オセンタルカの太陽帝国

私的設定では遠州地方はだらハッパ文化圏
信州がドラゴンパスで
柏崎辺りが聖ファラオの国と思ってます

輝くもの天より墜ち。

2015年04月29日 00時52分24秒 | ラーメン

久留里城にあった新井白石の像。


5月7日 麺屋みちの(西区西山町)


早朝勤務になってから無闇に仕事量が増え、残業も増えました。とほほ。
今日も昨日やり残した仕事をしに休日出勤です。残業も休日出勤も(少しなら)全然へっちゃらなんですけど、ちゃんと残業代をくれるかどうかが甚だ疑問なんだな。でも、今度から少しずつ料理の企画にも関わらせてもらえるそうで(少し関わるだけだけど)、料理人のプロと会話できる機会が出来ると思えば、楽しいと言えば楽しいです。私には料理の素養がほとんどありませんので。
で、出勤前に折角だからみちのに寄ってみました。少し前に「醤油ラーメンの味が変わった」と聞いて気になっていたんですよね。西山町は我らが舘山寺町にほど近いんですけど、私は浜北から気賀に引っ越して以来ここに来る機会が全く無くなってしまったんですよね。生活方角が90°回転してしまった。やっぱりおっちゃんは私を覚えていませんでした。そりゃそうですよな。忍者の人が異常なのだ。

当然醤油ラーメンを食べる気バリバリで来たのですけど、久しぶりに来たらメニューが増えてる! 気が変わって豚骨醤油ラーメン(850円)を注文してしまいました。



いえ分かってるんですけどね、このお店で豚骨スープなんて仕込んでるわけないって。でもみちのというお店のラーメンと豚骨の組み合わせって意外に意外じゃないですか。ついでにイクラ丼(550円だけどラーメンとセットにすると100円引き)も追加しました。前はイクラ丼は冬限定だったと思ったんですけど、通年になったんでしょうか。




4月30日 絶品西安飲茶とこだわりのらーめん土蔵どら(南区大柳町)


何か塩ラーメンが食べたくなったので、土蔵に行ってみました。
このお店、10年ぐらい前に何度か来たことがありますけど、3年単位で転職を繰り返している自分の身を省ると、10年ぶりに来てもまだ同じお店が変わらずあるというのは、なんとも凄いことだと改めて思いますね。



日記を検索したら、前回このお店に来たのは5年前でした。そうだっけ。
味についてはあんまり印象に残ってないのですが、とても優しい物だった記憶です。私のブログを見返しても醤油ラーメンを食べた2回分の記録しか見つからないんですけど、塩ラーメンとか味噌ラーメンも食べたおぼろげな記憶もあるんですがね。

今日は「ゆず塩らーめん」(710円税別)にチャーシュートッピング(+240円)、それから肉汁餃子(5ヶ、340円)を注文してみました。





チャーシューメンにしたのに全然チャーシューメンではない見た目です。
(スープの下にチャーシューが4枚潜っています)
浜松では確かしぇいしぇい家もこんな感じでしたね。そういえばしぇいしぇいって今どうなってるんだろう。
土蔵の味の感想は5年前と変わらず「とっても優しいなあ」というもので、ゆずの香りもそれなりにはするのですけどとても上品。若い頃だったらこういうのにはとても満足できなかったでしょうけど、なにしろ私もそろそろ老境に入ってますので、こういう味も「それなりにいいなあ」と思うようになっているのです。浜松には「優しい舌触り」のラーメン屋もたくさんあるのですけど、なんと言ってもこのお店はとてもオシャレなので、そういう意味で雰囲気的には浜松随一なのだと思います。浜松の南の辺鄙なところにあるのに、お洒落そうな若いお客さんでいっぱいでしたよ。ラーメン屋さんでどういった心境でお洒落な西安飲茶を頼めばいいのか浜北原人の私にはよく分かりませんけど、南浜松国民には人気を博しているのだろう。
チャーシューがまた、ハムみたいでクセが無い。







肉汁餃子もとても上品に肉汁が湧き出て、おいしかったです。


4月29日 夕陽のラーメン(西区大山町)


2月1日から荒野のラーメンは夜は「夕陽のラーメン」と名乗って少しメニューを変えて営業することになったんですって。
このお店も私の部屋から車で7分の距離にあるんですけど、個人的家庭的な事情から足を向けないことにしていた。でも、何より浜松で一番大好きなお店の筆頭ですので、とても気になっていたんです。今日は「良い肉の日」なので意を決して再訪してみました。





入り口の券売機のところで、何が荒野じゃなくなって何が夕陽になったのかじっくり眺めてから注文しようと思ったのですけど、運悪く次客が続けて入ってきてしまいましたので、それができずに、すかさず「夕陽のラーメン(800円)」と書かれたボタンを押してしまいました。ちぇっ、私の胆力足らず。
とりあえず券売機の写真は撮りましたので、席に座ってメニューの詳細をじっくり見る。おお、「夕陽のらーめん」というのは他ブログで紹介されていた「サバラーメン」のことなのね。私は青魚障害なので鯖は比較的忌避してるのですけど、まあアレルギーなんて気のもちようだからな。気にしてしてもしょうが無いし、そんなことを言っていたら鰹も鱵も食べられません。(※浜松人は日本一鰹を愛す市民だと言われる。このところ私は皮膚疾患がもの凄くなってるのですけど、それは鰹の食べ過ぎが原因していると思われます。でも鰹も鰯も鯖も私にとっては死ぬほどのアレルギーでないことは仏さまに感謝しないといけませんね)



一目見て「夕陽」とは「玉子」と「唐辛子」のことだと悟る。写真じゃ隠れちゃってますけどタマゴも忍者玉子とは違う切り方がされてまして(言うなれば夕陽切り)そこにふんだんに「情熱の赤」が振りかけられているのが夕暮れ時の表現なんだと思いました。



このお店には「土佐っこラーメン」という定番メニューがあるのです。
でも「夕陽のラーメン」においては「土佐っこ」は提供されず、代わりに「土佐中華」というのが出現している。この両者は違う物と考えるのが妥当なのでしょう。で、土佐」というのは鰹なんですけど、「夕陽のラーメン」は「鯖ラーメン」なのですから、私の食べたことのある「土佐っこ」とはかなり違う物だとは断言できる。忍者の人はここに到って魚の研究に目覚めてしまったのでしょうか。「魚」=「ウェスタン調」の結びになる経緯もよくわからんのですけど、改めて文字にすると「土佐中華」って極めて秀逸な字面ですね。(一般的な認識で「土佐」と「中国」に結びつけられる連想が全く無いからなのかしら)。私の認識では(1年前に「鯖街道」を旅したこともあって)「鯖」=「越っこ」なんですけど、そういえば2度ほど食べたことのある「飛騨中華」とは一体何だったのかとも思いました。(飛騨にも「鯖街道」はあるでしょうから、この「飛騨ラーメン」が「夕陽ラーメン」の原型なのかもしれない。)

が、「飛騨中華」は細麺だったですけど、今回の「夕陽」は太麺で中華でもない。
食べてみますと、う、うまい。なんて凄いんだ。私の未熟な舌では魚粉っぽいものを強く感じるんですけど、安易な魚粉は「一切使ってない」そうなんです。サバがんばってますな。
それ以上に唐辛子の存在がとても大きい。最初「いろどり程度」だと思った唐辛子なのですけど、最後まで程よく辛さを舌に与え続けました。改めて思います。唐辛子を入れなかったらこのラーメンは何て名前なんだ? おそらく辛さはそんなに強くない物なんでしょうけど(私は辛さに弱いので声が小さくなってしまいますが)、でも、この辛さこそがこのラーメンにとって肝となるものなのでしょうし、さらに辛さを増した「赤い夕陽のラーメン」というのも登場しているという(絶句)
一方、私は(かなり魚好きなつもりなのですけど)ラーメンにおいてはカツオもサバもよく違いを理解できない舌であることを実感したのでした。とても研究熱心なお店ですのできっと顎を活かした「肥前中華」や「出島っこ」もそのうち出ますよね。(注文した時は見落としましたけど、「(肥後)もっこすラーメン」というのが既にメニューに存在しているようです)



これこれ、この麺なんです。私がこの世の中で最も愛するラーメンの麺はこの店の太麺です。香りと歯ごたえがとても良い。改めて、「夕陽のラーメン」では小麦粉の品種まで明示され、巨大な製麺機は入り口付近に移動され、華々しく展示されていました。魚以上に小麦の事なんて全く知りませんが、そんなものまで客に提示しているのはなかなか他になく、まるで忍者の人の自由研究の発表会みたい。とても面白いお店です。

券売機にはボタンが無かったんですけど、「ワイルドバンチ」(1000円)というのが今のところの最高峰みたい。(一日限定5食ですって)。「しまったそれを食べたかった」と一瞬後悔しましたが、「チャーシュー、白菜、もやし、キャベツなどが山盛りになっています」とのことで、胃の小さな私にはおそらく厳しいしろものですわな。(ただ、「きゃべつ」にはとても惹かれます。茹でてあるのだろうな。生だといいな)。最初、「ワイルドパンチ」かと見間違えましたけど、「ワイルドバンチ」なんですって。この映画が題材なんでしょうね。「バンチ」って意味がよく分からないんですけど、そういえば若い頃に見たZガンダムで序盤の方に「30バンチ虐殺事件」というのがあって、この「30バンチ」というのを「30番地」だと思い込んでいたら、全然違ったということを思い出しました。(bunchとは「群れ」とか「同胞団」のことだそうです)

まあ、ともかく、最高においしかった。
それにしても忍者の人ってすごいですね。私が前回ここに来たのは失業していた頃と記憶してますから、1年弱ほど前なんです。でもこの方、そのときの会話(失業したこと、以前の勤務先の名前など)をばっちり覚えていた。私は別に常連でも何でもないのに、どうやってるんでしょう? 私は容姿において記憶に残らぬ風体をしているのは自信があるのにな。(それは特に私だけが特別なのではなく、他のお客さんに対してもそうなのだという)。きっと忍術なんだろうな。

(※改めて読み返したら以前の私は「飛騨中華」は「来々軒の支那そばに鰹のダシを入れたもの」と書いてました。あれ?)


4月28日 うまいラーメン希望軒(旧浜北市内野)


2013年の9月末にできた店。
もともとこの場所にはカレーの「カイナット」というお店があったんですよね。インド好きな私は何度か通っていたのですが、いつの間にかカイナットはなくなってしまってまして、跡に出来たお店が希望軒。なんだかチェーン系っぽくて私の心にも名前ぐらいしか引っかかることがなく、結局訪れることが無かったのですけど、最近になって会社の偉い人とお話をしていると、その口ぶりからなんかこのお店はうちのノーパン喫茶が経営に関わってるようなそうでもないような、微妙な言い回し。(…社内のどこにもそう明記している場所が無いのですけど)
以前に麺匠家といそのホテルの関係について書いたことがありますが、このお店と私の働く歌声喫茶も似たような関係にあるのでは無いかと憶測します。と、勝手に姉妹店と認定して来店してみました。

「希望軒」というのは播磨の国発祥の人気チェーンなんですって。西日本に店舗が多く、東日本には東京新宿店と浜北店だけだという。
スープの種類は「とんこつ」「ごま味噌」「ブラック(鶏と醤油)」「塩」の基本の4種に、期間限定の「鶏白湯」ですって。
で、「二大看板」と印してあったのが「とんこつ」と「ごま味噌」でした。

とりあえず「とんこつ」のチャーシュー増し(980円・税別)を注文してみました。



うをおおお、なんだこのチャーシュー。(メニューにある写真と風情が違う)
こういう風に丼の縁に薄いのを貼り付けるのは関西風だと思いますが、この店のこれはいちいち炙っているのかしら。丼の縁から脂がしたたり墜ちて、テープルを少しずつヌルヌルさせていきます。



表面を眺めると、もう膜が張っている。実を言うとこういうのは嫌いじゃないので、期待が高まります。
ひとくち啜ると、おお、油っこい。そしてしょっぱい。
お店の売りが「店内でスープを煮込んでる」なので安心して食べれる豚骨スープで(別によそで仕込んだスープだって全然問題があるわけじゃありませんが)、でもこのスープ、当初期待していたよりちゃんと作ってある気がする。同じ豚骨スープでも博多系ではなくて、久留米ラーメンに似ているような。(もっとも久留米ラーメンなんてほとんど食べたことが無いので、脳内にある丸星的な曖昧な思い出なのですが)。純粋な豚骨スープではなく、存意な豚骨醤油っぽい風味も強くします。
麺は低加水で口触りが強い。だがしかし、なんかしょっぱい。チャーシューは炙ってあるせいで甘く、脂っぽく、でも案外存在感は無い。



個人的な感想を言えば、バランスがとてもいびつなラーメンだと思ったのです。
チェーン系ならばもっと味を調えて万人受けするものにすべきなのを、あえてそのままにしているような感じがする。あぶらっこいものを食べたい時、もしくは塩分を身体が欲している仕事明けの時間などにこのお店に来ると良いと思いました。とはいえ私にとっては決して嫌いな味ではなく、なにより私の勤務先の姉妹店ですから、積極的に訪れて、これからこの日記で好意的に味の批評を開陳しようと決意しましたよ。(こういうのをステマと言うんですよ)

おもしろかったのは、粒ニンニク、ニラのキムチ漬けなどと一緒に、「海苔」も「ご自由にお入れください」になっていたこと。海苔入れ放題なんて初めて見た。(とはいえ限度がありますから注意しようね)。家系のスープとは違ってこのスープに海苔がどのくらい合うかはなはだ疑問ですけど。
また、「とんこつラーメン」は低加水中細麺でしたけど、「ブラック」(実質上の醤油ラーメン)は多加水な太麺なんですって。浜松においてはこれは挑戦的です。(また食べに来よう)
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姫の祭りの歴史。

2015年04月04日 17時19分39秒 |   北浜名湖暮らし

一日目の姫様。

今日は全国でさまざまなお祭りがおこなわれている日です。
わが町・気賀の祭りは「姫様道中」です。昨年は失業中だったので、「働き始めたら土日にのんびり祭りを見に行く暇なんて作れないに違いない」と思って、勇んで一期一会の思いでこれを見物に行ったのですが、今年もなぜかこの日を会社は休みにしてくれました。大丈夫なのかな働かないで。




先日までの天気予報で、この日は雨だといっていたのです。
雨だと道中行列などできませんから「中止だったらイヤだな(せっかくの休みなのに)」と思っていたのですが、朝起きて外を見たら、なんか雨が上がってる。既に昼になってましたが、いそいそと愛車(自転車どったり号)で出かけました。道中見ると、やはり桜は昨日までの雨によってかなり落とされています。なんか、今年の春は雨が多い気がしますね。
でもさすが、道路が真っ白になるほど花が落ちているのに、樹上もいまだ花盛りを保っているのは見事だと思います。

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反ナポレオン。

2015年04月02日 11時19分37秒 | ラーメン


ラーメンはもうほとんど食べないのですが、たまに食べたときの記録。
未食の店ぐらいは元気なうちに巡っときたいですよね。


4月21日 僕家のらーめW おえかき(旧浜北市於呂)


天気が良かったので、森林公園に遊びに行った帰り、寄ってみました。
かつて笑喜家林そばしょうじんのあった跡地に1年前の5月に開店したお店ですけど、これまで来る機会が無かったのです。

14時ぐらいでしたが10人ぐらいの待つ人がいました。未だ凄い人気だなー。



ふわまるしょうゆらーめんのチャーシューメン(1000円)を注文してみました。
これだこれだ、このチャーシューを食べてみたかったのだ。

本などでこのラーメンの説明を読むたび、「この泡って何の意図があるのだろう」と思っていたのですけど、



とてもクリーミーっぽく甘そうだと思っていたのですが、一口目の印象は想像していた物とかなり違ったので意表を突かれました。そんなに濃厚に感じない! もっととろとろのクリームみたいな舌触り歯触りのあるスープを想像していたら、なんかスープの味は遠くの方に感じる。が、唇の入り口のあたりに泡がとどまっているおかげで不思議な感触があり、スープが最後まで熱々だったこともあって、結果的に口の前の方と奥の方で複層的に味を感じられるようになっているのかな。スープ本体の味はそれほどくどいものでもないです。むしろ上品。(無化調なんですってね)。泡の存在価値については、数日前に食べた「袋井たまごふわふわラーメン」の泡と似たような事を感じました。これはとても面白いラーメンですね。



店の奥に高そうな製麺機が見えるのですが、この麺はめちゃくちゃ好みの口触り。聞いたところによりますと、スープについては店主の修行先の物を浜松人の未熟な舌に合うように自由に組み替えているそうですが、麺については修業先の物と同じ物になるように(小麦粉の配合とか同じ製麺機とか)心を配りまくっているそうですね。



そしてチャーシュー。
見た目が完全にパストラミポークなんです。ただし、食べてみると塩味が付いてなく、肉の匂いはそれなりに生々しい。単体で食べたらお酒のつまみには向いてなさそうな味の無いハムなのですが、これを熱々のスープに浸して食べてみますと、なんとまあ! 肉なのに箸休め的な存在になる。肉の周辺についている黒胡椒が少しずつスープに落ちていって、スープの味がしまいに胡椒っぽい物に変わっていきますよ。面白いなあ。メンマもとても太くて美味しかったです。

とにかく変なお店でした。
店主はひとたりもにっこりともせず、「この人本当に楽しんでラーメン作っているのかなあ」と心配になってしまうほどでしたが、余計な詮索をする余地も無く今こそが楽しくて楽しくて仕方の無い時でしょうね。おかあさんはとてもいい人そうで、眺めていて癒やされました。とにかくのんびりとしたお店でした。


4月16日 ラーメンカフェ・ワコー(西区舘山寺町)


「行ったことのないお店に行こう」と決意を表明したのに、実際はめんどくさくて車を出すことが無いんですね。(暇はありあまっていますのに)
特に部署が変わって日直・残業がなくなってからは、錯覚ではなく無用に腹が出てきてしまい、(そもそもそんなに食べない方なんだけど)、やっぱり時間があると自炊は楽しすぎる、でも一人だとついつい作りすぎて食べ過ぎてしまうんだなあと、ちゃんと外食に出かけて歩かなければなんないなあ、とつくづく思いますわけで。

というわけで会社から徒歩2分のラーメンカフェ。
早朝5時半出勤生活になって、仕事が終わるのが大体16時前後なのですが(残念ながら新部署は毎日若干の超過勤務が生じるようです。私の仕事は純喫茶ですから極端に暇な日は早く上がれるみたいなんですが)、ちょうど仕事が終わる時間に開いているお店があるというのは非常に助かる。ワコーさんは通し営業を貫いてます。
ずっとやっていた改装工事が完了してました。



醤油のチャーシューメン(800円)を注文してみました。
このラーメンで一番好きなのは、香りです。なんとも「懐かしい」匂いかする。何が懐かしいのか自分でもよく分かんないんですけど、とても良い香りです。開店当初からこの色濃い香りを保ってるのは凄い。ずっと嗅いでいたいラーメンぽい匂いです。
スープ自体は黒の色が濃く、来々軒のとよく似ているようなそうでもないような。味は「突出しないこと」を心がけているようで、「温泉街のラーメンとはこうあるべきである」という確固たる目的を感じるような。それなりな理想型です。私にはとてもおいしい。
麺が細くて、表現が間違っているのでしょうけど「素麺みたい」と感じる。味がとか食感がではなくて、麺の匂いが去年の夏、わたしが盛んに家で茹でていた各種素麺のそれと共通する何かがあるように感じるのです。(通風にそうめんのつゆが悪いそうなので、今年はもう素麺を頻食しないことに決めてますけどね)



チャーシューが前回の印象と違う気がしました。以前にも似た印象を感じたことがあります。同じチャーシューでも違う部位を使っているのでしょうか、またはチャーシューメンだと違う食感になるように試みているのかな。私の愛する弾力のある豚肉とは違い、脂身を中心としたとろけるような甘みのある豚肉になっていると感じました。



せっかく会社に近いのですから、暇なときに会社に泊まってここに居酒をしに来たいです。湾が目の前なのですごく好きな店です。
海辺ではぷーの人が釣りをしていました。




4月9日 蔵前家(旧細江町中川)


家から7分の蔵前家ですけど、めっきり来なくなってしまいました。
確かに、蔵前家は当初の頃と味が変わったと強く思うことがあります。
(それが来なくなった理由じゃありませんけどね。通風と貧乏が悪いのだ)
でも、開店して6年経ったというこのお店の何がどう変わったのか、今私はどう思うのかと言うことを、ちゃんと文章にしておかねば、という強い決意を持って来てみました。
木曜日の16時30分頃。



チャーシューメン(900円)に海苔トッピング(+100円)。「味濃いめ」で注文しました。
小さい兄さんは休憩中だったようで、怖い顔の店主が調理です。



さて、レンゲにスープを掬って啜ってみます。
あれ??? あれぇ・・・
私の最も理想とする蔵前家のスープがここにある!「味が変わった」なんて誰が言ったんや。(俺です)
まず啜る前からスープの上に馨る匂い。重みのある豚の香りです。そりゃ私の脳内にも「豚の香り」なんて定義は無いんですけど、「おいしそうな豚」といったら私は蔵前家のこのスープを思い出すことにしている。1年半ぐらい育てられたぷりぷりで貫禄も出てきた親の子豚が(いや豚のことは知らんですけど)一番の美味しさと薫りを一生懸命スープに混ぜてみました、みたいな感じの。蔵前家のスープの匂いが私は大好きだったのだと再認識するぐらいの。
やはりこのお店にはブレが大きくあって、表面の油が多かったりそうでなかったりするのですけど、この日は絶妙、多すぎない。これまた香りがかぐわしい。さすが店主です。バランスが最高なのです。「豚骨醤油」なのに醤油をそこまで強く感じることも無く、すっかり乳のようになった豚骨の味が、後を引くことも無く、インパクトが弱いことも無く、ぶぅぶぅとかわいらしく鳴きながら、絶妙な進撃の速度を持って脳内に侵入していきました。
これなのです、これなのです。私が最も好きだと思っていた蔵前家の味わいは。
最後の一口までとてもおいしい。一言で言えばとってもクリーミー。よくまざっている。そして大事なのはにおい。
蔵前家、さすがや。



要するに、このお店は味の振れ幅が大きいのでした。
前会社に勤めていた頃は早朝勤務があけた15時~16時頃にここを通ることが多かったのです。だからこの時間の蔵前家の味が身体に染みついているのだと思う。それが、会社が変わって、今は休みの日の夜にたまに来るくらいだから、なんか身体が違和感を感じたんでしょうか。いいですか、来るんでしたら平日の16時頃ですよ、俺。この時間が一番お客さんが少ないので、逆にいい感じに味とにおいが安定するのだと思う。
やっぱり蔵前家、大好きですわ。浜松で一番美味しいという認識は変わりませんでした。

改めて近いうちに別の時間に来て日記を書いてみますね。
考えてみたらわたくし、開店時間直後のこのお店に来たことが無いですよね。

関係ないですが、3月後半に部署異動があり、女の子が多い部署になってさらに宿直勤務から解放され、毎日家に帰られるばかりでなく残業も無くなった!と喜んでいた早々、また部署異動を通告され、朝5時出勤の部署に移ることになりました。とほほのほ。(女の子たちに嫌われたのかな。朝弱いのに)。この時間にこのお店に来る機会が増えればいいな。でも、また残業があるのかなあ。
残業が全く無かったこの一ヶ月は、私には天国のような日々でしたよ。


4月5日 麺屋おおひろ(大浩)(東区笠井上町)


笠井にも新店があったことを思い出して、浜北の実家を訪れた折に行ってみました。
2014年の11月29日にオープンした店です。ここは以前、餃子の○福があった場所、創作ラーメンのジパングが目と鼻の先にあります。

ここは“浜松初”だという背脂ラーメンが目玉なんですって。
せっかくなので、その背脂ラーメン(750円)に炙りチャーシュートッピング(+180円)、ついでなので餃子(290円)も注文してみました。(価格は全て税別です)



うーーむ、本当に浜松で背脂の入ったラーメンって初めてなのだろうか。どこかになかったかな(思い出せない)。とにかく私は伊豆にいた10年前にこういうのは散々食べましたので(富士の東京ばんからラーメンとかラーメン大学石松とか)、すでにブームの去った物と思ってました。

背脂は具材としては全然害の無いものなのですよね。それなりにおいしくなり、記憶にはぎらぎらな印象が良く残るのに、実際にはそれほど油っこくも無いという。



みっちり背脂が敷きつめられ、スープ本体の色が見えません。やりますね。箸を入れて麺をまさぐると、やっぱりこんな麺でした。中太の歯応えあるワシワシした物が大好きな私には若干がっかりですが、浜松人はこういうのを愛しているのです。写真じゃよく分からないでしょうけど多加水でよくスープを吸い、ラーメンなのに柔らかくなったそうめんのような麺でした。

店内は家族連れが多いです。子供を連れてきやすい雰囲気。私も最初カウンター席に座ろうとしたけど、カウンター席には椅子が置いて無くて(笑)慌てて4人掛けの椅子テーブル席に座りましたもん。店員は4人いて、2人が若者、2人がおばちゃんで、おばちゃんは良く動きますが、若者の方は外国人みたいに見えました。



食べ始めると、なんか麺の量が多いように感じる。一般的な店の大盛りぐらいはあるような。それに、上に盛られたもやしと葱の千切りの量も意外と多いですぞ。満腹感は大きいのにそれほど腹もくちない。やっぱり家族連れ・学生さんをターゲットにしてるんでしょうかねえ。現在の所、ラーメンと餃子とチャーハンと夜のみ小品しかメニューに無くて、家族連れ指向でも無いようにも見えるんですけど、近いうちにラーメン中華屋を目指す気もする。夜吞みラーメン屋ならすぐ近くにジパングがありますからね。
だがしかし、背脂はとてもうまい。空腹の時にはこれを身体が欲するというのは分かる気がしました。(運良く今日の私はとても空腹でした)。スープは豚骨では無く、鶏ガラ豚ガラを主体にした醤油スープ。これを豚骨スープにしてしまうと、昨日食べたとんきぃのように濃すぎる感じになってしまうのですね。
総じて私には、「たまにはこういうのもいいんじゃないか」と思えるラーメンでした。おいしかったです。



餃子。



おおりっぱな浜松餃子だ。ところが味わいは見た目に反して皮の存在感が大きく、皮の歯ごたえがあって、食べ応えがあった。凄いね。

結局、ラーメンよりも餃子の方が印象強く感じたので、「以前あった餃子の名店○福が名前を変えて再営業した店なのかな」と思って店を出たのですけど(外にあった持ち帰り餃子の看板が以前のままでしたし)、家に帰って念のため調べてみたら、浜松経済新聞に以下のようなことが書いてありました。「店主の小田さんは中国南部出身」。
なんと! あの背の高いイケメンが店主だったのか。おばちゃん2人の方が目立つからさっぱりわかんなかったぜ。でも道理で鋭い目でこっちをよく眺めていると思ったよ。若い女性の方は話すのを聞かなかったけど奥さんなのかな。なんで中国出身の人が「背脂チャッチャ」などという、そんなのを選んだのか知りたい。そして、店主の名前が小田亮さんなのだとしたら、「大浩」ってなに?



4月1日 横浜家系ラーメン家系横濱ラーメン麺匠家ラーメン横浜家系(中区幸町)


今年の1月7日にオープンした家系ですって。
三九幸店のあった場所です。とすると、もう三九は完全消滅してしまったんでしょうか?
とにかく私は家系の名の付く物が大好きなので、三太でも麺匠家でもいいから、この位置に家系っぽいのがあるのはとても有り難いことであります。このお店については事前情報が豊富で、なんでも松壱家(藤原北家良門流)の家系を引いていて(※「松壱」とは「浜松一」のことだと思われます)、浜松の名門いそのホテルグループが経営にかかわっているのだとか。これかな?(麺匠家は「豚の頭骨」をアピールしているので、それがどうなっているのか分かりませんけど)



駐車場は広いのに、なんと駐車場整理の係の人がいます。
混むときは混むんでしょうね。
豚骨醤油ラーメン(680円)のスペシャル盛り(+230円)を注文。
おお、(写真じゃ分からないかもしれませんけど)色が黄色い。



良く眺めてみますと、これはスープの表面を覆う分厚い油の色です。
この間食べたジェット家を思い起こしますけど、一口これをすすってみた感じはジェット家とは正反対な物でした。なんか、味が遠い。とてもマイルド。5口も食べると、この油がスープと混じり合ってとても心地よい味わいになってきます。私が最上とする吉田家は醤油の味とにおいでもって一口目にパンチする。初期の頃の蔵前家は豚骨のマイルドさと柔らかい醤油の混じり合いでやはり一口目が印象的な物でした。このラーメンは違いますね。中程から美味しくなりはじめる。私に惜しまれつつかなり前に無くなったとんこつ大学にやはり近いと思うのですけど、とんこつ大学もこんなに油の量は多くなかったと思いますね。



麺は堅めでとても良い感じ。チャーシューは不自然にぼろぼろ崩れ落ちるタイプの私の苦手な物でしたが、レンゲに詰めてたっぷりスープに浸して頬張ると、とてもおいしくいただけました。海苔はジェット家の物によく似ていて、スープによく溶けすぎてしまうタイプの物で、こういうのは食べ慣れてないので(蔵前家の海苔は形態維持能力が強固です)これはこれで美味しく感じました。写真じゃ見えませんけど、ちゃんとウズラの卵も入っていましたよ。海苔増量は5枚50円、うずら増量は5個100円だそうです。ネットで情報をあさると、開店当初はキャベチャがあったそうなのですが、今日はありませんでした。

卓上には調味料類がたくさん置いてあります。普段追加調味料は全く使わないわたくしですが、変な物を見つけたので振りかけてみました。



刻みタマネギですって。
説明書きに「タマネギはラーメンに入れると絶好調になります」と書いてあります。
生のタマネギはなんか珍しいな、と思ったので振りかけてみました。
すると、これが私にはとても好ましいトッピングでした。シャクシャクとして豚骨の醤油によく絡む。白ネギ・青ネギとも違う感じなんですね。凄いね。簡単なのにこんな組み合わせもまだまだあるんですね。家系の素敵なトッピング、関係者にはどんどん意欲的に考え出していっていただきたいと欲します。



調子に乗って、卓上にある物を次々と投入してみました。
おろしニンニク、刻み生姜。でも・・・ 生姜は魅惑なスープの味を台無しにしてしまいました。やっぱり調子に乗るのはダメですね。

一応、お店の推奨する各種素材の分量を掲示してあります。



厳密に言えば味の作りは全然違うんでしょうけど、とんこつ大学が帰ってきた気がして、とても嬉しい体験でした。
繰り返して言いますが、私は家系が大好きなので、選択肢が増えるのはとても嬉しいのです。どうしても豚骨醤油は何度も食べていると飽きてしまうので、東京や横浜ほど家系が溢れていたら私にとっては地獄でしょうが、実は浜松みたいな過疎は飽きっぽい私にとっては適度で良いのかもしれない。多すぎない、というのも重要なことですものね。
麺匠家は、味のインパクトをそんなに押し出さない、ややまろやかな、食べ飽きない風なものでした。私的にはとてもおいしい一杯でしたよ。また来よう。近いし!(夜1時までやっているのもありがたいですね)




関係ないですが、この日は昼に弁天島の浜菜坊で、黒鯛の塩焼き(900円)と縞アジの刺身(850円)を食べてました。やっぱり魚はウマいなあ。せっかく浜名湖のほとりに棲んでいるのに、(通風のせいで)美味しい物を食べる頻度が激減しています。自分が今いる気賀でこういうおいしいお魚のあるお店があるのかよく知らないので、調べなければと思っているのですが、黒鯛は自分で釣るのが一番早いのかしらね(まだまだ今の自分には「釣り」は手の届かない趣味ですけど)。縞アジはスーパーでも殆ど見ず(ウォットではよく見ますけどね)、高級魚といわれるのに自分にとっては味が不明な魚なので食べてみました。(浜名湖にはいない。遠州灘の魚です)。アジっぽくはない独特な歯ごたえです。さすが旨い。旨いんですけど、魚の味って文章でどう書き分けるもんでしょうかね。ラーメンの方が遙かに簡単で単純だ。弁天島・舞阪も近いのですから、できたらせっせこ出向きたいですね。

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