オセンタルカの太陽帝国

私的設定では遠州地方はだらハッパ文化圏
信州がドラゴンパスで
柏崎辺りが聖ファラオの国と思ってます

于斯岐阿利𠮟智干岐(都怒我阿羅斯等の別名)。

2024年12月25日 22時53分17秒 |   浜松グルメ

祝!ルーンクエストの復活!
当ブログの「オセンタルカの太陽帝国」という題名、それからその前身だった「赤い熊と白い月と赤い月と白い熊」という私のsnsは、1978年に米国でグレッグ・スタッンーグネジョストオーという人によって製作されたRUNEQUESTというゲームにちなんでいます。そのゲームが2023年か2024年のどちらかに再日本語訳されたんですって。めでたい。
ルーンクエストというゲームは私が80年も愛してきたゲームですけど、その特徴を一言で表すのは難しい。でもあえて言うのなら「青銅器時代を楽しむゲーム」です。もう一言いわせてもらうのなら、「文明の衝突」を楽しむゲームです。「縄文の世界にいきなり弥生時代がやってきた」とかではなく、「青銅器時代のケルト人と弥生時代の人たち(エスロリア)とマヤとアステカの人たちと野蛮な人たち(スンチェンとかプラックスの人たちとかオーランシーとかダラハッパの民とかタスクライダーの人たちとか)と、エジプトのファラオと、粗野だけど異様に知能のある人たち(トロウル族)とローマ帝国とササン朝ペルシャが融合した大帝国(赤い月の帝国)やその他が、仲良くしていたところ」に、いきなり世界戦争が始まってしまった世界です。

この世界は「正当で穏当なファンタジー世界」ではなく、とにかく狭くてエキセントリックです。
主要地域であるサーター王国(=静岡県ぐらいの面積しかない山がちの僻地で王家が既に途絶えた王国。しかしいくつかの神話上の聖地がある。封建国家)に隣接する「プラックス」は遊牧の大地で、人と共に暮らす騎獣が非常に重要な価値を為すのですが、なぜだかその世界でただの「馬」はとても価値が低いのです。しかし逆にシマウマは非常に地位が高い。なぜならシマがあるから。そんな意味のよくわからないことをこんなにさりげなくあらわした本の表紙がありますか? グローランサ、さいこー!
サーター王国から見て西反対側のグレイズランド(草飼う民の国)の大平原では馬は社会の根幹だし、どうしてサーターを挟んで近い地域の西と東でこんなに馬に対する概念が違うのか、とても面白いです。グレイズランドとプラックスは神奈川県と岐阜県ぐらいの距離ですよ。
でも「シマウマ族」は「プラックスの五大部族」(リャマ、羚羊、バイソン、インパラ、おかしな知的生物)には含まれていなく、パヴィスという荒野の中の巨大都市の周辺だけに見られる知る人ぞ知る戦闘部族です。ですからこの表紙に描いてある都市は「パヴィス?」かと思ったんですが、どう見てもサーター王国内のジョンスタウンなのでした。ですからこの一行はジョンスタウン市を訪れた異邦人で、パヴィスを象徴するシマウマに乗っているのだから(バイソンの人とリャマの人が少し譲っている様子から見て)、この人は“鋭き剣”のガーラスなのじゃないか。話しかけている人物はジョンスタウンにいたカリル・スターブロウか“紫の”ミナリスなのじゃないか? と思ったのですが(※この時代の超重要人であるはずの“皇子”アーグラスとジョンスタウン出身の“紫の”ミナリスはなぜかほとんど今回のこの本には名前が出てこない)、しかし“星の眉の”カリル女王はもっと派手な見た目のハズだし紫のミナリスは(ランカー・マイ信徒ですから)豊潤な髭があるハズなので、おそらく全然違うのでした。パヴィスの人と言ったって“サーターの解放者”アーグラスがシマウマに乗っていたって話もそもそも聞いたことがない。結局分かったことは「ジョンスタウンの周辺には結構雪が降る」っていうことです。いや、手前から2人目の人って分かりづらいけど馬に乗ってるよね。バイソンに乗ってる人は誰なのだ。(邪推だけどそれがアーグラス。“謎の好青年”アーグラス皇子は各地に暗躍するが、決して写真には写らない)。私にはパヴィス時代のアーグラス皇子は九州で暗躍した尊良親王と被ります。

もうひとつ、今回のご本で私が一番笑い転げた部分。
「賢者神ランカー・マイの信徒は男も女も豊富なアゴ髭を蓄える」というルール。知識としては知ってはいたのですが、今回の『スターター・セット』で「初心者の町」として美しく華やかに紹介されていた「ジョンの町」(人口2,500人)は、“紫の”ミナリスで有名なジョンスタウンの大図書館のある町なので、町の著名人としてランカー・マイ関係者がとても多いのでした。それが美麗なイラストでたくさん紹介されている。
(※これは世界史上最も聡明な女王だったとされるエジプト第18王朝のハトシェプスト女王が常に立派に見えるようにお洒落な付け髭を備えていたという故事に因んだ設定だと思われるので、制作側に男尊女卑の意図は全くないはずのであしからず。むしろグローランサ世界は女性の優れた人が多すぎる)。そもそも女性にヒゲが生えないって仕組み自体がメチャクチャ差別じゃんね。(←それが本来の差別を提起するもの)。ランカー・マイって高野山と同じで原初は女性の信仰者を想定してなかったと思います。ルナー側のイリピー・オントールはそうではなかった。弘法大師にはヒゲは無かった。

ジョンスタウン市の影の支配者である女性。善の人であるか悪の人であるかまだよく分からぬ。

人間の女性は自然に髭は当然生えぬものなので付けヒゲをするのですが、その美醜は個人の好みで自由にしていいんですね。エジプト風かメソポタミア風か二種類あって、金飾り風とかバンパイヤ風とか韃靼風とかにしても全然いいようです。付けひげはこの世界では全然浮くものではない。だって他のみんなも豪奢な入れ墨バリバリだから。このセット全体を通じての主人公である美少女ヴァサナもイラストで見るとあごひげを付けているように見えますが、あれはただのいきすぎてるだけのオシャレタトゥーです。(ヴァサナはランカー・マイ宗徒ではなく、戦神ヴィンガの狂信徒だから)

カリル・スターブロウは1626年、“紫の”ミナリスは1625年に死んでしまう人です。このゲームで設定された「今年」は1625年。30年前のルーンクエスト(1621年)から4年進んで世界は微変しました。

 

 

◎12月17日 美覚~misato~ (旧浜北市貴布禰)

母と一緒に浜北プラザホテルの地下階にあるお店へ。
ここは私が物心ついたときからずっとつぼ八だったのですが、数年前にはかなくなってしまい、2回替わった新店舗です。あやしいお店かリラクゼーションのお店みたいで、一人じゃ来ない見た目ですね。
父の葬儀の時にとてもお世話になった葬儀場の人がオススメしてくれたお店だそうです。というのも、プラザホテルとその葬儀場は同じ経営だそうで、「なぁんだ」と思いましたが、この方とても話題が巧みで、オススメのお店も他にたくさん列挙してくれていたので、ここに来たいと言ったのは母の感謝の気持ちだったと思います。

葬儀場がホテルも経営するのは実にかなっている、と思いましたが、泊まりで葬儀に参列する人なんか少数で(それは遠方からの親族のみで)、私の名古屋から来た親族は葬儀場の親族控え室に無料で泊めてくれましたから、(私も名古屋に葬儀に参列に行ったときは葬儀場で寝たから、一般的な風習ですよね。通夜は親族が番をするもの)、やっぱりあまり需要はありませんよね。浜北は工場が多立している地域ですが、ビジネスホテルが2軒(でもビラックス高薗をビジネスホテルと呼ぶかは微妙)、ビジネス旅館は1軒?しかありません。浜松駅まで行った方が便利だからです。
浜北プラザホテルといえば夏にはビアガーデンをやっていて、昔から父といつかいこうと話していたのですけど、私もビアガーデンなんてとてもとてもという胃の持ち主になってしまい、しかし夏に田舎のホテルの屋上で赤い無数の提灯が風に揺れる光景は男心を揺さぶるものがあり、でも今後もおそらく行けることはないのでした。

さて、階段を下って侵入しますと、隠れ場所みたいな良い感じの空間です。女子会っぽい一団がおる(夜なのに)。忘年会か。一人客の人もいましたので(これはホテルのお客さんでしょうけど)いろんなお客さんに対応できる作戦なのだと思います。(葬儀の会食とか、近くにあるスイミング施設も同系列だそうなので打ち上げとか)

ビジネスホテル併営ですから丼物とか定食物とか呑みメニューとかいろいろあるのですが、概して値段は世界が値上がりする前のこんなものかという金額。しかし、My御膳(美覚御膳)というのがコスパが高いんですって。15品あるメインメニューから2皿を、14品の小鉢メニューから3つを選ぶという組み合わせ御膳。1452円。

私は刺身と天ぷら、出汁巻きたまご・本日の煮物・本日の和え物を選択。
それから先にお酒を飲みたかったので、冷酒(968円)とちょい呑みセット(605円)も注文。

写真を撮り忘れてしまったのですが、日本酒は花の舞だったと思います。180mlかと思ったら300mlでしたよ。

My御膳。すばらしい。もう私もがっつり定食よりこういう少量多品定食の方が嬉しく思うようになっています。
で、注文した直後、「もしかしたらちょい飲みセット(メニュー表の写真には3つの小鉢が並べられている)と、私が注文した本日の煮物・本日の和え物は同じ物が出てくるんじゃないかな」「いやいやメニュー帳の写真は違うし」とか思ったのですが、やっぱり同じ物が出てきました。そりゃそうだ、「本日の」なのだもの。肉じゃがはダブっても嬉しいものです。

おいしゅうございました。
ここも歩いてこれる距離であるので、次は飲みメニューに来てみようかと思います。

 

◎12月12日 北縁 (旧浜北市永島)

2ヵ月ぶり8回目。またもお客さんが絶えておふたりがくつろがれている時間に来てしまった。(申し訳ないです)
「前にあんたが来たすぐあとに子持ち鮎が捕れるようになって、なんであの人来ないんだって言っていたんだよ。こーーんなにおなかの大きな鮎がいっぱいいたんだよ」と言われました。うううう、すごく悲しい。

口取りはクラゲとまたも立派な焼き油揚げでした。「秋葉の油揚げ(渥美屋さん)ですね」と言ったら「違う」と言われました。そういえば渥美屋さんで買うこともあれば買わないこともあるって言ってましたっけ。油揚げにも時期による目利きがあるのでしょうか。今回のこれも、どこのお店か聞いたような聞いてないような気もしますが、忘れてしまいました。

これだけで今日の私の腹の余地を半分越えてしまいそうなボリュームの前菜です。ちびちび食べて飲むのに最適。うまい。

なすのスライス焼き、450円。

天然手羽中、650円。

ああ、ビールが非常においしい。私の胃が小さいのがとても申し訳ないです。(もっとビールを飲むべきなのに)
瓶ビール3本飲んで、計3,300円でした。安っ。
また来ますって言って帰ってきましたけど、年末全然タイミング合わなくて行けませんでした。

店内にはこういう飾りがいくつも飾ってあるんですけど、これも全部おっちゃんの手作りなんですって。どれだけ多才なんだ。

 

◎12月11日 鉄板家きりの (旧浜北市善地)

すごい僻地にあるお店なのですけど、いつも満員です。でも満員のとき行っても(私は行く時間が遅いから)、「10分待ってください」とか言って必ず席を作ってくれます。このお店は23時までやってるから安心安心。今日は10分待って、いつものカウンターではなく個室に通されました。なんと。
10月の初めに亡くなった私の父とよく来ていたお店です。今はまだ私は喪中なのですけど「父の面影をしのぶ。それも喪」とか言って来ちゃえばいいんですよ。でもこのお店は父との思い出がそれなりに強いので、2ヵ月来られませんでした。父が死んで、誰も私と酒を飲んでくれなくなっちゃった。(私は酒癖がちょっと悪いから)。父はとても忍耐の良い人だったと今さらながら思います。私の酒に付き合ってくれたのだから。

お通しはなしの店。こんな感じで日ごとの日替わり&一押しメニューが各席に置かれてあります。この中から選ぶだけで大体どれもうまい。ですけれど、このお店は(この紙だけ見ていたら分からないんですけど)、沖縄料理のお店なんだなあ。でも父と母と一緒に来たときはいざしらず、一人で来るときに沖縄料理を頼めることはほぼありません。私のお気に入り料理は「牛ホルモン」か「タコライス」(これは沖縄料理か)で、これを注文するとボリューム過多すぎて他の物は食べられなくなるからです。(各料理が2、3人で分けて食べるように量が設定されてるんですよ)

沖縄料理店なんですけどいつも刺身が充実していて、でもやっぱりかなり値上がりしちゃいましたね。いつもは800円ぐらいという認識だったので、いつもは3品ぐらい盛り合わせにしてもらうんですけど、今日はこの値段にビビってヒラメだけを注文。1200円。

エンガワは1切れだけですけど、これめちゃくちゃ脂の乗ったおいしいコリコリ。

里芋の唐揚げ、680円。なんだこのひたすら美味い物体。カリカリした歯応えかつ中身はぬっとり。胡椒が存分に効いている。これだけを延々食べたいです。でも6個しかあらぬ。定年後に父が趣味にしていた畑には里芋が異様にたくさん生えていたなあ。(今はその畑は妹のもの)

キスの天ぷら、780円。うまっ。

そして蛸ライス、880円。こんな量とてもひとりで食べられん、と思っても、いつも大体食べきってしまいます。今日はこれが無性に食べたくて来たのです。

蛸が丸ごと大量に入っています(嘘)。味は東京タコライスに比べるとすこし淡めで、だからこそ全部食べきるとすごく美味しい塩梅にできています。ああ、腹がはち切れそうだ。

生スーパードゥラァイ1杯、日本酒で喜久酔い無糖(650円)、「黒澤生酛純米酒(700円 ※長野県佐久のお酒)」、「和ジンジンジャー(630円)」を注文して、計6,020円でした。このお店、生ビールも少し量が多いと思うんだよなあ。

 

◎12月9日 魚政神田商店 (中央町)

今日はヒラメの天ぷらはありませんでした。
タイの天ぷら(250円)、スズキの天ぷら(250円)、キスの天ぷら(250円)、メヒカリの天ぷら(250円)。
なんと、天ぷら値上げしちゃいましたか。
やっぱりすずきはうめえや。でもキスの天ぷらはそれを上回ります。いやいやでもでも、私の好みはスズキの方が上か。
このお店はメヒカリは高確率で天ぷらになって売られているのですけど、私は好んで買う魚ではないけど、買って食べればほぼ必ず酒に異様に合う、なかなか個性的な好みの天ぷらです。大好き。

今回は刺身はなく、生姜のたっぷり効いたアジのたたき(550円)。(←値上げ)

養殖真鯛(550円)。

ひらめ(550円)。

なんだかそろそろこのお店のヒラメのエンガワは、なかなか独特な物である気がしてきました。グレープフルーツの房をはんでいるかのような。(おいしいのです)

 

◎11月29日 魚政神田商店 (中央町)

今日は天ぷらの種類が豊富! ヒラメの天ぷら(200円×2個)、アジの天ぷら(200円)、鯛の天ぷら(200円)を選びました。
私、ヒラメの天ぷらなんて食べたことがない。(アジの天ぷらも)。

でも、家に帰って食べてみましたら、「さぞかしヒラメはフワフワしているのだろう」という私の勝手な期待に反して、揚げたヒラメの身はきりりと引き締まり、全然ふわふわ成分が無かったのでした。ヒラメって天ぷらにするとこうなるのですか。むしろ(知っていましたけど)、タイは天ぷらでいつもめっちゃフワフワです。

浜名湖の白魚(シラウオ)。300円。浜名湖で獲れるのは白魚(シロウオ)でなくて白魚(シラウオ)。これも私は滅多に食べない魚ですけど、うまいなあ。

かつお、550円。

アジ、450円。珍しく今日は「アジのたたき(450円)」と「アジのさしみ(450円)」の両方があったのですけど、このお店では刺身の方がレアなので、今日はそれを買いました。肉厚でうまうま。

ひらめ。550円。鮃は私の大好物。

ほんの少しだけどエンガワも付いていまして、大好物。すごいウマイ。

計2,650円。また3日間に分けて食べました。

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いきいきと、かつ、非常にきびきびと。

2024年12月07日 20時26分59秒 | ラーメン

・・・というタイトルのシューマンの曲が、そんなにキビキビしていないのどかな曲でした。
最近クラリネットづいています。
「Lebhaft und sehr markiert」が「キビキビと」なのは、私が20年前に買ったレオポルト・ウラッハのウェストミンスター盤の解説書でそう訳されていたからで、一般には「markiert」は「ハッキリと」とするみたいでした。

 

 

◎12月25日 創業昭和三十六年どさん子DOSANKO LARMEN浜松150号向宿店 (向宿町)

どさん子ラーメンって若い頃日本全国をドライブをしていたとき頻繁に食べましたなぁ、と懐かしく思いますものの、具体的にどこでどんなラーメンを食べたんですっけ。いつも味噌バターコーンを食べていたと思いますが(果たしてそれはどうかな)、北関東・東北地方で食べていたような思い出が大きく、また私は「どさん娘」の方をより良く食べていたような感想があるのですが、念のため調べてみたら、かつて大仁で数回通ったのは「どさん子大将」でしたし、かつて笠井にあったのはペリカンの「どさん子」だったのでした。大仁でうなぎラーメンを食べたのがどさん娘。どれもいまやありません。

と、懐かしく思いながら行きましたのが向宿のどさん子。ペリカンのお店。

店構えと内装はかなりレトロな物の、メニューが「金練」「赤練」「白練」「熟練」「その他」があって、その説明文を読んでも違いが良く分からずおののく。田所商店はすごく分かりやすいんですね。どさん子ってこんなのでしたっけ?(本来なら「黒練」というのもあるそうだけど、150号店には無いという)

悩みに悩んだすえ、4つのメニューのうちトップに載っている「金練」を注文してみました。
金練(きんねり)のチャーシューメン、1300円。
「100%北海道産の生味噌を使用した贅沢で芳醇な至高の一杯」だそうです。
ちなみに赤練(あかねり)は、
「創業50年以上の王道の札幌味噌」
白練(しろねり)は
「麦味噌をたっぷり使用した優しくまろやかで上品な味わい」
熟練(じゅくねり)が
「数種類の調味料をブレンドした(※ママ)生み出したコク深いまろやかな熟成味噌」。
どれも何も説明していない文章だと思うのですが、食べ比べてみれば違いは歴然なのでしょうか。

しかし金練には、

おお! ネギに金箔が乗っている。

さてスープです。おいしい。おいしいがどさん子ってこんなスープだったかな。しまったバターコーン省いちゃったから記憶と比較できない。しかし美味しいです。金箔は味がしないから、何が「金練り」なのか良く分からないですけど。重みのある、味噌の辛みのない、しかし喉には突き刺さるミソスープ。

私にとって意外な敵方の工作槍兵団だったのがこのチャーシュー。異様に存在感のある、噛み手の強い、極悪のチャーシュー。それが私の期待の1.6倍入っています。(具体的には5枚ですけど)。いや私、チャーシューを食べるためにラーメン屋に通っているようなものですから、この極厚さを見て一瞬小躍りしたのですけど、これを2枚食べたところで、「あれ俺これムリだ」と思いました。なんだこのプレートメイル。さらにチャーシューの他に挽肉がたんまりと載せられていて、これがスープの底に澱むと攻撃力が高い。煮キャベツや煮ネギも豊富で、ほんとボリュームがスゴイです。どさん子ってこうでしたっけ。

結局、一番大きなチャーシュー1枚食べられず、残してしまいました。ぐぬぬぬぬ。そんなことありうるのか。
このお店の少し先には頻繁に「肉祭り」をおこなっている東勝軒さんもありますし、向宿は肉の町なのか。

大満足でございました。

店内は飾りの小物が多くて(ドラえもん多し)賑やかで楽しいです。

 

 

◎12月21日 ラーメン火の車大喜 (和田町)

天龍川駅近くの大喜さん。来るの4訪目で10年ぶりぐらいです。
何年も前に、店主さんが体調の理由で引退したけど、後継者が現れて店名が変わった、みたいな話を聞いた気がしたんですけど、今日行ったら見たことのあるおっちゃんが元気に鍋を振るっていました。
十数年前は稀に見るレタスの不作で「浜しおレタス」を食べそびれてしまったのですが、今日は食べられるかな、とわくわく。白菜が不作になったりキャベツが私の時給を超えたり、昨今はいろいろ忙しいのですが、レタスのお店はかたくなにレタスを貫く。これはこれでよし!

浜しおラーメン(1000円)に、チャーシュー(400円)とレタス(200円)をトッピング。

これで塩ラーメンですものな。唯一無二のラーメンであります。

全然むかしながらのラーメンでは無くて、しょっぱくもなくて私の好みにがっつり合うものであります。うまい。

生レタスは、とうぜん生の甘藍とは食感も味わいも千切られた具合も違う物なのですが、ラーメンの具材として求めるものはゴワゴワ生キャベツと同じ。濃厚なスープに沈め、のってりとしたものに包んだ中にある清浄なシャクシャク。生レタスもラーメンには合うぞ。ラーメン+レタスうまい。修善寺の高橋家さんにレタスのトッピングありましたよね。あれまた確かめに行きたい。生ハクサイ、生ダイコン、生カイワレのメインのお店はないのか。

このお店こそ私が通うべきお店なのに。と思いました。
帰り際、おかあさんが「レタスどうだった?」とにこやかに聞いてくださいました。サイコーだよ! めちゃくちゃいごこちええ。

 

◎12月19日 うまいラーメンショップうまい竜洋店 (磐田市海老島町)

磐田市南部をドライブしていた日。(まちクエスト)
気になっていた「七味お酢ラーメン」を食べに行って来ました(800円)。チャーシュートッピング(+300円)。
「ヒチミオスって変な名前」と思っていましたら(失礼)、これは全国の椿系ラーメンショップでは普通にある通常メニューで、これを愛する愛好家はなかなか多いという。しりませなんだ。

通常私は卓上調味料は滅多に使わぬ人間なので、おそるおそる食べてみます。

前に私は「卓上にある調味料で調整できるメニューじゃん」と言いました。改めて卓上を見てみますと、七味だけがないです。

心なしかスープは赤い。すっぱい。これはすっぱい。
前に私は「卓上にある調味料で調整すればいいじゃん」と言いました。しかしこれは味変のレベルを超えている。この酸っぱさになるまでお酢を入れまくったら丼は酢であふれるぜ。これは良い。愛好家が多いのは分かる。しかして七味は味変程度のもので、あんまり辛さは感じぬのでした。すっぱいことはすっぱいけどムセるすっぱさではない。ずん太いすっぱさ。

これは私が20年前に食べた鯨家のR50と清水町の猪のししの酸辣湯で「どうやってるんだろう」と思ったラーメンと、同じ種類のラーメンなんですね。

食べている最中は「とてもこんなスッパいスープ半分も飲みほせぬ」と思っていたのに、いつの間にか無くなっていました。クセになる人が多いのはとても良く分かる。2種のチャーシューも前回は「赤い方がはるかに好み」と書きましたが、今回は茶色い方が楽しめた。コンディションとシテュエーションで変わるのかな。

一度食べたので私はもう満足なのですけど、次に私がこれを頼む日があるか、記録は取りたいと思います。

 

◎12月16日 布橋みやひろ (布橋町)

浜松では歴史ある有名店なんですけど初訪。(ここから徒歩で24歩ぐらいのところに私が1年半ぐらい愛していたカレー屋さんがあったからです。ようやく行けた)。むかしは「みやひろ支店」という店名だったんですが、有楽街にあった「本店」が6年ぐらい前に無くなった頃、布橋の方も旧位置から現在位置に移転して、店名を改めたそうです。私は有楽街も行ったことなかったですけど。本店が無くなっても「分店」を名乗り続けている舞阪の浅草軒分店の立場はどうなってしまうのかな。

チャーシューメン、950円。
このお店ではチャーシュー麺とチャーシューワンタン麺が同じ値段なのです。誘惑に釣られないようにしないと。(そもそも私は雲呑ってそれほど好きではないぞ)

一口でスープうまっ。なんだこれ。澄み切っていつつ図太さを内包している。とうとう私もこういうのを美味しいと思うようになってきたのですか。豚と鶏だそうです。浅草軒分店ともそれなりに全然違う感じですぞ。好き。

私が一番感銘を受けたのがいつもながらチャーシューで、いろいろな噛み応えのある物が存分に入っているのに、どれも、噛み締めると濃厚な味が滲み出してくる逸品の群れ。歯に弾力があってうまっうま。このチャーシュー大好きです。このラーメンだったらどんなに腹が八分目であろうとも、私は即座に啜り終わっているでありましょう。(最近物を食べきれなくて苦しんでいるわたくし)

面白いのが、「麺の無いバージョン」が(同じ価格で)存在していることで、麺の無い「ワンタン特盛り(1050円)」って一体どういう見た目になってるんや。「チャーシュー(だけ)特盛り(1150円)」はないのかな。

 

◎12月14日 ZIPANGU(創作ら~めんじぱんぐ) (豊町)

じぱんぐさん、なんと少し前に「こってりラーメン」がなくなってしまったんですって。前回行ったの2年ぐらい前だと思いますけど、若い頃からときどき来たお店でしたけど、考えてみたらわたくし「こってりラーメン」「ごま味噌ラーメン」しか食べたことがなかったです。なので今日は「あっさりラーメン」を食べに。

行ってみましたら、「30分ぐらい待ってもらうよ」と言われました。えええええ、まさかジパングさんで満席だなんて思ってませんでしたから(失礼)、でも今日は土曜日でしたね。わたくし今日は非常にヒマなので30分ぐらい待ちます。なんでもこのお店のつけ麺が「唯一無二」ということで最近とても人気だということでした。このお店の店名の「創作ら~めん」の「創作」がどこにかかっているのかずっと気になっていたのですけど、それはつけ麺についてだそうでした。でもわたくし哲学上の理由でつけ麺は食べられませんから、ちょっと残念です。壁にデカデカと「ラストオーダー13時30分」と書いてあって、現在13時20分なんですけど、30分待ってちゃんと作ってもらえるのでしょうか。
私の前のお客さんは1人で、後客で2人連れが入ってきましたけど、きっちり30分で席に座らせてもらえました。回転が非常に悪い。なんで回転が悪いかは、ずっと見ているととても良く分かるのですけど、それを見ているのはとても面白い感じでした。そういえば10年前からこのお店はずっとこんな感じでしたな。

塩ラーメンのチャーシューメン(1188円)に半チャーハンセット(+275円)を注文。

先に半チャーハンが来ます。レタスが入ってます。シャキシャキだ! チャーハンを食べ終わった頃にラーメンが来ます。時間は14:06。昼の閉店時間は過ぎていますが誰も気にしていないみたいなので安心安心。

淡い。一口目のインパクトはとても弱いのですが、食べ終わる頃にはじんわりとしている感じのラーメンでした。こういうのも美味しいし、たまにはいいと思いますよ。チャーシューも2種類のがある。
でもまあ、非常にやかましくて愛らしいおっちゃんを見ているのが一番楽しいラーメンでした。また来よう。

 

 

◎12月11日 ラーメン山岡家 (薬師町)

期間限定の「たっぷり!生姜醤油ラーメン」。
10月4日開始だったので「そろそろなくなっているかな」とおそるおそる行ったら、まだあった。よかった。私はやっぱり山岡家に行ったら通常の正油ラーメンが9割なのですけど、たまに食べる限定メニューはとてもおいしかったりそうでもなかったりたまに大好物だったりするので、時折たまに食べたいとは熱望しているのです。
今度のたっぷり生姜醤油は2019年に一度登場しているそうですけど、その頃の私はラーメンを忌避していたので食べなかった。

たっぷり生姜醤油930円に、チャーシュー350円をトッピング。

「たっぷりのせた爽やかな細切り生姜に4種類の醤油をブレンドした濃厚スープを合わせた深い味わい。自家製の豚バラ炙りチャーシューをのせたさっぱりとしながらも食べ応えのある逸品です」と書いてあります。やたらとさっぱりを強調していますね。

濃っ。通常の醤油スープの5倍ぐらいの味の鋭さのある感触がしますけど、焦がし醤油のような。でもこれ4種類の醤油のブレンドなのですね。私はかなり好み。でもしかし、生姜の風味は全くしません。スープには生姜は溶けていないようです。

生姜は、右上に細切りされたものがたんまりと。これをレンゲに乗せてスープと一緒に啜ってみますと、からっ。非常に辛い。これはインパクトが強いです。とてもさっぱりとは言えない(笑)

勝手に底に沈む細切りのせいでスープが辛いので、このごわごわめの麺を噛むのが(逃げる意味で)楽しくなります。この麺はいつものとは違う限定麺なのかしら。

また、チャーシューもいつも頼んでいる「チャーシューメン」と「チャーシュー追加」では風情が違いますね。一切れだけ入っている「厚切り焦がしトロトロチャーシュー」はまさしくとろっとろ。山岡家でこんなのたべたことない。

中盤以降、生姜の辛さが主張を強くし、口の中が辛さでいっぱいになって、「さすがにこれスープを完飲するのはムリかも」と思ったのですが、がんばってたらいつの間にかスープは無くなっていました。家に帰って夜になるまで口の中が痛かったです。とてもおいしゅうございました。また食べたい。

 

 

◎12月9日 ㊀天下一品 浜松柳通り店 (船越町)

こってり並(940円)に、普通のチャーシュー(220円)と豚トロチャーシュー(390円)を両方トッピング。
豚トロチャーシューは去年の今頃の新登場で、その時一度食べたのですが、(高いので)以後私は食べることは無かった。そもそも天下一品ってチャーシューしょっちゅう変わっていますよね。

私にとって天下一品って滋賀や奈良に行ったとき食べるものっていうイメージですから、浜松で食べても異様にインパクトが薄いのです。浜松店には何の主張もない。でも浜松店で最後のひとすくいを味わう頃には「やっぱりうまいな」と思う。浜松が天下一品のある町でよかった。

豚トロ

普通のチャーシュー。

うーーむ。別に良いんですけど、最近の天下一品は普通に高すぎると思います。でもだがしかし、浜松店はとなりに隣接してCoCo一番屋があるのですけど、(カレー好きを豪語する私でも笠井店に一度しか行ったことしかありませんが)、ココイチが高いのは許せないわたくしでも、天一だったら「まあいいか」と思ってしまいます。新メニューとして「納豆ラーメン」と「鯛の塩ラーメン」の案内があって、「これ浜松店独自の珍メニュー?」かと思ったら、全国展開の限定メニューなんですって。大丈夫か。天下一品は唯一無二のこってりだけを守っていれば天下安泰だと思うのに、そうでもない様子ですね。

 

◎12月6日 MEIKIRA RAMEN (東町)

たまに35kmドライブ週間に御前崎まで行くため150号線を走るときに、寅ちゃんの目の前に、新しい小さなラーメン屋ができていることには気がついていたのですが、店名が小さいのでなんと書いてあるのか読めず、このあいだ改めて調べたらこれが噂のメイキラさんだと知って、あわてて行ってきました。朝10時から開いているので私には嬉しいです。去年の9月に開店したお店。

チャーシューしお、1200円。

うまっ。食べたことのない香りがします。

スープにはややぬめりがある感じ?

麺の盛りつけが、良く見る感じの整った意識高い感じであるので、どうやっているのかずっと店主の背中を見つめていたんですけど、あの動きでどうやってこの丹念な見た目になるのだろう。ラーメンは奥が深い。

いろんな物がとにかく味が美味しい。鶏チャーシューがレアでは無く濃い味が付けられています。あと、厚切りハムのような2枚は少しだけ炙られ、写真じゃ分かりづらいですが煮豚も1つだけ入っていました。燻製メンマも私は好み。

「メイキラってどういう意味なんでしょうね」と思いながら食べてましたけど、あとで浜松経済新聞を読んでいたら「仏教用語の迷企羅大将に由来している」と書いてありました。えええ、もっとキラキラしたメルヘンな語源だと思っていましたよ。迷企羅大将は薬師如来の十二神将のひとりですけど、学研の『仏尊の事典』でも概説と写真だけで、ひとりひとりの詳しい説明の無い人たちですよ。
この本によると唐時代の玄奘三蔵の『薬師瑠璃光如来本願功徳経』と元時代の沙囉巴による『薬師瑠璃光王七仏本願功徳経念誦儀軌』で詳しいことが分かるそうですけど、後者はネット上では読めず、ネット上の別の解説を読むと、薬師如来の「十二の誓願」に十二神将がひとりひとり対応しているのかしら。

 

◎12月4日 らーめんつけ麺海山 KAI ZAN RAMENじ (城北町)

静岡市の清水区に本店のあるお店の2号店だそうです。
一年ぐらい前にこの付近にあったカレー屋さんによく通ってて、ここにラーメン屋さんがあるのは良く見ていましたが、その頃の私にはカレーしか興味が無かったのでいつも素通り。そのカレー屋さんが閉じてしまった今、初めての訪店です。

頂き!海山豚骨(醤油)、1100円です。
写真だけ見ると「家系?」と惑ってしまうと思いますが、全然違いました。大盛り無料だそうなので、そうしていただきました。

さすが静岡大学工学部の目の前にあるお店。見事に若者向けの作りのスープです。私はこういうのはたまには悪くない。

麺はぬるぬるした食感で(←悪口に聞こえていなければいいが)、このスープにはとても良いとは思いますが、大盛りにしたせいで量が多く、丼の中で麺が強く絡まり合い、全然たぐれない(笑)、気持ち良くすすれない(笑)。結果、麺の仕組みのおかげでとても満腹に。さすが若者だらけのお店。とてもうまくできています。

この生タマネギもとても優秀だと思います。爽やか!
チャーシューも硬めで、固く崩れるタイプ。
スープは最初はカツオ系のすっぱかったはずなのに、最後の頃はとても甘いものに感じていました。全体的に好印象です。

ずっと学生で賑やかでした。

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小バッハ2のフルート協奏曲ニ短調。

2024年12月02日 16時00分19秒 | わたしの好きな曲

カール・フィリップ・エマニュエール・ヌーメノル。通称はベルリンのバッハ。1747年?
素晴らしいです。

演奏者によって違いが良く出る曲だと思いますけど、ああ同じ曲か。

どれも素晴らしかった。

 

この曲を聴くとハイドンの「疾風怒濤期の交響曲」との曲調の共通性を思ってしまうのですけど、ドイツ分多国の文化においての「Sturm und Drang期」とは(Wikipediaによると)1767~1785年 だとのことでした。C.P.E.のこの曲は推定1750年前後。

ハンバーガーソナタト長調。
上の動画のと、この動画のが同じ楽器だというのが私の「萌える」ポイントです。フラウトは紀元前のギリシャ神話の時代からあった。対するクラリネットは1700年頃に発明されたのですけど、普及したのはモーツァルトが面白く思って以後です。

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ヘールシンキヘルシンキ。

2024年10月12日 11時49分06秒 | ラーメン

(株)いきもん という会社の作った「ネイチャーテクニカラー日本の清流増補特装版」というフィギュアのシリーズがすばらしい、と聞いて、サンストリート浜北の「ガシャココ」にガチャガチャしにいきました。一回500円、シークレット無しの全6種類。私が欲しいのはアユのみなのですが、4回も回せば出るだろう、と思って千円札2枚を100円玉に交換。
一回目はイワナ、残念。二回目でアユ、やったぜ! でも手元に100円玉あと10枚あるし、ヤマメとカジカも欲しいな、と思ってさらにコインを投入しようとしたらコイン投入口に「売り切れ」の表示が。私のアユが最後の一個でしたか! 実はこのガチャガチャが発売されたのは9月24日なのですがsnsとかで「各地で売り切れ続出」とか煽られていたんですよね。そんなはずないだろう500円もするし川魚だし、とか思っていましたら。
フィギュアの出来はさすがにすばらしい。
上の写真がやけにプラスチックっぽく見えますのは私の照明の当て方に難があったからで、実物はとてもいい色塗りになっています。特にイワナの方が色がステキ。逆に、鮎は造形は良いけど初夏の頃のアユの色で、天然アユの証しである黄色い斑紋があまり鮮やかに描かれていないですね。こういう小さな物を巧く接写する手法に私は10年前から悩んでいる気がします。(全然上手くなりません)。説明書きによると四万十川のアユだそうです。

そんなことより、台座に刻まれている学名。これ老眼の私には目の前にかざしてまじまじと見つめても全然読めない小ささなのですよ。よくもこんな小さい文字を刻めるものだ。技術がすごい。

そのあと三谷幸喜氏の最新作『スオミの話をしよう』を観たんですが、「レミンカイネンとモルデンカイネンは(時代が違うけど)仲が悪い」とか「違うかとも思ったけどやっぱり遠藤憲一がクッレルヴォである」とかそういう話だったかと思いますが、最後の歌と踊りに全てを持って行かれる映画でした。セロファン。

 

 

◎12月1日 麺屋くノ一 (有玉北町)

6訪目。開店して8ヵ月ですが、ゆっくりながら新メニューが順次投入されているという話がインスタから入ってきています。
11月23日にできたという新メニューを食べに行ってきました。
白忍者980円。それにチャーシュートッピング+230円。

白忍者! 甲賀流のすりごまラーメンだな!?
なんで甲賀流の名前を前面に押し出さないんでしょう? このお店は店名だけはバリバリ忍者のお店なのに、店内にはほとんど忍者要素が無くて、なんか肩すかしを感じます。なぜ甲賀流だと明言しない?

・・・と私の過去の写真を見返してみたんですけど、私が愛した来々軒の甲賀流のすりごまラーメンとは似て非なる物でした。アレ? 全然違う。あまり関係のないものだったんですね。共通性と言えばスリゴマがたくさん入っていることくらい。来々軒時代のスリゴマ忍者はラー油が隠されていてピリ辛だったんですね。でも伊賀と言ったら黒。甲賀と言ったら白。
・・・スリゴマが豊富なのだったらやっぱり甲賀流を名乗った方がいいじゃんかよ。

麺は忍者麺とは違う。玉子は忍者ゆずりの手裏剣玉子でした。

写真じゃ分かりづらいんですけど、すりごまいっぱいですヨ。
しかしよく考えてみるとどうして「甲賀=ゴマ」なのか私はよく知りません。甲賀地方が胡麻の産地なのかと思って調べてみたらそうでも無く、「甲賀 忍者 ゴマ」の文言でググるとそれなりにヒットしますが、それは忍者グルメである兵糧丸の主要要素にゴマが欠かせないからで、でも兵糧丸は甲賀独自の物でもなく、伊賀でも風魔でも兵糧丸にはゴマをたくさん入れたと思う。結局「コーカ」と「ゴーマ」の字面が似ているからではないかというのが私なりの私説。「ごまのはえ」に甲賀のスッパが関係しているという風説は全くのデマだそうです。「開けゴマ(OpenSesami)」の呪文はアラビアンナイトのアラビア忍術に由来するといいますから、甲賀の甲の字はゴマの実の硬い殻のことなのかもしれない。甲賀氏の祖である大伴氏の祖神アメノオシヒの豪腕が胡麻油を愛飲していたことからだという嘘伝承が関係あるかもしれない。「セサミン」の語源は甲賀弁で「やめとけさあくさくさゆーは」だともいう。
かつて系列店のワンタン軒でこのラーメンのことを「すりごま美人」と称していましたが、くノ一的にもその名称の方が良いのではありますまいか。なお今日のこのお店には男くノ一(どんつくって言うんでしたっけね)は一人いました。

で、食べてみてこのラーメンもスリゴマの魅惑が随一だったのですが、インスタでも券売機の説明書きでもそれほどすりゴマのことはアピールされていませんでした。

でも私はスープの底の方にこどんでいるゴマの力を存分に感じましたよ。それよりも、このラーメンは前回食べた塩ラーメンの系譜を汲んでいますので、私の愛する忍玉とも味わいがやや違ったのですけど、(忍者の忍とは忍辱のこと、忍者の者とは猪(=豚肉)のこと、玉は魂)、私が感覚的にあまり感じなかった人肉要素は、ちゃんと優先的に入っているとのことでした。えええ。
追加したチャーシューはさすがに素晴らしかったです。かつての忍者チャーシューよりはかなり小振りになっていて寂しさを感じはするものの、その分、量で勝負していて味はかつてのままなので、わたくしは満足いっぱい。このお店はサービス精神が多いです。写真には全く見えないのに、最後まで角玉葱がシャクシャクでした。タマゴとタマネギのダブルミーニングか。

以上、誰も甲賀のことを話題にしていないのにひとり滋賀県のことで頭がいっぱいになっているわたくしでした。このお店はいつも青空が青いなあ。

 

◎11月27日 ホームラン軒 (旧天竜市二俣)

今日は佐久間町までドライブしたので途中で天竜二俣駅へ。ホームラン軒が二俣駅に移転してから2回目です。前回は二俣駅が第3村になって2ヵ月後だったので2年ぐらい前か。このお店が山東にあった頃も2回行きましたけど、半田のホームラン軒ももう10年ぐらい行ってないです。

前回来たとき食べた普通の正油ラーメンがとてもおいしかった思い出があって、今日もそれを食べたくて来たのですけど、席に座ったら昨日食べた山岡家の記憶に引きずられて、とっさに味噌ラーメン(900円)に変更してしまいました。チャーシュー(350円)をトッピング。
このお店は通常の中華そばが700円で、塩ラーメン・博多ラーメンが800円、味噌ラーメンが900円なので「なんだこの値段差」と思うのですが、それはおそらくスープじゃなくて具材の多さですね。チャーシュー追加も350円もあるだけあって多い。

スープは(きのうの山岡家の味噌ラーメンに競べたら)あまりミソ感がないです。淡い。私はこの食味を求めてこのお店に来たんじゃない気がします。でもコーンその他が豊富なので、結果ひたすら満腹になりました。(ゆで)キャベツもそれなりに入っていましたよ。このスープだったらゴワゴワ生キャベツがとても合うんじゃないかなあ。ボリュームは過多。

チャーシューはロースと巻きバラがたくさん。

外に磐田市の「玉子麺の木村屋製麺」の麺箱がありました。これが玉子麺だというわけではないと思いますけどね。なのだろうか。

 

◎11月26日 ラーメン山岡家有玉店 (有玉北町)

私がもっとも通っているラーメン屋はおそらく山岡家です。静岡県で富士店しかなかった頃から愛飲してますから。(・・・でも今調べてみたら、富士店の開店って2005年なんですね。くじら屋さん(2006年)と同じ頃です。有玉店は2008年ぐらい?)
私はほとんど同じメニューしか食べない性格ですけど、5年ぐらい前に山岡家の「特製味噌」を激押ししている知人がいて、それにつられて特製味噌を食べたことがある。しっくりこなかった。しっくりしないまま特製味噌を5回ぐらいは食べた。でも「やっぱり山岡家はふつうの醤油ラーメンを食べるお店だな」と思ったのが結論でした。
それが半年ぐらい前の話です。薬師店で初めて特製味噌ではない山岡家の味噌ラーメンを食べました。そのとき私はのけぞりました。なんだこの強烈な刺激。山岡家に私が求めているクドい突進感って、醤油味以上にこの味噌の方が体現しているんじゃないか。前から「どうして味噌だけ2種類あるんだろう」と思っていた疑問が解けました。特製味噌と通常味噌は思想が正反対なのです。通常味噌はひたすらワイルド。(そういえば塩ラーメンにも「プレミアム塩」がありましたっけ。食べたことの記憶が無くなってる)

半年前の感激を再確認したくって、有玉店で味噌チューシューメンです。970円。

これですこれこれ。見た目はそれほどないのに、味が突き刺さる感じが強烈。そもそも山岡家の(醤油)ラーメンって私は、いつもアクのくどさを体験するために来るものなのに、味噌ラーメンはその鋭さがさらに増してます。大好き。

また、すべてのラーメンのチャーシューで私が一番好きなのが山岡家の豚肉です。味が濃く染みこんでいて、弾力と噛み締めることによる満足度が他に替えがたい。今日味噌をすすりながら男子がチャーシューを作るためにしていた肉の作業を眺めてましたけど、どうして店ごとにそれぞれ仕込んでいるのにどの店も同じような素晴らしい弾力のチャーシューになるのだろう。それは店毎に4日間煮込むスープもそうなのですが。(有玉店はぶれが大きいお店だとは認識してます)
それから、これまで深夜ばかりだったから気づかなかったけど、朝10時ぐらいに通うようになって、有玉店も薬師店も朝は店員が多いし女子率が高いな。今日は6人店員がいて男子は一人だけでした。

 

◎11月23日 麺屋風雅 (初生町)

久しぶりに姫街道を走ったら、以前お寿司屋さんがあった場所がラーメン屋さんになっていたので行ってみました。2年前に開店していたそうです。

限定メニューがいろいろあって目がとても滑る(笑)
でも、基本の品である豚骨醤油のチャーシューメン(1100円)を注文しました。

むむむ、ウマイ。
全体像は違うのですけど、大好きだった今は亡きさすけ磐田店さんと似た様な思想を遠くに感じます。表面に漂うカツオ?ニボ?由来のすっぱい油味の下の層に、豚骨の図太い感じの沈殿感。これはわたくし好きなやつです。ただ、故さすけ屋磐田さんは重みと鋭さが同時に殴りかかってきてましたけど、このお店のはやや優しいようなまろやかなような。

これはまた来ましょう。

麺は全粒の入れられた物でこれうまい。

チャーシューがこの見た目で歯応えがやや弱い物で、シーチキン風味とは言わないまでも、私の好みからはやや外れたものかも。(私の好みなんてどうでもいいのですが)

なぜか最後にみかんジュースが提供されて。(噂には聞いていましたが忘れていたので驚いた)。おいしい蜜柑でした。

 

◎11月21日 自家製麺 麺処・甘味処 みなとや (三方原町)

今日は三ヶ日町まで行きました。本坂の龍燈のある場所から私の家までの直線距離は28km。浜松市って意外と狭いんだよなあ。

その途中でみなとやさん2訪目。
このお店は変なメニューが主体なのですけど、前回食べたものと同じ炭焼ラーメンのスペシャル(1400円)を注文してしまいました。私には2訪目は初めて来た時と同じ物を選んで確認してしまう癖があります。
前回注文した通常メニュー(1000円)とスペシャル(1400円)の違いは、味玉・鶏チャーシュー3枚・海苔2枚が追加されていることでした。器も大きくなっているのか。

改めて味わいましたけど、なんだこのスープ。この薫りどうやって出すのか。とてもおいしい馨りです。細くて硬めの麺がこの香りにすごく合っている。匂いがおいしい。炭焼きの香りの味っていっても、私が家でいつもやっている七輪は炭の香りをもとめてやるもので、でも牛、豚、鶏、鰹、鰺、栄螺、豚豚、いろんな物を炭で焼いた香りを集合させてもこんな風にはならないのですけど、炭の香りって文化を感じる。このお店のはそういうのじゃなくて、いったいどうやってやっているのか。

レアでは無いがシルウィア寄りで十分柔らかい鶏チャーシューは、チャーシューの(偽)原理主義者の私には嗜好の範囲外なのですけれども、追加トッピングとしては味変という意味においてちゃんと考えられた物です。本来は要らぬもの。釣るし炭焼きチャーシュー4枚は変わらずおいしかったですが、こんなに小さかったっけ。

器は大きくなったように見えますがこんな形状なので(笑)、決してスープの量まで多くなったわけじゃないです。でもスープの量は研ぎ澄まされた感じで良い。最初は炭の香りばかりが気になるのですけど、中盤以降その香りが鼻に馴染み霧散してしまっても、スープの味は図太くてコクのある感を充分感じさせてくださいまして、とても好ましいものでした。今日もとてもおいしゅうございました。

このお店の餃子の名称は「浜松味方ヶ原合戦餃子」っていうんですって。どんなのか気になりますね。
店主さんはいろいろ挑戦的な、進化形の人だそうなので、今後も注目していきたいと思います。

 

 

◎11月19日 うまいラーメンショップうまい竜洋店 (磐田市海老島)

またもニッポン城めぐりの合戦イベントのせいで毎日35kmドライブしないといけない週間です。今日は御前崎まで行きました。でも御前崎の道の駅まで行って家まで帰ってきて翌朝計測したら、直線距離で32kmでした。あれ前回これで35km稼げなかったっけね。3km足りない。

磐田で働いていた頃、竜洋店によく朝ラーメンに通いました。1年ぶりぐらいか。
その前に掛川で働いていた頃もラーショ三昧だったのですけど、浜松には現在ラーメンショップは無い。10年ぐらい前には根洗町にニューラーメンショップがありました。あそこも器がでかかった。
醤油チャーシューメン、950円。
でも私は醤油ラーメンしか食べたことないんですよね。松壱家で塩ラーメンの魅惑に気づいてしまった今となっては、ラーショの塩ラーメンや味噌ラーメンは気になるところ。でも今日は久しぶりだったので、いつもの正油。一般に「ラーメンショップといえばネギチャーシュー」なのですが、私は以前ネギを食べたときに全然しっくりこなかったので、以後ネギはナシです。

何言ってるんだと言われるかも知れないですけど、私にとってこのお店のスープは複雑なところの一切ない透き通った味。好き。

一年前には壁に「〇〇のチャーシューにも変更できます」と書いてあったんですけど、もうその張り紙は無くなっていて、2種のチャーシューが問答無用で入れられていました。茶色い煮豚2片と赤い燻製チャーシュー3片。1年前の写真を見返してみますと、それにも2種のチャーシューが入れられていましたが、どちらも赤かったから今回と違う。わたし煮豚チャーシュー初めて食べた気がしますよ。しかし聞くところによると、上の茶色いのが本来のラーショのチャーシューで、燻製赤はこのお店独自の変則チャーシューだという。私は赤い方が、堅くて噛み応えがあるので好みでした。

これまでいつも同じメニューしか食べたことなかったんですけど、良く見ると変なラーメンがありますね。黒薔薇の李ーラーメンが気になる。こてこてラーメンっていうのは背脂が倍増しなんでしょうか。七味お酢ラーメンって卓上の調味料で調整し放題な気が。写真じゃ切れてしまいましたけど、魚介つけめんや中華つけめんもありました。私はつけめんは食べませんけどね。

ラーメンショップにはマスコットキャラがいたんですね。ネギがこうちゃんってどうして。

 

◎11月10日 ラーメンQ (領家町)

2訪目。前回来たの13年前でわたくしもうすっかり詳細を覚えていませんでした。
「これは絶対わたくし好みのラーメンだぞ」と思ったことだけは覚えています。
お店は私が記憶していたより少し南にありました。
13時20分ぐらいに行ったのですけど(昼は14時まで)私の後からも次々とお客さんが来て「さすがや」と思いました。

チャーシューメン970円。ネットで見ると「ラーメンセット」(=自分で作れるチャーシュー丼、+250円)というのが話題で、13年前の私はそんなの知りませんでしたから、胃が小さくて普段はサイドメニューなんて頼めぬ私ですけど、面白く思ってそれも注文してみました。
システムが良く分からなくて、「これ勝手にもらいにいっていいんですか?」と聞いたら、順番に案内するから少し待ってて、順番が来たら言うから、と言われました。・・・順番?

ラーメンの来る4分前ぐらいに「行ってください」と言われます。(ちょうど良い時間)。
イケメン三方原店みたいのを予想したのですが、チャーシューというか豚そぼろみたいのとネギと紅しょうがだけなんですね。
上の写真みたいに盛ったんですけど、正直いってこれで250円はビミョウ。(本来私は追加メニューは食べられない人間だし)。だが盛りようによってはこの倍は盛れるし、お店もそれを想定するだろうし、4年前はこれは150円だったのだという。でも70代の私はそんなに食べられぬし、これはかつてお得だった物の残骸だったのだとわたしは思いました。

だがしかし、少し甘く濃く味付けられているこの豚そぼろは、麺のチャーシューと対比しながら食べると、それなりに美味しかった。

やっぱりスープがとてもうまくて、やや生姜の味が際立ち、喉に辛つく。とてもオーソドックスとは言えなくて、なかなか先が鋭い味です。私は好き。辛くはないけど喉が辛い。

麺は細くて、私は細麺を麺とは認識せぬ人間なので全く印象が無いのですけど、巧かったのだろうな。気がつくまでも無く無くなっていました。

チャーシューも好きなタイプですけど、やや固く崩れるタイプ。先述しましたけどこれをセットの豚そぼろと組み合わせますと、とても美味しく食べられる。

 

 

◎10月28日 中華ソバ藤むら (篠ヶ瀬町)

初訪。2021年ぐらいに有名店だったR&Rから店主同じで藤むらになったそうだけど、前店舗も来たことありませんでした。というか私この地区にそもそも疎くて、この道路通ったことありませんや。「肉そば」の看板を見つけて突入。なんだかわざと前を通り過ぎようとさせる店構え。

肉そば小、1100円。
店内は狭く、とても印象の良い接客の女性と、なんだか個性的なまなざしの店主がいる。女性がずっと店主の挙動を注意深く見つめているのが印象的でした。お弟子さんの修行かしら。席はすべて店主の動きをずっと眺めていられるカウンター席で、目の前に不思議な機械があったのですけど、あれ製麺機か! と気づいたのは店主の背中を見ていたら店主が手に麺のたばを持って移動したからで、えっ、今切ってるの? 背中しか見えなかったからどうしているのか全然見えなかった(見たかった)。

とにかく店主さんはひとつひとつの作業が丁寧で、無言でゆっくりいろいろやっているのをずっと見つめているラーメン体験でした。楽しい。

またも酸っぱいスープ! 煮干しの味が突出している。とはいえ他の魚の武士の味も厚く感じますし、豚の味もおそらく存分にあるだろう。とても丁度良いスープの味でした。すっぱい。おいしい。

で、麺なのですが、これは全然悪口ではないのですが、切りたてなのだからか(?)ニュルンとしたコシの感じられないモニョンとした口触り。なんだこりゃ。とてもおもしろく感じました。

「喜多方カヨ」とも思ったチャーシューは、アヒル軒グループ(ママ)のものと似たようなものかと思ったのですけど、このスープの上でトロンとしたものになって、ひとくちひとくわえがとても楽しく、それがこの量だととても食べ応えがあって満足度がだだ上がりでした。とてもおいしうございました。また来ます。

 

◎10月15日 中華そば仲屋自家製麺 (向宿町)

2訪目。メニューの選択は「醤油」「塩」「鶏白湯」とあって、前回塩を食べたので「今日は醤油を」と思って向かったのですけど、なぜか直前で思い迷ってまた前回と同じ「特製塩そば」(1200円)にしてしまいました。チャーシュー好きとしてやってみたいと思った「追加チャーシュー三種盛り」(+300円)に挑戦。
しかし、確かに前回来たときチャーシュー三種盛りは360円だったのですけど、今日は300円だったのです。ネットで写真を検索すると400円になっている時もある。日によって違うのかしら。当然、ただの気まぐれで値段を変えているわけがありませんので、何か毎回違う仕掛けがあるのですかな。

太陽のようにキラキラてらてらとした黄金のスープ。一口ふくみますとなんかこう分厚い感触の軽いものが口にブワッと広がる。おいしい。

ウリであるチャーシューなのですが、まずそのまま齧ったときと、スープに沈めてしばらく経ってから食べるときと味が全然変わるのが楽しい。私はどっちも好きなのですが、とりわけ丹念に炙ってあるロースが一番の好みでした。でも、追加したのは私やりすぎました。特製セットの最初の分で充分でした。こんなに個性的で美味しいチャーシャーなのに、ずっと食べているとなかなか大変でした。多すぎる。このあいだの壬土さんのチャーシューは「まだこの倍食べられる」と思ったのに(同じぐらい美味しいチャーシューなのに)不思議です。無料替え玉は断念してしまいました。

店主の方々の着ているTシャツの背中に仲屋さんの屋号紋がプリントされているのですが、これひじょうにかっこいいと思いました。店主さんは仲山さんなのかな、と思ったら、あとで浜松経済新聞を読んでいましたら「中下さん」でした。これ「下」なのか。かっこいい。

 

◎10月10日 麺座壬土(みつ)32 GOOD NOODLE (小豆餅町)

2訪目。衝撃的な刺激のスープではなくて、このチャーシューが食べたくてまた来てしまったのでした。
メニューの選択肢は、つけめんを食べない私には「濃厚煮干しそば」「端麗煮干しそば」「背脂生姜」「濃厚辛煮干しそば」の4択があるのですが、前回と全く同じ物にしてしまいました。
濃厚煮干し(900円)にチャーシュー増し6枚(550円)。

猛烈なすっぱさのことについてはもう知っているので、一口目だけはオオゥと思うものの、三口目以降はスープについては「うまいなあ」と思うのみ。そのうちすっぱいことすら忘れてしまいます。麺とチャーシューを食べ終わって残りのスープを飲み干そうとすると、改めてすっぱいスープのハンニバルのような刺突性に気付き、感歎させられる。美味しいです。チャーシューも最高。同じチャーシューが大きさと厚み・薄みによってここまで食べるのを楽しめるのかと。

 

◎9月22日 麺屋山彦 (小池町)

3訪目。チャーシューメン1030円。
3回ずっと同じメニューを食べているのは、このお店はつけ麺がメインのお店で、つけ麺はいろいろ種類があるけど、普通のラーメンはこの「ラーメン」か辛い「紅(くれない)そば」しか選択肢が無いからです。でもこの手のラーメンは他に浜松に最近ありましたっけ。おいしい。

麺がやっぱり特筆すべきものなのですね。

店員が若い女の子ばっかりで、むきむき店長が楽しそうにしている様子を眺めに行く店(笑)

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シボラの七つの都。

2024年10月07日 13時02分28秒 |   浜松グルメ

伊豆松崎で道の駅・花の三聖苑の日帰り温泉(かじかの湯)を目指して行ったら、かじかの湯は令和2年に閉館されているということでした。かわりにすぐ近くに、「大沢温泉依田之庄」という日帰り温泉施設が新設されていました。令和2年。ここって、かつて歴史があって高そう(?)でとても入れなかった「大沢温泉ホテル」のあった場所じゃないですか。
温泉施設自体は新造された建物ですけど、随所にもともとの大沢温泉ホテルの遺構が使用されていて、なかなか素晴らしい施設でした。松崎振興公社というところが運営しているそうです。
もともとの大沢温泉ホテル依田之庄は、かなりの部分が無料公開されています。
上の写真だとたまたま角度によって朽ち果てた感じに見えるように写ってしまいましたけど、田舎の大金持ちが長い年月を掛けて増築に増築を重ね、保全にも気を配っていた様子が見て取れて、とても見応えがあります。旧依田邸は、伊豆の偉人としてよく名前の挙げられる依田佐二平と十勝開拓の父・依田勉三の兄弟が生まれた家です。実はわたくしこの家って勝手に遠州二俣城の守将であった依田信蕃の子孫だったと思い込んでおりましたが、そうでなかったことを旧依田邸の解説文を読んで知りました。蔵の上の階も客室になっていたんですね。残念ながら旧・ホテル部分には入れません。入ってみたい。

 

 

◎11月26日 旬・炭・肴だいにんぐ喜(よっし) (旧浜北市永島)

大雨だった日。20時頃ぐしょぬれになりながら歩いて北縁さんまで来たら明かりが消えてました。まあ明日が水曜日で定休日だから早じまいしちゃったんですね。ならばと向かいを見ると、喜さんは珍しく「本日貸切」になってなくて、駐車場に車が少ない。やったぜ。
入って見たら本当に珍しく他のお客さんがいませんでした。(大雨ですからね)。今日はわたくしの貸し切りだ!

お通しはまたもバイ貝。バイ貝ってなんてこんなに無駄に美しくておいしいんですかね。私はただあなたを食べてしまうだけなのに(能登麻美子氏の声で)。バイ貝って漢字で書くと「貝貝」だそうですね。「回回(ウイグル)」みたい。左側の真薯も肉のそぼろ系の何かでとても美味でした。

今日の最後のページはこんな感じで、紋甲烏賊800円、天然真鯛850円、アジのたたき780円を注文しました。実はこのページには私には体質の理由その他で食べられないメニューがいくつかあります。カキ・カニ=アレルギー。白子・センマイ=痛風。マグロ・サーモン=好きでない。私は60年「好き嫌いのない人間」でやってきたと思っていたのでしたが、全然そうでもなかったのでした。今となっては食べられる物の方が少ないじゃんね。

モンゴウ! チンギス! バトゥ! もちもち!

なんでこんなに美味しいんだろうと思うくらい、このお店で食べるお魚はどれもうまい。お魚なんて全部素材は同じ条件のはずなのに。でも、私はずっとこのお店は「お魚のお店」と認識しながら通っていたのですけど、最近なぜかお肉メニューその他の方にも惹かれはじめてきました。

今日頼んだのは、

エノキの肉巻き、250円。めちゃくちゃウマイ。

半熟煮玉子の肉巻き<塩>、420円。ただのタマゴなのに!

そして、メインが、

北海道産キンキの塩焼き、1650円。
キンキって近畿地方でしか食べられぬという幻の魚ですよね。私は東海地方民ですから、浜松でこれを食べちゃうっていうのはとても禁忌の趣を感じます。最近心を入れ替えて数年前に買ってずっと放置しておったSwitchで、ずっと真女神転生Ⅴをやっていたのですが(魔王城3層で放置中)、キンキはやっぱりキンキ地方でしか出ない物でしたね(嘘)。女神転生Ⅴは(私にとって)超ヌルゲー。臍が茶を沸かして偽斌千家を名乗ります。

白身なのに脂がとても豊富な魚。どこをどう食べても美味しい。ほじくる愉しみ。

お酒は、生スーパードゥラァアイ2杯、日本酒で「鳳凰美田生酒」(栃木県)1000円 を飲んだら、「今日はメニューにないけど鳳来泉の空もありますよ」と言われてそれを2回続けて頼み(値段不明)、最後にレモンサワー。

かなり酔っ払って計10,820円。
さすがに最近ひとりで10000円を超えることは滅多に無ヵったので「エッ」と思ったのですけど、冷静に脳内で計算してみたら、まさしくそのぐらいでした。キンキはやっぱり禁忌でした。だって飲み過ぎちゃうモン。今日も誠においしゅうございました。

よっしだからヨッシーなんですね。

 

◎11月21日 待間(まつま) (旧細江町気賀油田(あぶらでん))

私が10年ぐらい前に住んでいた気賀のアパートの目の前にあったお店です。
週一でこのお店に通っていた頃が、わが人生最良の時代だったなあ。今はランチ時に年に数回来られる程度。
上のメニューは夜の居酒屋タイムのもので、残念ながらランチタイムは定食か丼ものしか注文できません。また夜にお魚食べに来たいんですけど、ここ周辺に宿泊施設が無い地帯なので、果たすのが難しい。最悪山の上の国民宿舎に泊まるという手がありますけど、片道30分でかつ坂道だから・・・ 電車もあるんですけど。
居酒屋メニューはこんな感じで日替わりで書き換わる。ホワイトボードじゃ書き切れなくてとなりに画用紙で追加されているのも10年前同様でした。画用紙のもよく書き換えているみたいでした。メニューに値段が明記されていなくてもドキドキしなくなるのは、私はこのお店で慣れました。このホワイトボードだったら、今日の私が注文するのは鶏ねぎま2本、豚ねぎま2本、ひらめとかつおの刺身、マダイの唐揚げに油揚げ玉子かな。このお店のカマ焼きもまた食べたいな。生ビール4杯ぐらい。おかあさんは腹いっぱい食べて飲んでも大体6000円~7000円前後に収めてくれます。

残念ながら今日は夜ではないので、刺身定食1500円。

このお店のお刺身定食も他のお店のものと違ってこんな感じ。
種類多く、小さく斬られた切り身がてんこもりにされている。マグロ、マダイ、ブリ、サーモン、ヒラメ、ボラ。
夜のメニューと共通しているのですけど、一切れ一切れは小さくても決してハシという感じでは無く、工夫しているのが分かる。私、このお店のヒラメが大好きだったんです。ウマウマ。

お通しはよくおでんで、良く食べたなあ。

お味噌汁にはキャベツの硬い所が入ってる。おいしいです。
「お昼時は混んでるだろう」と思って近くのコメリで時間をつぶして12:40ぐらいに行ったんですけど、このお店のランチは13:00までだったのすっかり忘れてました。ギリギリなのにご夫婦は笑顔で迎えてくれ、「変わらないねえ」と言ってくださいました。お言葉ですがわたくしかなり髪の毛が薄くなっていますよ。おふたりこそいつまでもお変わりありませんように。
また来ます。

 

◎11月12日 呵呵大笑 (旧浜北市善地)

気賀の私のアパートの目の前にあった居酒屋を除いては、私が最も通っている居酒屋さんです。
私の通っていた小学校のすぐ近く。子供の頃は私の家から小学校まで小走りで13分ぐらいだったのですが、老境の今では全力で走っても48分かかるんですね。
初めて来たのは30代の頃です。メニューにマダカの刺身があった。その時もこんな感じのメニュー表で、各品の値段が明記されていないから居酒屋慣れしていなかった私はビクビクしながらマダカその他を注文し、ビールその他をなんとなく飲んで計5000円ぐらいだったので(そんなに酔わなかった)、「居酒屋怖い」と思ったのですが、その後通うことになった気賀のお店もこのスタイルだったので、今だからこそ言えます。このお店はかなり安くて安心できる。きっと30代の私はビールをガバガバ飲んだのでしょう。でもこのお店でマダカ(鈴木)を食べたのはそのときだけです。

以後20回は通っているでしょうか。でも今回は1年ぶり。

ほぼカツオと焼き豚を食べに私は来ます。このお店ではほぼ一年中カツオがあり、でもたまに売り切れています。かなりカツヲ好きの私でも、厚くて食べ応えがあってこのお店のカツオには毎回感歎しています。でも値段が明記されていないので、このカツオがいくらなのか私は知りません。

お通しもいつも違うのですが、ポテサラかおでんが多い印象。でも今日はサトイモです。とてもうまい。

私がイカを注文する率も高いです。

このお店で私にとって一番難関なのがこの鶏のネギ間で、たまに来るときはいつもこの鶏の味が脳に浮かぶので、注文する誘惑を逃れることがかなり難しいのです。そしてこれを食べると他のメニューを食べる余地がかなり小さくなる。大ぶりで食い手があるのです。

それ以上に蠱惑的なのがこの豚の焼き鳥。このお店では「トンマ」と呼ばれています。初老の私は(チャーシューならいざしらず)、豚を丹念に脂いっぱいに焼き上げたものなどとうていもう食べられぬのですが、このお店でだけはこれを好んで注文してしまう。むしろ豚を食べると鶏の禰宜さんなどどうでもよくなってしまうくらいです。その秘密は、このトンマにはカレー粉が絶妙にまぶせられているのです。それだけなのにそれでいくらでも食べられる。

実はこの鶏と豚は、一番目立つ黒板にはメニューとして書かれていません。座敷には通常メニューとしてお品書きが置かれているのですが、私がいつも座るカウンター席にはお品書きが無いのです。そのかわり目の前には大きなガラスケースがあってその中に食材がたくさん入っているので、それを見ながら「今日はこれとこれが食べたいな」と思いながら注文するのですが(これは気賀のお店と同じシステム)、カウンターには黒板以外のお品書きがありませんので、(20数年前に一度見せてもらったんですけど)、私は鶏のねぎまとトンマがいくらなのか知りません。(このお店には座敷には常にグループのお客さんがいます。あのメニュー表写真に撮りたいんですけど)

 

今日は鶏のせせりもありましたよ。めちゃうま。これらの写真だけ見ると、このお店が焼き鳥屋さんかのように見えるかと思いますけど、決してそうではありません。私、週に二回以上通うとき、焼き鳥の魅惑を脱して他のメニューを注文することができます。

若い頃は鶏ねぎま4本、トンマを4本注文して、さらにもう一品食べていましたのにね。もうムリ。

 

今日はこれだけで、生スーパードゥラァイ2杯、樽杯2杯(カボス半分が2つずつ入れられていました)飲んで、5700円でした。いつもは生ビールだけ5杯ぐらい飲みますから、身体の衰えをひしひし感じます。

カキの切り身を2切れサービスでいただきました。

1年ぶりに来たのにもかかわらず、ここの親堅は私の事をよく知っていて恐いくらいです。ついこの間死んだ私の父や、喧嘩別れして十数年会っていない私の弟もことも詳しくて、いったいこの人どうなってるんだろう。(※それらは全部私が酔っ払って5年ぐらい前に話したことなんだヨ)
会話はすべて右寄りの話で(私はどちらかと言うと左側なのでいつもドキドキなのですが)、今回初めて自民党や医師会の悪口を言っていて、おっと思いましたよ。
私は人と会話なんかほぼしない人間ですが、ここのおやかたさまはいつもおもしろい。
内装が古民家風で、親分が大工の親方みたいな人ですが、とても居心地良いお店。奥様も美人。

 

◎11月8日 魚政神田商店 (中央三丁目)

このお店も仕事の帰りによく寄るお店です。
中央町って1月の区名再編で「中区中央」→「中央区中央」というとても仰々しい名前に変わってしまったんですけど、ほぼ住宅地で三丁目のあたりは全然中央って感じがしません。私の職場もこの地区なのですが、浜松まつり的にはこの付近の地名は「松江町」で、明治以前の古名は「馬籠町」。松江の地名は堀尾吉晴公がなにか関係があるのかと思ったらそうでもなくて、将軍義満公の時代に「叟羅の松」という名松があったことに由来しているんですって。将軍義教公の頃の叟羅(そうら)の松はここから5km離れた増楽(ぞうら)町の名前の由来にもなっています。とてもでかかった松。スズキつながりなのですかね。

このお店にはお刺身を買いに来るのですけど、お刺身以上に楽しみなのはおさかなの天ぷら。来るたびに変わった魚の天ぷらがあって、これがどれを食べてもおいしいのです。
今日はスズキでした。スズキの天ぷらなんて食べたことありませんが、食べる前からとても美味しいことが確信できます。2つ買ってしまいました。

ふわっふわです。ふわっふわですよ治虫さん。これが1パック200円だなんて、毎日買いに来たいです。(残念ながら私がこのお店の前を通るのは朝10時頃なのでまだこのお店は開いてない。何か用があって、帰るのが遅くなった日に寄れます)

かつお(550円)。もちもち。

活ダコ(550円)。タコって最近高いって聞きますが、この吸盤だけでおっちゃん日本酒何杯も飲めるわー。

こりこり。

鰺のたたき(450円)はこのお店のは生姜がとても効いた味になっていて、とても美味しいです。

マダイ(500円)。2日寝かせてから食べました。

計2450円でした。
決して安くもないし量も多いとは思えないのですが、3日かけて食べましたから「安かったしボリューム大満足」と思う自分がいます。今の職場で働き始めて、このお店が近所にあることに気づいたことが一番良かったことですワン。

 

◎11月4日 浜北魚源水産 (旧浜北市貴布祢)

ひさしぶりにお魚を買いに貴布祢に。
そろそろ値上げしてるんじゃないかしら、とおそるおそる行ったんですが、1000円パックは相変わらず1080円のままでした。よかったよかった。とはいいつつも、以前はもっと変な魚が種類多く入っていた気もしますので、少し世知辛くはあります。
しかしながら、このお店は平日の昼まで、という形でやっているのです。実はこの日は文化の日の翌日の振替休日(月曜日)で、世間一般に言う祝休日なんですが、このお店は平日扱いだったんだな。でも世間の人が「連休の日はこのお店はやってない」と思うのを見越してか、いつもは大量に並んでいる陳列棚の中には4パックしかありませんでした。
さて、わたくしは「お魚が好き」といいつつ、かなり偏食な人物です。回転寿司に行ったら、マグロ、サーモン、エビ、サザエとアサリ以外の貝類は必ず食べません。そんな私にとって、必ずマグロとサーモンが入っているこのお店のパックはとても痛いのですが、まあいいか、タマにはマグロを食べたって。(※私がマグロを好まないのは、食べても「何のおもしろおかしみもない味」と思ってしまうからだという)
4つのパックは鮪とサーモンのせいで全部同じようにみえてしまうのですが、良く見るとちゃんとバラエティに富んでいる。2つ選んで買いました。「どうせお客さんが少ない日だし」と思って半分買ったら、直後に子供連れの家族が入ってきて少し慌てました。ごめんおっちゃんが買い荒してしまったよ。(大丈夫、このお店は縦横無尽に新たな魚のパックを即座に切り卸してくださるはず)

ラップが反射して巧く写せませんので、皿に盛りつけ直してみました。

以前はたまにおねえさんがなんの魚か説明してくれていたのですが、今日はどれがなんの魚かさっぱりわからぬ。おっちゃん若い頃よりは魚に詳しくなったつもりですが、説明されないとやっぱりおぼつかぬ。
左下が不思議な形に下ろされたアジでとてもおいしい。白身は右側がマダイかと思って食べたらなんか違って、タラ系の何かかマダイ以外のタイ系の何か。真ん中がおそらくマダイでした。見ただけだとどう見ても右下がマダイですよね。

スーパーの1000円の刺身と見た目は同じようかと思われますけど、なんとなくボリュームが何割か増しに感じます。うまい。

これもまた、マダイかと思って食べましたら、これヒラメですぞ。
サーモンもサーモンなのかと思って食べましたけど、これ、鮭?
イカは何烏賊なのかな。赤イカとか樽イカとは思われず、アオリか青イカか偽赤イカか?

 

◎10月18日 北縁 (旧浜北市永島)

7訪目。またも「今日も鮎ないよ」と言われました。えええ。
まあ無いものは仕方がないす。

お口取りは赤魚の煮付け。最高。

板わさ(450円)とはむステーキ(650円)と焼そば(600円)を注文しようとしましたら、「今日はお好み焼きあるよー」と言われました。なんとお好み焼きは限定商品だったのか。入口の所に「お好み焼き・やきそば」と書いてあるので、いつもあるものだと思っておった。なので焼きそばをやめてお好み焼き(700円)を注文。

びっくりしたのは、客席の一つがお好み焼き台に変更されていて、客席のところでおっちゃんが焼きはじめたこと。わお。やきそばは以前お母さんが奥で焼いてくれましたが、この時期はおっちゃんがやってくれるのかしら。

ふわっふわ。ふわっふわだよおっちゃん。山芋がたっぷり入っているとのことでした。あとタクワンの和尚さんもお入りになってます。

 

◎10月11日 北縁 (旧浜北市永島)

6訪目。お店に入ったら、「ごめん、今日は鮎ないよー」と言われました。無いなんてこともあるんだ。
鮎にとってはこの10月の暑さはどうしようもない感じみたいです。

でもいいです。このお口取りだけで延々とビール飲めるし。
常連の方らしいお客さんが3組いて、そのうちの一人は何度か顔を合わせている人で、しきりに私に話しかけてくださる。みなさん私の家のある場所についてとても良く知っていて、私の知らない60年ぐらい前の事もとてもよくご存じで、とても興味深い。まあ、会話のほとんどは野球についてなんですけどね。

前回食べた秋葉の油揚げをまた食べたくて、でも今日は納豆入りのもの(450円)しか無くて、それを注文してみました。

うむ、私は別に納豆は嫌いではないですが、日常で食べるようなことはせず、納豆パスタとか納豆巻きとかは明確に拒否する人間で、ただ納豆の味はそれなりに好きなんですが・・・ 納豆と油揚げの組み合わせってよく分かりませんね。ぉ、ぉ、ぉいしゅうございます。

瓶のスーパードライ3本飲んで2,850円でした。安っ。っていうか私本当に納豆油揚げしか頼まなかったんでしたっけ。これだけでビール3本飲んだのか。そこそこお腹の空いた状態で行った記憶はありますから、今写真フォルダを眺めていて釈然としません。
向かいのよっしさんに寄ろうかと一瞬思いましたが、それもせず歩いて家に帰ってしまいました。

10月3日ぐらいに痛風が再発していて、ようやく長距離歩けるようにまで恢復した頃でした。なんでこうも足にトラブルばかり起きるのか。

 

◎9月26日 北縁 (旧浜北市永島)

5訪目。今日は19時半頃に行ったらお客さん2組。別に私は人と話したいわけじゃないのですが、1人で黙々と食べたいので店主のおっちゃんに気を遣わせたくないんですよね。お母さんはほぼずっと焼き場にいるんですけど、時折出てきて話しかけてくださる。いいお母さん。お母さんも巨人軍が好きみたい。今日はアユは1匹650円でした。

私はアユの顔を飽きずに撮ってしまいますね。

お口取りはブリの煮付けと茹でもやし。お年取りみたい。
あゆが焼ける間に頼んだのは、前から気になっていた「辛レウィンナー」(600円)と、前回売り切れだった「天然手羽中」(650円)。

「辛レウィンナー」の「辛レ」ってなんて読むんだろう、「カラレ?」「カラシ?」とずっと疑問に思っておったのですが、正解は「シビレ」でした。しびしび。このスダレに乗って出てくるんだ。

「手羽中」も「テバナカください」と言って注文しようとしたら「え!?」と言われ、慌てて「テバチュウください」と言い直したら「あいヨ!」と言われました。あぶなかったぜ。あれ?「てばちゅう」と言ったら「てばなか」が正解だったんですっけ?(もう忘れている)。
そして「天然手羽中」の「天然」って何なんでしょう。野生のニワトリを捕まえてきてる? まあ、米国の中部では野生のケンタも目撃されているともいいますから。
で、この手羽中も辛レもとても食べやすくて美味い。

また解剖写真で御免あたぁし。
最初の頃とても気にしていた「養殖アユにはある変なブヨブヨ」って結局何だったのか、最近はまったく存在すら忘れるまでになりました。無いですよねコレ。

ビール3本飲んで4750円でした。
おっちゃんが言うには、やっぱり子持ちアユは今も白倉川では気配が見えないそうです。暑すぎるのが一番の理由ですが、ちょうど雨が降ったりやんだりしていた時期で、ちょっと多めの雨が降ったりすると、アユは流れに流されて下流に行ってしまう。アユってサケと違って棲んでいる川にこだわらないので(食べ物にはこだわる)、一旦流されたアユが白倉川に戻ってくることはないそうです。流された先ですぐ近くの良さそうな支流に入ってしまう。アユは川底の石の苔を食むので、天竜川の本流の深いところより流れの浅い支流を好み、本当に卵を産む時までそこにいる。
実は河川のアユの産卵場の条件っていうのは川ごとに違って、天竜川の場合は河口から10kmぐらいの東名高速橋から浜北大橋の先の付近なのですけど、豊川などでは河口から50km付近(とても遠い、遠すぎて多くの稚魚が河口へたどり着けなくて死ぬ)のだそうです。
白倉川はグルメが多いアユにはとても好まれている川だそうで、少しぐらいの大雨だったら頑張って流されずに自分の餌場に留まり続けるがんばりやさんは多いそうですよ。

 

◎9月19日 北縁 (旧浜北市永島)

4訪目。

今日は鮎2本800円でした。鮎最高。

20時半頃に来たんですけど他のお客さんはいず、おっちゃんとおかあさんはまったりくつろいでいました。こりゃこれで申し訳ないですね。思うにこのお店のピークは17時~18時ぐらいで、20時前ぐらいにはみんなお客さんはいなくなってしまうんですね。(閉店時間は22時)。21時頃このお店の前を通るとき、お店が真っ暗なことが多かったのは、早じまいをしてしまうからでしょう。(私は「いつこのお店は開いてるんだろう?」と思っていたのですが、定休日は水曜日のみなのだそうです)

おっちゃんはずっと野球について語っている。
今日のお口取りは前回と同じ炙り油揚げで、「これ、どこの油揚げか分かる?」と聞かれたのですけど、当然分からず、「栃尾の油揚げ?」(すぐ近くのスーパーこでらにいつも売ってるし、呵々大笑さんでも栃尾だから)と言ったけど全然違いました。
これは、秋葉の渥美豆腐店さんの油揚げだそうです。おお、秋葉山の登り口(東雲名)にある、あの雰囲気あるキリンビール屋さんみたいな豆腐屋さん。気になっていたんですよね。おっちゃんは白倉川にアユ釣りに行くとき、ここは通り道になるので必ず油揚げを買って帰ってくるそうです。そういう話を聞くと100倍うまいです。栃尾は三尺坊誕生の土地(※生誕の、ではない)だし、奥山半僧坊の入口にも有名な油揚げ屋さんがあるし、狗賓さんは油揚げと関係が深いのです。

アユが焼ける間に、マグロの山かけ(550円)と、前回食べて衝撃を受けたりんごチーズ(500円)も注文。

おっちゃんが「朝鮮漬けも食べる?」と言って出してくれました。

あゆがあまりに美味いので、さらに2本注文。

瓶ビール4本飲んで、計5,450円でした。・・・1ヵ月経ってから(10/20)この日記を書いているのですけど、「このお店でそんなに高いことってあったっけ?」と思って電卓を叩いてみましたら、やっぱりそんなものでした(笑) あゆ4匹で1600円、ビール4本で2400円だもの。とするとお口取りは400円。

 

・・・さて以前、「グロい写真は省略する」と申し上げてしまいましたけど、今日は意を決して鮎の内臓についての説明をしなければなりませぬ。アユの美味しさの3.5割がこの内臓なのですもの。

ごめんあそばせ。この写真だとそうは見えないと思いますが、アユの胃は濃い緑色で、まさしく「苔袋」というかのような味がする。それ以外の臓器には淡い苦みがあり、全体でとても美味しい食べ物になるのです。焼いた鮎はキュウリのにおいじゃなくなるのですが、他の何にも替えがたいかぐわしい香りがする。

本来なら9月下旬は「落ちアユ」が始まる頃なのですが、今年は暑すぎて全然その気配が見えないそうです。

コメント
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