オセンタルカの太陽帝国

私的設定では遠州地方はだらハッパ文化圏
信州がドラゴンパスで
柏崎辺りが聖ファラオの国と思ってます

クレオパトラ7世。

2022年11月22日 17時52分29秒 |   ヘンデル

久しぶりにヘンデルのクレオパトラコレクションを。
もう今や、いろんなのが何でもありですね。

アマンダ・フォーサイスさん。

ホラー風味のクレオパトラ7世。
サビーヌ・ドゥヴィエルさん。

古い映像に見えると思いますが17世紀ステュワート朝風味のクレオパトリック7世。
ヴァレリー・マスターソンさん。何を言ったって18世紀のヘンデルもこういう衣装で初演したんでしょうからね。原点回帰、温故知新。

森麻季さん。わかりやすい。そうだよね。こうだよね。

クレオパトラ7世はもちろんギリシャ人ですが、物語としてこういう方向も追求される様になるだろう。
もちろんジャニーヌ・デ・ビケさんの歌声は力強くて美しくて素晴らしい。

だがなんと、クレオパトラまでが疑似カストラートが歌う映像が。
(原作(?)ではジュリオ・チェザーレがカストラートでクレオパトラはソプラノ)
サムエル・マリーニョさん。
・・・これ本物? 本当にやってんの?
私が思う、「カストラートが本当にいたらこんな声だろう」という素晴らしい力強い声。

エカテリーナ・フェルズバさん。
この曲は3分の2以降がとても気持ちよさそうで良いよね。
まあ、ヘンデルの曲は全部そうなんですけど。

ナタリー・デッセイのこれは最初からアレンジばりばり。

2005年のグラインドボーンのドゥ・ニースと同演出(デイヴィッド・マクヴィガー)のナタリー・デッセイ。
ドゥ・ニースと比べてピチピチさが足りないとかよく悪口を言われますが、楽しそうでとても良い。

とは言っても、2005年のダニエル・ドゥ・ニースが楽しさでは一番なんですけどね。

 

ザリーナ・アルティエンバエヴァさんのクレオパトラ7世。
「がっかりしないで」。姉(妻)に対して偉ぶりたい弟(トロメーオ13世)を小バカにしながら歌うチャーミングな歌。
プトレマイオス13世と14世は彼女の弟兼夫で、15世(カエサリオン)は息子ですよ。プトレマイオス15世は最後のプトレマイオス。

 

 

全然関係ないですが、陸自の歌姫 鶇(つぐみ)真衣さんのリナルド。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私を泣かせてくださいね。

2017年04月10日 23時20分09秒 |   ヘンデル


最近めっきりまた音楽に疎くなってしまったので、とても嬉しいです。
ジョイス・ディドナートは、実はよく知らなかったのですけど、
ヘンデルもたくさん歌っているんですね。
これはたくさん聴かなければ。
(アラン・カーティスの《ラダミスト》と《アリオダンテ》で主役を歌っていた人だ)


やさしい歌い方ですねぇ。


オンブラ・マイ・フ。
「Ombra」=影、「mai」=かつて、「fù」=麩


《アレッサンドロ》の「図らずも心を照らす光」。
(なるほど、この歌うときの表情がダニエル・ドゥ・ニース嬢と似ているんですね。確かに!)


《セルセ》の「恐ろしい深淵の怒れる野蛮」。
この一曲でわたくしは彼女にめちゃくちゃ惚れます。


《アリオダンテ》の「黒い夜と邪悪」。


《エジプトのジュリオ・チェザーレ》の「この胸に息のある限り」(動かない動画)


ヘンデルって、ほんとうに素晴らしいですねえ!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もろもろの谷は高くせられ。

2015年10月17日 17時57分41秒 |   ヘンデル

歌劇《アレッサンドロ》(1726年)
すばらしい。
ジョルジュ・ペトルー指揮、オルケストル・アルモニア・アテネ(2013年)
とりわけ冒頭部分の攻城戦(ペルシャの高位貴族であるオクシュアルテス(←ロクサーネの父)が篭もったソグドの砦をアレクサンドロス大王が攻めた)がすばらしい。
以前の記事で「意図的に削除されている」と書いた「壁の崩壊」の後半部分もバッチリです。(【7:18】の部分から)。音楽がこの部分だけとても緊張している。なによりこの映像は脇役が全員美形です。主役はなよなよしいけどな。(現代のヘンデル作品上映の宿命です)。アレクサンドロス大王が英雄っぽいのは最初だけで、あとはずっとうじうじした男です。主役が史上最悪の惰弱なのに、現れる音楽がことごとく「かっこよさ」を追求しているのがこの時期のヘンデルの特徴です。


学生の頃は「画質なんてどうでもいいよ観れれば」と思っていたわたくしですけど(若い頃録った8mmビデオコレクションは(もう観られないけど)今でも大切に取ってあります)、今じゃもう何でも「ブルーレイで欲しい」だ。何もかもブルーレイにしてほしい。当然すでにYouTubeの画質などには満足など到底できませんけど、「いまげんざいYouTubeで全曲を見られるヘンデルのオペラのリスト」を作っておこうと思います。

ヘンデルのオペラは42作品あるのですけど、わたくしの中でのトップ5を挙げるとしたら、《アグリッピーナ》(1709年)、《テーセオ》(1713年)、《エジプトのジュリオ・チェザーレ》(1724年)、《ロンゴバルドの女王ロデリンダ》(1725年)、《アレッサンドロ》(1726年)、《アリオダンテ》(1735年)です。5人いるのに四天王。6人いるのに五大老。



歌劇《リナルド》(1711年)
リナルドはヘンデルにとっては畢竟を目指した大作でした。装置が凄かったのがリナルドですが、とりわけ凄かったのが馬でした。


歌劇《アルチーナ》(1735年)
この動画はエロい。
アラン・ハッカー指揮、1999年。魔女アルチーナはキャサリン・ネーグルスタッド。
アルチーナはウィントン・ディーンによると「《オルランド》と並んで台本と音楽の双方が充実している希有の魔法オペラ」となるのですが、この動画のせいで(わたくしも何種類もDVDを所持したのですけど)、他の動画は「えろくないやん」と評価を下げるきっかけとなっとしまったのでした。
が、さすが傑作。アルチーナは動画が豊富です。



クリストフ・ルセ指揮(2015年)。魔女はサンドリーヌ・ピオー。



アンドレア・マルコン音楽監督、2015年。魔女がパトリシア・プティボン、騎士ルッジェーロがジャルスキー。


逆にウィントン・ディーンによって「台本が最悪で、どうしてヘンデルがこんなのなんかに曲をつけたのか分からない」と書かれているのが《アマディース・デ・ガウラ》(1715年)なんですけど、





現在ある唯一の動画は確かに趣味が悪くて、気分が悪くなってしまうほど。ただし音楽に罪はないし、力強くてすばらしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エディ。

2015年10月14日 20時41分19秒 |   ヘンデル


新しい職場になり、通勤時間が片道1時間ぐらいになるので(これまでは10分だった)往復の時間を充実させるための新たな音楽の選定にアタフタしているわたくしです。
そんな折りに、オランダの雄なるブリリアント社から新たな「ヘンデル・マスターワークス」が発売されると聞いたので、ついつい気になってしまいました。
2015年9月12日発売(・・・ですが遅延があり届いたのは10月14日)、65枚組、10,302円(税込み)

血気盛んなるブリリアント社からは過去2回もヘンデルのマスターワークス(巨匠の仕事の概覧)が発売されているのです。
どちらも私の宝物となっておりますけど、ブリリアント社の特徴として、ヘンデルという偉人の偉業の中核をなす「オペラ」を不当に無視するんですよね。ヘンデルの生涯においては「オペラ」と「オラトリオ」は完全に異質のものです。代表作のことごとくを収録しないでもベストCDをたやすく40枚も構成できるほどの大家なんてそうそうには存在しません。なのにブリリアントにおけるヘンデルは、エッセンスであるオペラ作品を排除してもなお25枚も追加して、このたび65枚組のCD集を発売してしまうというのです。
「いらねー」と思いつつも、やっぱり(愛好家ですからね)買ってしまわずにおられましょうか。




各マスターワークスの収録作品を比較してみますね。


◎ヘンデル・マスターワークス(40枚組、2004年)  

  1~3.オラトリオ≪イェフタ≫
    エインズリー、ジョージ、デンリー、オールズ、ケフラー、グッディング
    マーカス・クリード(指揮)、ベルリン古楽アカデミー(1994年)                    
                         
  4~5.オラトリオ≪ユダス・マカベウス≫    
    ハーパー、ワッツ、ヤング           
    ヨハネス・ソマリー(指揮)、英国室内楽団(1972年)                 
                         
  6~7.オラトリオ≪ソロモン≫
    ディアツ、アームストロング、ティア、リッポン、パルマー               
    ヨハネス・ソマリー(指揮)、英国室内楽団(?年)
                             
  8~10.オラトリオ≪ベルザツァール≫      
    シュライアー、フランクライネック、トレケルブルックハルト、ポール、       
    ポルスター、ヴォークト、ベーヤー       
    ディートリヒ・クノーテ(指揮)、ベルリン・ジングアカデミー(1976年)                
                                
  11~12.オラトリオ≪メサイア≫
    プライス、ミントン、ヤング、ディアツ、                         
    ヨハネス・ソマリー(指揮)、英国室内楽団(?年)                    
                              
  13~15.≪ブロッケス受難曲≫            
    クリートマン、ゲッティ、デ・メイ、             
    ニコラス・マッギーガン(指揮)、カペラ・サヴァリア(?年)                 
                            
  16.≪ヨハネ受難曲≫                   
    クリートマン、モルドヴァイ、ブレット、ツァドーリ、ゲッティ      
    ペル・ネメス(指揮)、カペラ・サヴァリア(1995年)
                   
  17~18.牧歌劇≪エイシスとガラテア≫  
    バード、ウーリィ、プライス、デアス       
    ヴァレンティン・ラドゥ(指揮)、アマデウス・アンサンブル(1996年)             
                           
  19~20.歌劇≪イメネーオ≫                 
    バード、オステンドルフ、ダンナ、フォルトゥナート、ホッフ、        
    ルドルフ・パルマー(指揮)、ブリュワー室内管弦楽団(1986年)
                          
  21~23.歌劇≪ファラモンド≫           
    ダンナ、フォルトゥナート、ハード、レイン、カスタルディ、ジンガー           
    ルドルフ・パルマー(指揮)、ブリュワー室内管弦楽団(1996年)              
                            
  24.戴冠式アンセム集                 
      ディヴィド・ウィルコックス(指揮)、ホラント少年合唱団(1996年)                
                            
  25~26.イタリア・カンタータ集(6曲)   
    ツァドーリ、ポプケン          
    パル・ネメス(指揮)、カペラ・サヴァリア(?年)                
                            
  27.ドイツ・アリア集(9曲)
      アーリーン・オジェー(ソプラノ)(1980年)                  
                                    
  28.管弦組曲≪水上の音楽≫                 
    ロバート・ヘイドン・クラーク(指揮)、コンソート・オブ・ロンドン(1989年)
                           
  29.管弦組曲≪王宮の花火の音楽≫          
    オーボエ協奏曲第3番ヘ短調            
    ハープ協奏曲変ロ長調               
      アレキサンダー・ギブソン(指揮)、スコッチ室内楽団(?年)                
                               
  30.合奏協奏曲集 作品3                  
      ヤーノシュ・ローラ(指揮)、フランツ・リスト室内楽団(1984年)

  31.合奏の為の協奏曲集(3曲)
      マックス・ポーマー(指揮)、新バッハ・コレギウムムジクム(80年)                      

  32~34.オルガン協奏曲全集
      イヴァン・ソコル(オルガン)             
      ボーダン・ヴァルカル(指揮)、スロヴァキア室内楽団(?年)                  
                                    
  35.フルートソナタ集(8曲)
      ステファン・プレストン(フルート)       
      レコール・ドルフィー(1991年)                 
                               
  36.ヴァイオリンソナタ集(6曲)                   
    オーボエソナタ集(3曲)
      レコール・ドルフィー(1991年)                 
                               
  37~38.トリオソナタ集
      レコール・ドルフィー(1991年)

  39、40.


デッカからも同じ『ヘンデル・マスターワークス』という題名の30枚組が出ているので注意。


◎ヘンデル・ポートレート(40枚組、2011年)  
         
  1.管弦楽曲≪水上の音楽≫
      ロバート・ヘイドン・クラーク(指揮)、ロンドン合奏団(1989年)

  2.管弦楽曲≪王宮の花火の音楽≫
   オーボエ協奏曲第3番ヘ短調、ハープ協奏曲変ロ長調
   シバ女王の入場、合奏協奏曲作品6第8番
      サー・アレクサンダー・ギブソン他(指揮)、スコッチ室内楽団(1996年)

  3.合奏協奏曲集 作品3
      ヤーノシュ・ローラ(指揮)、リスト・フランツ室内管弦楽団(1984年)
     
  4~5.オラトリオ≪復活≫
      フェルトホーフェン、トゥルー、ゲザー、ビークマン、サンドラー
      マルコ・ヴィターレ(指揮)、コントラスト・アルモニコ (2007年)
    
  6~7.イタリア・カンタータ集(全9曲)
      トゥルー(ソプラノ)
      マルコ・ヴィターレ(指揮)、コントラスト・アルモニコ(2007年)
                   
  8~12.オルガン協奏曲集
      クリスティアン・シュミット(オルガン)
      ニコル・マット(指揮)、シュトゥットガルト室内管弦楽団(2004年)
    
  13.フルートソナタ集
      ステファン・プレストン(フルート) 
      レコール・ドルフィー(1991年)
    
  14.ヴァイオリンソナタ集(6曲)
   オーボエソナタ集(3曲)
      レコール・ドルフィー(1991年)

  15~17.トリオソナタ集
      レコール・ドルフィー(1991年)
    
  18.リコーダーソナタ集
      エリック・ボスグラーフ(リコーダー)(2008年)
   
  19~22.ハープシコード組曲集
      ミカエル・ボルグステージ(ハープシコード)(2007~2008年)

  23.戴冠式アンセム集
      ディヴィド・ウィルコックス(指揮)、ホラント少年合唱団(1996年)

  24.カンタータ≪アポロとダフネ≫
   付随音楽≪錬金術師≫
      ウェミス、ソル
      ジェド・ウェンツ(指揮)、ムジカ・アド・レーヌム

  25~26.オラトリオ≪メサイア≫
      ドーソン、サマーズ、エインズリー、マイルズ
      シュテファン・クレオベリー(指揮)、ブランデンブルク・コンソート(1994年)
     
  27.≪ヨハネ受難曲≫
      クリートマン、モルドヴァイ、ブレット、ツァドーリ、ゲッティ
      ペル・ネメス(指揮)、カペラ・サヴァリア(1995年)
   
  8~29.オラトリオ≪エジプトのイスラエル人≫
      コーネリアス、ブールヴェ、ミアド、ベルクトルド、サンダー、カレス
      アンソニー・ブラマール(指揮)、ドイツ・ヘンデル・ゾリステン(2006年)

  30~31.カンタータ≪アチ、ガラテアとポリフェーモ≫
      トゥルー、マンチーニ、サンドラー
      マルコ・ヴィターレ(指揮)、コントラスト・アルモニコ(2007年)
             
  32~33.オラトリオ≪マカベオのユダ≫
      ハーパー、ワッツ、ヤング、シャーリークァーク
      ヨハネス・ソマリー(指揮)、英国室内管弦楽団(1972年)

  34~35.オラトリオ≪ソロモン≫
      ディアツ、テア、リッポン、アームストロング
      ヨハネス・ソマリー(指揮)、英国室内管弦楽団(1974年)

  36~37.オラトリオ≪セメレ≫
      ディアツ、デラー、アームストロング、ワッツ、テア、フリート、パルマー
      ヨハネス・ソマリー(指揮)、英国室内管弦楽団(1973年)

  38~40.オラトリオ≪イェフタ≫
      ヤング、ローレンソン、ワッツ、グレスト
      ヨハネス・ソマリー(指揮)、英国室内管弦楽団(1969年)
 
  (特典DVD)オラトリオ≪メサイア≫
      ドーソン、サマーズ、エインズリー、マイルズ
      シュテファン・クレオベリー(指揮)

ハルモニア・ムンディからまたも似たような名前の8枚組が出ているので注意。

・・・そして以下が今回の“選集”のお品書き。

◎ヘンデル・エディション(65枚組、2015年)

         ※「赤字」は今回新たな収録作品です
         ※「緑色」は演奏者が変更された作品      
         ※「苔色」は「ポートレート」で消えたけどまた復活した演奏


  1.《水上の音楽》(第1~第3組曲)
      コンチェルト・ケルン(07年)

  2.《王宮の花火の音楽》、シンフォニア HWV.339、HWV.347
      ヘルムート・コッホ指揮、ベルリン放送交響楽団
      コンチェルト・ケルン

  3.合奏協奏曲 Op.3(HWV.312~HWV.317)
      マックス・ポンマー指揮、ライプツィヒ新バッハ・コレギウム・ムジクム(83年)


  4~6.合奏協奏曲 Op.6(HWV.319~HWV.330)
      マックス・ポンマー指揮、ライプツィヒ新バッハ・コレギウム・ムジクム(83年)

    (※作品6はヘンデルの代表作なのに、2004年版では3曲、2011年版には別演奏1曲のみ)

  7.二重協奏曲第1番 HWV.332、第2番 HWV.333、第3番 HWV.334
      マックス・ポンマー指揮、ライプツィヒ新バッハ・コレギウム・ムジクム(81年)


  8~12、オルガン協奏曲 Op.4(HWV.289~HWV.294)、Op.7(HWV.306~HWV.311)
   ヘ長調『かっこうと夜うぐいす』 HWV.295、イ長調 HWV.296a
   ニ短調 HWV.304、ヘ長調 HWV.305a
      クリスティアン・シュミット(オルガン)
      ニコル・マット指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団(04年)
   ハープ協奏曲 HWV.294
      シャルロッテ・バルツェライト(ハープ)
      ニコル・マット指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団(04年)
    6つのフーガより HWV.605、HWV.607、HWV.608、HWV.610
      クリスティアン・シュミット(オルガン)
      ニコル・マット指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団(04年)

  13.オーボエ協奏曲集
   (第3番HWV.287、第2番HWV.302a、第1番HWV.301、
    エアとロンド、組曲ト短調、『オットーネ』序曲)
      アントニー・カムデン、ジュリア・ガードウッド(オーボエ)
      ニコラス・ウォード指揮、シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア(95年)


  14、フルートソナタ集
   (ホ短調 Op.1-1a、ハレ・ソナタ第1番~第3番、ニ長調 HWV.378、
    ト長調 Op.1-5、ロ短調 Op.1-9、ホ短調 Op.1-1b)
      レコール・ドルフィー(91年)

  15、ヴァイオリンソナタ(4曲)、オーボエソナタ(3曲)、ヴァイオリン楽章イ短調、ハ短調
      レコール・ドルフィー(91年)

  16~18、トリオソナタ Op.2、Op.5、シンフォニア変ロ長調
    トリオソナタ ヘ長調、ハ短調Op.2-1a、ト短調、ハ長調、ホ長調
      レコール・ドルフィー(91年)

  19.リコーダーソナタ集
    (HWV.365、HWV.367a、HWV.360、HWV.377、HWV.362、HWV.369、HWV.358)
      エリック・ボスグラーフ(リコーダー)、フランチェスコ・コンティ(チェンバロ)(08年)

  20~21.鍵盤楽器のための組曲第1番~第8番(HWV.426~HWV.433)
      ミカエル・ボルグステーデ(チェンバロ)(07~08年)

  22~23.鍵盤楽器のための組曲第9番HWV.434、シャコンヌHWV.435
    鍵盤楽器のための組曲第10番~第15番(HWV.436~HWV.441)、前奏曲
    歌劇『リナルド』より『私は戦を挑み、怒りをもって』
      ミカエル・ボルグステーデ(チェンバロ)(07~08年)

  24~27.鍵盤楽器のための作品集
   (組曲HWV.443、パルティータHWV.450、前奏曲HWV.563、前奏曲とカプリッチョHWV.571、
    組曲HWV.453、前奏曲HWV.564、アレグロHWV.472、シャコンヌHWV.485、
    組曲HWV.448、HWV.449、ソナティナHWV.581、アルマンドHWV.478、フーガHWV.611、
    シャコンヌHWV.486、パルティータHWV.444、組曲HWV.445、前奏曲とアレグロHWV.576、
    エアHWV.467、トッカータHWV.586、ソナティナHWV.583、ソナタHWV.580、
    協奏曲HWV.487、エアHWV.471、前奏曲HWV.567、HWV.568、HWV.573、HWV.566、
    エア HWV.466、HWV.470、インパーティネンスHWV.494、エアHWV.465、
    アレグロHWV.475、クーラントHWV.489、プレリュードとシャコンヌHWV.442、
    フーガHWV.605~HWV.610、ソナタHWV.577、カプリッチョHWV.481、
    前奏曲とアレグロHWV.574、ファンタジアHWV.490、組曲HWV.447、HWV.452、
    カプリッチョHWV.483、組曲HWV.446、アルマンドHWV.477、HWV.476、ジーグHWV.492、
    前奏曲 HWV.562、ソナティナHWV.582、HWV.585、前奏曲HWV.570、エアHWV.468、
    ソナタHWV.578、前奏曲HWV.575、レッスンHWV.496、パルティータHWV.454、
    前奏曲HWV.572、ソナタ HWV.579)
      ロベルト・ロレッジャン(チェンバロ)(15年)

  28.ロマンティック・オルガン・トランスクリプションズ
  (オケージョナル・オラトリオより序曲(ウィリアム・トーマス・ベスト編曲)、
   組曲第1番 HWV.434(ウィリアム・トーマス・ベスト編曲)、
   オンブラ・マイ・フ(ジョージ・クレメント・マーティン編曲)
   オラトリオ『サウル』より第1幕のシンフォニー(ウィリアム・トーマス・ベスト編曲)
   オラトリオ『サウル』より第2幕のシンフォニー(アレクサンドル・ギルマン編曲)
   オラトリオ『メサイア』より『わたしは知る、わたしをあがなう者は生きておられる』
           (フランシス・カニンガム・ウッズ編曲)
   オラトリオ『メサイア』より『ハレルヤ』(テオドール・デュボワ編曲)
   プレリュードとフーガ へ短調(アレクサンドル・ギルマン編曲)
   ジョージ2世の戴冠式アンセムより『司祭ザドク』(ウィリアム・トーマス・ベスト編曲)
   ギルマン:ヘンデルのオラトリオ『マカベウスのユダ』の『見よ、勇者は帰る』によるパラフレーズ
   ギルマン:ヘンデルのオラトリオ『メサイア』の『城門よ頭を上げよ』による行進曲)
      マッシモ・ガッバ(オルガン)


  29.9つのドイツ・アリア
  (来たるべき日々の空しい憂いもHWV.202、たわむれる波のきらめく輝きはHWV.203
   かわいい矢車草の花HWV.204、快い静けさ、安らぎの泉HWV.205
   魂よ、神をほめたたえて歌えHWV.206、私の魂は見ながらにして聴くHWV.207、
   暗い墓穴から来たお前たちHWV.208、心地好い茂みの中 HWV.209、
   燃えたつようなばら、大地の飾りHWV.210)
      アーリーン・オジェー(ソプラノ)(80年)


  30~33.カンタータ集
  (あの宿命の日からHWV.99、涙にくれる女たち、言っておくれ HWV.107、
   いとしい森、心地好い風よHWV.88、私が別れを告げた時HWV.80、
   恋する魂はHWV.173、おお、輝き澄んだ瞳HWV.144、
   甘く喜ばしいそよ風よHWV.84、炎の間をお前は戯れに飛び交うHWV.170、
   歩みを止めてHWV.83、クローリ、私の美しいクローリHWV.92、
   それを思わないでHWV.155、クローリ、愛らしいクローリよHWV.95、
   フィッリの夜の思い-やさしい忘却の中でHWV.134、
   フィレーノは去ってしまったHWV.128)

     ステファニー・トゥルー(ソプラノ)
     クラーティエ・ファン・フェルトホーフェン(ソプラノ)
     マルコ・ヴィターレ指揮、コントラスト・アルモニコ(09~10年)

  34.ソプラノ独唱のためのカンタータ集
  (ミラ・リッラ・ジェンティーレ(独唱とヴァイオリン独奏による)、
   ラ・カドゥータ・ディ・イカーロ(独唱とヴァイオリン独奏による)、
   ミラ・リッラ・ジェンティーレ(独唱とチェロ独奏による)、
   カンタータ『炎の間をお前は戯れに飛び交う』 HWV.170)
     ヴァレンティナ・ヴァッリアーレ(ソプラノ)
     ムジカ・ペルドゥタ(10~12年)

  35.イタリア語の二重唱曲集
  (ソナタ ロ長調、二重唱『夜明けに微笑むその花を』、前奏曲ニ短調、
   二重唱『行け、気紛れな望み』、前奏曲、
   二重唱『愛は私に喜びをもたらす』、 アントレ、
   二重唱『私の悩みのたね、いとしいお方』、トッカータ、
   二重唱『ああ、人の運命は』、前奏曲、
   二重唱『盲目の愛の神、あなたを信じまい』)
     ジェンマ・バータニョーリ、スサンネ・リュデーン(ソプラノ)
     クラウディオ・アストローニオ指揮、ハルモニチェス・ムンディ(09年)


  36.付随音楽『錬金術師』HWV.43
   カンタータ『アポロとダフネ』HWV.122
     トム・ソル(バス)、ニコラ・ウェミス(ソプラノ)
     イェド・ヴェンツ指揮、ムジカ・アド・レーヌム(06年)

  37~38.カンタータ 《アチス、ガラテアとポリフェーモ》 HWV.72
     ステファニー・トゥルー(ソプラノ)
     ルシアーナ・マンチーニ(メゾ・ソプラノ)、ミッチェル・サンドラー(バス)
     マルコ・ヴィターレ指揮、コントラスト・アルモニコ(07年)

  39~40.オラトリオ『アレグザンダーの饗宴』 HWV.75
     オナー・シェパード(ソプラノ)、マックス・ワートリー(テノール)
     モーリス・ベヴァン(バス)
     オリアナ・コンサート・オーケストラ合唱団
     アルフレッド・デラー指揮、ウィーン室内管弦楽団(63年)


  41.戴冠式アンセム集
  (祭司ザドクHWV.258、わが心はうるわしい言葉にあふれHWV.261、
   汝の御手は強くあれHWV.259、主よ王はあなたの力によって喜び、HWV.260)
   オルガン協奏曲第7番 Op.7-1, HWV.306
     リエン・フォスクイレン(オルガン)
     オランダ少年合唱団
     デイヴィッド・ウィルコックス指揮、オランダ・バロック管弦楽団(96年)

  42.デッティンゲン・テ・デウム
     ギュンター・ライプ(バリトン)
     ヘルムート・コッホ指揮、ベルリン放送交響楽団、他(69年)

  43.アン女王の誕生日のためのオード『神々しい光の永遠の源』HWV.74
   テ・デウム ニ長調《ユトレヒト》
     インゲ・ウィーベル(ソプラノ)
     ディートリヒ・クノーテ指揮、ベルリン室内管弦楽団(74、75年)

  44.聖セシリアの祝日のための頌歌HWV.76
     モニカ・フリマー(ソプラノ)
     エーベルハルト・ビューヒナー(テノール)
     ハレ・コレギウム・ヴォカーレ、他
     クリスティアン・クルティヒ指揮、ヘンデル祝祭管弦楽団(82年)


  45~46.オラトリオ《メサイア》HWV.56
     リン・ドーソン(ソプラノ)、ヒラリー・サマーズ(アルト)
     ジョン・マーク・エインズリー(テノール)
     アラステア・マイルズ(バス)
     ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
     スティーヴン・クレオバリー指揮、ブランデンブルク・コンソート(93年)

  47~48.オラトリオ《復活》HWV.47
     クラーティエ・ファン・フェルトホーフェン(ソプラノ)
     ステファニー・トゥルー(ソプラノ)
     クリスティーン・ゲザー(アルト)、
     マルセル・ベークマン(テノール)、ミッチェル・サンドラー(バス)
     マルコ・ヴィターレ指揮、コントラスト・アルモニコ、他(08年)

  49~51.オラトリオ《イェフタ》HWV.70
     ジョン・マーク・エインズリー(テノール)
     マイケル・ジョージ(バス)、キャサリン・デンリー(メゾ・ソプラノ)
     クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)
     アクセル・ケーラー(カウンターテノール)
     ジュリア・グッディング(ソプラノ)
     RIAS室内合唱団
     マルクス・クリード指揮、ベルリン古楽アカデミー(92年)


  52~53.オラトリオ《エジプトのイスラエル人》HWV.54
     スザンネ・コルネリウス、アントニア・ブルヴェ(ソプラノ)
     ティム・ミード(カウンターテノール)
     ベルンハルト・ベルヒトルト(テノール)
     クレメンス・ザンダー、ミカ・カレス(バス)
     ヨーロッパ室内合唱団
     アンソニー・ブラモル指揮、ドイツ・ヘンデル・ゾリステン管弦楽団(06年)

  54~55.オラトリオ《マカベウスのユダ》HWV.63
     ヘザー・ハーパー(ソプラノ)、ヘレン・ワッツ(コントラルト)
     アレクサンダー・ヤング(テノール)
     ジョン・シャーリー=カーク(バリトン)
     ヨハネス・ソマリー指揮、イギリス室内管弦楽団、他(72年)

  56~57.オラトリオ《サムソン》HWV.57
     ジャン・ピアース(テノール)、フィリス・カーティン(ソプラノ)、
     ルイーズ・パーカー(コントラルト)、マルコム・スミス(バス)、
     ロイ・サミュエルソン(バリトン)、ジーン・プレストン(ソプラノ)、
     ケンリー・ホワイトロック(テノール)
     モーリス・アブラヴァネル指揮、ユタ交響楽団、他(63年)


  58~59.オラトリオ《テオドーラ》HWV.68
     ヘザー・ハーパー(ソプラノ)、モーリーン・フォレスター(コントラルト)、
     モーリーン・レハーン(コントラルト)、アレクサンダー・ヤング(テノール)、
     ジョン・ローレンソン(バリトン)、エドガー・フリート(テノール)
     ヨハネス・ソマリー指揮、イギリス室内管弦楽団、他(68年)

  60~61.オラトリオ《サウル》HWV.53
     ローレンス・デュトワ(ソプラノ)、ハーバート・ハント(テノール)、
     トマス・ヘムズリー(バス)、アーリン・トールボリ(テノール)、
     ジェニファー・ヴィヴィアン(ソプラノ)、
     ヘレン・ワッツ(コントラルト)
     モーゲンス・ヴェルディケ指揮、ウィーン交響楽団、他(72年)


  62~63.オラトリオ《ソロモン》HWV.67
     フスティーノ・ディアス(バリトン)、ロバート・ティアー(テノール)、
     マイケル・リッポン(バス)、シェイラ・アームストロング(ソプラノ)
     フェリシティ・パーマー(ソプラノ)
     ヨハネス・ソマリー指揮、イギリス室内管弦楽団、他(74年)

  64~65.オラトリオ《セメレ》HWV.58
     フスティーノ・ディアス(バリトン)、マーク・デラー(カウンターテノール)、
     シェイラ・アームストロング(ソプラノ)、ヘレン・ワッツ(コントラルト)、
     ロバート・ティアー(テノール)、エドガー・フリート(テノール)、
     フェリシティ・パーマー(ソプラノ)
     ヨハネス・ソマリー指揮、イギリス室内管弦楽団、他(73年)


・・・今回わたくしが購入を決意したのはCD56、57で、「サムソン聴いたことがない」という理由だったのですけど(・・・あと聴いたことが無いのは『スザンナ』と『時と真理の勝利』だけです)、やっぱりこのセットの一番の目玉はCD42、43、34と35あたりだと思います。私なんか歴史マニアだから『デッティンゲン・テ・デウム』とか『ユトレヒト・テ・デウム』『ユトレヒト・ユビラーテ』とか『アン女王の讃歌』なんかは若い頃(?)に渇望して追い求めたものですけど、潮流に流されてたら決して手にしない佳品ですよねえ。
(といっても今回の選集にも『ユトレヒト・ユビラーテ』とか『キャロライン王妃のテ・デウム』とかは収録されてなかったりして)
録音の古い作品と新しい作品が入り交じっているのですけど、総合的に言って新しい演奏はとても満足度が高いです。CD34と35なんて最高。
「オペラ作品が含まれてないから最低の選集だ」なんて悪口を書きましたけど、若書きの時代のオラトリオ『復活』やカンタータ『アチ、ガラテアとポリフェーモ』、その他のイタリアンカンタータ集がその代わりを果たしてるんですね。(?)
わたくしステファニー・トゥルーの歌声が大好きなので『復活』とか『アチ、ガラテアとポリフェーモ』は同じのを何度買わされても満足です。
トゥルーの「カンタータ全集」の取り組みはどうなってるんでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロベルタ・ピリ。

2015年02月08日 04時06分42秒 |   ヘンデル


前奏曲とソナタとエアと変奏曲(2)、HWV.434。
なんて幸せなヘンデルでしょう。

ちなみに前半部分はこちら。



前奏曲の部分がつまらないんですけど、ソナタ部分になると、なんとヘンデル成分のすばらしいことか。
ピアノを演奏しているのは、ロベルタ・ピリという女人。美人。詳細不詳。ロベルタ・ピエリ(店)とは別人ですよ。


ピリ嬢の動かない動画は、C.P.E.バッハの「スペインのラ・フォリアによる変奏曲」も良いです。



しっとりしてる。




ヘンデルじゃなくてバッハの話になっちゃいますが、私は大バッハは大嫌いだけど次男のバッハは昔から大好きなのです。中でもプレトニョフの演奏によるソナタ集が大のお気に入りで、それが先日、車用に音楽ライブラリを再編したときにプレトニョフのCDを録れたことを機にC.P.E熱が再燃。C.P.Eっていいですよね。すごく独特でありながら音がひどく澄んでいて力強くて簡潔。ヘンデルともモーツァルトとも別次元を画している。









私の大好きそうな風合いでしょ
敢えて茹でを硬くしてポリポリとさせた出汁を強く効かせた素麺のような味触りを感じる。




CPE大好き。
とか言いながら、探してみましたらわたくしはCPEのCDは5枚ぐらいしか所持していなかった。
私も4人兄弟の長男なので、WFの方に共感を抱くべきなんですけど、WF(ヴィルヘルムフリードリヒ)とJC(ヨハンクリスティアン)もそれぞれ1枚か2枚ぐらいしか所持していないのに対すれば、バッハについては相当の次男好きを誇れると思う。それにしてももっとCPEの作品数が欲しい。
幸いにして、去年がCPE生誕記念の300年の年だったそうでして、記念コレクションが数点発売されてるそうです。

http://www.hmv.co.jp/news/article/1401020003/
http://www.hmv.co.jp/news/article/1401060049/
http://www.hmv.co.jp/news/article/1312070001/

休日に一日中CPEの極上の音に包まれるというのも悪くないぜ。
だがいかんせん今の私には金が無い。(全部ほしいのだが)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする