天照大神と従する計三尊像なんですが、これって月読と須佐男じゃないよな。誰ですっけ。。旧細江町中川にある初山宝林寺、わたし的にはこのお寺は「変な仏像がいっぱいある素敵なお寺」でして、ここの仏像群はサイトによっては「二十四菩薩像」とか「二十四諸天像」とか「二十四天善神」とか書かれているんですが、その中に“アマテラスオオミカミ”や“カンウザイシン”などが紛れて祀られているのが面白いところなのです。仏教の神じゃ無いじゃん。
関羽神。
◎9月8日 蔵前家(旧細江町中川)
100回目! チャーシュー海苔うずら。
普通に旨い! が、ここ数回の「異常に美味しい」黄金時代のようだった神がかったスープからは、格段に後退していました。残念です。蔵前家で美味しいと思う要素、それはまず優しい感じで現れる豚の味が私の舌をくるむように厚く柔らかく攻めてくる、その図太い感じのまろやかな豚骨味の中核に鋭い刃をもった柳生真陰流の醤油ダレの手練れがひとりいて、私の舌をこれでもかと乱切りで太く切り裂く。この真陰流の人の図体がでかければでかいほど、巧みであれば巧みなほど、私は「ウマい!」と思うわけなんです。今日のは残念ながら、真陰流の人がデンマーク人でした。デーン人には真陰流はできませんよ(ヴァイキングだから)。言い方が難しいけど豚骨と醤油ダレが別々になってしまって適当なレベルの厚みでそれぞれ活躍したがっているかのような。
でもふつうに美味しいです。ごちそうさまです。
◎9月3日 凡太(東区上石田町)
そういえば笠井街道に行ったことない店があったな、と思って行ってみました。
福ちゃん上石田店のすぐ近くです。私の家からは15分ぐらい。
これまた一昔前のファミリー向け然とした店構えで、メニューは豊富。
めちゃくちゃお腹が減ってたので、醤油の「フルセット」(990円)にしてみました。
結論から言うと「好みでは無い」という感じです。
お前の好みって何なんだよ、っていう話なんですけど、「複雑な感じがしないラーメン」て嫌い。残念です。でもしかし、ここのところラーメン食べて不満もしくはそれに準じたものしか感じないなんて、人間としてどうかと思いますよ。せっかく貴重な時間とお金を費やしてラーメンを食べているのですから、何かしら面白い要素を探すべきだ。本当に面白いところの全く無いラーメンなんて、実は無いのだと認識している。私がラーメンだ。
このお店だって幹道の笠井街道に面していて、浜松インターに近いので客も多く、なにより15年以上も繁昌していてこの味なのだから、実は人々はこういうのを求めているんですよね。私の好みの方が間違っているわけで。
私ももっともっと頑張らねばいけません。
◎8月27日 次男坊(旧浜北市本沢合)
家の近くにある次男坊。今日は前にいた次男坊(笑)はおらず、おばちゃんと高校生ぐらいの女の子がいるのみでした。
とんこつの肉ラーメン「ヤキニクたっぷりごきげんだね」(730円)を注文。
うーーむ、何かが足りない。
数日前に貴長のトンコツラーメンを食べたばかりなのでなおさら思いました。
もっともっとちょっぴり舌を刺激する何かを堂々と混ぜればいいのにね。
調味料なんだよ調味料、世の中は何事も。
まあ、夜食にはちょうどよいと思いました。
◎8月27日 貴長(旧細江町気賀・気賀駅付き)
まだまだ忙しかった夏の日の昼休み(16時頃)に疲れ切って。6回目。
やっぱり貴長と言ったら塩ラーメン。
とはいっても私がこのメニューを食べたのは2年も前で、そして今回で3回目の試食なんですよね。
私の中では別格的に旨かった記憶があるんすけど。
うーーむ、記憶は美化されるものですね。今日は「普通にウマい」ぐらいの感じでした。
記憶の中ではもっともっともっともっとうまかったんですけど。
塩味は好ましい感じでクチビルに張り付く。海の塩みたいな感じな味わい。が、それと同等ぐらいに他のさまざまな調味料の味も目立つのが気になる。まあ、塩ラーメンなんてそんなものなんですけどね。
緑色の麺は、相変わらず美味しいと思った。柔らかめだけどこのスープにとても合っている。チャーシューはこりっと歯応えがあって、味も付いてて好み。玉子もおいしい。また来よう。
気賀の町はなんだか望郷感に駆られるような素敵な空気を持った町。(別に私の古里じゃないのに)。明るいイメージでドライブするのが楽しい町。
◎8月26日 金の豚(旧浜北市内野店)
3回目です。遙か以前に食べて感激した「魚介豚骨」(750円)を味わう為に来店。
腹が非常に減っていたので455円足して「浜松餃子セット」にしました。
前回食べたのは3年も前なんだなあ。2回目なので、前回ほどの感動はなし。
魚介豚骨というか、「和風ラーメン」の様な香りがしました。
以前も感じたことですけど、これを太麺で食べたい。そしたら満足度が格段に上がることであろう。
金の豚は「極太山盛りニンニクらーめん」を食べ足る為の店だ、と改めて思いました。
ただし、わたしにとって金の豚はチェーン店にしてはかなり好みな方の店です。五味八珍や幸楽苑は絶対に行きたくはないのでね、私の意識の中でのこの違いは何なのかとも思う。
◎8月26日 らーめんカフェ・ワコー(西区舘山寺町)
仕事休憩の15時半頃に。
今日もとてもいい天気だ。天気が良いと、このお店は非常に気持ちが良い。
(陽光溢れる浜名湖内浦湾に面してますからね)
お店に入ったら、優しそうな店主のにーちゃんに「久しぶりですね」と言われました。そうだっけ?
変な時間なのに、厨房にはなぜか人がたくさんいます。
壁のお品書きが一新されていたのだけど、メニューや値段には変更は無いみたい。ただ「浜名湖おっしーめん」の表示が外されていました。残念。
久しぶりなので、醤油のチャーシュー麺(800円)を注文してみました。
うむ、おいしい。最初期に感じた「不思議な風味」がまたも健在になってきた気がします。
なんなんでしょうね、この味。スープの表面にはいろんなものが浮かんでいて好ましいし、むしろ、スープの表面を覆う厚い油の層が怪しい気もするんだけど、でも、全体的に私の好みのくどさと濃さを持ち合わせたあっさりラーメンです。
麺も細いけど、そこそこ堅い。良いと思う。
食べてると、海の方からボートに乗った兄ちゃんと若いお姉さんたちがやってきて、パーティを始めました。
ここはそういうお店ね。
◎8月25日 むつみ屋(旧浜北市中瀬・浜北大橋通り)
夜10時20分頃。
メニューに「まぜそば」があったので、思わず注文してしまいました。
このお店には、トッピングも多々あるようです。なのでそれらも全部付けてもらうことに。
まぜそば、550円。もやしきゃべつ(70円)、フライドオニオン(70円)、生卵(70円)、バター(70円)。
さすがに盛りだくさんです。生卵だけ別皿です。
卓上にはラー油やお酢、マヨネーズ、ニンニク等がセットされたのですが、このお店の指示書きには「まずガシガシかき混ぜてそのまま食べること」「そのあとラー油やお酢を回すように入れること」と書かれています。よしよし、このお店ではお酢とラー油は必須の物では無いんだ(入れません嫌いだから)。
わしわしかき混ぜて、食べ始めます。おお、いろいろ入れたせいでいろんな味がする。これが混ぜそばの醍醐味なんだと思う。
むつみ屋のまぜそばはなかなかアタリだと思う。
なにより、
こんなすばらしい太麺があるんなら、他のメニューにも使ってー
(むつみ屋の通常麺は、加水高めのとかち製麺製みたいな麺)
下にこぞんでいるスープも、味わいがなかなか良い、好みな濃いもの。
混ぜて存分に真価を発揮するスープです。いいではないかいいではないか。
だけど、途中で魔が差して、マヨネーズを混ぜてみたら、(ちょっと入れただけなのに)完全なマヨネーズ味になってしまいました。失敗失敗、てへへ。
◎8月25日 蔵前家(旧細江町中川)
蔵前家99回目。休憩時間の午後5時5分前に。
今日も店主でした。チャーシュー麺(850円)を「味濃い目」にして玉子(100円)と菠薐草(100円)を増量。
なんか、見た目からして力強さが漲っている。
お味の方も、見た目に違わず逞しい美味しいラーメンでした。味濃い目にしたので、当然しょっぱさは感じるものの、スープの力強さがうまく全体を丸め込んでいて、まろやかさまで感じる。なのに野性的で暴力的。理想的なこってりスープでした。凄いなあ。
一番びっくりしたのがチャーシューで。
なんだこれー。今まで「一番美味しい」と言ったことのある物より、さらに好みな姿をしてあらっしゃる。
(私が言っているのは豚に差し込んである紅の部分のことね)
こんなの初めて見た。そして美味しかったです。
◎8月24日 みちの(西区西山町)
夜勤明けの朝9時頃。8回目。会社の近くにこのお店のある私は幸せだね。
醤油ラーメンのチャーシュー丼セット(1000円)を注文。
塩ラーメンも味噌ラーメンもよく食べるけど、このお店はやっぱりこの醤油味が格別だと思う。
この醤油味、舌に攻め込んでくる姿が非常に鮮やかで、喩えるならば、まるで艶やかな装いをした優しいバービスター・ゴア。
彼女には殺す気が無いのに殺される気満々なわたくしがいたりして、ほんと鮮やかな斧の軌線が見えます。
おいしいです。
対して、チャーシュー丼の方は地母神アーナールダですね。
チャーシュー丼と言いつつ、入っているのは小さな肉の破片ですので満足感を感じることはないのですけど、上に載っているやみつきねぎ(?)がやみつき(?)になる感じで、気がついたら満腹です。今日は非常に気分が良かったので、お土産チャーシュー(580円)も付けて貰いました。注文するとき、おっちゃんは「ん、今日のチャーシューはとても良い出来ですよ」としみじみ言ってくれました。このおっちゃんはそういうおっちゃんです。夕方、よなよなエールでじっくりいただきました。幸せだわん。
◎8月23日 味佳(東区丸塚町)
午後2時頃。行ったことの無い店に行こうと車を走らす。
醤油のチャーシュー麺(800円)を注文してみました。
なんでもこのお店は、頑なに無科調のスープを作り続けているお店だそうです。
さっそくスープを飲んでみますと、おぉぅ、優しい。なんと柔らかいんだろうね。豚の丸みが私の舌を四方八方からくるんでくるのが分かるんですが、そもそも私は豚の味しかわからないので、実際には豚以外の物もいろいろと入っているんでしょうね。しかし優しい。腹が減っていたら「物足りない」と思うところです。ただ、この手のラーメンでこの好ましい見た目は見事な物です。
チャーシューは歯応えがある丸いものでした。
驚いたことに、このお店のおばちゃんの名前は、ミカさんではありませんでしたよ。
◎8月22日 福太郎(西区西丘町)
8回目、22時頃。十日ほど前に来たとき、おっちゃんが非常に具合悪そうにしていたのが気になってたんで、様子を見に来ました(お前はいったい何様だ)。
だいぶ調子がよくなったみたいですよ。でもまだ大変そうだ。
今日は、いつもの白湯より格段に濃い「濃こくパイタンラーメン」(750円)を注文してみました。
今となっては、こんなに濃い物よりも、ノーマルの白湯の方が私の好みなのですが、でもたまに濃い奴を食べるのも良いね。鶏の白湯っておもしろいですね。福ちゃん系列の鶏の白湯はすごい独特だと思う。
全体的にドロドロしているんですけど、レンゲに掬うとこんなに清純な純白であるのがステキ。
◎8月22日 おおもり(北区根洗町)
15時であがるつもりでいたら、やっぱりお客さんが増え過ぎちゃって21時まで居残ることになり、がっくりした日。まぁまだ夏は長いですからね。こんなこともある。
2時間の休憩をもらったので昼食に向かったのですが、いつもの蔵前家を通り過ぎて、ほど近いところにある「ニューラーメンショップおおもり」へ。実はこのお店も中断なしの通し営業の貴重なお店なのですが、なにしろ近くに蔵前家がありますからね、なかなかこちらに足を向けられぬのも仕方の無いところですよね。でも目下の所わたしの欲しいのは昼食のバリエーションなのです。「蔵前家」「貴長」「おおもり」「ワコー」の4店舗で食事を回せれば、(来年の)長い夏だって元気にがんばれるじゃないか。
16時半頃お店に入ると客は誰もおらず、滅多に喋らぬ店主と真正面に対峙です。
このお店に来るのは6度目ですが、醤油ラーメンしか食べたこと無かったので、今日は味噌にしてみました。
ねぎチャーシュー味噌ラーメン、900円。
客は私しかいないのに、おっちゃんのラーメンの作り方はのんびりです。いや、のんびりじゃなくて丁寧だと言っておこう。「ニューラーメンショップ」の特長って、激しすぎない優しい背脂の量でしたっけね。おっちゃんがでっかい脂のプルプルした塊を持ってきて、それを網ですり下ろすような感じで丼に入れた光景が印象的でした。
ぬお、なんかスープにとろみがある。なんだこのとろみ? 明らかに背脂に由来しないとろみが丼上面を覆っていて、一瞬なんだこりゃと悩んだのですが、よく考えればこれは、壁に説明書きがたくさん貼ってある「特製ネギ油」だな。なんでも、このお店が胸を張っているのは、「毎日20kgの豚骨で煮込むスープ」「チャーシュー」「やみつきねぎ」だそうです。やみつきねぎってなんだろう。かみつきがめみたい。ネギにやみついたことのない私には興味津々なんですけど。…と思ったけど、「やみつきねぎ」っていうのはネギの調理法の名前らしいな、ググってみると。(よくわかりません)
とろみがあったのは上の方だけで、飲み進めるとなくなっていました。肝心の味噌の味、これはびっくりするぐらい控えめです。結論から言って、いつも食べてる醤油味とそれほど変わらんて感じ。麺は硬めでごわごわしてた。ワカメも意外といい雰囲気の存在でした。
私は、ラーメン屋ってこういうのでいいんですよ。蔵前家だけじゃなくて、こっちもたまに通おう。