ウォットに行ったらヤマトメリベがいました! でかいなあ。
最大50cmにもなるのにウミウシ(※基本ちっさい)なんですって。「メリベ」とはラテン語で、ギリシャ神話の海の精霊(オケアニス)のひとりであるメリボイアにちなんでいるのだそうです。メリボイアは一説にアルカディアの暴君リュカオーンの母。狼になった王者リュカオーンは獰猛な獣のリカオンの名の由来です。
ひどく激しく泳ぎ回る生物で、動くごとに形が変わって、眺めているのが楽しいです。
この口のことを「頭巾」と言うのですけど(口なのだが)、「オオグチボヤと似ている」と思うのですけどあれとは生物の種類が違う(←ホヤ)のだそうです。写真には写ってませんけど、海牛の名の語源である2本の牛の角(小さい)がしっかりあります。水槽の中のにおいは嗅げませんが、なぜか柑橘類の香りがするそうです。どの柑橘? ユズかな? カボスかな? 大きいからザボン(※長崎名物)かも。
◎8月6日 中華そばつけそば一文字結 (和田町)
春菊がまだあるうちに来ねばと2訪目。待ち客すごいですね。次々お客さんが来る。うっかり店頭のリストに名前を書くのを忘れていたので(笑)、15分ぐらい待って入店。
春菊中華そば(平打ち麺)、¥1,100。
最近いろいろ塩ラーメンを食べ比べましたけど、このお店のスープが上位の上にあることは間違いない。すごくおいしい。春菊の味との絡みが抜群。このメニューだけの特製だという平打ち麺も最高。夏の間にもう一回ぐらい食べたいが。
◎8月3日 中華そばはまな (有楽街)
4回目。前に浜松駅前で働いていた頃、前後にできたおおさわさんと共によく通ったんです。あれたった3年前でしたか。もっと昔だった気がしていました。3回行ったら常連かぜ。
特製貝出汁中華そば(塩)チャーシュー増量、1100円。
うまい! アサリ味うまいです。むかし仕事で大量の浅蜊スープ作ってたことありましたけど、なかなか上手い味を出すにはコツのいることだったごたる。どうやってるんだろう。図太い香り高い貝の味がする。外国人の青年一人のワンオペだったのですけど、めちゃくちゃ素早く出てきた。とてもうまかった。だけとスープの底にはアサリの破片がけっこうそれなりに沈んでいまして、これそういう業務用スープがあるんじゃなくて、ちゃんと(近くのどこかで)作っているんでしょうか。どうなっているのでしょうこのお店。
2021年の写真を見返してみたんですが、「特製中華そば」は1050円でしたので、むしろ値下げされています。(※現行1000円)。具材はそれなりにコストダウンが計られている気もしますけど、いやいや、豚肉も海苔も玉子もかなり値段が上がっているはずなのです。チャーシュートッピングは2021年も2024年も+100円なんですけど、2021年にそれをトッピングしたらどうなってたんでしょう? (現行の+100円はアヒル軒の基本のと共通のもので「私は」ガッカリしてしまうタイプ)。
この写真は「比内地鶏そば」だったかもしれません。豪華ですね。2021年は1050円は「高い!」と思ってましたけど、2024年になってみますと、カモメ亭グループ恐るべし。この店はワンオペなんですが、アヒル軒は店員が多めなんですよね。
ふと横を見てみましたら、「白飯・貝飯・生玉子の無料コーナー」がありました。あれ、こんなのあったっけ? (2021年当時はランチ時のみだったみたいです)。アサリご飯もおいしかった。コスパ抜群カモメ亭。(このチェーン店の総称は「カモメ亭グループ」でいいの?)
なお、店名の脇にそえられている「武」のスタンプと姉妹店の「おおさわ」の店名は、東京の「麺屋武一」に由来しているのかな。
◎8月2日 らーめんぎょうざ甘藍屋 (大蒲町)
5回目の訪店。前回は7、8年前に塩の日だったような記憶があります。
豚そば(コッテリ)チャーシュー増量、1400円。
うをん、これ、こんな摩訶不思議なスープなんでしたっけ!?
ぬとっとしている。ぬてっとしているのに明確に塩味を感じる。塩味があるのにスープは甘い。味の奥の奥になんというか変な爽やかさを感じる。これらのぬとぬととおいしい塩と柔らかでしつこい甘みと妙な爽快さはそれぞれ別個に分離したものとして存在している。なんだこれ。こんな不可解なスープは久方ぶりに食べた気がしました。10年前の私はどう思ってたのかこれ。変わっているのでとてもすばらしいと思いました。てもこれ、私は体調が万全なときにしか食べきれないたぐいのものですぞ。今日は私の体調はそこそこ元気でよかった。
また、麺にスープがよく絡みつくんです。苦手なタイプの麺でしたけど、麺とスープの馴染みも他にはあまり見ないぐらいのものでした。
増量した豚肉はこれまた別皿で出てきました。とろけるぐらいに柔らかい豚肉で、とても美味しかったのですが、これ増量するのはワタクシやりすぎましたね。(「豚そば(1100円)」で6枚の肉片が乗っているから)。別皿に載っている時点で凄く柔らかかったので、熱いスープの上に乗せても全然食感は変わらなかったです。
「けっきょくどこに甘藍が使われているのか」と思ったら、ラーメンではなくてぎょうざの部分なんですって。バナギョ(芭蕉芋餃子)も10年以上前に食べた記憶がありますよ。うむ? お相撲さんって豚肉や牛肉は食べませんのか。このスープにはゴワゴワの生キャベツがとても合うと思いますのよ。
◎8月1日 支那そばや日歩未 (旧浜北市中瀬)
家鴨スを除いては破るあたわぬ近い店だったのですが、3年ぐらい来てなかったです。
私の家からは、このお店とまる十八は同じ距離。
塩のチャーシューメン、1100円。
一口目が信じられないほどおいしいです。ぬるっとした口ざわり誇り高い風味があり、ひどく感激をするのですが、食べれば食べるほどスープの感激が無味無色(※比喩表現)となっていく。あれ? どうなっているんだこれ? 食べ終える頃には無心になってしまっていたりして。
チャーシューは3種類のものが入っていて、賛否両論あるであろう赤い色のものですが、私はこれは当然なことながら大好きです。
◎7月31日 RAMEN驍TAKERU (尾張町)
サンストリート浜北の近くに新しいラーメン屋さんができたということで、「どこだ?」と思ったら、私が大好きだった(※1度しか行ったことないが)インネパのティリサラさんのあった場所で、しかもティリサラさんは無くなったわけではなくて、名前は変わるがカレーとラーメンの強化アップ融合版として生まれ変わるという。どういうこと? で、融合するラーメン屋さんは浜松城の近くにある驍さんだという。ティリサラが開店したのは2019年ぐらいでちょうどコロナちゃんが活躍しはじめた頃で最初は聖隷三方原の近くにあるロータスの2号店を名乗っていたのですけど、すぐにティリサラと店名を変えてしまった。でもそのときもロータス・トレヴァーン公との関係は無くなったわけではない、とアピールしていましたよね。ということはロータスとタケルさんも何かお金的な関係があるということか。
驍さんに行ったことがなかったので、浜北店に行く前に尾張町の本店に行って予習してきます。
チャーシュー驍ラーメン、1600円。
「ニンニクがすごい」という噂を聞いて行ったのです。頂点にカタマリが2つと、レンゲの上においしそうな摩り大蒜が載せられて出てきます。
最初うっかり「看板メニュー」と書いてある驍ラーメン(1200円)のボタンを押してしまったのですが、写真を見たら別メニューに乗ってるチャーシューの写真がとてもおいしそうで、でも驍ラーメンにはチャーシューが乗ってないみたい。慌てて「追加チューシュー(400円)」のボタンも押しました。
出てきたラーメン。これは腹に余裕があって肉欲が旺盛にある日じゃないと食べられないぜ。今日は腹に余裕があるとはいえないが、肉欲はそれなりにある日だったので良かった。
スープをすくってみますと、一口目はそれほど刺激も濃さも感じない醤油豚骨スープです。油が無いのが家系と違うんだな。むしろあっさりしていて飲みやすい。この上に、濃厚に味付けされた野菜炒めと忍肉が乗っていて、それを少しずつスープに溶かし合わせながら、次第に濃厚になっていくさまを楽しむラーメンなんですって。
やっぱりこの野菜につけられた「秘伝のタレ」の味というのがとても見事。濃くておいしくて太くて鋭い満足度の高いラーメンになります。チャーシューは写真にあった巻き肉タイプじゃなかったけど、1枚かと思ったら3枚も付いていて、味付けも厚さも食感も好きなタイプ。こういうタイプは、ふつうは噛むとしゃくしゃくするもに、このチャーシャーは柔らかみも感じて、本当に見事だと思いました。もちろん、小バラの味付け小肉もおいしかったですよ。上に乗っているやつだけじゃなく、仁の肉のつぶした塊がスープの底からもごろごろ出てきて、私はとても元気になりました。いいお店。
◎7月29日 美味中華そばぎょうざ浅草軒分店 (舞阪町)
ニッポン城めぐりの夏休みイベントのせいで、毎日35kmドライブしないといけない週間です。
浜北大橋にある私の家から、国道1号まで南下して舞阪まで行き、そこから適当に寄り道しながら帰ると丁度良い距離になります。でも毎日はしんどい。あと2日です。(これが3ヵ月に一回ぐらいあるんですよねこのアプリ。今回は『四国役』というイベントで豊臣秀吉 vs 長宗我部元親で、私は長宗我部方ですがおそらく負け戦さだし、しんどいしんどい) (※追記; 7/31に終結したこの合戦イベントはなぜか長宗我部軍が勝利し、寡兵の豊臣の大軍を撃退できました)
「いつも行列ができている」と聞いていて、「夏休みだしな」と覚悟して行ったのですが、開店15分前についたら行列はありませんでした。店に入ると5卓ある席の3つが埋まっている程度。ていうかこのお店は開店時間(11:00)以前に開店してるのかい。11時を過ぎると次々とお客さんが入ってきます。テーブル席しかないので普通に見知らぬ人と相席になります。
中華そばチャーシューを注文。1050円。
浅草軒には私は10年ぐらい前に来て「うまい」と言ったんですけど、このブログを見返してもどこにもその時の日記がありませんでした。あれ? そもそも私は伊豆に住んでいた頃に次郎長さんによってこのお店のことを(名前だけ)知っていた記憶があります。浅草軒本店は十数年前まで今のザザのあたりにあったそうですが、高校生時代よく町中まで(チャリで本屋に)通っていた私も、見た覚えが全く無いんですよね。(イトーヨーカドー浜松店も見たことがない)。でも有楽街のみやひろの本店では食べたことがありましたよ。近くに今は亡きサブウェイもありましたよね。わたし、サブウェイってあのお店でしか食べたことないや。舞阪と浅草の似た所も考えてみよう。
素朴な見た目でうまい。これがここのラーメンの特徴。
レンゲにすくったこの写真からはこのスープの神髄はまったくわからないもので、次郎長さんはこういうのを「遠州系ラーメン」と称していたっけ。鶏ガラ主体のスープに豚ガラのダシを少し強めに効かせることが特長。でもそれって別に珍しいことではないんでは?と当時の私も思っておりました。さらに豚ガラ醤油と豚骨醤油がどうして違うものになるのか、料理にうとい私にはよく分かりません。(※参考までに浜松市公式ホームページに書いてある定義。しょうゆラーメンかどうかはどうでもいいみたい)
ただの正油ラーメンというよりかは少し図太い味がする。麺はやや黄色い固みのない麺で、噛み切りながら口に含むとスープの味に押し上げられながら口の中に柔らかくブワッと広がる感じ。まことにおいしうございます。
チャーシューも味が薄くて硬みがあるのだが、脂身部分もしっかりあるもの。これがスープと一種に口でもぐもぐすると、抜群に美味しいのです。なんだこの魔法のようなスープ。実はこのスープは一口目が一番うまいタイプで、以降はレンゲで掬えば掬うほど存在感を薄くしていくような感じの物だったのですが、このように麺とチャーシューと一緒に口に運ぶときだけ、輝きを主張しだす。
中華そばが750円で、トッピングチャーシューが+350円って壁に貼ってあったのですが、帰るとき請求されたのは1050円でした。なぜ? それとは別に「お持ち帰りチャーシューが300円」って書いてありました。でもこれ、このラーメンのスープじゃないと真価を万全に出せないんじゃないか。スーパーで売ってる焼豚のような味付けにしちゃったらちょっと違うかなあ、と思ってあきらめました。にしても、お見事なチャーシューでした。
◎7月26日 つけ麺らーめん7福神壱 (小池町)
8訪目。「また甘々娘のラーメン食べたいな」と思って来てみました。でも森町ラーメン、もう終了?してたらしくありませんでした。残念。なのでまだ食べたことのなかったみそらーめんのチャーシューメンを注文してみました。920円。
ワオ、うまい。
実はこの朝、夜食(パン)を食べ過ぎてておなかが全然空いていなかったのです。なのに満腹なのに全然苦もなくペロリと食べられるのが7福神さんのすごいところ。刀神ヤーナファル・ターニルズ(毘沙門さん)の御加護があるのでしょう。このミソ、つい最近どこかで食べたのと似たような風味があるのですけど、どこでしたっけ?(※まる十八さんではない)。
刀身が厚すぎも無い味のある味噌で、ちょっとだけ辛めな。切っ先はそこそこ尖ってるが刺突は全然重用視していない。小回りが利いて振り回したら威力もありそうな耽美な曲刀感がしますよね。(※私の脳に浮かんだのは半月刀でなくて曲がった小長鉈のような・・・)。美味しいです。
チャーシューも味は淡めで厚みもないのですが、頴娃のように広くて、それによる噛み手があるので、いつもおいしいと感じます。ごちそうさまでした。
◎7月24日 旨麺とんこつ坊屋 (馬郡町)
信州駒ヶ根で名物ソースカツ丼を食べそびれてしまったわけですが、「いいもん浜松にははやたろうがあるし」と思って帰ってきたわけです。数あるはやたろうの中で坊屋を私は個人的に佐鳴台本店に次いでおいしいお店、と認定していたわけですが、それって10年も前の話ですので、今はどうなんだろう?と思って久しぶりに来てみたわけでした。
坊屋チャーシューメン(1160円)にソースカツ丼(380円)のセット。
やっぱり坊屋はうまい。胡椒と塩とこしょうとペッパーの味が非常に強いとんこつスープなのですが、にもかかわらずまろやか。
トンカツも「よくこんなジャストなサイズを」と思う大きくもなく小さくもない良い見た目で、脂部分が少なくラーメンと合わせて食べることを第一に考えて調理されている・・・ と書こうとしたけど、3分の1ぐらい食べた所で「こんなに食えるかぁ!」と私は思った。(胃が小さいのです)。頑張って食べましたけどね、チャーシュー増量と組み合わせるのは危険です。チャーシューは「切りたてチャーシュー」と書いてありましたが、硬めで脂身の少ない食べやすい種類で、これは助かりました。
ソースカツのソースはすっぱ味が強い物で、後半これが染みこんだご飯を苦しみながら食べていても、胡椒とんこつの味と決して衝突しなかったことが、食べ終えられた勝因です。良くできてるな。その後半日腹具合に苦しみましたけど。おいしゅうございました。