オセンタルカの太陽帝国

私的設定では遠州地方はだらハッパ文化圏
信州がドラゴンパスで
柏崎辺りが聖ファラオの国と思ってます

そしてみんながいなくなる。

2014年12月03日 03時02分06秒 | わたしの好きな曲


車用の4本目の16GB-USBの一曲に、プーランクの歌劇『カルメル派修道女の対話』を収録したら、これが(CD25枚分の音楽が収録されているのでそれらが均等に再生されるべきなのにこのオペラだけが)異様な頻度で演奏されるようになってしまったのですけど、なぜかわたくしが青年の頃からこよなく愛するこのオペラの白眉、終曲「みんなが死ぬサルヴェ・レジーナ」だけは一度も再生されないという。
運転中に「一人を除いて全員が死んでしまう」のは縁起が悪いという(車側の)配慮なのかしら。



以降は趣味の悪い私の性癖の話なのでほどほどに聞いてください。


簡単に解説すると、18世紀フランス革命の指導者にマクシミリアン・(略)・ロベスピエールという世界史上でも希有な高潔人格の革命指導者がいたんです。
彼は「フランスの石田三成」と言うべきほど人格的高邁さに満ち溢れた理性的な人物で、「宗教は麻薬である」「キリスト教徒はキリスト教徒であることそのものが罪である」と掲げて、人類啓蒙キャンペーンをおこない、1794年6月に、宗教パロディ的な「最高存在の祭典」というものを開催して、フランス人民を宗教迷信的な混迷から永遠に解き放とうとしたんです。
その過程で1794年7月に頑迷な16名の切支丹女を処刑した。その話です。
革命政府はギロチンを採用していましたから、16名の苦痛は全く無かったはずです。
(「あとにのこされた一人の苦悩が一番痛い」というのがこの話の肝です)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする