麗に撮って披露しているサイトさんはたくさんありますので、美意識に問題のあるわたくしがわざわざ同じ道に足を踏み入れる必要もあるまい、わたくしは立地や経営上の秘密を見させてもらおう、などと行く前は(ちょっとだけ)思っていましたが、だめですね、目の前にするとやっぱり動物たちの表情ばかりを追ってしまう。やっぱり私は動物が好きだったんだ~~

思えば、だいぶ前に私はハンドルネームで「熊」と名乗っておりましたので、全国さまざまなところの熊を追っていた時期がありました。だから今回も一番魅入ってしまったのは熊。

ヒグマ。いいなあ~~、かっこいいなあ~、羆。
奥で寝そべっていたのですが、私が身を乗り出して見つめているとのそのそとこちらまで歩いてきて睨み付けてきます。それからは場内をうろうろ、のそのそ。かなり年は取っているようですが、貫禄ある。

さすがに横顔を良く見るとイヌの仲間だというのが良く分かりますなあ。
わたくしは「ネコ派」というよりは「イヌ派」寄りな人間なので、こういう凛々しい顔を見るとドキドキして恋に落ちてしまいます。が! なんだか勘違いしていてわたしは「クマはイヌ科」と思い込んでいたのですが、調べてみたら正確にはクマは「ネコ目クマ科」で、一方イヌは「ネコ目ネコ亜目イヌ科」なんですってね。イヌの方が若干ネコに近い。もちろんクマはヌコよりもおイヌさまに近い動物なんですけれど。

このヒグマに比べると、マレーグマって一体何の動物なのかよく分かんないところが面白いです。

なんだこいつ~~、この動物って森の中にいる何かの妖怪なんじゃないの? 犬だよね? この人って犬だよね? もちろんわたくしはこの動物が大好きです。今新しいハンドルネームを名乗るとしたら、「肥前のマレー熊」と絶対に名乗りますな。

 

美しい・・・

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微笑む魚。

2008年10月14日 15時54分42秒 | 遠州の歴史


<ウォットにて>

やっとこさ、tahooshoさんに教えて頂いた「水のクリスタル」を探しに行ってきました。
『赤い鳥』という宝探しサイトでのおはなしです。
無事発見。やったぜ!

・・・・・と思ったんだけど。
宝箱(?)の中に入っていたカードを持ち帰ってくるだけでいいと思っていたんですけど、そのカードのどこを見ても「キーワード」とやらが書いてない。…どうやら宝箱(?)そのものにそれは記されてあったようで、わたくしはそれをメモしてくるのを忘れてきてしまったようなのです。ついでに、中にログブックというのがあって感想を書くようになっているのですが、実は自分の名前(ID)まで記載してこないと宝物発見の証拠とならないんですって。ちゃんとルールを確認せずに行くからこうなるんです。

…というわけで任務失敗。トホホです。

重要事項の整理。

①問題文を読んで当該地へ赴く。ヒントに記された場所には「赤い鳥」のラベルの貼られた小さな「?」がある。その中には「カード」と「ログブック」と「先達が残した宝物」が入ってる。
②思わずログブックと先達の遺品に見入ってしまいますが、大事なのはbinです。ここに肝心のキーワードが記されている(らしい)。←私は気付かなかったもん。
③カードは1枚だけ貰って良い。(ここでは「美餐の魚」というカードでした。と言っても私の時にはカードは1枚しか入ってなかったですけどね。なので写真に納めただけで帰ろうとしたらしばらくしたらおばちゃまが「持ってってもいいんだよ?」と声を掛けてくださいました)。しかし大事なのはvinに記されたキーワード。カードは何の役に立つのだろーか?
④vineには宝物が1つ入っているのでこれを貰ってしまっても良いが、代わりに自分が持参した宝物を残していかなければならない。
⑤中に入っているログブックには自分のIDをちゃんと書いておくこと。(私はただ無難な感想を書いただけでした。実は前の人のを読んだら誰も名前を書いてる人がいなかったので自分も習っちゃったんですよね)

この宝箱(?)が設置してある施設の係員の人は、とても親切なんです。wineを手にとってしげしげと眺めている私を見て、嬉しそうに「宝物は入ってましたか?」と声を掛けてくださった。でも(ルールを全く失念していたので)「代わりの物を入れなくちゃならないんですね…」と悲しく呟いて30分ぐらい「何を入れよう」と辺りをうろうろしていたら「なんなら代わりの物を入れないでもそのままでもいいですよ」とまで言って下さった。さすがにそれはできなかったけど(だって楽しい体験ですもん)、とても嬉しかったです。

コメント (4)
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新しいデジカメ。

2008年10月06日 23時42分28秒 | 自分について言う

ふと衝動的に新しいデジカメを買ってしまいました。
私の先代のデジカメがお亡くなりになって以来、私はずっと妹のデジカメ(カシオのエクセリム)を使用していたのですが、ここのところこのブログで写真のアップがぐっと減っていたのは、外に出る機会が極端に少なくなってしまった為です。それは、私が連休を貰う時に限って妹も休暇でデジカメを返却していたり、或いはそうでなくても給料日前でどこにも行けない状況になっていたり。結果、休日と言えば私は朝から酒をかっくらっていて、おかげで未完結の記事に手を加えることも出来なければ非道く体調も悪い。いかん、外に出なければストレスも解消できんのに、気力も生まれないのに、と思いつつも、カメラが無ければ外に出たって仕方がない。思えば私が旅に出てないのは6月の伊豆以来だぞ。あああ、カメが欲しいカメが。なんで妹はこんなに休みばっかり取っているんだろう?
おっと俺っ、妹の悪口はそこまでだ! 私の妹はほんとうに良くできた妹で、カメラしか趣味の無い私を思って毎回用が終わったら磐田から浜北までわざわざ持ってきてくれ、「返すの遅くなってごめんね」と言いながらついでに美味しい料理を作ってくれる。ゴメンもなにもそれあんたのだよ。私の方から妹の家まで取りに行った事は一度も無いのです。
で、私はそのことを心底心苦しく思っていて、「兄ちゃんが金持ちになったら同型の最新式のやつを買ってやるから、それ俺様にちょうだいね」と常々言ってやっていたのです。妹は元カメラ部で、細かい所にそれはこだわる性格でしてね。
予算は5まんえんぐらいで来月かその辺りには約束を果たせるだろうと。
が、そう言いつつ私は自分の好みの別のメーカのやつを買ってしまったのでした。本当に衝動買いってのは怖いわい。妹にはまた別の、、、 うなぎパイとかバナナを買ってやるからね。

買ったのはフジの「ファインピクスF100fd」。カメラのキタムラにて。
本体が¥25,400に別売りの専用ケースと2GのSDカードを付けて計¥28,800。お買い得でした。(同型機が近くのカインズホームでは¥31,000でした)。やっぱり私はお店にずらっと並んだ似たような各社の製品を見比べながら、無意識のうちにフジのものを最上の選択肢として選んでしまう。それは私が最初に買ったのがフジのだったからです。初めて私がデジカメを買ったのっていつだったっけ? とにかくその昔、雑誌を数種類買って情報を見比べながら「よしオリンパスのを買おう」と強く心に秘めて富士市の量販店へ向かい、しかし何故かフジの130万画素の物を買って帰ってきてしまって以来、なぜだか私にはフジの物がしっくりくるようになってしまっているのです。おそらくそれは富士の土地の民の血の成せるワザ。愛用のパソコンも富士通ですし。(が、フジテレビや産経新聞は嫌いです)

ま、そんなことはどうでも良くて、早速試し撮りに向かいます。
行ったのは旧天竜市鹿島にある椎ヶ脇神社。平安時代初期に征夷大将軍坂上田村麻呂が建てたと伝えられる神社です。

この神社に祀られている神様は闇淤加美(くらおかみ)というそれはそれは珍しい神様で、水の神様なんだけどそのむかーし「カグツチ」という名前の偉大な火の神様がその父によって斬り殺された時に、、、、 …ってこの話、前にもしましたよね。であるからして省略。とにかく今一番気になっている神様です。ちなみに秋葉山や舘山寺のある舘山の御神体はカグツチだ。
ともかく今日の主眼は写真です。折しも天候は晴れだか曇りだか良く分からない案配。こういう天気でこういう仄暗い場所ほど、新しいデジカメの性能もわかるってもんです。

む!? なかなかいい感じ。
一時期一眼レフの高性能な奴が欲しいと思った頃もありましたが、今では考えを改めています。やっはりこういうのはコンパクトなやつじゃなけりゃあ。見たままをそのまま映像として残す。キレイに撮ろうとしちゃ駄目です。(まあ根ががさつな私には耽美な写真は撮ろうと思っても撮れませんけどね)。ジトジト感と整備されてない無雑作感は思いの外出てると思う。

でもやっぱり大部真っ黒になるので、ホトショップで大々的に手を加えなければなりません。

天龍川を渡る天竜浜名湖鉄道。水の色と空の色は良い対比の具合ね。……いや、ちょっと暗いですか。

ついでなので、秋の青空と夕空との対比。これ、同じ時刻に撮ったんですよ。まだ5時ぐらいなのに。今日はこういう天気だったんです。


「夕空モード」というのがあったのでそれで。実際はこんなに冥くない。上の写真と同じ瞬間に右と左を向いて撮ったものです。

西鹿島の町風景。この辺りは私が小さい頃からとても心惹かれている雰囲気の風景なのです。坂の上に家があるって風景には昔から萌えるんですよねえ。長崎や伊東や横浜がそうだったので。こっちはすごく錆びれているんですけども。

小さい頃、こういう配置の水溜まりが大好きでした。
窪みの連なりを地図に見立てたりしてね。
影はワタシ(笑)

遠鉄西鹿島駅。遠州鉄道(赤電)の終点にして天竜浜名湖線の中継点。遠鉄はいいとして、私には天竜浜名湖鉄道の存在意義が長らく謎でした。掛川市と天竜市と湖西市の辺鄙な所を結ぶ線。それはいいとして、旧浜北市から見ると旧天竜市は隣町なのですが、要は天龍川の北が天竜市という認識なのに、唯一天竜市が天龍川の南岸に進出している場所がある。それがここ鹿島&西鹿島なのです。ここって浜北市になるのが妥当でしょう? なんだか小帝国・天竜市の帝国主義にしてやられた感じが強くて、幼い私には無意味に悔しかった。…でも、浜北市も天竜市も浜松市に飲み込まれた今となってはもうどうでもいーや。

ただ、この駅は肉眼で見るととても赤くて非常に目立つのですが、このカメラだとこんな感じ。…逆光だからか。フジのカメラは逆光・暗闇・室内光に弱いですよね? フジには限らないとも思いますけど。

ついでなので、天龍川を少しだけ北上して船明ダムへ。船明と書いて「ふなぎら」と読みます。
ここはせせこましく見えるダム湖なのですが、奥行きがすごく長いのでなかなか神秘的です。なんでも「船明ダム湖ッシー」という怪物が出るという噂が、、、、。普段は学生たちのボート練習の場となっています。
思うと秋葉山から二俣城までの間の区間は、戦国時代のごく限られた時期に、武田氏と徳川氏の壮絶な駆け引きがあった場所でして、そのすべてがこの十数mの水の下になってしまっていると考えると感慨深いですし、その水の上で現在でも若者たちが日夜汗を流していると想うととても趣深いです。

タイミングにもよりますが、深い山の色がこの発色なら、なかなかいいんじゃないでしょうか? 天候は曇り、日没迫る5時半ぐらい。ホトショップの活躍は3割ぐらい?

さてさて、このデジカメを買った最大の目的は「ラーメンの写真を美味しそうに撮る」なので、時間もいいことですし、ラーメン屋さんへ直行。

行ったラーメン屋さんについての詳細はまた別の機会にお話しするとして、どうですかこんな感じで写真? うまかったですよ。
でも、実は月曜日はこのあたりは一斉にお休みの日だったらしくて、天竜市から笑喜家→麺屋海老蔵→天日地鶏→青空キッドと来たのに全部休み。結局浜松駅まで来てしまいました。
悔しいので、もう一杯食って帰る。

うひー、もう食えません。
こっちを一杯目に食べておくんだった。表面に綺麗な具合でマー油が振りかけられておりまして(浮かべられて、じゃないところがポイント)、その馨しい香りも写真にできたらいいんんですけど。実は一番香りが強かったのは「青のり」でした。青海苔は富山名物なんですか? もちろん伊豆でも浜名湖でも名物ですよ。

最後に、
前のカメラではどうにも苦手だったちんまいものの接写写真を。
1年ぐらい前まで私は小さいいろいろな物のコレクターだったので、それが上手く写真に撮れなくて甚だ困っていたのですが、、、、 最近はあんまり蒐集しなくなっちゃったので、まあどうでもいいといえばいいんですけど、でもこんな感じです。


フラッシュ焚かずに天井光のみで。


フラッシュ! おぉ、いいじゃないですか。

淡い色がかなり飛んで行ってしまってるのが惜しい所ですが、そんなの今後の私の精進と技術の向上でなんとかなりますよね。センジュナマコさんはかなり長期間放置されていたものなんですが、上の触手に積もった塵がちゃんとささやかに克明に写真されているのに笑ってしまいました。ハクショクウブゲセンジュナマコ。いいんじゃない?

見事に細かい所が綺麗に撮れているのが満足です。

コメント (3)
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