オセンタルカの太陽帝国

私的設定では遠州地方はだらハッパ文化圏
信州がドラゴンパスで
柏崎辺りが聖ファラオの国と思ってます

総括関ヶ原。

2018年08月08日 07時10分55秒 |   神君家康


津川雅彦氏が亡くなったんですって。
私にとって一番楽しかったNHKの大河ドラマは2000年の『葵 徳川三代』で、
津川氏演ずる徳川家康は、
私の中の徳川家康の理想像だったので、
とても悲しい。とてつもなく悲しい。
・・・悲しい。



石田三成の江守徹氏はまだご健在ですね。




「しめたッ!」
石田三成が要害の大垣城を捨てて関ヶ原に移ったということを聞いた津川雅彦氏と本多忠勝。



石田三成の使者 「ご助勢お願いいたす」
島津豊久 「なんじゃとこの野郎、ぶち殺すっぞ!!」



安国寺恵瓊の使者 「戦さは今たけなわでござる! 直ちに兵を進めよとの毛利秀元公のお下知にござる!」
関ヶ原には昼食を食べるだけに来た吉川広家 「オレは今から弁当を食う!」

・・・おもしろいなあ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たゆまぬともしび。

2018年08月05日 14時27分44秒 | 地図マニア!

やっと終わった! 完了した!
4月以来ちまちまと「すべての龍燈(秋葉山常夜燈)の分布地図を作ろう」と思ってお出かけをくりかえしていたのですが、ようやく、今現在浜松で私の知る龍燈を、すべて登録することができました!
何でも途中でやめてしまうわたくしにしては珍しいことです。(まだ浜松分だけですけど)

まちクエスト 『龍燈巡り』のクエストラリー


これ、浜松全体にいくつあったと思いますか?
なんと驚け! 197個もあったのです。
(※わたし以外の方がひとつ記載(=増楽町の龍燈)をしてくださってますので、私が『まちクエスト』に登録したのは196個+湖西市に1つです)

一ヶ月前に、「おそらく浜松市内に120個程度、遠州全体で200個ぐらいだと思う」と言っていたのが懐かしい。探せば探すほどどんどん見つかり、150個を越える頃には、「これはいつ終わるのか」と絶望的な気分になっていました。

わたくしは、旧・浜北市の出身。
浜北には立派な龍燈がたくさん知られており、「もっとも龍燈信仰の篤い地域」だと教えられてきました。その浜北全体で「龍燈は41基ある」とされていて、(※そのうちのいくつかは既に消失してしまっているのですが)、子供の頃の私も他地域にも龍燈が立っていることは知ってはいて、「浜北で41なんだったら、浜松全体で倍の80ぐらいかなー」などと簡単に考えていたのでした。
ところが、まちクエストで気賀周辺からクイズ問題を作り始めてから、龍燈が気賀の周辺に14個、三ヶ日町にも16個もあることを知って、「あれ、意外とあるぞ?」と思ってしまったのが運の尽き。全部見つけないと気が済まなくなり、半年がかりの仕事になってしまいました。(・・・とても暑かったので私のアトピー(=汗アレルギー)は猛烈に悪化した)





















実は、「現時点で知っている限りのすべての龍燈」と言っても、「ある(あった)ことは確実なのに、見つけられていない龍燈」が3つある。
私の最大の情報源、『滋賀県人会』さんのサイト。その中に載っている、

 ・天王町の天王神社の龍燈(東区)
 ・引佐町の横尾公会堂の龍燈(北区)
 ・平松町の八幡神社の龍燈(西区)

この3つは、何度も行ったのに見つけられませんでした。無くなってしまったのでしょうか。
(天王町は「天王神社」の場所が分からない。天王町の町名の由来になった神社のはずなのですけどね、調べてみると「大歳神社」に吸収されてしまったことになっている)


それから浜松の龍燈に関して、浜北の龍燈についての『龍燈・秋葉山常夜燈』(浜北市教育委員会編、平成8年)が唯一の書籍なのですが、この本に載っている龍燈のうちですでに無くなってしまっているのが、

 ・新原東原の龍燈 (←これは凄い立派な龍燈だったので惜しい)
 ・新原東原北の龍燈
 ・東美薗の八幡神社の龍燈
 ・八幡の龍燈

の4つ。つまり、浜北の龍燈で現存しているのは37基です。これはもう「飛龍王国・浜北」だなんてえばって言えないな。特に、私の家の近くにあった「八幡の龍燈」と「東美薗の龍燈」は、個人的に思い出深い龍燈だったので(これで小学生の頃、社会か研究発表会で賞をもらった)、とても悔しいですね。

さらに、それ以外に私は主にGoogleのストリートビューで隅から隅まで探してから現地に赴いていたのですが、ストリートビューにはあるのに、行ったらなくなっていたものが5つ。これも悔しい。

・天竜市の下阿多古の龍燈


・志都呂町の龍燈(西区)


・下江町の清心寺の龍燈(南区)


上のが、(↓)こんなのになっていました。(・・・これはこれでかわいいが)



・中野町の大宮神社の龍燈(南区)


・白鳥町の西光寺の龍燈(東区)




・・・とはいえ、197個もあったということを知っただけで大収穫なので、浜松のチビッ子はぜひこれを利用して、大いに「夏休みの自由研究」でもやってみてください。家の近くにあるいくつかの龍燈の分布図と、形の違う龍燈の図解を3つぐらい描くだけで、「優秀賞」は確実ですよ!

もちろん、私がまだ見つけていない知らない龍燈もいくつもあるに違いありません。またわたくしは「狭義の龍燈(=鞘堂のある常夜灯)」の地図だけで満足するのではなく、秋葉山常夜燈全体の分布を調べなければ、この地図で不自然に開いている空白のナゾを解き明かすことができたことになりません。それから当然、浜松だけでなく磐田市・袋井市・掛川市・森町の龍燈もすべて行ってみなければならないのですが、、、、 もうしばらく龍燈はいいや。(少し休んでから行きます)

そうは言っても、龍燈は遠州にしかない独自の貴重な文化です。
『まちクエスト』を通じて、私は似たようなものが名古屋(=屋根神)と東京(=路地尊)にもあることを知りました。いつかそれらも見に行きたいな。

・名古屋周辺の「屋根神様」。(※画像はWikipediaより)


・東京の「路地尊」。(※画像は墨田区公式サイトより。本体は右下のポンプです)





さて、ひとつ、とても変わった龍燈の例を。



中区の船越町にある龍燈です。
とても立派な龍燈に見えると思うのですけど(実際大きい)
この龍燈を、少し別の位置から見ると、



おわかりになるでしょうか。
右側と左側で屋根の形が違うのです。

この龍燈を北から見ると、「切妻(きりづま)屋根」のしゅっとした感じ。
これを南側から見ると、「入母屋(いりもや)造り」の重厚な感じ。

「どうしてこんなアンバランスなことをするのか」と思うのですが、
この龍燈は図体が大きく、また細部の造形も見事なせいで、近づくと細部に目を取られ、全体像を眺めるのはその後になるのです。少し引いて、少し感じていた違和感の正体に気づくことになる。



こんなこと一流の建築家がしますかね。(でも、この龍燈は龍燈としては一流の見事さです)
この龍燈は彫刻にも凝っていまして、四面のうち3つの面に細美な欄間彫刻がある。
そのうちの一面には、奇妙な生物が彫られています。



私はこれを仮「コウモリ翼の竜」と名付けましたが、たぶんこれは「竜」じゃないんですね。(魚?) この龍燈の欄間には、別の面に迫力ある正統派の龍もいます。で、197もある龍燈ではこの「ヘンテコ生物」がいる龍燈はここひとつだけなんですけど、龍燈ではない別の町にある「お堂」に、似たような奇生物がいるのがひとつある。



有玉南町の「天道大日尊堂」にある彫刻。それなりに古い物。
しめ繩に隠れているお顔を見てみますと(↓)



竜だ。
これ、どう思いますか。この変な動物に浜松では何かの意味があると、思わざるをえないではないですか。

と、この龍燈は極端な例なんですけど、このように、見る角度によって姿の印象が全然変わること、変な部分があることを発見するのが、「龍燈探し」をすることの一番の楽しみでした。どれを見ても「似たような感じ」と思うかも知れませんけど、小さく簡素な龍燈でも、意外と個性を追求していることもある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする