オセンタルカの太陽帝国

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英国は各人が各人の義務を果たすことを

2014年09月15日 20時54分24秒 | 今週の気になる人


ようやくの事、ただのチャーチルからスーパー(超)チャーチルに進化できました。
長かった。

これはゲームの話なんですけど、
チャーチルという戦車はひたすら堅いことだけが取り得なんです。
だが、戦車の世界には「ひたすら堅い奴を打ち破ることを取り得とする戦車」が存在するんですね。虎とか豹とか。正直言ってゲームの世界では「チャーチルが堅い」なんてほんの戯れ言です。鬼戦車T-34(ソ連製)に一発打ち込まれただけで容易く完破です。
そういう「ひたすら堅いのを誇る戦車を打ち破る事を自慢する戦車を踏みつぶすことを目的として英国が満を持して開発したとした繊細な戦車」が超(スーパー)チャーチルなんですね。これが実在の英雄ウィンストン・チャーチル好みなのです。別名を「ブラックプリンス」。14世紀百年戦争のクレッシーの戦いで仏国軍を翻弄したエドワード黒太子の長弓隊にあやかっています。
(※さっきウィキペディアを見ましたが、最近の教科書ではブラックプリンスはこの戦いに大した関与をしなかったことになってるんですかね。英国史的には“黒太子”は大英雄なはずです)



史実ではスーパーチャーチルが開発されていたのは1945年の終戦間際です。
チャーチル戦車がMark.ⅠからMark.Ⅶまでほとんど姿を変えなかった事を見れば、(ドイツ軍やソ連軍の機体姿の華々しい変遷と見比べると)「英国人って変なところが頑なだなあ」「チャーチルのこの姿は短所も多いのになあ」と思うばかりですが、そもそもチャーチルMark.Ⅰが登場したのは1942年8月だから、英国人はたった3年間頑固だっただけなのでした。スーパーチャーチルは開発はされていたものの、同時進行で製作されていた「センチュリオン」の方が優秀だとして、1945年5月30日、スーパーチャーチルの建造は停止させられています。
チャーチル(スペイン継承戦争の勇士)は「歩兵戦車」、センチュリオン(ローマ軍の百人隊長)は「主力戦車」。
なんだよー、こんなにがんばってたのにチャーチルって「主力」じゃなかったのかよー。
(※「歩兵戦車」(infantry tank)と「主力戦車」(main battle tank)は英国では単に用語上の問題です。)



(↑)先代のチャーチルMark.Ⅶ。
こっちの方が強そうに見えるかと思いますが、それは目の錯覚です。



(↑)先々代のチャーチルMark.Ⅰ。
砲塔の雰囲気はスーパーチャーチルはMark.Ⅰに戻ったような感じなんですね。

だが、似ているのは見た目だけで、性能は段違いに進化しています。チャーチルにおける性能とは、ずばり「堅さ」です。
チャーチルⅠで700点だった耐久点が、スーパーチャーチルでは1450と倍になっています。(チャーチルⅦでは960だった)
チャーチルの唯一の取り得は「硬いこと」だったはずなのに、これまで容易く一発で撃破されてしまう事もザラだったのですけど、1450もあればもう「たった一撃被弾で終了」なんてことは無い! ・・・と言いたかったところなのですけど、、、 当然相手方の攻撃力も化け物じみてきているので、チャーチルの堅さが有利になる事は決して無かったのでした。トホホ。
黒太子が黒太子たる所以は自慢の「長弓」(17ポンド砲)です。クレッシーの戦いにおいて黒太子は、フランスの強力なクロスボウ部隊を、前時代的な「長弓」で打ち破ったんですね。「クロスボウ(弩弓)」と「長弓」は何が違うのかといいますと、「射撃の早さ」と「練度の高い撃ち手による命中の正確さ」みたいですね。スーパーチャーチルの「17ポンド砲」は「ティーガーをも打ち破れる」との評判の物ですが、、、、 スーパーチャーチルの初期装備は「77mm砲」で、わたしはまだ17ポンド砲を手に入れてないのでした。本当にチャーチルがティーガーと互角にやり合える日が来るというのでしょうか。(半信半疑)。
(スーパーなチャーチルとは“狂ったジャック”チャーチルだったのかも。あの人も長弓を常に持っていましたからね。)
ゲーム内でのランキングでは、「スーパーチャーチルはティーガーⅠやパンター、ソ連のKV-13と同等」とされているのですけど、とてもとても。
黒太子は黒太子でも「アルゴスの黒太子」とは全く非なるものだということは肝に銘じておきましょう。



ゲーム的には「KV-IS」(※上の写真で一番強そうなヤツ)はスーパーチャーチルよりも格下に、「KV-1」(※その上にいる手堅そうなヤツ ←実はこのゲームno.1な傑作戦車)はチャーチルⅦよりも格下に設定されているんですけど、絶対にこれはウソだと思います。



1941年頃に「砂漠の女王」と呼ばれていたマチルダⅡ。
これも一応1941年当時は「主力な戦車」だったはずなんですけどね。
この戦車はゲーム中ではとても独特で、足が遅く、装甲は硬いと言いつつ普通の戦車なら軽々と一発で葬ることができるもので(耐久点370)、砲(2ポンド砲)も貧弱。ただ弾丸の発射速度が速く、狙いもとても正確。2ポンドの徹甲弾は敵に決して大ダメージは与えられないんですが、50点ずつぐらいチマチマとイヤらしく打撃を与えていって、瀕死に陥っている敵に最後のトドメを与えるためだけに活躍する。
実は今でも私は、この戦車で戦うのが一番ストレスが少なくて一番楽しい。
なんと言っても、マチルダさんの戦う姿は(チャーチルに比べて)抜群に美しいもの。




同時進行で進めている日本戦車の方も、「チト車」の開発まで進みました。



チトーは一般に「優吾のパルチザン」「浜名湖の戦車」として知られている戦車です。
紅茶ゲーム的には「日本のスーパーチャーチル」と呼ばれています。
圧倒的統率力を誇るスーパーチャーチルが試作段階で6輛生産されただけで終了したのと同じように、チトは2輛(一説に6輛)生産されただけで終戦を迎え、すべては湖に沈められたから。

日本車のチトーは幻の戦車なのです。
また今年も「浜名湖の幻の戦車復活プロジェクト」というのがありまして、わたくしもとりあえず3まんえん寄付してみましたよ。(本当は10まんでも20まんでも応募金したいところですが、今の私はいろいろ事欠いていてこれしかできませんでした。)

浜名湖に隠された旧日本軍の戦車を磁気探査によって発見したい!

9/22現在(残り68日)であと230万円足りないそうです。ううう。
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