オセンタルカの太陽帝国

私的設定では遠州地方はだらハッパ文化圏
信州がドラゴンパスで
柏崎辺りが聖ファラオの国と思ってます

騒擾の大地。

2017年04月24日 07時05分50秒 |   ゲーム本




「Inkarnate」という架空の世界の地図が描けるサイトというのがあって、便利で簡単だというウワサだったので、試しにアランシア大陸西北部を描いてみました。アランシアは『ファイティング・ファンタジー』(FF)というゲームのシリーズの舞台となる世界です。

おお、たしかに簡単だ!
なかなか豪華で手を掛けて描いたもののような見た目にできますけど、実はそんなに大変じゃなかったですよ!
(しかしgooにアップロードするとひどく劣化する。なんでだろう?)

アランシアには『タイタン』(1990年、社会思想社)という傑作設定資料集の文庫本があるのですけど、わたくしはこの本を読むたびにめちゃくちゃ興奮するとともに不満を覚えるのです。なんて世界は狭いのだって。(上の地図でアランシア世界の1/4を描いている)。大陸って広くてなんぼじゃないですか。国の数だったら小国を含めて127ヶ国は最低はあるのが妥当じゃないですか。ここはなんて狭い大陸なのだ。
だがしかし。
架空地図っていうのは、それらしい思わせぶりな描写を適度に散りばめられれば最上なのでありまして。このサイトのコレはそれが抜群に優れていると思いました。

例えばこの地図で言えば「トロール牙峠」。
この地域を設定した作品として、偉大なる聖スティーブ釈尊の『トロール牙峠戦争』(1989年)という小説があるのですが、わたくしはまだ読んでいません。(2009年に同人誌で日本語訳が出ているそうだ)
トロール牙峠は交通の要衝で、狭く閉ざされたアランシアに入る唯一の入り口だそうですけど、一方で、だからこそ古来から戦争の舞台であり、現在ではトロール牙峠を通ろうとする旅人は一晩で何万もの幽霊の出現に悩まされるそうです。アランシア世界の幽霊・亡霊の数々は非常に技術点が強い。
でも、地図を見ると、北に迂回すればゼンギスの方は全然安全そうじゃないですか。なんてわざわざ危険なトロール牙峠を通ろうとするのか。トロール牙峠とゼンギスってそんなに離れてないんですよね。・・・というわたくしの疑念(不満)を解決してみようと描いてみたのが上の地図でして。
ゼンギス付近もなかなか面倒くさい場所なのです。ここにはむかしゴールドラン王国という国があったのですが、300年前におきた「魔法大戦争」という大争乱で、真っ先に混沌の大軍勢に襲われて陥落してしまった。ゼンギス付近にある「ガル・ゴールドラン」という遺跡がその王国の首都の故地なのだそうです。でもFF作品で「ゼンギス」の周辺って一度も舞台として出てきたことがないので、この地図の表現は誇張されたフィクションなのですけどね。わたくしの地図の中では「ゼンギス付近を交易行するのもなかなか面倒」ということにしておきたい。ゼンギス王国は現時点では“謎の国家”なのですから。
だからやっぱり旅人たちはトロール牙峠を通るしかない。
でも、またここでわたくしの不満が爆発するのですが、アランシアの人が危険なトロール牙峠を通って行っても、フラットランドの先には美味しい交易ができるような文明地が何も無いんですよ。実を言うとアランシア大陸は大都会ポート・ブラックサンドただひとつですべてが成り立っているかのような大陸です。アランシアの逞しい隊商達は悩ましい亡霊達の恐怖の呪いをくぐり抜けてまで、一体どこに向かおうとしているのか。一応、フラットランドは横断しようとすると隊商速度で二週間ぐらいかかるくらいの広さだそうですけど。








せっかくなので「マイ・架空地図」も描いてみました。
題して「十四太陽の國の地図」です。
楽しいな。

これは中学生の頃、T&T用に作った地図(まだノートが取ってあってとても懐かしい)が元になっています。
私はこういうのを描くのがとても好きだったんですよね。T&Tというのはギャグ表現を主体としたRPGだったので、「幽霊屋敷」や「秘境」や「最強王国」をたくさん作った思い出があります。こういうのは意外と大事に(心の中に)保存してある物で、大人になってからも(4年ぐらい前に)この国を舞台にして「小説家になろう」で長編小説を書いてみたりもしたのですが・・・(とうぜん未完)
懐かしいな。

聖王都の近くに「異世界十王の國」というのがあって、これは異世界からの転成者たちが建国した王国なのですが、これ、真面目に中学生の頃の私が考えたんですよ。30年も前に私は「なろう」を先取りしてたんだな(笑)。ただし私の(中学生の頃の)かんがえたさいきょうのものがたりせっていでは、「2万年くらい前に聖王国を建国した創世王は(←メルニボネ王国が1万年の歴史だから、私は2まんねんにしたんだった)、実は双子で、長い遍歴の末に太陽神の神の都の遺跡を発見し、兄の方が聖王家の祖となるのですが、弟は異世界へ征服戦争へ出かけ、3000年後に10人の勇者を連れて帰ってくる」という話だったんですけどね。
私は何よりも「架空の地名」を考えるのが大好きな子供でした。

中学生の頃のゲームでは「キルディア交易男爵領」(・・・とその富を狙って襲来する盗賊王たち)が舞台だったのですが、大人になると主要な舞台は“超大国”サグネリ大公国になります。
この小説、ちゃんと最後まで考えてあるんだけど、もう私は続きを書かないのかな。もう4年も経っちゃったんだな。(実は4年前の私は長い失業生活を送っていて、だから「小説でも書いてみよう」と思ったんですけど、また失業でもしないと小説なんか取り組めないですよね。意外と時間がかかった思い出が)。

4話までだと全く片鱗も出てきませんけど、この物語は「架空戦争歴史物語」で、『紅衣の公子コルム』のフォイ・ミョーア戦みたいな展開を構想してたんですよ。第一部が全7話で、第三部から戦争が始まる(笑)のですけど。ああ、また失業したい。・・・老後に期待しましょうね。
でも、この小説、自分で言うのもなんですが、ひどく退屈な展開の作品です。(だって「くどい表現を追求してみよう」とこの頃の私は思っていたんですもん)。いいんだもん。書いている私だけが楽しければそれでいいんだもん。(私は常にこのスタンス)


で、「Inkarnate」ですけど、「国境線」と「街道」を描くのが難しい。地図を書くのは大好きなので修行しますね。
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私を泣かせてくださいね。

2017年04月10日 23時20分09秒 |   ヘンデル


最近めっきりまた音楽に疎くなってしまったので、とても嬉しいです。
ジョイス・ディドナートは、実はよく知らなかったのですけど、
ヘンデルもたくさん歌っているんですね。
これはたくさん聴かなければ。
(アラン・カーティスの《ラダミスト》と《アリオダンテ》で主役を歌っていた人だ)


やさしい歌い方ですねぇ。


オンブラ・マイ・フ。
「Ombra」=影、「mai」=かつて、「fù」=麩


《アレッサンドロ》の「図らずも心を照らす光」。
(なるほど、この歌うときの表情がダニエル・ドゥ・ニース嬢と似ているんですね。確かに!)


《セルセ》の「恐ろしい深淵の怒れる野蛮」。
この一曲でわたくしは彼女にめちゃくちゃ惚れます。


《アリオダンテ》の「黒い夜と邪悪」。


《エジプトのジュリオ・チェザーレ》の「この胸に息のある限り」(動かない動画)


ヘンデルって、ほんとうに素晴らしいですねえ!


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