オセンタルカの太陽帝国

私的設定では遠州地方はだらハッパ文化圏
信州がドラゴンパスで
柏崎辺りが聖ファラオの国と思ってます

天地創造。

2013年12月17日 21時10分26秒 | Pygoscelis adeliae


無事に失業できましたよ!
わたくしは自分をとても真面目に生きている人間だと思っているのですけど、無為に無文化的に働きつめるだけの生活にはいずれ我慢できなくなるだろう、ということはあらかじめ解ってた。いいじゃん6年間も朝早くから夜遅くまで一生懸命働いたんだから。そう思って仕事を辞めました。気分爽快だ。
で、わたしは自分を追い詰めるのが好きなので、ここ半年は「退路を断とう」と思ってアマゾンで無駄遣いをたくさんしてました。
失業後は信長の野望三昧になろうと思って、30周年記念の「歴代タイトル全集」も買ったし(覇王伝以降はきちんとリアルタイムで買ってるのにね)、新作(第14作)の『信長の野望~創造~』も予約した。その新作が、わたくしが自由の身になる3日前に家に届いたのでした。なんてすばらしい。

これまでわたくしが最高傑作だと思っていたのは、第12作『革新』と第7作『将星録』でした。実はこのふたつ、ゲームとしてはそう大して難しくないんですよね。漫然とぽちぽちボタンを押していれば終わってしまう作業ゲーム。ちょっと物足りないので、その後に第13作『天道』と第8作『烈風伝』という似たような上級バージョンが出たりしたのですが、そちらはどうしてもシンプルさに欠けた。『革新』は二度ほどクリアしたんだけど、『天道』はいいところで詰んでしまう抜群のバランスでできていて、(私は常に九州の龍造寺で始めるので、九州を統一して四国と中国を席捲しながら東上していく直前に、織田か武田か上杉のどれかが、京都周辺で容易に太刀打ちできない存在になっている)、「いつか失業したら腰を据えて上杉を打ちのめしてやろう」と思ったのでした。それから早4年。

失意の『天道』に取りかかる前に、新作『創造』の封を開けてしまったんですが、1日遊んでみて。
ううううう、これがわたくしの理想とする『信長の野望』の決定版じゃんか!!





さてと。
わたくしは「理想の信長の野望!」と書きましたが、それはもちろん皮肉ですよ。
わたくしは根っからの左派で戦争反対論者・核兵器根絶主義者ですから、命のやりとりをする戦争を扱った作品に軽々しく戦さをかっこよく描いて欲しくない人間なのですが、信長の野望っていうのは歴代代々あくまでライトなんですよね。リアルさを無視する姿勢が根本にある。とはいってもそういう姿勢に対してアンチにもなりきれないわたくしについてはこれを読んでくれてる浅子さんもよく分かってくださると思います。

歴代の信長の野望では、龍造寺で始めて九州を統一した頃には100万ぐらいの兵を動員できるぐらいになるのが、まあ信長の野望っていう作品です。
どこの宇宙三国志だ。
それがね、
今回の作品では、プロデューサーが代わってその新しいプロデューサーという人が信長の野望に果てしない愛を持っている人で、つまりこれまでの信長の野望から正統路線に回帰することを志したひとだったんですって。要は、100万の兵を率いる龍造寺なんてあり得ないんですよ!!(※龍造寺隆信の会心の最後の会戦“沖田畷の戦い(1584)”で彼が率いた総数は12,000前後)



ふふふ、でもやっぱりここには注目、戦さに出た立花道雪は腰に116日分の兵糧を巻いていること。宇宙食かよ。
やっぱりコーエーだ。

わたくしが『信長の野望』に求めていること。
「難しいことをせず、ちまちま力押ししているだけで龍造寺隆信が織田信長に勝てること」
これに尽きる。
今回のこれはそこがとても良い。気分爽快。


そもそもなぜわたくしは昔も今も龍造寺隆信で遊び続けているか?
それは「となりに大友宗麟がいるから」であります。
大友宗麟大好き。宗麟軍団は強い。配下に屈強の戦士達が揃っているのです。“鬼の”道雪を初めとして、“豊後三老”と言われた吉岡統増・臼杵鑑速・吉弘鎮理。戦闘で強かった一萬田鑑実・志賀親次・問註所統景・斎藤鎮実・無謀な田北鎮周。“ヘンテコ奇術師”角隈石宗。そしてそして、高橋紹運と立花宗茂の親子。さらに、大友に従属していたり刃向かったりしていた勢力として、なんだか他人とは思えない筑紫広門、秋月種実、宗像氏貞、星野兄弟。
九州になじみのないかたには「なんのこっちゃ」という人名ばかりでしょうが、大友配下の彼らの場合、ひとりひとり、列伝を読んでいるだけで心が燃えるばかりか涙まで溢れだしてくる素晴らしい武将揃いなんですよ。本当に昔の武将様の生き様っていうのはすごい。これらに比べると、島津家の4兄弟と家臣団はこういっちゃなんだけどドラマに欠けるし(よく知らないから)、われらが“龍造寺四天王”も同様だ。



ゲームに出てくる高橋紹運像で一番気に入っているのは、スクエア・エニックス社の『戦國ixa』の“アリー・アル=サーシェス”紹運なんですが、信長の野望に関しては過去にもっと遙かにかっこよい紹運が出たことがあったような。



こちらはixaの「極」の紹運で、めちゃくちゃ格好良く強いものの、未入手。わたしは「上」の紹運で気に入っているからいいや。
信長の野望では“戦神”高橋紹運の登場年は1564年(16歳)。“肥前の熊”龍造寺隆信と高橋紹運は19歳違いなのです。その登場年までに大友勢力を征覇してしまえば、こちらの勝ちです。




ところがギッチョン!


それに対する我らが龍造寺家。
初期に龍造寺家で始める最大のメリットは、「当主の隆信が戦闘においてめちゃくちゃ強いうえに、謀略にも長けている」ということです。初期の隆信の強さを持ってすれば少しぐらいの地理的不利などなんてことはないし(有明海に面する佐嘉は決して恵まれていない土地ではないが)、少しぐらいの配下の不足は彼一人でなんとかなる。いえいえ、配下が不足しているどころか、地味ですが隆信の配下には“龍造寺四天王”という頼りになるおっさんたちと“猫男”鍋島某というチートな軍師がいたりもする。
いきなり大友の巨大領に挑むのは無謀なのですが、佐嘉近辺には練習相手としてちょうど良い「少弐氏」と「有馬氏」がいる。練習相手って言ってしまったけど、龍造寺隆信の生涯を本で読んでいて面白いのは、大友や島津といった大軍相手に戦った戦争よりも、旧主・少弐を駆逐したり、肌の合わぬ神代勝利や江上武種らとの地汗まみれる謀略戦の時代なんですよね。徳川家康も三方ヶ原の戦いの頃が一番おもしろいし、チンギスハーンもジャムカやトオリルハーンと小競り合いしていた頃が一番楽しいと感じるわたくしです。

とにかく、信長の野望では一刻も早く肥前を統一して、筑後の大友勢さえ駆逐してしまえば、あとは勝ったも同然なのだ。大内はなぜかいつも勝手に自滅するので立花山城はいつも容易に手に入る。
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ブラームス 交響曲第3番。

2013年08月18日 10時52分09秒 | Pygoscelis adeliae


実家から辺地に引っ越しして早半年ですが、3000枚に及ぶ私のCDコレクションは由あって(めんどくさいから)旧居に残したままなんです。
でも私は若い頃熱烈なクラキチでしたので、そろそろクラシック音楽も懐かしくなってきています。パガニーニとかたくさんCDを買ったばかりでしたから(だけど実家に全部置いてきてしまってる)たくさん聴きたい気持ちでいっぱい。
でも現在はCDなんて無くともいくらでもパソコンで音楽なんて聴ける時代なんですよね。これ「コレクションしてる」という事に意味があるんですかね。

今猛烈にリピートしているのは、ブラームスの音楽集。
一人暮らしの男がブラームスに傾倒してるというのは(宇野功芳的に言うと)かなり危険です。かなり何かに切迫されています。なんらかの愛に飢えていてかなりアレな妄想をする危険性がある。
でも、私は学生時代からブラームスが好きでした。私の中の序列ではブラームスの交響曲は、第4番>第1番>第3番>第2番でした。第4番の哀切さは他の何にも耐えがたいですね。それに比べると第3番の哀切は少し異風なのですが、私も宇野功芳に瞞されていて第3番もクナッパーツブッシュ盤と大好きな英国のバルビローリ盤と、それからカラヤン盤を愛聴してました。
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