祝!ルーンクエストの復活!
当ブログの「オセンタルカの太陽帝国」という題名、それからその前身だった「赤い熊と白い月と赤い月と白い熊」という私のsnsは、1978年に米国でグレッグ・スタッンーグネジョストオーという人によって製作されたRUNEQUESTというゲームにちなんでいます。そのゲームが2023年か2024年のどちらかに再日本語訳されたんですって。めでたい。
ルーンクエストというゲームは私が80年も愛してきたゲームですけど、その特徴を一言で表すのは難しい。でもあえて言うのなら「青銅器時代を楽しむゲーム」です。もう一言いわせてもらうのなら、「文明の衝突」を楽しむゲームです。「縄文の世界にいきなり弥生時代がやってきた」とかではなく、「青銅器時代のケルト人と弥生時代の人たち(エスロリア)とマヤとアステカの人たちと野蛮な人たち(スンチェンとかプラックスの人たちとかオーランシーとかダラハッパの民とかタスクライダーの人たちとか)と、エジプトのファラオと、粗野だけど異様に知能のある人たち(トロウル族)とローマ帝国とササン朝ペルシャが融合した大帝国(赤い月の帝国)やその他が、仲良くしていたところ」に、いきなり世界戦争が始まってしまった世界です。
この世界は「正当で穏当なファンタジー世界」ではなく、とにかく狭くてエキセントリックです。
主要地域であるサーター王国(=静岡県ぐらいの面積しかない山がちの僻地で王家が既に途絶えた王国。しかしいくつかの神話上の聖地がある。封建国家)に隣接する「プラックス」は遊牧の大地で、人と共に暮らす騎獣が非常に重要な価値を為すのですが、なぜだかその世界でただの「馬」はとても価値が低いのです。しかし逆にシマウマは非常に地位が高い。なぜならシマがあるから。そんな意味のよくわからないことをこんなにさりげなくあらわした本の表紙がありますか? グローランサ、さいこー!
サーター王国から見て西反対側のグレイズランド(草飼う民の国)の大平原では馬は社会の根幹だし、どうしてサーターを挟んで近い地域の西と東でこんなに馬に対する概念が違うのか、とても面白いです。グレイズランドとプラックスは神奈川県と岐阜県ぐらいの距離ですよ。
でも「シマウマ族」は「プラックスの五大部族」(リャマ、羚羊、バイソン、インパラ、おかしな知的生物)には含まれていなく、パヴィスという荒野の中の巨大都市の周辺だけに見られる知る人ぞ知る戦闘部族です。ですからこの表紙に描いてある都市は「パヴィス?」かと思ったんですが、どう見てもサーター王国内のジョンスタウンなのでした。ですからこの一行はジョンスタウン市を訪れた異邦人で、パヴィスを象徴するシマウマに乗っているのだから(バイソンの人とリャマの人が少し譲っている様子から見て)、この人は“鋭き剣”のガーラスなのじゃないか。話しかけている人物はジョンスタウンにいたカリル・スターブロウか“紫の”ミナリスなのじゃないか? と思ったのですが(※この時代の超重要人であるはずの“皇子”アーグラスとジョンスタウン出身の“紫の”ミナリスはなぜかほとんど今回のこの本には名前が出てこない)、しかし“星の眉の”カリル女王はもっと派手な見た目のハズだし紫のミナリスは(ランカー・マイ信徒ですから)豊潤な髭があるハズなので、おそらく全然違うのでした。パヴィスの人と言ったって“サーターの解放者”アーグラスがシマウマに乗っていたって話もそもそも聞いたことがない。結局分かったことは「ジョンスタウンの周辺には結構雪が降る」っていうことです。いや、手前から2人目の人って分かりづらいけど馬に乗ってるよね。バイソンに乗ってる人は誰なのだ。(邪推だけどそれがアーグラス。“謎の好青年”アーグラス皇子は各地に暗躍するが、決して写真には写らない)。私にはパヴィス時代のアーグラス皇子は九州で暗躍した尊良親王と被ります。
もうひとつ、今回のご本で私が一番笑い転げた部分。
「賢者神ランカー・マイの信徒は男も女も豊富なアゴ髭を蓄える」というルール。知識としては知ってはいたのですが、今回の『スターター・セット』で「初心者の町」として美しく華やかに紹介されていた「ジョンの町」(人口2,500人)は、“紫の”ミナリスで有名なジョンスタウンの大図書館のある町なので、町の著名人としてランカー・マイ関係者がとても多いのでした。それが美麗なイラストでたくさん紹介されている。
(※これは世界史上最も聡明な女王だったとされるエジプト第18王朝のハトシェプスト女王が常に立派に見えるようにお洒落な付け髭を備えていたという故事に因んだ設定だと思われるので、制作側に男尊女卑の意図は全くないはずのであしからず。むしろグローランサ世界は女性の優れた人が多すぎる)。そもそも女性にヒゲが生えないって仕組み自体がメチャクチャ差別じゃんね。(←それが本来の差別を提起するもの)。ランカー・マイって高野山と同じで原初は女性の信仰者を想定してなかったと思います。ルナー側のイリピー・オントールはそうではなかった。弘法大師にはヒゲは無かった。
ジョンスタウン市の影の支配者である女性。善の人であるか悪の人であるかまだよく分からぬ。
人間の女性は自然に髭は当然生えぬものなので付けヒゲをするのですが、その美醜は個人の好みで自由にしていいんですね。エジプト風かメソポタミア風か二種類あって、金飾り風とかバンパイヤ風とか韃靼風とかにしても全然いいようです。付けひげはこの世界では全然浮くものではない。だって他のみんなも豪奢な入れ墨バリバリだから。このセット全体を通じての主人公である美少女ヴァサナもイラストで見るとあごひげを付けているように見えますが、あれはただのいきすぎてるだけのオシャレタトゥーです。(ヴァサナはランカー・マイ宗徒ではなく、戦神ヴィンガの狂信徒だから)
カリル・スターブロウは1626年、“紫の”ミナリスは1625年に死んでしまう人です。このゲームで設定された「今年」は1625年。30年前のルーンクエスト(1621年)から4年進んで世界は微変しました。
◎12月17日 美覚~misato~ (旧浜北市貴布禰)
母と一緒に浜北プラザホテルの地下階にあるお店へ。
ここは私が物心ついたときからずっとつぼ八だったのですが、数年前にはかなくなってしまい、2回替わった新店舗です。あやしいお店かリラクゼーションのお店みたいで、一人じゃ来ない見た目ですね。
父の葬儀の時にとてもお世話になった葬儀場の人がオススメしてくれたお店だそうです。というのも、プラザホテルとその葬儀場は同じ経営だそうで、「なぁんだ」と思いましたが、この方とても話題が巧みで、オススメのお店も他にたくさん列挙してくれていたので、ここに来たいと言ったのは母の感謝の気持ちだったと思います。
葬儀場がホテルも経営するのは実にかなっている、と思いましたが、泊まりで葬儀に参列する人なんか少数で(それは遠方からの親族のみで)、私の名古屋から来た親族は葬儀場の親族控え室に無料で泊めてくれましたから、(私も名古屋に葬儀に参列に行ったときは葬儀場で寝たから、一般的な風習ですよね。通夜は親族が番をするもの)、やっぱりあまり需要はありませんよね。浜北は工場が多立している地域ですが、ビジネスホテルが2軒(でもビラックス高薗をビジネスホテルと呼ぶかは微妙)、ビジネス旅館は1軒?しかありません。浜松駅まで行った方が便利だからです。
浜北プラザホテルといえば夏にはビアガーデンをやっていて、昔から父といつかいこうと話していたのですけど、私もビアガーデンなんてとてもとてもという胃の持ち主になってしまい、しかし夏に田舎のホテルの屋上で赤い無数の提灯が風に揺れる光景は男心を揺さぶるものがあり、でも今後もおそらく行けることはないのでした。
さて、階段を下って侵入しますと、隠れ場所みたいな良い感じの空間です。女子会っぽい一団がおる(夜なのに)。忘年会か。一人客の人もいましたので(これはホテルのお客さんでしょうけど)いろんなお客さんに対応できる作戦なのだと思います。(葬儀の会食とか、近くにあるスイミング施設も同系列だそうなので打ち上げとか)
ビジネスホテル併営ですから丼物とか定食物とか呑みメニューとかいろいろあるのですが、概して値段は世界が値上がりする前のこんなものかという金額。しかし、My御膳(美覚御膳)というのがコスパが高いんですって。15品あるメインメニューから2皿を、14品の小鉢メニューから3つを選ぶという組み合わせ御膳。1452円。
私は刺身と天ぷら、出汁巻きたまご・本日の煮物・本日の和え物を選択。
それから先にお酒を飲みたかったので、冷酒(968円)とちょい呑みセット(605円)も注文。
写真を撮り忘れてしまったのですが、日本酒は花の舞だったと思います。180mlかと思ったら300mlでしたよ。
My御膳。すばらしい。もう私もがっつり定食よりこういう少量多品定食の方が嬉しく思うようになっています。
で、注文した直後、「もしかしたらちょい飲みセット(メニュー表の写真には3つの小鉢が並べられている)と、私が注文した本日の煮物・本日の和え物は同じ物が出てくるんじゃないかな」「いやいやメニュー帳の写真は違うし」とか思ったのですが、やっぱり同じ物が出てきました。そりゃそうだ、「本日の」なのだもの。肉じゃがはダブっても嬉しいものです。
おいしゅうございました。
ここも歩いてこれる距離であるので、次は飲みメニューに来てみようかと思います。
◎12月12日 北縁 (旧浜北市永島)
2ヵ月ぶり8回目。またもお客さんが絶えておふたりがくつろがれている時間に来てしまった。(申し訳ないです)
「前にあんたが来たすぐあとに子持ち鮎が捕れるようになって、なんであの人来ないんだって言っていたんだよ。こーーんなにおなかの大きな鮎がいっぱいいたんだよ」と言われました。うううう、すごく悲しい。
口取りはクラゲとまたも立派な焼き油揚げでした。「秋葉の油揚げ(渥美屋さん)ですね」と言ったら「違う」と言われました。そういえば渥美屋さんで買うこともあれば買わないこともあるって言ってましたっけ。油揚げにも時期による目利きがあるのでしょうか。今回のこれも、どこのお店か聞いたような聞いてないような気もしますが、忘れてしまいました。
これだけで今日の私の腹の余地を半分越えてしまいそうなボリュームの前菜です。ちびちび食べて飲むのに最適。うまい。
なすのスライス焼き、450円。
天然手羽中、650円。
ああ、ビールが非常においしい。私の胃が小さいのがとても申し訳ないです。(もっとビールを飲むべきなのに)
瓶ビール3本飲んで、計3,300円でした。安っ。
また来ますって言って帰ってきましたけど、年末全然タイミング合わなくて行けませんでした。
店内にはこういう飾りがいくつも飾ってあるんですけど、これも全部おっちゃんの手作りなんですって。どれだけ多才なんだ。
◎12月11日 鉄板家きりの (旧浜北市善地)
すごい僻地にあるお店なのですけど、いつも満員です。でも満員のとき行っても(私は行く時間が遅いから)、「10分待ってください」とか言って必ず席を作ってくれます。このお店は23時までやってるから安心安心。今日は10分待って、いつものカウンターではなく個室に通されました。なんと。
10月の初めに亡くなった私の父とよく来ていたお店です。今はまだ私は喪中なのですけど「父の面影をしのぶ。それも喪」とか言って来ちゃえばいいんですよ。でもこのお店は父との思い出がそれなりに強いので、2ヵ月来られませんでした。父が死んで、誰も私と酒を飲んでくれなくなっちゃった。(私は酒癖がちょっと悪いから)。父はとても忍耐の良い人だったと今さらながら思います。私の酒に付き合ってくれたのだから。
お通しはなしの店。こんな感じで日ごとの日替わり&一押しメニューが各席に置かれてあります。この中から選ぶだけで大体どれもうまい。ですけれど、このお店は(この紙だけ見ていたら分からないんですけど)、沖縄料理のお店なんだなあ。でも父と母と一緒に来たときはいざしらず、一人で来るときに沖縄料理を頼めることはほぼありません。私のお気に入り料理は「牛ホルモン」か「タコライス」(これは沖縄料理か)で、これを注文するとボリューム過多すぎて他の物は食べられなくなるからです。(各料理が2、3人で分けて食べるように量が設定されてるんですよ)
沖縄料理店なんですけどいつも刺身が充実していて、でもやっぱりかなり値上がりしちゃいましたね。いつもは800円ぐらいという認識だったので、いつもは3品ぐらい盛り合わせにしてもらうんですけど、今日はこの値段にビビってヒラメだけを注文。1200円。
エンガワは1切れだけですけど、これめちゃくちゃ脂の乗ったおいしいコリコリ。
里芋の唐揚げ、680円。なんだこのひたすら美味い物体。カリカリした歯応えかつ中身はぬっとり。胡椒が存分に効いている。これだけを延々食べたいです。でも6個しかあらぬ。定年後に父が趣味にしていた畑には里芋が異様にたくさん生えていたなあ。(今はその畑は妹のもの)
キスの天ぷら、780円。うまっ。
そして蛸ライス、880円。こんな量とてもひとりで食べられん、と思っても、いつも大体食べきってしまいます。今日はこれが無性に食べたくて来たのです。
蛸が丸ごと大量に入っています(嘘)。味は東京タコライスに比べるとすこし淡めで、だからこそ全部食べきるとすごく美味しい塩梅にできています。ああ、腹がはち切れそうだ。
生スーパードゥラァイ1杯、日本酒で喜久酔い無糖(650円)、「黒澤生酛純米酒(700円 ※長野県佐久のお酒)」、「和ジンジンジャー(630円)」を注文して、計6,020円でした。このお店、生ビールも少し量が多いと思うんだよなあ。
◎12月9日 魚政神田商店 (中央町)
今日はヒラメの天ぷらはありませんでした。
タイの天ぷら(250円)、スズキの天ぷら(250円)、キスの天ぷら(250円)、メヒカリの天ぷら(250円)。
なんと、天ぷら値上げしちゃいましたか。
やっぱりすずきはうめえや。でもキスの天ぷらはそれを上回ります。いやいやでもでも、私の好みはスズキの方が上か。
このお店はメヒカリは高確率で天ぷらになって売られているのですけど、私は好んで買う魚ではないけど、買って食べればほぼ必ず酒に異様に合う、なかなか個性的な好みの天ぷらです。大好き。
今回は刺身はなく、生姜のたっぷり効いたアジのたたき(550円)。(←値上げ)
養殖真鯛(550円)。
ひらめ(550円)。
なんだかそろそろこのお店のヒラメのエンガワは、なかなか独特な物である気がしてきました。グレープフルーツの房をはんでいるかのような。(おいしいのです)
◎11月29日 魚政神田商店 (中央町)
今日は天ぷらの種類が豊富! ヒラメの天ぷら(200円×2個)、アジの天ぷら(200円)、鯛の天ぷら(200円)を選びました。
私、ヒラメの天ぷらなんて食べたことがない。(アジの天ぷらも)。
でも、家に帰って食べてみましたら、「さぞかしヒラメはフワフワしているのだろう」という私の勝手な期待に反して、揚げたヒラメの身はきりりと引き締まり、全然ふわふわ成分が無かったのでした。ヒラメって天ぷらにするとこうなるのですか。むしろ(知っていましたけど)、タイは天ぷらでいつもめっちゃフワフワです。
浜名湖の白魚(シラウオ)。300円。浜名湖で獲れるのは白魚(シロウオ)でなくて白魚(シラウオ)。これも私は滅多に食べない魚ですけど、うまいなあ。
かつお、550円。
アジ、450円。珍しく今日は「アジのたたき(450円)」と「アジのさしみ(450円)」の両方があったのですけど、このお店では刺身の方がレアなので、今日はそれを買いました。肉厚でうまうま。
ひらめ。550円。鮃は私の大好物。
ほんの少しだけどエンガワも付いていまして、大好物。すごいウマイ。
計2,650円。また3日間に分けて食べました。