佐久間町にあった天龍川の龍の像。
◎10月1日 蔵前家(細江町中川)
45回目。
ラーメン(650円)を味濃い目にしてのり(100円)と白ネギ(100円)と菠薐草(100円)を増量。
今日のラーメンも店主が作ってくださいました。
前回、店主が作るととてもまろやかだみたいなことを書きましたが、濃い目ではさらにその傾向が鮮やかになります。ちっさいにーちゃんが作ると舌触りがよりザラザラし、力強さが増すのですが、店主だと味が濃いはずなのに非常にまろやかで濃さを全然感じない。レンゲにすくってスープを眺めてみますと、とても綺麗なコーヒー色なのです。見事です。
昨日食べた海老蔵のと較べてこちらの方は、最後の一口が心から惜しいラーメンでした。もっと食べ続けていたい。
◎9月30日 麺屋 海老蔵(半田町)
このお店に来るのも幾程ぶりだろう。4度目ぐらいの来店かしら。
いつも店員にかわいらしいお嬢さんがいるイメージがあったから、私がこれまでこのお店に来たのはいつも昼だったんでしょうね。今日は夜でしたから店長1人でずっとやっておりました。夜の方が時間が長くて大変そうなのに、ラーメン屋さんて大概昼の方が人が厚いんですね。おもしろいです。
前回(…っていつだっけ?)食べた塩ラーメンが美味しかったので、今日も塩ラーメン(通常700円)に増量して「味玉塩チャーシューメン」(1000円)を注文。
初回に来た時かなり打ちのめされたのに、私は過去に学ばない男なので、またまたチャーシュー増量で頼んじゃいました。前回からかなり経っていたからな。
店主はかなり丁寧に一杯を作ってる。出てきたラーメンを一口すすって、ウマい! なんだこのウマさ! 見た目は塩ラーメンとは到底思えぬのですが、海老のお塩みたいなものがあるんでしょうか。調味料の事はさっぱり分からないんですが、言葉で言うんだったら「エビの味」みたいなものがしました。これがとても強く香り、まず一口目が抜群にウマイ。むさぼるように食べてしまいました。
だがしかし、半分くらいからやっぱり苦しくなってきてしまいました。
元凶は思った通り、巨大チャーシューで、このチャーシュー極めて私好みの逸品で、「これでお酒を飲んだら美味しいだろーなー」と思うのですが、お腹には非常に重く、2枚食べたらもうツラい。ここここんなに美味しいのに。で、チャーシューメンにはこのチャーシューが4枚入っているのですが、最後の4枚目なんかは(サービスなんかどうか)通常の2倍の厚さに切ってある。うへえ。
というわけでこのラーメン、「一口目(だけ)が抜群に美味いラーメン」だったのでした。
私には重すぎてこの半分で十分ですよ。メニューに半ラーメンがあったらいいのに… と思ったら、ちゃんと券売機の所に、「麺を少なめにできます。代わりにお好きなトッピングをひとつサービスいたします」という説明書きがありました。
◎9月28日 金の豚(浜北内野店)
一ヶ月半ぐらい前に秋葉街道を走っていたら、とんやん浜北店が改修していたので「おぉ、これは金の豚になるのだな」と思って楽しみにしていました。かつて浜松市内に10店ほどあったとんやんは、現在半分ぐらいが新しく「金の豚」に変わっております。
「外見はかなり変わっても、中身(メニュ)はほとんど変わってない」と聞いてたから、安心なものだ。
どうですかこの趣味の悪い店構え。でもとんやんだからこれで良いんだな。私は好きじゃないけど。
ひとつだけ新メニューがあったので、それを注文してみました。
特級熟成醤油豚そば(通常650円)を、肉2倍・白髪ネギ味玉増量の“スペシャル”で850円。
少し前に食べた坊屋の「豚ラーメン」を彷彿とさせるじゃありませんか。
出てきて、あれ? 肉の量が少ない。(200円も足したのに)
スペシャルでこれだったらノーマルではどんな感じなんだろう?
さらに食べてみてびっくり。
ななな、なんと古風な(あまりひねりのない)醤油味だーー。
あっさりぺろりと食べ切っちゃいました。
メニュー表には「数種類の特級醤油を秘伝の方法でブレンドすることにより、深い美味しさを」とか書いてあるんですが、私の舌は自分が思うよりもチープなので、さっぱりなにがなんやら分かりませんでした。ちょっとだけ豚の味もしますけどね。
でもうーん、あの魚介豚骨の高みはどこにいってしまったんでしょう。
実は今日の静岡新聞にこのメニューが500円になるクーポン券があったんです。切り抜いてくればよかった(職場のだけど)、と思うくらい残念なラーメンでした。
◎9月26日 山岡家(浜松有玉店)
久しぶりに行った山岡家に期間限定のメニューがあったので注文してみた。
濃厚プレミアム塩豚骨。価格780円のところを特製玉子かけご飯を付けてみたので980円。
山岡家の限定メニューは時折食べますが、「プレミアム」という名前が付いた物で私の気に入った例しは無いのです。
やはり山岡家はオーソドックスな醤油豚骨こそが至高。
それを「プレミアム」などと名付けて最も高みである“ワイルドさ”と“誇り高い香り”を消し去って一般受けを狙おうなどと企んでいるのですから、到底私の気に入る筈が無いのです。
などと、「どうせ“損した”と思っちゃうんだろうな」と思いながら食べ始めたのですが、、、
あれ?
おいしい!
塩豚骨っていうか単に「醤油を抜いたもの」なのですが、なんとも口当たり優しく美味しい豚骨。ライトでありながら山岡家らしい重みも確かにある。まさに真雪のような白さのある強いサラサラ! …ってなんで私は山岡家に対してこんな言葉を吐かねばならないのだろう。まー、たまにはこういうこともある。
かつて間違えて山岡家の塩ラーメンを注文してしまったとき、常に温厚な私が珍しく激昂したことを懐かしく思い出してしまいました。
浜松に蔵前が到来して以来、私の身体に山岡家のエキスは必須の物ではなくなってしまいました。だからこそ、こんな異端のメニューでも楽しめる枯淡の境地になってしまったんだな。さみしくも思う。
だがしかし、玉子かけご飯は好みの物ではなかったので、こんなので200円も取られるのなら注文しない方が良かった。
◎9月25日 しぇいしぇいラーメン(葵東町)
明け方までやっているお店。3度目の訪問。
私はトンコツが大好きなので、このお店では当たり前のように「豚骨醤油」のしぇいしぇいラーメンを注文してしまいそうになるんです。ですから今日はあえて別の物をって。
味噌ラーメン(700円)を焼豚ラーメン(900円)にしてみた。(写真では焼豚全然見えませんが、見えない所にいっぱい入ってます)。「やきぶたラーメンください」と言ったら「チャーシューラーメンですね」って言い直された。そうなのか。「焼豚」って書かれたら「やきぶた」としか読めんよ私は。ちなみに、しぇいしぇいラーメン(豚骨醤油)はデフォルトが800円なんですが、チャーシューメンにすると味噌ラーメンと同じ900円です。肉増量でたった+100円だから「とてもお得」と以前書いた。味噌ラーメンだと+200円になるから「ちょっと損じゃん」と思う私がいる。
だがしかし、しぇいしぇいラーメンのチャーシューメンに入っている焼豚と味噌ラーメンに入っている焼豚はちょっと異なってる? 前のよりちょっと大きい気がしました。日による誤差かもしれん。
味噌ラーメン。なかなか濃厚に味噌です。基本的には白味噌主体だが… って何か語ろうとしたけど、私の舌は味噌の味をいろいろ見分ける精度を持っていません。みそはいろいろこだわれる素材なんでしょうけど、私の舌では全部同じ味噌味に感じられてしまう。(食べ慣れてないから)。簡潔に言うと、しぇいしぇいラーメンの味噌は最初は甘みを感じられるものだったんです。「甘いけど咽が渇いてくる感じの濃厚さがあるな」「ささやかに辛いな」と思って食べていたら仕舞いにはひどいしょっぱさに幻惑されてきた。「酒飲みてー」と強く思った。時間は深夜0時。折しもお店はごしゅをきこしめしたお客さんでいっぱいでした。「そういうカラクリか!」と思いました。もちろん私はこんな所でお酒を飲んだら家に帰れませんですから、肩を落として家路につきましたとさ。
◎9月24日 らぁめん しょうじん(旧浜北市オロ)
前に笑喜家のあった場所に新しいお店がオープンしたと聞いて、行ってみた。
この場所はお店が長続きしないんですよね。笑喜家のあとに開いた朝ラーメンのお店には結局1回しか行けなかった。(だって行くたびに閉まってたんだもん)。今度こそ長続きして欲しい。
建物の外見も中も変わりませんが、入口だけ前と違う場所になっている。
入ってメニューを見てみると、あっさり醤油の「しょうじんラーメン」とコクのある「鶏白油」、同じくコクのある「コク味噌ラーメン」と、海の恵を凝縮した「旨塩ラーメン」の4種類がある。しょうじんらーめんって何なんでしょうか。お坊さん向けなのかな。私はお坊さんではないので生臭そうな「鶏白湯ラーメン」(680円)をチャーシューメン(+200円)にしてみました。
とりぱいたんと言うからおとなしめの物を想像していたのですが、出てきた物は私の思いこみとは違った。なんか魚の香りがする。味わいは図太い。チャーシューは力強い。なかなかいいんじゃない?
ややありきたり感はありますが、自分的には舌触りがなかなか好みであります。これをもっともっと舌に熱く先鋭的に力健やかに底強い方向に進化してくださる事を心から望みます。
ここは僻地でありながら二俣街道という幹道。交通量はそこそこ多く、立地が悪い訳じゃ無いと思う。どうしてお店が続かないのか。今度こそがんばって欲しい。食べに行くからさ!
◎9月23日 蔵前家(細江町中川)
44回目の奇襲。
のりが食べたくって、2日連続で行っちゃった。
チャーシューメン(850円)にのり(100円)と白ネギ(100円)と、それからアオサのり(100円)を投入。
写真じゃのりに隠されてアオサ見えませんけどね。のりづくし。味ふつう。
実は、昨日の力強いラーメンを作ってくれたのはいつものちっこいにーちゃんだったのですが、今日は彼はおらず(彼のいない場面に遭遇したのは初めてだ)、恐い顔の店主が作ってくださった。
ちっこいにーちゃんが作っても恐い店主が作ってもどちらも美味しいのですが、風味はいささか異なります。店主が作ると力強い部分が連邦軍寄りに攪拌され、マイルドで混じり合った優しい味になる。面白いな。
海苔をかぶせてくれたのは昨日も今日も同じ新しいひょろながいにーちゃん。前のひょろ長いにーちゃんはやめてしまったみたいです。店長怖すぎなんです。
アオサは最初強烈に香り海を感じさせましたが、その後はただ箸に絡み付くだけでした。
◎9月22日 蔵前家(細江町中川)
43回目の襲撃。
チャーシューメン(850円)にのり(100円)と味玉(100円)追加。味ふつう。
今日のラーメンは「まさに豚!」とも言えるような力強いスープのものだった。
濃い目よりもパワフルでしたよ。今まで食べた中でも最上の蔵前家!
(たまにこの味に出会えます)
最高! 最高!
◎9月20日 七星(富塚町)
なんだか最近すごく変わったと聞いて行ってきました。5度目ぐらいかしら。
私が行った時は「豚骨醤油」と「豚骨魚介」の2択になっていました。事前に観た情報と若干違う。少しずつバージョンアップさせてるのでしょうか。
「おすすめです」とプッシュされた「味玉チャーシューメン」を魚介で注文。945円。
細かい所を注文できるのですが、もちろん麺は太麺で、チャーシューは炙り煮豚で。店員さんはデジタル方式(笑)で復唱してました(^-^)
豚骨魚介というからどんなものかとドキドキ。出てきたラーメンはブシが浮いていたり魚粉がかけてあるものではなく、見た目がほとんど変わりない。香りをかいでみると確かにお魚ですが、そんなに強くもない。口に含んでみるとヌルリとしている感じの表面。上品なおさかなさん。料理の素養のない私ですのでこれが何の魚なのか言えないんですけど、とんやんのお魚と同じヤツです。なかなかウマい。
このチャーシュー食べるの久しぶりですけど、とても独特ですね。厚く切ってあって箸で摘むとブロック状にちぎれるので、そのまま食べると噛みごたえも独特。