オセンタルカの太陽帝国

私的設定では遠州地方はだらハッパ文化圏
信州がドラゴンパスで
柏崎辺りが聖ファラオの国と思ってます

死の国サーイ。

2022年12月31日 02時44分44秒 | ラーメン

これは7月に行った厚木家。
史上最強のラーメンを食べたと思った。

8月に行った町田商店春日井店。
(7月の無酸素旅行を除いては)久しぶりの旅行だったのですが、神奈川も静岡(浜松除く)も愛知も町田商店だらけになっていて慄然とした。世の中どうなってしまっているんだろう。

 

 

数年前に身体を悪くしてしまったので身体を労るためにしかラーメンを食べなくなってしまいました。
ところがこの年、12月になって、私の帰り道に家系のお店が2店舗も開店した。なんで今さら。
もともとあった松壱家(これも1年ぐらい前の開店ですけど)と、それから山岡家薬師店と合わせて、いきなり帰り道の選択肢が4つになってしまいました。まあ、全部増殖系のお簡易家系なんですけどね(山岡家除く)

有楽家浜松ささがせ店。
有楽家? せっかく有楽を名乗るのなら「日本4大有楽町」のひとつである有楽街に開けばよいのに。浜松の有楽街は、そこで織田有楽斎が生誕したという伝承があります(ウソ)。鬼を大きなマスコットとしている。織田有楽斎がお茶と芸の鬼の化身でしたからね。調べてみたら、もともとここにあった一刻魁堂と経営母体が同じで、東京とか横浜とかには全然関係のない愛知県の会社によるものだという。経営するJBイレブンは愛知県知多郡の会社だそうで、織田有楽斎が知多と関わりが深かったからそれに由来する店名なのか。意外と奥が深かったりして。まあ、織田有楽斎は犬山の桃太郎伝説のモチーフのひとつでもありますからね(ウソ)。旅行中、一刻魁堂も各県で頻繁に目にしましたけど、浜松では完全に撤退したことになります。(磐田のららぽーとにはまだある)。前にはサンストリート浜北にもあったんです。有楽家といったら、私は奈良の黒塚古墳に8月に行ったんですよ。(織田有楽を祖とする柳本藩は古墳に城を作った珍しい藩)。ちゃんとそこまでレポートを書きたいんですけど。

お店は天井に巨大な鬼が描いてあります。浜松人はこういうの好きなんですよ。

白い系の家系です。
チャーシューメン濃い目1,030円を注文したんですけど、なんか手違いですごく豪華なのが来ました。(ライス付き)。手違いなので食べていいんですって。ラッキー。
この日は2回目だったんです。
前回のは普通めで頼んだので濃い目と比較するために来た。濃い目の方が抜群に良いな。有楽家のスープは一口目がほんのくすぐる程度の良い匂いで、あとはやわらかい。強さが無い。万民受けするために工夫してあるのだろうと思いました。最後まで柔らかい家系(良い意味で)。あと、ぬとぬとする(良い意味で)。あとあじが非常にぬとぬとする(良い意味で)。
チャーシューは嫌いじゃ無いけど小さいぞ(悪い意味で)。増しても満足できない(悪い意味で)。でも嫌いじゃない。

麺は全く印象に残ってない。悪い意味で。全体としてチープさが際立つ。ただし立地はすごく良い。別に家系がチープでだからなんじゃいってものだから、ここが1年後にあるかどうかは、運が左右するものだとおもう。(だってあの一刻魁堂が数年間あった場所ですから)。ただ近距離に山岡家と松壱家と一蘭と甘藍屋という弱敵がありますからね。私はたぶん数回通うと思いますけど。

魂心家とかは完まくとかいってスープを全部飲み干すとトッピングサービス券をくれるのですが(もらったことないですけど)、ここはそれをしなくても強制的にくれます。だがしかし、無料でくれるものがしょぼっ。不景気の波を切実に感じます。魂心家や松壱家は深夜でもライスや黒烏龍茶が飲み放題だったのですが、もうそれもできなくなっているのか。(今日の私はライスを無料でいただいたけど)終日ライス無料なんて今後はムリだろう。でもこの不景気で、量産型のラーメン屋を開くのが一番効率が良いというのはよく分かる。

 

松壱家大入西塚店。
もともとは浜松中心街の有楽街の脇道にあった。私が浜松駅前で働いていた頃良く通った。私は魂心家よりも松壱家派だった。浜松で初めて緊急事態宣言が出た頃、ちゃらいにーちゃんに「うちもだめみたいっすよ」と言われたのですが(ウチもやばかったし)、私が勤務地を移転した頃、このお店も有楽街から西塚町の柳通り沿いに移転した。私にとってはむしろラッキー。以後良く通っている。有楽街にあったときより確実にお客さんの数は多くなっている。(若者がゆっくりできる店になっている)。ビールは飲めなくなっちゃったけどな。(車通り店だからお得なビールセットもなくなっちゃってる)

チャーシューメン濃い目1,060円。
松壱家大入は完全に一口目が一番美味しいラーメン。一口目というより、一口目を食べる前にスープのニオイを嗅ぐのが一番おいしいラーメン。私こういうの好きなんだ。2口目以降はもうどうでもいいです。麺は完璧でもないがそれなりにうまい気が。
だがチャーシューは私の好みの正反対です。チャーシューメンは今後頼むでないぞ、未来の私。私がラーメンチェーン店で一番美味しいと思っているのは山岡家のめちゃくちゃジューシーで歯応えのあるチャーシューです。松壱家は歯応えはあるけど○サくてホソホソ。

工場系なんでこんなこというのも気がひけるんですけど、ちゃんと店ごとに目指すべき方向性が感じられる気がしておもしろいですヨ。
今の私は浜松のアメーバ系では松壱家が一番好き。ちゃんと丼の底には骨粉がザラザラ感じられるよ。だがしかし、ここで濃い目で食べるのは失敗だ。しょっぱくてくどいっす。松壱家では全部ふつうで注文するのが私的には最善みたいです。おもしろいね。覚えとこう。目指すべき理想は蔵前家の濃い目であるので、ついどこでも濃い目にしたくなっちゃうんですけど。蔵前家の濃い目は別格なのです。
調べてみたら、松壱家の「松」って別に浜松の松じゃないんですって。じゃあ何の松だ。10年ぐらい前には静岡市にも松壱家があった気がしましたけど、今では静岡県内の松壱家は浜松西塚店ただひとつです。

 

 

世間に町田商店があんなに増しているのに、どうして浜松にはまだ一店舗も無いのかというと、広義で町田商店である麺匠家が、既に浜松では満ち満ちているからですね。

2022年の12月に開店した、麺匠家浜松インター店。

1月の3日に行きました。オセチもイーけど加霊だヨーホー

醤油チャーシュー濃い目、990円。
新店だがここはまだ黒烏龍茶がサービスである。コロナ前の量産店のイメージ。

白い家系。写真じゃこれの何が白いのか分かんないと思いますけど、これは白い。実は蔵前家も白いのですけど、あちらは本物の白い家系。こちらは白い偽系。

 

わたくし先日初めて他所で町田商店を食べて、「町田商店って何だろう」ってずっと悩んでいたんです。だって私は浜松で麺匠家を何度も食べていたから。でも麺匠家と町田商店っていくつかの点で全然違いますね。当たり前ですけど。でも麺匠家は町田商店です。
有楽家と同じく、ぬとぬとするスープのイメージ。このぬとぬとは、好ましい時もあるし、そうでもないときもある。そのときの体調による。

いちばんいけないのがチャーシューで、これはわたくしが名付けるところの「シーチキン系」。私はこれを好みません。
豚肉で何がシーチキンかって話ですけど、食べれば分かると思います。私はこれを好みません。豚の肉の何をどうしたらシーチキンになっちゃうの。だがこれも世の中でたまにまれに見られる物であるので、これを好む人も世に多くいるのは理解できます。でもかくいう私、記憶力が無くて何故か毎回増量しちゃうんです。ワシこれそれほど好きでないで、自分。
濃い目はこのお店でもしない方がいいみたいです。一口目はすごくおいしいんですけど、私は「ふつう」がいいみたい。

完まくなんてしたことないが、完貘したときのサービスにもらえるものがコロナ前を保ってる。キャベチャがあるんですのか。

 

1月15日再訪。

チャーシューメン全部普通(990円)にキャベチャー(160円)追加。
伊豆出身の人だったら、吉田家とか松福とかで、家系のラーメンにゴリゴリワシワシの生キャベツがどれだけ合うかわかっていただけると思います。浜松にはあれが無い。ですが。

どこがキャベチャーじゃ。ほぼモヤシやんけ。
きゃべつはゆでられたもの。そりゃそうだろうけど、偏見だろうけどキャベツは生の方が100万倍うまいぜ。そしてモヤシは要らんぜ。

「こういうことだろうなー」と思って盛ってみました。決して悪意のある盛り方をしたのではなく、本当にキャベツはこれくらいしかなかったのです。そしてモヤシはまだ丼に5分の1ほど残っているという。私の思っているキャベチャとは違った。蔵前家のキャベチャーはまだ生キャベツ(モヤシ無い)ですからね。

しょうがないので、無料トッピングの生タマネギもお願いして足してみました。わたくしまた、12月19日から1月2日まで持病の痛風を患っていて、痛風には意外と生のタマネギが良いという。でも一人者だと、生の玉葱ってどう食べたら良いか分からないからね。

こうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エマニュエル夫人。

2022年12月21日 04時52分49秒 | わたしの好きな曲

急にカール・フィリップ・エマヌエルの曲をたくさん聴きたくなり、注文してしまいました。
私はミハイル・プレトニョフの1998年のピアノ曲集が大好きで、それから似たようなCDをたくさん買った様な気がしたのですが、よく考えたら持っているのは10枚弱でした。でもしかし、カールの曲って音がかなり特殊なので、プレトニョフの至高性と全く同じ興奮をもたらしてくれるCDは無かったな。トレヴァー・ピノックのシンフォニア集とグレン・グールドのヴュルテンブルクソナタ集は、全然違う感興を得たくて聴きます。私は古い人間なので、今でも曲はCDを買って聴く。

とにかく私の好みは、ピアノの打鍵音。
フォルテピアノでなくてはだめなのです。ハープシコードやチェンバロは面白さを顕現できてない気がするのです。(それはそれで面白い音なのですが、あくまで私の好みでね)。カーフィリプの時代にはピアノフォルテなんて存在していなかったのに面白いね。アナ・アリア・マルコヴィナという人の演奏が素敵だという噂を耳にし、26枚組のピアノ曲全集が12000円ぐらいだという。しかしHMVだとこの26枚組を含むエマニュエル作品集60枚組が9500円で買えるという。すばらしい。
11月の半ばに注文し、届いたのは12月の5日頃。注文ページには「1週間程度で入荷」と書いてあったのですが、11月終わり頃に「輸入がままなりません。先方で商品が確保できてません。もしだめだったら勝手に注文はキャンセルさせていただきます」みたいなメールが来てやややきもき。でも実はこれはHMVではよくあることなのです。HMVは必ずやってくれます。実はHMVにキャンセルされたことが過去数回あったのですが、そのあとよく調べると、もっとお得な商品がリリースされていた。HMVはかなり良心的でよくがんばっていて、私はとても信頼している。

で、無事に届きました。
この頃の私は待ちくたびれすぎてCPEの曲をずっと予習していて、焦がれきっていました。私が聴きたいのはピアノ独奏の26枚の部分だけです。1日1枚でも26日間は楽しめるぞ。・・・しかし、半月経った今、聴いているのはまだ1枚目なんでした。あれーー? なんだ私、買っただけで満足してしまうパターンだ。

 

26枚組の1枚目は、カールフィリップの代表作のひとつ、「プロイセンソナタ集」(1740~42年)です。
6曲の曲集ですが、聴いたことの無い曲ばかりでした。でもこの作品群はあまりおもしろくない。おもしろくないと思わせつつ、やがておもしろくなってくるのがおもしろかった。それより私は、おまけで入っている「協奏曲ハ長調」という作品に耳を見張り(?)ました。これも聴いたことが無い作品でしたが、私が聴きたかったC.P.E.Tの理想的な音が詰まってる。やっぱりバッハには、有名じゃなくても傑作が多々あるんだなぁ~。


協奏曲ハ長調Wq.112-1(1765年) の第1楽章。アレグレット。

動かない動画ですが、これですこういうの。こういうのを今の私はずっと聴いていたい。
今さら知ったのですが、マルコヴィナの演奏ってYoutubeでかなり(公式?)あるんですね。全く知らずに買ってしまいましたが、私にとってはプレトニョフに準じる理想的なものでした。
ピアノが一人だけで演奏する協奏曲。協奏曲って何なのか。大バッハにも同じ主旨のイタリア協奏曲ってのかあって息子はそれをリスペクトしたんでしょうが、父様のより息子は何倍もいい。(←私には大バッハを過小評価する持病があります)

 

第2楽章ラールゴ。

第3楽章アレグロ。

 

マルコヴィナとプレトニョフの比較。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする