最近ラーメン記事を書いていない理由は、端的に言えば行ってないからなんですけどね。
先日の伊豆紀行でまたラーメン魂に火がついてしまっています。
ていうか、1月にわざわざ京都までラーメンを食べに行ったのにその紀行文をまだ書いていないぞ。
◎3月25日 創作ラーメンじぱんぐ(豊町)
以前来たときに、壁に「3月1日に新メニュー登場」とか書いてあったのを思い出して、行ってみました。大体、「創作ラーメン」と名乗っているわりに創作メニューが少ないような気がしていたんですよね。以前私が驚愕した、「刺身付きのラーメンランチ」も、いつの間にやら無くなってしまっているし。
で、その新メニューとは「豚(ブーター)麺」。
正確に言うと「ブーター」の字は「豚」ではなくて、壁にはこんな張り紙が貼ってあります。「豚」の字の部分を良く見てください。ウマー。
◎3月24日 麺屋いろは(初生町)
べんがら横町つながりで、以前ここにあった(けどあっという間に撤退していた)富山ラーメンの「萬天」のことが気になって、その前身いろはの分店・初生店に久しぶりに行ってみました。あの濃厚富山豚骨はこっちに移植されていたりするのでしょうか!?
・・・残念ながら、べんがら横町で提供されていた豚骨スープはこちらには無かった。
でも黒ラーメンウマイ!
このいろはの素晴らしい店は、チャーシュー好きに極めて優しいという点でして、普通のラーメン(680円)に対して、チャーシューメンは930円。でもそれよりもさらに上を行く、「スーパーちゃーしゅー麺」(1080円)と「厚切り炙りチャーシューメン」(1300円)が存在するのです。
この日は「スーパーチャーシューメン」を注文。肉が食べたかったから。
このお店のチャーシューは、写真だと美味しそうに見えると思うのですが、残念ながら箸でつまぬとポロポロとなってしまう弾力の無い肉。でもこれをこの個性ある黒い濃厚なスープに浸して食べると、抜群に美味いのです。
・・・・・・が、お金を払って車に乗り込んでから、代金で1300円請求されて、それを払ってしまったことに気づいた。やられたっ、あの中国人の女性店員めっ。くそうっ、深夜で疲れ切っていたんだようっ。
◎3月23日 満洲屋が一番(べんがら横町)
半月ほど前に、べんがら横町開店(2005年)当初のメンバーの中で唯一残っていた「でびっと」がとうとう撤退したんです。一度だけ食べた経験があるので、もう感慨深くって深くって最後に是非食べに行きたかったんですが、いろいろあって結局行けなかった。
で、今日はたまたまザザシティのアニメイトに用があって浜松まで出掛けたんですが、だいぶ前に食べた一幸舎の博多ラーメンがまた食べたくてべんがら横町に向かったら、でびっとの後に新店が入店していたのでフラフラと。
久留米の名店で現在フランチャイズ展開を熱心にしているという「満洲屋が一番」です。もうね、久留米ラーメンというだけでよだれじゅるりです。学生時代、長崎から10人ぐらいで車に乗って久留米までよくラーメンを食べに行っていた記憶があります。
注文したのは極チャーシューとんこつしぼり(980円)
おお! 乳白色!
食べてみて満足。非常に甘いです。甘いのにおいしいです。背脂は最近敬遠気味ですが、山岡家に続けてこうまで美味しい背脂を食べることになるとは! 甘みがある上に、なんと、歯応えまである!(背脂にですよ)
前食べた「萬天」みたいに表面にマー油がくるりとかけられているのですが、タイトルに「極み」とあるのは、中央の赤茶色い「秘伝のタレ」のゆえですが、これがあるだけで通常メニューの「とんこつしぼり」とは100円違います。しかしこれがすごくウマイ。私は舌バカなのでこれがなんなのかさっぱりわかりませんけどね。これは、豆板醤と、豆板醤と、豆板醤と、、、 豆板醤って何でしたっけ?
そもそも「呼び戻し製法」による「豚骨しぼり」っていうのが良く分かりません。
ま、美味しいのでいいです。
と、これを書きながらいま、ネット上の「満洲屋が一番」の評判を見ながら、その悪評の数々にげんなりしているのですが、おかしいぞ、すごくおいしかったぞ。
大体チープといわれているチャーシューが、浜松店では味が良く染みたぷりぷりした美味しいものだったし、麺はこれまた良い堅みの食べ応えのあるものだったし、多展開店舗ならではの場所によって違うものかね。あと3ヶ月経つと味が変わるのかね。どうも首をひねる。
ともあれ今回入れ替わった3店のうち、(横浜ラーメンはアレでしたが)、徳島ラーメン(すんません行ったのは1ヶ月前です、まだレポート書いていません)と久留米ラーメンは非常に満足なものだったので、これからもがんばってべんがら横町に行こうと思います。・・・・って言おうかと思ったら、調べてみたら徳一と満洲屋って経営が一緒なんですね。・・・そうと知ったら微妙。
◎3月22日 山岡家(有玉店) 醤油豚骨プレミアム
私は職場では無口な男で通しているのですが、ラーメン話になると熱いわけです。
私の仕事場には私同様、ラーメン好きが異様に多いのでして。男はやっぱりみんなラーメンが好きなのですやはり。(女性は決してラーメン話には加わらない。以前ここにもラーメン通の乙女がいたのですけどもね、もういなくなってしまった、、、)。ラーメン話をしていると山岡家の評価は大きく分かれる。私が議長をつとめる過激(ジャコバン)な山岳派と、穏健な昔ながらのラーメンを押す王党派並びにそれに荷担するジロンド派と。山岡家ってのはラーメンとしては過激を通り越して暴虐の極みなんですが、まあ、過激派と穏健派だったら押しの強い意見の方が往々にして通る道理でしてね。浜松人というのは根底として保守的なのに流行に対しては無抵抗に犯されるがままになる。嘲笑されるのはいつも日和見なジロンドの奴らです。
こんなに山岡家嫌いがいる浜松で、また3/24に浜松で3店舗目が開店されるというニュースを聞いて笑った。この規模の町に3つも山岡家はいらないねん。どんだけみんな山岡家が好きっちや。ちなみに新しい3店舗目は蒲の御厨内ですってよ。4店舗目はぜひ私の住んでる浜北に!
で、その山岡家の悪評で一番多いのはその独特の臭いに関する物で、「あの匂いのせいで一口も食べる気にならない」と言われるほど。おかしいね、私などにはあの強烈な豚のニオイが絶妙に食欲を百倍進させるのにね。
でも、そういった声を気にしたのか、(主に匂いと邪悪な攻撃性の面を改善させた?)「プレミアム豚骨しょうゆ」が期間限定で発売されたというので食べに行ってみました。
山岡家の通常の醤油ラーメンは590円なのですが、この「プレミアム」は730円。(高い)。それにチャーシューを5枚追加(+300円)なので計1,030円でした。・・・・あれ? よく見るとノリが乗っていないぞ?
一見して分かる違いはスープに漂う無数の背脂とワカメ。ワカメはともかく背脂には期待が高まります。家系ラーメンってふつう背脂は使いませんからね。
感想、確かに匂いは控えめ。でもやっぱり山岡家の最大の魅力はあの凶暴な香りなのでした。そういう余分な感慨を気にしないようにすれば、極めて美味しい一杯でした。「山岡家反対派」にも自信を持ってオススメできます。もちろん店内全体を覆う獣の香りはこのプレミアムをもってしてもどうしようもできませんが。
個人的にポイントが高かったのは、小さく刻まれて投入されている沢山の生のタマネギ。最後までシャクシャクです。これが甘ーい背脂と絡み合って、抜群に美味しいったら!
麺がいつもより黄色くて、しかもすこし縮れていたので「いつもと違うこれ専用の麺?」って思ったんです。でも隣りの人のをチラリとみたら同じ色だった。・・・・あれ? もとからこんな色だっけ? でも写真で見るだけでもよだれが出るくらい美味しい麺です。極太麺大好き。