オセンタルカの太陽帝国

私的設定では遠州地方はだらハッパ文化圏
信州がドラゴンパスで
柏崎辺りが聖ファラオの国と思ってます

魂の盗人。

2010年01月30日 21時43分57秒 | ラーメン

 
パン祖のパン祭。4回目ですってよ。そんなになりますか。去年と今年のテーマはプチトマトだそう。

2月6 一匹の鯨(伊豆の国市南條)

もうちょっと温かかったら車で寝るところだったけど、ちょっと寒い夜だったし、車に布団は積んでるけど歳を追って喘息症は激しくなってて布団恐怖症だったし、今回の所はネットカフェで寝る事にした。7時間(22時~5時)、1700円。これでだって予定外の出費だ。読みたいマンガ(へうげもの、吉田家の嫁)もあったんですけど、無かった。
リアルゴールドが美味しくてがばがば飲んだ。俺、そろそろ身体壊すよ。隣の席の男がうるさい男で、全然寝られんかった。夜が明けて、牧之郷の景廉公の墓を経由して(写真を撮り直しにね)再び「田沢」のあたりをうろうろしたあと、修禅寺に向かって、そこを8時頃から11時まで歩き回った。
それから伊豆長岡の葛城山に登ったあと、ふと小惑星基地アクシズを通りかかると、「パン祖のパン祭」をやっていた。おお、懐かしい! で、同時に思い出しました。確か初めて4年前にパン祭を見に来た日、甘さの正反対を求めて一匹の鯨に辛いラーメン(いや、すっぱいラーメンでしたっけ?)を食べに行ったなー。そこでいてもたってもいられなくなって、鯨やさんに辛い(酸っぱい)ラーメンを食べに行ってみました。もしかしたらあの時以来じゃなかろうか?

R50ラーメン(酸っぱいラーメン、800円)と東京タコライス(280円)を注文。

酸っぱいラーメンってすごいね。要するにトムヤムクンの味なんですけど、辛いラーメンが一般に舌に来るのに対し、口の両脇の壁に心地よい刺激が来る。調味料のこととかよく知らないけど、勉強したいと思いました。

2月5 藤堂(三島市安久)

大好きな伊豆にいるといったって、日が落ちてしまったらすることがないので、懐かしい本屋や古本屋や道の駅で時間をつぶし、腹がこなれてきたので三島の「田ぶし」を目指してみたのですが、直前で気が変わって藤堂に入っちゃいました。

藤堂の澄んだスープの澄み具合は正直言って個人的には興味外なのですが、一匹の鯨との連繋技で食べたくなってみるときもある。
3年前とメニュ表がだいぶ変わってる。
燻丸(780円)にチャーシューを1枚追加して(+100円)注文。
好みの店ではないとはいえ、このお店の店員たちのスマートさには見ていて惚れます。

あまりにオシャレすぎて、全然膨満感も感じずにスルスルとあまりにもあっさりとツルツル食べ切ってしまったぜ。(←褒めてる)。全然負けた気がしない。さすがは藤堂虎、すごい。卒が無い。

2月5 一匹の鯨(伊豆の国市南條)

研修はこの日で終わり。明日と明後日はお休みだというので、折角なのでここで皆さんとお別れしてしばらく伊豆で過ごす事にしました。で、せっかく伊東にいるのでまた吉田家か松福伊東店かじゃんがらラーメンに行こうと思ったのですが、道に不案内な皆さんが亀石峠を先導しろというので、図らずも雪の峠道を越えてしまう事になりました。いいや、一匹の鯨にいけばと思ってオーケー。一匹の鯨。大好きすぎてこの1軒だけにしか行けないとしても全然悔いは無し。

「大人の時間・薬味たっぷりR30らーめん」(750円)を太麺で注文。

5年前に初めてこのラーメンを食べた時はあまりの独創ぶりに目をまわしたものですが、今ではこのラーメンのスープが私の中の基本になりすぎてしまって、心底ホッとする。力強い滋味が溢れていて、とてもおいしいです。だが、私がかつて知っていたものと比べて、ショウガの味がより強くなり尖った感じがかなり鮮やかになった気もするな。
茗荷うまい。
ショウガの舌触りがザラザラ。スープの誇り高い良い香りと実際の舌触りに、活劇のような差異があるのもこのラーメンの見事なところです。
相変わらずチャーシューはコラーゲンがたっぷりなタイプな美味しいもの。でもあんなに大好きで必ず2枚ずつ追加していたこのチャーシュー、いまでは苦手なものになってしまいました。トホホ、悲ちい。

でもでもしかし、このラーメンはほんと凄いな。すごくあったかくなるし、元気になる。R30でなくて最も基本な(薬味を抜いた)鶏のスープも再び味わい直してみたいと来るたびに思っているのですが、でも今日もやっぱりR30にしてしまった。

2月4 吉田家(伊東市吉田)

どうですこのキャベツの盛り。
前日の夜はみんなで伊東の魚を食べに行ったんです。
ところがこの日はグループ毎の終了時間がばらばらで、私たちが終わったとき別働隊がまだ帰ってきていなかった。だからお先して英キ家に行ってきたのですが、英キ家から宿に帰ってきたところで別働隊の人たちと行き会った。時間から見て「あら、この人たちも食べてきたんだな」と思ったんですが、そのあと酒を呑んでの反省会があると思われたのでしばらく部屋で待機。ところが疲れでウトウトしてしまって、ハッと目覚めて携帯を見るも、着信何も無し。「なんだね、今日は反省はしないのかね」と思った時点でうずうずしてきてしまったので、宿を抜け出して車で伊豆高原に向かいました。まぁ、そのために自分の車で来たようなものですからな。(決してワザとじゃなかったんですけどね)

久しぶりの吉田家。
うちの近所に蔵前家ができてからは初めての訪問です。
私が本物の六角家に行った事はないのですが、吉田家は六角家(と近藤家)の姉妹店を名乗り、蔵前家は六角家の後流(姉妹店)を謳っている。でも、私の認識では吉田家と蔵前家って全然違うんですよね。違う店なんだから違ってて当然なんですけども、どちらも同じ六角家をキーワードにしているものだから、気になって。
ところで、ネットで検索してみると、「吉田家のオヤジは吉村家で修行した」というのと「六角家の初期のメンバーだった」という2つの情報が混在してるんですけど、どっちが本当なんですか? もしかしたら両方とも本当なのかな。まあ、私は六角家と同様、吉村家にも行ったことが無いのでどうでもいいことでもありますけど。

前回来たとき(=1年前)は店員におばちゃんが2人いて、みなが談笑していたのを見て目を丸くしたのですが、今日はいつものいかついおっさんばかり。5人ほど。必要外のことはまったく喋らず凛と張りつめた空気。良し良し。ところが(客はそれほど少ないわけではなかったのですが)いつもそんなもんかどうか知らないけど店員数が過剰で、麺を作っている人の後ろで2人ほどのおっさんが腕組みをして見つめてる。まるで見張っているかのような雰囲気。なんかおもしろいな。
チャーシューメン(950円)を注文。
吉田家の厨房はとても見晴らしが良く、座った目の前で恐そうなおっさんが麺をふるっていたのですが、私の麺を作るところで若いにーちゃんに交代をしました。それはそうと、来るのが久しぶり過ぎて、どの人が一番偉い人なのかも、わたし、分からなくなってる。

うまいなあ。
完全にうまいなあ。
あたりまえですが、蔵前家とは全然違いました。
しょっぱさもほとんど感じませんでした。
キャベツはゴリゴリでした。
チャーシューも別格。
また来よう。
で、部屋に帰ってからしばらく読書をして、それからおとなしく寝たのでしたが、翌日聞いたところによると、昨晩は皆で一旦出掛けたあと一室に集まってかなり遅くまで男女入り交じって盛大に反省会をしてたとのことでした。ガーーン。「どうせあいつはラーメン食べに行ってんだろ」って言われてたんだって。仲間はぶせですかいな。いいもん、読書楽しかったもん。「かなり大騒ぎしてたけど気づかなかったの?」と言われた。ちーとも気づかんかったわい。

2月4 英キ家(※「キ」は「七」が3つ)(伊東駅の近く)

2日目は、研修が終わったあと「ちょっと散歩してきますー」といってラーメンを探しに出掛けた。夜の6時ぐらい。
適当に歩いていたら適当に見つかったのですが、中に入ってメニュー表を眺めて困惑。もりそば(=つけ麺)が異様にプッシュされてまして、メニュー表がまるでそば屋。私は付け麺には全く興味がないんです。ラーメンしか食べたくないんです。私は何を注文したらいいのよ? (※次のページをめくるとラーメンはあります)

だがしかし!
私がこのお店に興味を持ったきっかけは、かなり次郎長さんの御本に「家系ラーメンの店である」然のことが書かれていたからですが、この日行ってメニュー表を必死に眺めてみても、家系っぽいメニュは無い。
かなり困惑して仕方なく、とんこつベースの「白溶岩ラーメン」(700円)というのを注文しました。

おお! これはなかなか面白い見た目!
パっと見で茶色いスープの上に白い雪状のものがまぶされているかのように見えますが、よくよく見ると事態は逆で、白い豚骨スープの上に茶色い何かの物がまだらに浮いているのです。説明下手な私にはこの茶色がなんなのかは全く説明ができませんが、香りから判断して魚介類の何か。白溶岩とは良く名乗ったものだ。

スープは豚骨のまろやかさと魚の香りがきれいに分かれていて、一体感は無い。重みもなくいささかライト。その分、おしゃれな気分でいただくことができました。ごっそうさま。
しかし、次郎長さんの本で見た生キャベツの浮いている家系のものも食べたかったなー。
生キャベツ生キャベツって、わたくしやたらキャベツのトリコとなっておりますが。

2月3 空海(伊東市キネマ通り)

伊豆へ研修出張に行った。
会社のバスで行く事になったんですけど、集合時間は朝の3時50分(-_-)
ちゃんと備えて早く寝たんですけど、部長閣下から電話が掛かってきまして、「いまどこにいる?」と。慌てて時計を見ると3時50分。出発時間じゃん。「すみません先に行っててください。追いかけますので」と言って二度寝した。ま、我が家から会社まで反対方向に車で45分なので、家から自分の車で行く事にすれば、1時間も余裕が出来る。結局5時過ぎに家を出て、東名高速道路を飛ばして富士のあたりで会社のバスに追いつきました(-_-)
すんません。

で、その日の昼食は伊東の町で。
会社のみなさんと歩いて食事場所を探したのですが、みんな私が無類のラーメン好きと知っているので、誰も何も言わないのに近くにあったラーメン屋に入ってくれました。私、何も言ってないよ!
キネマ通りにある空海という店。店の中に屋台のある変な店でした。

チャーシューメン、700円。
お店の雰囲気から判断して、きっとお手軽な中華屋スープっぽいのが出てくるんだろうかと思い、実際その通りだったのですが、意外や意外、見た目とは反して結構濃いスープでこってりねっとり、スープの甘みがなかなか印象的な良いラーメンでした。私的にはとてもよかったよ。良く見たら潤沢な水菜といい、わたくし好みじゃん。浜松ラーメンでもないのにもやしが入ってる。
ただし、店主と中国人っぽい若いねーちゃんの2人で作っているにもかかわらず、提供時間がかなり遅くて(7人で行ったんですけど私のチャーシューメンが1番でした)、昼休みの時間をオーバーしてしまい(研修で行ってるのに皆で遅刻するってのはどうよ)、一緒に行った会社の他のみなさんにはとても不評でした。
私は時間にはとてもルーズな人間なので、良いお店だったと思った、と記しておきますよ。


2月1 支那そば屋 日歩未(旧浜北市中瀬)

おそらく4回目の訪問。
「日歩未でも藤田屋でも味噌ラーメンを食べた事なかったなー」と思い立って注文してみました。ねぎ味噌デラックスラーメン、1050円。写真じゃよく見えないですが、チャーシューと玉子とワンタンが追加されています。そうだ! 思い出した、玉葱が入っていて意外に思ったのは大喜じゃなくて日歩未でした。

これはうまかった。
日歩未のラーメンって美味しいんでしょうけど、私の理想とするラーメンからは正反対なんです。私の基準からすると薄すぎます。だから貶したい気分も多々有りながら、「でもやっぱりこういうのも美味しいんだろうな」と思い直して、毎回若干複雑な気持ちで褒める文章を書いてしまう。
(※個人的には藤田屋よりは日歩未の方が好き。藤田屋と日歩未の食べくらべの日記もいずれ書いてみたいですね。まあ、似たようなものですけど)
それがこの味噌ラーメン。味噌があるおかげで何の反対意見も感じず今回ばかりは美味しくいただくことができた。優しい味なんですけど。上に乗った白髪ネギから辛味がチワチワと混じり込んでくる。そして、写真で分かりますか? いつにも増して麺がハリガネ状態でゴワゴワしてたんです。ここの細麺はいつも過剰に柔らかいのに。
ま、日歩未に対して私の今回の感想はいけないと思います。こういうのは本来個人的に嫌いなんですから。また頑張ります!

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『浜松城時代の徳川家康の研究』。

2010年01月28日 20時56分08秒 |   神君家康

サンストリート浜北の本屋さんで平積みされていたので、おっ、と思いました。
せっかくの浜松の町なのに、地元ならではという類書は無いので。
価格は2300円。わたくしにとっては少々高かったので、手にとって購入までに少しだけ悩みました。
ページは360頁でボリューム感はあります。
試しに家康の遠江侵入のクライマックスの堀江城の戦いのあたりの記述を読むと、いまいちサラッと流してる。「このくらいなら20年くらいかければ自分でだって調べられるかも」と思ったんですが、2年ぐらい前に作った家康年表が誤りだらけでちょうど作り直したいと思っていたこともあり、「えいやっ」と思って買ってしまいました。あとから思えば、このとき思い切っておいてとても良かった。これは私には常に傍らにある本となることでしょう。とても便利な本だったのでした。

著者の小楠和正氏にはこれまで『検証!三方原合戦』、『結城秀康の研究』などの著作があります。「~三方原合戦」は図書館で見た事ある。(機会が無くて手に取らなかったけど)。中学校の教諭を定年退職したあと浜松中央図書館に勤務した方だそうで。・・・ハッ! 文章の組み立て方が似てるので、以前に浜松中央図書館で貰ってきた極めて充実したパンフレットはこの方が書いたんじゃッ!? ・・・と思ったんですが、でもやはりしかし『三方原合戦展』のパンフレットの中で『検証!三方原合戦』は参照本のひとつに挙げられていて、その記述の仕方が当事者ではない書き方だったような気もしたな。残念ながらその5冊のパンフレット、本棚のどこかに大事に仕舞ってしまったらしくて、いま手元に無くて確認できないんですけど。
家に帰って奥付をみると、、、 出版社名が無い、、、、。
自費出版だったんですね。これは頭が下がります。
自費出版でこの体裁で2300円はかなり大変なんじゃないかと。
今の浜松にはこういうのを世に出そうという本屋さんが無いんですよね。

浜松に住んでいた26歳から44歳までの17年間は戦いの連続です。でも「姉川の戦い」と「三方ヶ原の戦い」と「長篠の戦い」以外は勝ったり負けたりの地味な小競り合い続きなので、地元浜松でも「家康はいつも負けていた」「家康はいつも逃げていた」というだけで片づける事が多い。そのひとつひとつの出来事について、詳しく検証してくれているのがこの御本なのです。
この時代の家康について語っている資料はとても少ないんだそうですね。良質な本として名が挙げられる事の多い『家忠日記』、『三河物語』、『信長公記』、『甲陽軍艦』でも書かれていることがしばしば食い違っている。それに『武徳編年集成』とか『浜松御在城記』とか『三河後風土記』とか『静岡県史』とか旧陸軍参謀本部の『日本戦役』とか『顕如上人貝塚御座所日記』とか『知立神社古文書』とか、その他ごっちゃごちゃした沢山のあらゆる資料をいちいち並べ比べて、検証してくれている。これは便利です。
本って読み比べるのって異様に楽しそうなんですが、労力と時間が掛かる。御著者は73歳だそうですが、とても楽しんでおられるのだと思いました。

構成は、浜松城時代の家康の行動の各資料事の丹念な読み比べと、著者様みずからがその事件の場所の現場におもむいてみてのその御感想の、2本立て。
とても便利なのは、最初から順を追って全ての出来事を追いかけてくださっていること。この本の冒頭に書かれているのですが、浜松城時代の家康様の行動をすべて網羅している良質な史料は、ひとつもないのだそうです。適当にいろいろ書かれていることをどう組み合わせるかが面白いところ。驚くべき事は、かなり食い違うすべての出来事について、そのれぞれでどれが正しいのか著者様なりの判断を書いてくださっていること。当然、その過程で「通説」とはかなり違う著者様なりの結論がたくさん現れます。それが非常に多い事が、この本の最大の価値だと思います。

例をいくつか挙げてみましょう。
その1.
三方原合戦の直後の武田信玄の滞在地について。
通説では、気賀の町のはずれにある「刑部城」です。
主に甲陽軍鑑(並びに家忠日記・松平記・菅沼家譜・浜松御在城記などの信頼できる資料ほぼ全て)に「刑部で越冬した」とあるからですが(※実は刑部以外の場所を挙げている史料も結構あるのです。『三河物語』も)、著者は『浜松御在城記』に「信玄は三瀧城(=三岳城)に入って陣城を構え、ここで越冬した」と書いてあることを引き(←その後に同書は「正月7日に刑部を発った」と書いてあるのに)、実際に刑部城に行ってみて「ここに3万の武田勢が宿営するのは無理だ」と直感、さらに現地の聞き取りで「昔の刑部郷は現在の上中下の刑部村だけでなく隣接する地域を含んでいた」(←そうなんですか?)という情報を得て、「信玄は井伊谷で越冬した」と結論づけてくださっているのです。
すげえ。私も刑部城は何度も見に行っていますが、確かに小さすぎますわな。・・・何度見に行ったって単純な私などは「あああ、この小さな山に信玄様は半月も動けないような重病で伏せっていたんだなぁ」と単純に感激し、ついでにこの小城に入りきれない甲州の兵士たちがわらわらと周辺の低地にテントを張っている光景を夢想していたんですが、そう言われれば、ここって三方原の台地から坂を駆け下りたすぐのところですよ。勝った後とはいえ、高いところと低い所を考えてみれば、長期の陣を張る場所としてはおかしい。あのあたりは台地のひだの谷間が多くて複雑な地形ですし、昔は都田川が浜名湖に注ぎ込む湿地だった気もしますし。
「井伊谷」(いいのや)と言えば“美しく激しい赤鬼”井伊(万千代丸!)直政。波瀾の幼少時代を送った井伊直政は三方ヶ原の戦いの時12歳ですが、この頃は祖母の井伊直虎(女性です。万千代との年齢差は不明)に引き取られて井伊谷にいたハズ。(武田勢の引佐への侵入によって直政は浜松城へ避難し、家康に見いだされ“万千代”の名を与えられたとされております)。のちの万千代はこの少年時代に見た武田信玄のカッチョヨサがトラウマとなって、逆にのちに赤備えを家康に熱望することになったきっかけになったんじゃなかろうか。

その2.
武田軍の堀江城(=舘山寺町)攻撃について。
現地では堀江城(別名パルパル城)は、「家康と信玄がそれぞれ攻めても落ちなかった不落の城」と言われているのですヨ。(言ってるのは主にワタクシのみですガ)
舘山寺って武田信玄が三方ヶ原合戦後に籠っていた(?)刑部城のすぐ近くなんです。車で13分ぐらい。なので、わたくし単純に「信玄が突然の病気になって動けなくなってしまったので、することがない武田の末兵たちがヒマすぎて近くにあった敵対する城を戯れて攻めた」のだと思っていたのです。でも現地に伝承はいくつもあることは知っていても、史実としてはどの本にそれが載っているのかは知らなかった。
この本によるとそれが載っているのは、なんと『信長公記』だそうです。
著者様は言います。「信長公記では、「二俣城を攻め落としその勢いで武田信玄は堀江城へ廻って攻めた」とありますが、堀江城は二俣城からは三方原台地を横断して、さらに一度台地を下りたところにある遠くの小さな城である。(この記述だと三方原決戦の前に堀江城を攻めた事になるので、わざわざその前に家康を無視したというパフォーマンスをしてみせ、それに対する家康の出方を注視している信玄様が)わざわざこんなところを攻めるという事実があったとは到底思われない。“堀江”を都田の“堀谷”とすれば問題がないのかもしれないが、それでも疑問は残るのである」としているのです。
なんてこったーーい。でも確かにその通り。
現地には確かに伝説はあります。(※参考;http://www.ai-trip.com/trip/horie/horie3/horie3.html
ただし伝説があるからといってその出来事が本当の事実であるのかというと、「歴史上にほんの少しだけ痕跡があると分かると直ちにその周囲に無数の数百倍のミジンコの群れのような夢想説が生み出される」ということを知っている私たち(プラトンのアトランティスとかシンギスカン義経説とか謙信女性説とか家康影武者説とか朝青龍悪人説とか)としては慎重にならざるを得ない。まさか『信長公記』に信玄の堀江城攻めが三方原合戦の前であったと描かれていたとは! ・・・他の史料は無いんですか?
『信長公記』は歴史好きには唯一無二とされている史料ですが、家康関連については若干薄いところもあるように感じられるところもあるしなぁ。(何より“三方原”を“身方が原”と表記しているところが。なんだこりゃ。語源を知っている隣人だったら絶対こうは表さない)。手持ちの信長公記を読むとこの堀江城攻めの記事には変なエピソードが混ぜられています。これってよく考えると家康伝説でいう堀川城攻めでの逸話(三方原合戦に先立つ10年前の出来事)がごっちゃにされてないですか?

その3.
築山御前について。

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プラグマティシュ・ザンクツィオン。

2010年01月27日 10時21分51秒 | ラーメン

 
われらが浜松出身の英雄王・結城秀康公。

 

 

1月31 大喜(和田町)

今日もまた、滅多に行く事のない天竜川駅の方向へ足を伸ばしてみた。
これまた有名なお店ですが、私は初めてです。
本で写真を見て、「絶対私の好きそうなラーメンだ」と思っていたんですよね。
・・・・ところが、うーーん。なんせ食べたの12日前だけど、食べた感想をほとんど覚えてない。おいしかった、おいしかったんだよ。でも本でよく顔をみるおっさんを目の前で見て「本と同じおっさんだ!」と当たり前のことを思って、「本で見たとおり優しそうで厳しそうだ」と思ったきり、、、、
スープのニンニクの香りはよく覚えています。
ショウガの味はしたっけ。焦がしたネギではなくて「タマネギ」っぽいのに珍し感を感じたような記憶があるんだけど、実はこのあたりから記憶が定かではない。玉葱なんて入っていたっけ。
やっぱり食べたらすぐ感想を書きたいよね。だめな男。

大喜ちゃーしゅうめん、1000円。

でも東京豚骨とやら、ちゃんと感想を書きたいのできっとまた行きます。
夏には「レタス入り」という私向けみたいなラーメンがあるそうですよ。

そうそう、この日はこのあと仕事に行きまして、やっぱり自分のニンニク臭が気になった事だけ思い出しました。

1月30 一番星(有玉町)

山岡家から浜北バイパス(飛龍街道)を南に少しだけ行ったところに「一番星」というラーメン屋があって気になっていたのですが、なんせこの辺りはラーメン屋密集地域で当たり前のようにいつも山岡家に行ってしまうため、このお店には来た事がなかった。
ネット上でもこのお店の記録はほとんど無く、ごくわずかな証言の中に「このお店はむかしはやたろうだった」と言っている人がいた。
これはぜひ確かめなければと。(早太郎グループは最近浜松の中心部で大攻勢をかけています)

店に入って席に座ると、さっそく冷たいルイボス茶が出る。おお、はやたろうだ。(※ルイボスティーははやたろうのしるし)

トマトラーメンにも惹かれるところですが、おとなしく「黒とんこつチャーシュー麺」(800円)を注文。

おお、ごく普通のはやたろうだ。
味もふつうでした。はやたろうの味を「ふつう」というのもへんなものがありますが。
私が個人的に最も愛する「坊屋」の引き締まった味と比べれば、「まぁ普通」という感じです。
ところで、早太郎は最近「つけ丸」とか「くろたろう」とか、名前を変えた店で浜松で大攻勢をかけているみたいですが、(各店舗毎にいろいろな事情があるみたいですがね)、この「一番星」は舞阪近くの「坊屋」と同じように、「前ははやたろうだったお店が何らかの事情でグループを離れ、でも同じラーメンを提供している」んでしょうかね。
どうなってるんだろうはやたろう。
そういえばこの日記に書くのを忘れていましたが、このあいだ行った私の家の近くの「らーめん&だいにんぐ・オロチョン」で貰ったトッピングサービス券に、オロチョンとはやたろうの原島店は姉妹店だみたいに書かれていました。(原島店だけが同グループです、とあった)。どうなっているんだろう。はやたろうにも経営者によっていくつの流れがあるということでしょうが、でもあんなに個性の強いオロチョンに、はやたろうの影響はまったく感じないんですよね。

1月30 横浜厨房(べんがら横丁)

ここも来るのは2度目ですけど、前回来た時(開店した頃)はあまりにも腹が立ったので、ここで記録を書かなかったんですよね。なんとなくその怒りも薄れてきたので再訪。
何に対して腹を立ててたのかといいますと、横浜のラーメンって普通、家系ラーメンじゃないですか。なのに初めて行ったとき、メニューで一番選びやすい形で啓示されていたのは「鶏ガララーメン」で、私も間違えてそれを選んでしまったのです。「これのどこが横浜ラーメンなんだよ」と無闇に腹が立って腹が立って。(現在はトンコツしょうゆもよく見えるようになっているみたいですけど、最初はそうではなかったと思う)。
それから2年。めでたく浜松にも蔵前家ができたことだし、また行ってみよっかなって。
トンコツ醤油ラーメン、700円。
今度は間違えないぞ。

おおー、ちゃんと家系っぽい見た目と香りだ。
ただし、スープの表面には(通常家系には見られない)背脂が浮いている。麺の太さとモチモチ具合もなかなかで、味もそんなに悪いわけではなかったのですが、(報連草もちゃんと入ってますし)、でもなんか半分ぐらいから違和感を感じ始めてきてしまいました。(何にかは忘れた)。なんか残念。
変な感じのラーメン。

1月25 蔵前家(細江町中川)

26回目。
味濃い目でのりと味玉追加。
この組み合わせ(も)最高!
最近行くのは夕方の6時半頃ですが、この時間は店主さんは奥で休憩(?)していてにーちゃんが作っている。
前回と前々回、チャーシューがこれまでのと違ったので「変えたのかな?」と思っていたのですが、今回はいつも通りの赤身がほとんどのチャーシューになっていた。やっぱりチャーシューメンで注文すると、脂身の部分を大きくしてくれるのかなあ。(私も年なので脂身の部分がきつくなっているのですが)

1月24 竈(べんがら横丁)

このお店は現在残ってる中ではべんがら横町で最古のお店。
数年前に1回だけ来た事があるんですよね。
くんたまラーメン、800円。
前回来た時は、正直そんなに良い印象ではなかったんです。麺が緩くて「まあこんなもんか」と思った記憶があったのですが、今回来直してみたらとても美味かった。
適度に濃いし、どってりしているし、醤油の焦がしぐあいが良い心地だし、麺も美味しかったし、なにより薫玉は抜群に美味かった。
また来たい。

1月24 ディザイ屋(丸塚町)

2度目の来訪。
前回来た時「我が家の方角からは辿り着ける自信が無い」と書きましたが、適当に曲がって曲がってを繰り返したら、一発で着いちゃったぜ。私の方向感覚もなかなかやるな。(といいつつ、しばしば迷います。浜松の町は私にはどこも迷路です)
今日は前回食べそびれたこのお店のスタンダートメニュ・REVOを味わいに。
ところが、メニュ表が一新されている!(内容は変わってないのですが)。わたくしこれを目の前にしてまた頭が真っ白になってしまいまして、「ええええおれどれをたのめばいいのっっ」とあわてふためいた挙げ句、右上にある「化けREVO」(750円)を注文してしまいました。
冷静になって見直すと、「化け」というのは増し盛りのことで、私が頼むべきだったのは左上にある通常の「REVO」(700円)だったのでした。わたしは胃が人より小さいので、デカ盛りメニューなんてそんなに食べられん。どうして写真にするとこんなに何でもないのに、私の作戦ミスを煽るんだろう、このメニュー表。

REVOは魚介豚骨だそうで、前回食べたガーリックポークとは明らかに違う香りが登り立つ。とりわけて強烈なのはニンニクの香り。そういえばメニュー表には「ニンニクいれませんか」(プレスニンニク¥0)の文字が躍っていたのでした。私はこのあと仕事なのでもちろんニンニクを追加はしませんでしたが、それでも凄いニンニク臭だ。これは食欲がそそられます。

スープは非常においしい魚介豚骨。なんだか見た目といい野菜具合といい、とんやんのとの違いが良く分からなくなってきてしまいましたが(すみません、もう細かい感想を覚えていないんです)、でも美味しかった。最初、ちゃんと全部食べられるか心配だったのですが、全然余裕でした。モヤシの山も全然余裕でした。
特筆すべきは麺で、極太ゴワゴワ。このお店のデフォルトの麺だって決して細いわけではありませんが、わたくしとしては断然こっちの極太麺の方を押しますね。メニュー表によると通常のREVOは細麺で、極太麺を味わえるのはバケREVOだけらしい。そうなんだ。

1月23 三太(モール街)

山岡家好きの私がこれまで浜松で有名な三太に来たことがなかったのは、「モール街」ってどこにあるのか分からなかったから。名前がモルグ街に似てるから殺人事件に巻き込まれそうで恐くて恐くて。まぁ、そんなのは地図で調べれば分かる事なので、今日は意を決して行ってみました。昔は三太はプレスタワー横(どこ?)にももう一店舗あったそうですけど、今はこのモール街店のみだそうですよ。

狭い入口を入ると、店の中はかなり奥行きがあって思ったより広い。
学生さんもたくさんいます。(学割メニューがあるので)
店員として、若くて強そうなにーちゃんが5人ぐらいいました。多くてビビッた。

醤油ラーメン(650円)を注文。

先日行った三九との差異が気になるところでしたが、一口口に含んで。
うまいよこれ! 山岡家と同一とは言いませんが、確かに山岡家のいいところを凝縮して形を変えて打ち出している。特筆すべきは油の量の絶妙さで、山岡家の弱点である油の量のめちゃくちゃさを、こちらでは全く感じない。(写真じゃ分からないでしょうけど)。油を全く気にせず、美味しくいただけました。麺の太さも問題なし!
さすが三太さんだぜ!
また来よう。

(※店内には、「良く聞かれますが、当店と三九は全く関係がありません」との張り紙がありました)

1月23 満洲屋が一番!(べんがら横丁)

このお店ができた頃に来たのは、もう2年ぐらい前でしたかな。早いな。
えらく美味しかったような思い出がある。
極味玉とんこつ、850円。
これこれ、このへんなべっとりとしたクリームのような背脂。それからぐるりと回したマー油。これが印象深かったんだ。

ところが一口含んで。
、、、、、あれ?
こんなものだったっけ。あまり味がしない。
記憶の中ではとろーりと甘い豚骨スープだった気がするのですが、思い出補正だったのかなあ。
残念。右上の極味噌を溶かして初めて味がします。

久留米といったらいつものメンバーで丸星ラーメンに何度か遠征したなあ。警察犬。犬と書いて「とも」と読む。そんなことを脈略なく思い出しました。

1月22 リンガーハット(サンストリート浜北店)

せっかくなのでハシゴ。スガキヤと違ってこっちの方は私の青春の味であります。
長崎ちゃんぽん、500円。

山盛りの野菜はともかく、「カップ麺のシーフード味ってちゃんぽんのことだったんだな」とそんなことを今更思いながら食べた。

1月22 スガキヤ(サンストリート浜北店)

今日はなんとなくサンストリートに行ってみました。
新発売だという「コク旨ラーメン」(390円)とすきやき丼(330円)のセットを注文してみました。

スガキヤは愛知県民のソウルフードと言われておりますが、静岡県にも非常にたくさんあり、それなりに愛されています。でも私は小さい頃近くにお店が無くて全く食べた事が無かったので、そんな思い出は持ちませんでした。五味八珍・幸楽苑以上、トンやん未満、、、ぐらいなところかなあ。

注文したコク旨ラーメン。マー油で真っ黒。
さすがにニンニク臭が強烈に香ります。

ただしこの濃い黒油とスガキヤの素のスープの交わり具合はいまいち。こんなもっか、と思いつつスルスルと食べました。うまかった。

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ウイグル無頼。

2010年01月26日 09時54分50秒 | ラーメン

 
浜松市板屋町にて。「宇都宮にあった餃子像に似てるなー」と思って撮ったのですが、写真にしちゃうとそんなに似てないですね。残念。

私はそんなに食べる方ではないのですが、この一ヶ月でさすがに腹回りが見事なオッサンになってきました。ぷっくり。1年前はあんなに痩せたのにこの劇的変化は凄い。ラーメンて偉大だなあ

 

1月20 松福のカップ麺(セブンイレブン)

今回は番外編。
たまたま近くのセブンイレブンに行ったら、松福のカップ麺を見つけて狂喜した。
沼津港にある松福は、わたくしが「伊豆で一番好きなラーメン屋トップ3」の一本に入れるお店ですが、ちょっと前にそのカップ麺が静岡県東部を中心に発売された、という話は聞いていました。でもここは浜松市だしなー。松福の知名度は限りなくゼロに近いです。まさか浜松でも売ってくれるとは。電子レンジで温めるタイプのカップ麺です。

見て! 見て!
この硬そうなやや青い生キャベツ!
浜松のお友だちも、これを食べて家系のスープの生キャベツの組み合わせの無限の可能性に気づいてくださるととても嬉しいんですけど。
キャベツ、うまそう、じゅるり。

だがしかし、そんな私の心のワクワクは、一口たべてドーーンと落ち込みました。
こんなの松福じゃねえやい。
まずもって麺の食感が全く違う。おとうさんのばか!
いまでも売られているセブンイレブンの六角家のカップ麺の麺は完璧に近いので、これには落胆を禁じ得ません。
・・・ううう、伊豆に行きたいよう。

それはそうと、こういうカップ麺ってどういう作戦のもとに展開されるんでしょうねえ。
こんな日記を日々書いている私が言うのもなんですが、私は自分が食べに行けない地域のラーメン情報には全く興味関心がありません。旅行に行って「その土地で一番有名なラーメンを食べてみようかな」と思って情報を検索することはあっても、その関心の度合いは浜松における情熱よりも格段に弱いです。だって東京で美味しいラーメンを仮に体験できたとしても、そのお店に行く事は二度と無いんだろうからな。浜松はラーメン不毛の地ですが、それでも浜松ラーメン情報を漁る時間の方が格段に燃える。気に入っても気に入らなくても何度でも再確認できるから。
カップ麺はどうなんでしょう。コンビニに行くとたくさん有名店のラーメンが並んでいますが、ほとんど私がそれを買う事はない。どうせカップ麺とお店の麺はかなり違う、ということが分かっているということもありますが、やっぱり「行けない店には興味がない」ということが大きいと思います。稀に高いカップ麺を手に取る事もありますが、それは私の場合、食べに行った事のある店のがほとんどです。味の再確認というよりも、恐い物見たさの気持ちが大きくて。あの伊駄天のカップ麺ですら私にはイマイチでした。
松福のカップ麺が静岡県東部で発売された、というニュースを聞いた時は私は首をかしげました。松福は現在伊豆に3店舗あり、沼津港の本店と東椎路(富士市に近い沼津)と伊東と。松福のうまいラーメンを食べたいんなら店に食べに行けばいいじゃん。夜遅くまでやってるんだし。店まで行くのはめんどくさい、と考える人もたしかにいるんだけど、こういう地域ラーメンを好んで買う人って、そのお店が好きなひとだけでしょ? 先述したように知名度のほとんど無いであろう浜松で発売するというのも首をかしげたくなることだし。
だが、これまで私が一番感激したセブンイレブンの六角家のカップ麺も、近所に蔵前家(@六角家の弟子店で六角家の味を忠実に再現している)が出来てからは全く買わなくなったわたくしからしてみては、「そんなカップ麺の発売事情」になんか興味が湧いてきてしまったのでした。
おそらく、この松福のカップ麺は浜名湖を越えた愛知県では登場しないでしょう。あたりまえ、浜松で知名度は無いといっても「静岡のベストラーメン」とかそういう情報誌は県単位で発売されてますから。だが、そういえば浜松でも「ラーメン横綱」のカップ麺は売ってましたな。横綱は京都発祥のラーメンですが、わたくしにとっては名古屋のラーメンです。愛知には横綱はうようよありますから。(静岡県には一店舗もありません)。浜松でこれを買う人は、出張か何かで名古屋によく行く人じゃないかしら。ミニストップ(だったかしら)の横綱のカップ麺の東限はどこ?

1月17 荻窪ラーメン十八番(和田町)

天竜川駅の周辺も著名なお店が固まる地帯ですが、なかなかそこまで赴く機会がありません。今日は意を決して行ってみました。十八番ラーメン、840円。

店内はそんなに広くなく、夜7時ぐらいに行ったのですが、満席でしばらく待ちました。
カウンターに座ると厨房はとても見通しが良く、かなり静かに動き回る厨房内の様子をじっくり眺めていることができました。

ラーメンはかなりニンニクとその他の香りが高かったのですが、見た目ほど脂っこくはない。むしろアッサリ。写真に撮ろうとすると、天井の灯りを反射してしまってかなりテラテラと撮りづらかったのですが、本日3杯目のラーメンなのにかかわらず、苦もなくするするとお腹の中に収まっていきました。強くもなく、緩くもなく、きっと絶妙な味付けだったんだろうなあ。ごちそうさま。

1月17 博多志どう(べんがら横丁)

たまにはべんがらにも行ってみなければと。
本当は以前一度だけ行っておいしかった久留米ラーメンの「満洲屋が一番」を食べるつもりだったんですが、前を通ったらなぜだかこっちのお店の方に入ってしまった。(その理由は満洲屋の方は若い女性が呼び込みをやっていて数組の客が入っていたのに対して、こっちは若いスラリとしたにーちゃんの呼び込みで、客はひとりもいなかったから。私は天の邪鬼です)

ここには以前、博多ラーメンの一幸舎が入ってたんだけど、それがしばらく前に撤退してその後また同じく博多ラーメンの店が入った。聞いたところによるとこのお店は熊本にあるお店だそうだけど、一幸舎とよく似た感じの、よりアッサリとさせた博多ラーメンだというので、博多ラーメンでもこってり方が好きなわたくしは「行く必要は無いかな」と考えてしまい、訪れた事がなかったのでした。

で、メニューを見て私が心を惹かれたのは、浜松店だけの特別メニューだという「遠州ラーメン」(850円)というメニューがあった事です。なんでも魚粉を使い、海の香りの強い魚豚骨ラーメンにしているとのこと。そんな博多ラーメンあるかいっ
「遠州味玉ラーメン」(950円)にして注文。

出てきて、さすがに魚の香りが強いのですが、右下に小さな海苔の上にこんもり盛ってあるのが魚粉です。これを少しずつ溶かしながら喰えということですね。そして綺麗で美味しそうな春菊。じゅるり。まず、混ぜずにスープを飲んでみると、う? かなりライトですが好みの味です。ビックリしたのは麺の太さで、こんな麺の博多ラーメンねーよっ
もちろん本メニューの博多ラーメンの方はポキポキ極細麺なのでしょうが、あえて「遠州ラーメン」にこのモチモチ極太麺を持ってきた事が面白いし、嬉しい。浜松ではまだまだ細い麺の方が主流なんですよ。

ともかくこんな型破りはすべて、この私にはとても好ましいものに感じました。
うまいっ。
こんなうまいお店を知らなかったなんて。
魚粉なんてそんなに珍しいものじゃないんでしょうけど、こんなに劇的に美味しくなるんならすべての料理に魚粉をつければいいんじゃねぇの? 数年前まで私は魚粉の多いラーメンて嫌いだったんですけどねえ。
いま一生懸命熊本の方の志どうの情報を探してみて、好感度ますますアップです。
熊本でも博多のスープに塩だれを増してみるとかやってるみたいですね。うまそう。

1月17 山岡家(有玉店)

一応食べ比べてみるために山岡家にも行ってみる。
実は前回食べた時に、かなりの油にやられてしまって、そのときの体験がトラウマになってしまって、それ以来1ヶ月半も山岡家に足が向いてなかったのです。
だがしかし、あれは何かの間違いだったと。それを証明しとかなくてはと思っていました。
山岡家は24時間営業のお店ですが、時間が違えば味が違うのかということを確かめたくもありました。前回行ったのは仕事帰りの夜10時で、今回は仕事に行く前の午前11時頃。どうでしょう? お店は濃度や油の量とか変えてくれるのか。いえ、わたくしは凶悪でないくらいの「ふつう」でいいんですが。

・・・と意気込んで行ったのにかかわらず、券売機の前でつまづいた。
「そういえばお店一押しの醤油ネギラーメン(690円)って食べたこと無かったな」って。
「白髪ネギとゴマ油だれの競演」という文句に負けた。

うをぅ、いい香り。ごま油って凄いな。ネギ油ともいえないようなゴマ油。
だがここで私は失敗に気づきました。
ごま油の香りが強すぎて、本来のあの臭いスープの匂いが覆い隠されてしまっている。あの強烈な匂いの嗅げない山岡家は、たとえ同じ味だとしても魅惑は半減する、という事は以前別の機会に実感した事があります。

見てくださいこの表面。
前回ほどではないけど、かなり分厚い透明の油がスープの表面を覆っている事が分かるでしょう? この豚油の地層が山岡家の最大の特徴なのですが、この日は(こんな見た目なのに)スープとの交わり具合は最高で、口当たりも強く、(やっぱり前回のは不幸な間違いだったのだ)ということを確認する事ができた。でも、香りが!
ゴマ邪魔。
あの匂いを嗅ぎたくない人だけネギラーメンを食べればいいでしょう。
私は御免だ。(おいしくはあるんだけれど)

一方で、やっぱりこの麺も山岡家だけの至宝なんだな。
とても太くて丸くて硬くて強いことによる噛みごたえ。麺を噛む時の独特の香り。

なお、朝食べる山岡家はやっぱり重くて、その日の仕事に若干の支障ができました(笑)

1月16 三九(鍛冶町店)

山岡家好きを名乗っているわたくしですが、これまで、浜松での山岡家好きには有名な「三太」やそれから派生した「三九」には行った事がありませんでした。行った事のない理由は、「場所が分からなかったから」です。
簡単に説明致しますと、現在浜松には3店舗の山岡家があるのですが、その最初の有玉店が出店する遙か昔から、「山岡家と同じ味のラーメンがある」として有名なのが三太だったそうです。浜松県人にとって山岡家はソウルフードですから。それから三九が誕生したのはたしか去年の後半でしたよね。
だがしかし、冷静に考えて、チェーン店でもないのにあの悪魔的な山岡家の味を簡単に出せるはずがないじゃん。「これは実際に食べ比べてみなければ」、、、とは思った事無かったんだな。だってうちからは山岡家の有玉店が近いもん。

で、たまたまザザシティの前を歩いていたら大通り沿いに三九発見。鍛冶町店は幸町に続く2店舗目だそうで。凄いね。入ってみるとおっちゃんが一人でラーメン作ってた。

チャーシューメン(850円)を注文。

・・・・・うををーーーん、山岡家と全然ちがーーう。
だましたなー!
私にはかなりあっさりと、味薄めに感じました。
こんな写真だけど油も控えめ。

1月16 錦華楼(千歳町本店)

今日は浜松の中心部へ。
浜松のラーメンを語る時に必ず名前の出てくるお店。浜松都心に何軒かの店舗があるみたいだ。情報を読むと、みんな「学生時代に~」とか思い出を語ってる。わたくしは旧浜松市外の育ちなのでそんな学生時代は送ってこなかったので、この店のことは知らなかった。
・・・・けど店内に入ってみて気づいたんだけど、この店、私、来た事あるぞ。このカウンターには見覚えある。おそらく学生時代に。ただこんなに外見がケバケバしくなかったと思うが、この店が店内の能書き通りに歴史が古いとしたら、私にとっても学生時代の思い出のお店だったのでした。もちろん学生の頃は私はラーメン狂ではありませんでしたけど。

お店の一押しは「ごま味噌ラーメン」(750円)だそうですけど、入口に券売機があってそこでズラっと並ぶメニューの中で私がポチっと押してしまったのは「浜名湖ラーメン」(700円)。そうだよね、私だったらこれを選ぶに決まってる。ハマナコばんざい。(かつての15年前の学生の私は何を選んだんだろ?) お店の中には戦後間もない頃がんばった3匹の豚の物語が張り紙で貼ってあって、ついつい読み惚れてしまう。

で、この浜名湖ラーメン、何が浜名湖なのかといいますと、

丼一面を覆い隠す巨大な一枚海苔なのでした。海苔好きな私は狂喜。
まあ、食べる視点ではこの海苔は非常にジャマでして、この海苔を取り除けてみますと、

ごく普通の中華屋のアッサリな油なスープのラーメンだったのでした。
ラーメンて名前が付いていても細狭な私はこんな中華っぽいのはラーメンとは認めませんからね。
ま、仕事の合間にささっと食べる食物としてはいいかとは思う。
チャーシューは異様に美味しかった。ごめんなさい、非道い悪口は言いましたが、このおひしいチャーシューを食べる為にまた来たいです

1月14 ニューラーメンショップおおもり(根洗町)

4度目の来寇。
このお店一押しだというネギチャーシューメン(900円)に半熟味付けたまご(100円)をトッピングしている。
この日も何を思ったか、もう覚えてないなあ。
そんなに悪い感想じゃなかったと記憶している。写真を見ると麺はとても好みそうなぷりぷりだし、逆にチャーシューが美味しそうな写真じゃないけど、とても念の入った味付けでわたくし好み。スープは豚骨醤油だけど、とことんそのくどさを消し去る事に注意を払ってるんですよね。

・・・・すんません、私の言いたかった事はもっと違う事だったような気もする。また出直します。

コメント (2)
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勝負の終り。

2010年01月22日 13時39分00秒 | ラーメン

gooで、このブログのために登録した写真の数がようよう3000枚になりました。
検索してみたら、「2000枚になった」と報告したのが1年7ヶ月前。あのころは栗本薫御大も御健在でした。うるり。だいぶかかったよね。私も世の中も変わったよね。
現在の使用容量は260MB。
2000枚の時は50MBだったそうですが、だいぶ増量したな。あの頃はまだまだ小さな写真を使っていたのでした。とはいえgooは写真の上限は3000MBだそうで、まだまだ頑張らねばなりますまい。
最近どうしてもブログの更新頻度が下がってしまってるのですが、決して意欲がなくなっているわけではありません。ただ単純に時間が無かったんです。でも、実は2週間前に仕事の形態が変わりました。5月までは早出する必要もないし宿直もないし、残業もないし休日も増えたし、時間はたっぷりになったので(給料は○○まんえんも減りましたが)、がんばれるはず。
浅子さん、ぼく、頑張るからね。(といいつつ、この1週間酒を飲んでいるだけで夜が終わってしまう。困ったぞ。やりたいことはいっぱいあるのに。)

 

1月13 蔵前家(細江町中川)

25回目の命令書作成フェイズ。
いつもと違う変な時間(夜6時すぎ)に行ったら、店主はおらず、にーちゃん一人だった。チャーシューメン味濃目で味玉とほうれんそうを増量。
またも前回と全く同じメニュー。私、無意識だとついついこの組み合わせを選んでしまうのかもしれんね。別にこの日は疲れていたわけではなかったけど。
ほうれんそうを存分にひたすと、美しいまろやかさとなる。
この日のチャーシューも前回と同じ物だった。以前のとは全然違う脂身の多いもの。

1月12 じぱんぐ(豊町)

お久しぶり。
新メニューでもないかなーと思って行ったら、“セサミン・コラーゲンたっぷり”ごま味噌ラーメンというのが登場していた。なのでそれを注文してみたところ、、、 「ちょうどごま味噌担当が出掛けてしまったので、、、」とのこと。残念。担当がいるんですか。
だから、通常メニューから、「こってりとんこつチャーシュー特選ラーメン(しらがねぎ入り)・塩」(980円)を注文。
・・・どんなのだっけ?(もう忘れた)
たしか、表面がクリーミーで赤みがかかってて、「これが塩ラーメン!?」とか思った気が。
すんません、細かい感想忘れてしまいました。
ラーメンの感想は、食べてからすぐ言わないと意味がないね。困った困った。
そうそう、チャーシューがお歳暮で送る高い焼き豚のような食感で、「面白いな」と思いました。これをお店で作っている(のだとしたら)すごいぞ。

1月8 ラーメンQ(領家町)

本やネットなどで紹介を読んでいて、「これは絶対わたくし好みのラーメンだぞ」と思っていた店にようやく行けた。浜松駅のやや南東。仲の良さそうなご夫婦がやっていました。

情報によるとメニューが周期によって増えたり減ったりするそうですが、この日は醤油一択。一番メニューの少ない周期に当たってしまったようです。(チャーシューやピリ辛ネギトッピングはあります)
普通のラーメン(600円)に味付けたまご(100円)を投入してみました。

目の前におかれると強いかぐわしさ。
ニンニクとコショウと生姜みたいなものがかなり豊潤です。写真見ただけで分かりますよね。

トンコツだけでなく、醤油や鶏ガラやいろいろなものが混じり合って鋭く一本化している感じがよく感じられる。しかし、口の中に入った感じは思ったより柔らかいのだ。やっぱりこれはなかなか好みでした。

1月8 土蔵(どら)(大柳町)

なかなか向かわない浜松市の南区の方向へ。
2年ぐらい前に行って「うまい」と言ったきり再訪の機会の無かった「土蔵」です。
「どんな味だっけ?」と思って。
「やみつき醤油らーめん」の味玉追加(800円)。
これが、「ほんとに醤油ラーメンなの? 塩ラーメンじゃないの?」と思ってしまうくらいの独特な、上の写真のような見た目のラーメン。私の可笑しな舌でも感想を語るのがまことに難しいのですが、醤油はほんとに控えめ(?)で繊細。でもこういったラーメンは浜松にはほとんどないので、なた来たいと思います。美味しかった。

スープと麺とチャーシューについて、何か語りたかったことがあったはずなんですが、日にちが経ちすぎて忘れてしまいました。チャーシュー、褒めようとしたんだっけ貶そうとしたんだっけ? それすら忘れてしまった。

1月8 林そば(旧浜北市於呂)

朝の8時頃、朝ラーメンを食べようと思って行ってみた。
数ヶ月前に開いた店。むかし笑喜屋のあった場所。

私は朝からでも油がギラギラした重いラーメンをがっつり食べたい人間なので、こんな家の近くにお店ができたら何度も行くだろう(山岡家有玉店も微妙に遠いし)、と思っていたら、意外にもなかなか来る機会がなかった。このお店は朝6時に開店し10時まではラーメン店、お昼は琉球ソバのお店になるそうです。

温かいチャーシュー麺、600円。
メニューは「温かいらーめん」か「冷たいらーめん」しかありません。
店には3人の若くてかっこいいにーちゃーんがいて、客はわたしひとりだったが、忙しそうにいろいろなものを仕込んでいた。ラーメン店だとメニューは少ないが、沖縄料理屋だと種類が豊富なのかね。
意外と出てくるまで時間が掛かった気がするのは、麺が太いからかしら。

食べてみて。
麺は太いが、コシの感じがまるでうどんみたい。
スープも、とてつもなく澄んでいて油分がまったくなくて、まるでごく和風なソバだと感じました。
なんだこりゃー。
でも家に帰って朝ラーメンの解説を読むと、こういうスープが朝ラーメンの特徴なんですってね。うーーむ。普通の人は朝はこんなのでないと食べられないってことでしょうか。うーーむ。私は山岡家で全然構いません。この麺は、沖縄ソバでも同じ物を使うのでしょうか。

1月5 ラーメンカフェ・ワコー(舘山寺町)

醤油ラーメンのチャーシューメン(800円)を注文。
このお店のラーメンも開店以来かなり変わったよね。あくまで「普通のラーメン」の範囲内だけど、普通においしい。開店当初は醤油ラーメンは不思議なクセがあったような気が。チャーシューも盛りだくさんで、とても好みの肉。

1月3 蔵前家(細江町中川)

そろそろ開いているだろうと思って行ってみた。24回目の旋回攻撃。
開いていたが、めちゃめちゃ混んでいた。久しぶりに素晴らしい店主と店員の連繋プレーを見てしまった。
頼んだのはチャーシューメン(850円)で味たまご(100円)と菠薐草(100円)を追加。やっぱりお正月はおせちもいいけど菠薐草だよね。味濃い目。
美味しかった。今年も良い一年を送れそうだ。
ただ、チャーシューが若干変わっていた事が気になった。

1月2 うちのお店

このお店はまもなく閉じてしまうので、最後の晩餐です。
(※実際は私はこの日が最後の宿直でこれ以降食べる機会が無くなっただけで、10日ぐらいまで営業していました)このお店での、楽しかったあんなことやこんなことの思い出が走馬燈のように私の頭の中をグルグルと~。(そんなに来てないが)。
お店でお餅つきをしたそうで、ラーメンの前にお餅をいただきました。うめえ。

最後のメニューは醤油ラーメンに。
ありがとう、そしてフォーエバー!
ラーメンは永遠に不滅です!
・・・そうそう、言う機会を忘れていましたけど、この麺は「新村製麺」製ですってよ。近所の製麺所かしら。(「新村」は舘山寺で異様に多い姓)。ついでにチャーシューも業務用でした。

12月30 来々軒(伊左地町)

先日食べたワンタン軒の「黒潮」と「土佐っこ」を食べ比べてみようと思って来々軒に行ったら、新メニューが出ていたのでそっちを注文してしまいました。
忍バラチャーシューメン、850円。

実はこの日はかなり寒い日でございまして、カメラを車に置いておいたら暖かいお店に入った途端にレンズが白くなってこんな具合。冬ってすごいね。こんな冬の無いようなおちゃらけた浜松でもしっかりこんな現象が起こるのが。(体感では浜松よりも伊豆の方が冬は冬らしいと思う。浜松は風だけが力強いけどこんなの慣れてるからなんでもないや)。拭いても拭いても画面が白くなる(カメラは冷たいから)。この日を境に私は常にカメラを上着のポケットに入れて絶えず暖めながら持ち歩くようになりました。
で、新メニューといっても、ただいつものスープにチャーシューがかなりひどく増量されているだけです。このお店はもともとチャーシューに関してはサービス精神旺盛なので、普通メニューでも充分なぐらい(デフォルトで2~3枚)なので、ありがたみは少ないかもしれない。私も年相応にチャーシューメンを食べ続けるのは厳しくなってまいりました。ただ、このお店のチャーシューは定期的にタイプが変わる事と、にも関わらずいつも美味しいこと。このお店の豚骨醤油とチャーシューの望みうる限り最高の交わりであるということは、わたくし個人的に一番このお店を評価するところでございます。
もう一点!
この忍バラチャーシューにおいて。
なぜかタマゴが忍者タマゴではないぞ!(薫製の半熟は非常に美味しいが)

2日前にワンタン軒で忍者タマゴではないことに驚愕させられた直後だったので、「忍者の魂は卵にあるのかそうではないのではないか!?」は、わたくしに年をまたがせる大問題とさせたのでありました。

話を元に戻しますが、かつての私は非常なチャーシュー好きでした。
でもやはり、年と共に胃は弱り、肉って厳しくなってきますよね。すでに今の私は牛肉が全く食べられません。この調子で豚がダメになり、鶏肉志向が浸食され、ついには魚まで駄目になってしまったら、あんなに肉(と油っこい魚)だけが好きだったわたくし個人の人格はどうなってしまうのか。やはり、私が何歳まで生きられるのかは分かりませんが、私が死んだ時は遺品として棺にチャーシューかアジの刺身を(@沼津産のアジはチャーシューと同じくらいにわたくしが大好物としているものです)敷き詰めて貰いたいと思う、そういう気持ちは不変の物でありたいと思いました。
そんな意味で、今回の「男なら肉を喰え!」と言うフレーズはとても強く私の胸に響いたよ。
私もできうる限り肉を食おう。

おっと、言い忘れてましたが、ニンニクチップがあからさまにたくさん乗っている事も、このお店の新メニュとしては目新しい事ですよ。カラカラのニンニクはどんな場面にあっても口当たりがおいしい。

12月29 オロチョン(旧浜北市高畑)

6度目の訪問。
前に来た時に気になった新メニュー「浜松黒醤油」(780円)を注文してみました。
キャッチフレーズは「浜松ブラックと呼んでくれ」。ぎゃはははは、やや乱立した浜松ラーメン事情をパロっているのね。
かなり前に食べたこのお店の「浜松醤油」にはそれほど好印象ではなかった気がしますが、今回の黒醤油は格段に、好みなものとなっていました。
このお店で一番美味しいと私は思う。独特な背脂も健在。
でも写真が全部ブレちゃってた。

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