オセンタルカの太陽帝国

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エマ・カークビーの肖像。

2011年05月29日 02時14分05秒 |   ヘンデル


5月の10日ぐらいに、また、ヘンデルのCDその他を注文したんですよ。
ビオンディが指揮した『イェフタ』とか、ペトルーの『ナクソス島のアリアドネ』とか『テオドーラ』のDVDとかですね。
で、最初は「10日ぐらいで届くだろう」と思っていたら、いつまで経っても届かない。
(まあいつものことです。)
しかしその間に、欲しいと言っていた蘭陀国ブリリアント社の『ヘンデル・ポートレート』(40枚組)の発売日が過ぎてしまったので、それを別途注文したら、それは4日で届きました。なーんだ、HMVもちゃんと早く届けてくれることもあるんだな(笑)


10年ぐらい前に、名古屋の名鉄百貨店をそぞろ歩いている時に、ブリリアント社のヘンデルの『ザ・マスターワークス』と題した巨大な箱に出くわした事があったんです。傍らには『バッハ・マスターワークス』と『ヴィヴァルディ・マスターワークス』もあった。宇宙的なえにしを感じて、私は『ヘンデル』の40枚組と『ヴィヴァルディ』の40枚組を買い求めた。
確か、各9500えんくらいだったと思う(正確な価格失念)。
これが、すこぶる重たい箱で、難儀しながら伊豆まで持ち帰ったんですよ。


今回の『ヘンデル・ポートレート』はその再発売です。
しかしブリリアント社の最近の躍進を顕してか、 1/3ぐらいの作品が刷新されています。
価格も安くなってる。CD40枚組、+メサイア演奏のDVD+ブックレット代わりのCD-ROMまで付いて、7782円(HMV特価)です。
やたらと豪華で安いのがブリリアント社のウリでありますがね。

HMVで注文したそれが届いたのは今日なのですが、包装の箱がでかい! 
HMVで買い物をするのは10回ぐらいになりますけど、いつもの箱の3倍ぐらいの大きさです。「そりゃ、40まいぐみだからなー」と思って箱を開けると、、、、 中に入っていたマスターワークス、ちっさ!
ちっちゃいよー。
なんでこんな小さな商品に、こんな大きな箱を用意したのか。
以下がその比較写真です。後ろにある大きいのが旧バージョンのマスターワークス。




せっかくなので、旧マスターワークスと新ポートレートの曲目対照表を作ってみますね。
<赤文字が、新全集で演奏が入れ替わった曲目>
<黴色文字は、新全集と旧全集で全く内容が同じ曲目>


  ≪旧マスターワークス≫           ≪新ポートレート≫  
  1~3.オラトリオ≪イェフタ≫          1.管弦楽曲≪水上の音楽≫
    エインズリー、ジョージ、デンリー       (指揮)ロバート・ヘイドン・クラーク    
    オールズ、ケフラー、グッディング       (楽団)ロンドン合奏団
   (指揮)マーカス・クリード              (1989年)
   (楽団)ベルリン古楽アカデミー      
       (1994年)                2.管弦楽曲≪王宮の花火の音楽≫    
                              オーボエ協奏曲第3番ヘ短調  
  4~5.オラトリオ≪ユダス・マカベウス≫     ハープ協奏曲変ロ長調
    ハーパー、ワッツ、ヤング           シバ女王の入場
    (指揮)ヨハネス・ソマリー           合奏協奏曲作品6第8番
    (楽団)英国室内楽団              (指揮)サー・アレクサンダー・ギブソン他
      (1972年)                   (楽団)スコッチ室内楽団
                                 (1996年)
  6~7.オラトリオ≪ソロモン≫
   ディアツ、アームストロング、ティア     3.合奏協奏曲集 作品3
    リッポン、パルマー               (指揮)ヤーノシュ・ローラ
    (指揮)ヨハネス・ソマリー           (楽団)リスト・フランツ室内管弦楽団
    (楽団)英国室内楽団                   (1984年)
      (?年)

                             4~5.オラトリオ≪復活≫
  8~10.オラトリオ≪ベルザツァール≫      フェルトホーフェン、トゥルー、ゲザー
    シュライアー、フランクライネック、       ビークマン、サンドラー
    トレケルブルックハルト、ポール、        (指揮)マルコ・ヴィターレ
    ポルスター、ヴォークト、ベーヤー       (楽団)コントラスト・アルモニコ 
    (指揮)ディートリヒ・クノーテ             (2007年)
    (楽団)ベルリン・ジングアカデミー
      (1976年)                6~7.イタリア・カンタータ集(全9曲)
                                トゥルー
  11~12.オラトリオ≪メサイア≫           (指揮)マルコ・ヴィターレ
    プライス、ミントン、ヤング、            (楽団)コントラスト・アルモニコ
    ディアツ、                         (2007年)
    (指揮)ヨハネス・ソマリー                
    (楽団)英国室内楽団          8~12.オルガン協奏曲集
      (?年)                    (オルガン)クリスティアン・シュミット
                               (指揮)ニコル・マット

  13~15.≪ブロッケス受難曲≫             (楽団)シュトゥットガルト室内管弦楽団
    クリートマン、ゲッティ、デ・メイ、             (2004年)
    (指揮)ニコラス・マッギーガン
    (楽団)カペラ・サヴァリア        13.フルートソナタ集
      (?年)                 (フルート)ステファン・プレストン 
                            (楽団)レコール・ドルフィー
  16.≪ヨハネ受難曲≫                   (1991年)
    クリートマン、モルドヴァイ、
    ブレット、ツァドーリ、ゲッティ      14.ヴァイオリンソナタ集(6曲)
    (指揮)ペル・ネメス            オーボエソナタ集(3曲)
    (楽団)カペラ・サヴァリア           (楽団)レコール・ドルフィー
       (1995年)                   (1991年)


  17~18.牧歌劇≪エイシスとガラテア≫  15~17.トリオソナタ集
    バード、ウーリィ、プライス、デアス       (楽団)レコール・ドルフィー
    (指揮)ヴァレンティン・ラドゥ            (1991年)
    (楽団)アマデウス・アンサンブル
       (1996年)             18.リコーダーソナタ集
                           (リコーダー)エリック・ボスグラーフ

  19~20.歌劇≪イメネーオ≫                 (2008年)
    バード、オステンドルフ、ダンナ、
    フォルトゥナート、ホッフ、        19~22.ハープシコード組曲集
    (指揮)ルドルフ・パルマー          (ハープシコード)ミカエル・ボルグステージ
    (楽団)ブリュワー室内管弦楽団            (2007~2008年)
       (1986年)
                          23.戴冠式アンセム集
  21~23.歌劇≪ファラモンド≫           (指揮)ディヴィド・ウィルコックス
    ダンナ、フォルトゥナート、ハード       (合唱)ホラント少年合唱団
    レイン、カスタルディ、ジンガー           (1996年)
    (指揮)ルドルフ・パルマー
    (楽団)ブリュワー室内管弦楽団   24.カンタータ≪アポロとダフネ≫
       (1996年)               付随音楽≪錬金術師≫
                            ウェミス、ソル

  24.戴冠式アンセム集                 (指揮)ジェド・ウェンツ
    (指揮)ディヴィド・ウィルコックス        (楽団)ムジカ・アド・レーヌム
    (合唱)ホラント少年合唱団
    (1996年)                25~26.オラトリオ≪メサイア≫
                            ドーソン、サマーズ、エインズリー、マイルズ
  25~26.イタリア・カンタータ集(6曲)   (指揮)シュテファン・クレオベリー
     ツァドーリ、ポプケン          (楽団)ブランデンブルク・コンソート(1994年)
     (指揮)パル・ネメス
     (楽団)カペラ・サヴァリア
      27.≪ヨハネ受難曲≫
        (?年)                クリートマン、モルドヴァイ
                            ブレット、ツァドーリ、ゲッティ
   27.ドイツ・アリア集(9曲)
      オジェー
                 28~29.オラトリオ≪エジプトのイスラエル人≫
       (1980年)                  コーネリアス、ブールヴェ、ミアド
                                     ベルクトルド、サンダー、カレス

  28.管弦組曲≪水上の音楽≫                 (指揮)アンソニー・ブラマール
    (指揮)ロバート・ヘイドン・クラーク          (楽団)ドイツ・ヘンデル・ゾリステン
    (楽団)コンソート・オブ・ロンドン               (2006年)
       (1989年)
                           30~31.カンタータ≪アチ、ガラテアとポリフェーモ≫
  29.管弦組曲≪王宮の花火の音楽≫          トゥルー、マンチーニ、サンドラー
    オーボエ協奏曲第3番ヘ短調            (指揮)マルコ・ヴィターレ
    ハープ協奏曲変ロ長調                (楽団)コントラスト・アルモニコ
    (指揮)アレキサンダー・ギブソン             (2007年)
             (楽団)スコッチ室内楽団
        (?年)                32~33.オラトリオ≪マカベオのユダ≫
                               ハーパー、ワッツ、ヤング、シャーリークァーク
  30.合奏協奏曲集 作品3                  (指揮)ヨハネス・ソマリー
    (指揮)ヤーノシュ・ローラ              (楽団)英国室内管弦楽団
    (楽団)フランツ・リスト室内楽団                (1972年)
         (1984年)
                            34~35.オラトリオ≪ソロモン≫
  31.合奏の為の協奏曲集(3曲)               ディアツ、テア、リッポン、アームストロング
    (指揮)マックス・ポーマー              (指揮)ヨハネス・ソマリー
    (楽団)新バッハ・コレギウムムジクム         (楽団)英国室内管弦楽団
         (1980年)                      (1974年)

  32~34.オルガン協奏曲全集
             36~37.オラトリオ≪セメレ≫
    (オルガン)イヴァン・ソコル             ディアツ、デラー、アームストロング、ワッツ
    (指揮)ボーダン・ヴァルカル             テア、フリート、パルマー
    (楽団)スロヴァキア室内楽団             (指揮)ヨハネス・ソマリー
         (?年)                  (楽団)英国室内管弦楽団
                                    (1973年)
  35.フルートソナタ集(8曲)
    (フルート)ステファン・プレストン       38~40.オラトリオ≪イェフタ≫
    (楽団)レコール・ドルフィー             ヤング、ローレンソン、ワッツ、グレスト
         (1991年)                 (指揮)ヨハネス・ソマリー
                               (楽団)英国室内管弦楽団
  36.ヴァイオリンソナタ集(6曲)                   (1969年)
    オーボエソナタ集(3曲)
    (楽団)レコール・ドルフィー         (特典DVD)オラトリオ≪メサイア≫
         (1991年)                 ドーソン、サマーズ、エインズリー、マイルズ
                               (演奏)シュテファン・クレオベリー
  37~38.トリオソナタ集
    (楽団)レコール・ドルフィー
         (1991年)

  39.


…すんません、旧全集の39枚目が棚のどっかに入っちゃっててこの表を完成できない。
早急に見つけます。
しかし、表をつくってて気づいたんですが、最初「2/3が先のシリーズと同じままだ」と書いたんですが、実は40枚中の26枚が入れ替わってたんですね。驚いた(笑)
(※注;≪セメレ≫は今回新しく加わったものですが、実は旧マスターワークスの半年ぐらい前に発売されたブリリアントの『ヘンデルオラトリオ集』(8枚組)に入っていた物と同じです。私はこれも名古屋のHMVで買ったにゃー)
とりわけ驚いたのは、≪イェフタ≫が新しくなっていたこと。いやー、私は旧ブリリアントのイェフタもソマリーだと思ってたよ。(一般にソマリーは穏健すぎて人気がないけど、わたしはそこそこ好き)。新ソマリーは、レリ・グリストも加わっているそうだし、さっそく聞いてみよう。(グリストは宇野某氏が絶賛していた幻の歌手でしたが、ベームの後宮でブロントゥヒェンを歌っているのが私の愛聴版なのだ)
一覧して気づくのは、旧全集に含まれていた珍しい作品が一掃されてる。しかもオペラが皆無になってる。ヘンデルはオペラ作曲家として歴史に価値のある人だったというのに、これは一体どういうことでしょう。
しかし一方で、イタリア時代のカンタータが素晴らしい素晴らしいヴィターレの物に変わっていたり、≪復活≫や≪アチ、ガラテアとポリフェーモ≫がわざわざ収録されていたり、新しいこのシリーズには明らかに明確な意図がある。
天才ヘンデル様は、若い頃ほどすばらしいからなー、うんうん。どうせヘンデルの代表作を網羅しようとしたら、40枚ぐらいじゃとうてい足りないからな。
皆さん、このシリーズは買いですよ! (オペラ以外のヘンデル全集として)。安いし。


さてさて、HMVのマルチバイで買った、あと2点。



≪ヴィヴァルディ・マスターワークス≫


「ヘンデルのマスターワークスが再発されたなら、もしかしてヴィヴァルディも…」と思って検索して見つけた作品。
残念ながら、ブリリアント社じゃなくて、デッカ製。28枚組。
HMV特価で7931円(HMV定価は11330円)
「28枚か、(旧ブリリアントの40枚組と較べて)少ないな」と思ったのですが、膨大な数のヴィヴァルディの作品の中から、「作品番号付き」の作品を中心に集めた撰集です。
すなわち、「作品番号付きのヴィヴァルディの作品」とは、生前に彼が出版して世に問うた作品のことでありまして、(現在作品番号として振られているRV番号とは別の物です)、数で言ったら彼の全作品の10分の1ぐらいに過ぎないです。ヴィヴァルディは出版しなかった私的な機会の作品の中にステキな物が多いので侮れないのですが、一方で、有名な『四季』とか『調和の霊感』とか『フルート協奏曲集』とかはちゃんと出版された作品なんですよね。
もちろんわたくしも、作品3『調和の霊感』とか作品4『ラ・ストラヴァガンツァ』とか作品8『和声と創意の試み』、作品9『ラ・チェトラ』なんかは持ってましたが、作品1(全12曲)とか作品2(全12曲)とか、作品5(全12曲)とか作品6(全12曲)とか、いくらCD屋で捜しても見つからないので、半ば飢えた状態になっておりました。
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鶴亀鰻寮(宮竹町)。

2011年05月26日 23時48分00秒 |   浜松グルメ

久しぶりに弁天島のウォットにウナギを眺めに行ってきました。
ウォットには鰻の展示槽がありまして、それを見ていることの楽しいこと楽しいこと。
ハモほどではないけど、鰻はかなり攻撃的でして、水槽の中にいる5匹がかなりせわしい攻防を繰り広げている。
あまりに動きが活発なので、200枚ぐらい撮った写真の中でしっかり写っているのが5枚ぐらいしか無いです。
また、この展示槽の中には「パンダ鰻」という世にも珍しい鰻が2匹だけいます。(※写真は普通な方の鰻です)
ウナギは攻撃的すぎるのか、アナゴさんや海蛇類とは隔離されているのですが、黒アナゴはともかく、真アナゴとウナギの見分けを私はできん。そんなはずないのに~。(※注;私はかなり勘が悪い)
相手が魚なんで、ウォットも展示物が頻繁に変わるんですよね。前見て大好きになった大きなエゾイソアイナメが、もういなくなっていました。




一週間前に食べた笠井の「日本橋」は、私にとってはとても強烈な印象でして、いてもたってもいられなくて、また私は今日、笠井町に向かったんです。でも店頭には「本日完売」の看板がブラブラと… そういえば今日は日本橋の、「一ヶ月に一度のウナギの日」だったんでした。(※通常価格から300円引き) いやー、だから私も行ったんだけどさ。俺が行ったの18:00だぜ。午前の部だけで売り切れちゃったってことじゃん。うなぎ屋って怖いね。もっと暑くなったらどうなっちゃうんだよ。
だがしかし、もうその頃には私の頭にはウナギの3文字しか浮かばなくなってしまっていたので、笠井街道を南下して、別のうなぎ屋を探すしかありませんでした。宮竹付近で、前から行きたかった有名な「うな光」に寄ったのですが、そこにも「本日終了」がプラプラプラリ~ンと。おいおい、今は平日の18:45だぜ。うなぎ屋って怖いね。もっと暑くなったらどうなっちゃうんだよ。


うな光からもうちょっと南にあった「鶴亀鰻寮」、ここは10年くらい前に一度入ったことがある。
懐かしくなって入っちゃいました。
このお店は、東海道という大幹線ぞいにある。その頃伊豆に住んでいた私たちは名古屋から伊豆を目指し、ふいに浜名湖ウナギを味わおうと言ってこの店に入ったのだった。「そこそこ美味しかったよね」と言いながら店を出た記憶がある。しかしその実どんな味だったのかはさっぱり覚えていない。
10年前の私には2千円は大金だったからな~。しかし10年前の私は半公務員だった。今よりも高給取りだったのです(笑)
10年経って私の給料は半減しましたが、でも今は、一食に2千円くらい払うのは全然苦じゃなくなってるんだよな。
はたして、今の私は10年前の私の舌を、どう振り返るのだろうか。

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うなぎ日本橋(笠井町)。

2011年05月20日 20時07分57秒 |   浜松グルメ


うなぎとぎょうざを交互に食べようと心がけているわたくしですが、やっぱりギョーザよりもウナギの方により心引かれる。
ウナギだったら、毎日でも食べててもいいな。
(お金が続けばね)

わたくしの家から一番近いのは、東美薗にある「野田屋」で、このお店にはそこそこ満足なのですが、次に近い店と言ったら、笠井町にある「日本橋」かしら。近いところで気に入ったお店がいっぱいあるに越したことはないので、行ってみました。
家から車で10分ですね。

店内にあった情報によると、「日本橋」の創業は昭和28年で、最初は居酒屋だったのが、メニューでたまたま出していたウナギが好評だったので、初代が意を決して鰻屋に転身したのだという。現在は3代目が修行中だとのことです。
笠井町というのはヘンテコ都市浜松にあって、最も古式の町並みを残している町でありまして、そのただ中にあるこのお店も、なんか良い雰囲気がある。



このお店、なんとテーブル席がたった4卓だけで、カウンター席が無いですよ。
ウナギの季節には大変だろう。

前知識全く無しでこのお店に来たのですが、メニューを見てみますと、バラエティがとっても豊富。
通常のうな重もいろいろあるのに加えて、「酒蒸し重」とか「うな玉丼」とか「うなトロ丼」、さらには「うな天」「うなカツ」等がある。
おもしろく感じてしまって、当初ガッツリ食べる予定だった2400円ぐらいのうな重から変更し、リーズナブルなうな丼(1500円)と単品メニューの「うな天」(1100円)、それから益川に比較して異様に安く感じた物だから「うざく」(400円)を注文してみましたよ。








まず最初にかじってみたのはうな丼のうなぎ。
なんとまあ!
かつて志ぶきのうなぎを食べた時、「私の中の理想のうなぎと比して違和感を感じた」と申したことがありましたが、その「私の頭の中だけにある理想のウナギ」に最も近いであろう物が、ここにありましたよ。うまい! ふっくらとしていて、且つ味が濃い!
なんといっても、表面はよく焼かれ、カリカリしているのに中身は充分ふっくらなのです。
これは関東風ウナギでのお話ですよ。



気に入った!
もっとボリューミーなうな重にしなかった自分を、私は心の中で罵りました。
だがしかし、傍らにはどんな味なのか想像もつかない「うな天」があります。
次に私は、それを齧りました。



うをうっ、味が無い。
うなぎって、そもそも味が無いことを改めて思い知りました。
抹茶塩が添えられているのですが、それを付けて食べても、何とも味が無い感じ。
天麩羅のコロモはかなり堅くしてつけられており、カリッカリッという食味。
味は無いながらもウナギの油味はかなり強調されて表現されておりまして、まぁこれはこれで鰻の食味を堪能できた気はしました。



そんなものより愕然としたのは、「うざく」(400円)でしたね。
鰻の部分はともかく、この店のうざくの酢の部分の旨いこと旨いこと。うめー。
益川では900円志ぶきでは800円だったこれが、ここ日本橋では400円だったのですが
このウマサには目が覚めました。

店内も心地よく「古さ」を感じさせるレイアウトでして、変な像がたくさん置いてある。
個人的には暗いところに置いてある「川中島合戦之図」に興味を引かれました。
ここは浜松市内にありながら熱心な武田党であったという謎の武将・笠井肥後守高利(長篠の戦いで武田方として死亡)の所領だったからな。



<6月15日>


日本橋のうな重が食べたくなって、お昼時に再訪です。
日本橋では、夜には1500円であるうな丼(前回食べた)が、ランチタイムには980円になるというのですが、よりボリュームのあるうな重が食べたくて堪らないわたくしはガマンガマンです。
一緒に、「うなカツ」(1100円)と、前回感激した「うざく」(400円)も注文してみました。

まずうな重。残念ながら初回の印象と2訪時目の印象は違いました。
前回は肉の柔らかみとタレの濃さが相まっているという感じでしたが、今回は「良く焼いてある」という風だったかな。
ウマかったけどね。特に一番肉のふっくらとした部分はね。
それよりもびっくりしたのは、「ウナかつ」です。
なんだよこのウマさ。
前回、うな天を食べた時、あまりの味の無さにびっくりしたのとは正反対のびっくりです。



衣全体に、ソースの味が行き渡っているのです。それでいてサクサク。このソースには鰻のエキスが混ぜられているのかもしれない。
とてつもなく美味でした。ソースの味が。
このお店のメニューには「ウナ天丼」というのもありまして、それには「特製ダレを」と書かれていますから、あれほど無味だったうな天も、このタレでだったらとてつもなく美味しいのかもしれないよな。
と思った。じゅるり。

もちろん「うざく」(400円)(の酢の部分)も今回もとてつもなく美味でした。





さて皆さん、今はうなぎ(の稚魚)が果てしなく高騰している時期なのです。
私が来た13時頃、先客は一組でしたが、私が入った直後にさらに2組が入ってたった4席しかない店内はいっぱいになった。(1人で来て申し訳ない)。で、わたし以外の人が頼むのはみんなランチ(980円)なのです。安いからなー。
で、常連らしきおっさんが世間話的にお店のおっちゃん(2代目)に言うのには
「うなぎがこれだけ高くなっちゃ、980円じゃ厳しいでしょ」
「1500円ぐらいにしてもいいと思うよ」

それに答えて2代目が言うには、
「980円じゃ正直赤字だよ」
「でも、1000円以下だってことでみんな来てくれているんだから。(千円超えたらアンタも来ないだろ)」
こう言った2代目のおっちゃんの苦い顔は、わたくし忘れません。
私、金がある限りは高くても鰻を食いまくりますからね。(ウナギ大好きだから)
ウナギの卵を発見したというニュースが去年あったから、ウナギの完全養殖まであと少しで、10年以内にウナギは安くなり、日本人が存分にウナギを楽しめる日は来ますからね~~
すきやで680円ウナギが始まったから、今のところ安い鰻が食べたい人は、みんなそっちへ行けばいい。





★うなぎ 日本橋★
浜松市東区笠井町174-1
電話 (053)434-1304
営業時間;(昼)11:30~14:00
     (夜)16:30~ラストオーダー20:00
定休日;火曜日
毎月第4木曜日はうなぎ特売日(うな重は-300円)
創業;昭和28年
焼き方=関東風 タレの味=やや辛め
席数=15席 駐車場=5台
公式サイト;
 http://www.hamamatu-unagi.com/index.html
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ぎょうざのカネ藏(かねくら)(雄踏町宇布見)。

2011年05月19日 16時21分50秒 |   浜松グルメ


いろいろ情報をあさっていましたら、浜松に数ある餃子屋の中で、雄踏町にあるカネ蔵が「朝8:30からの営業」となっておった。なぬッ!?「朝ギョーザ」ができるじゃないか。
雄踏町は舘山寺から30分弱。
さっそく、夜勤明けの平日朝9時頃、うかがってみちゃいました。
地図なんか持って行かなかったから、かなり迷った末、お店に辿り着いた。
すると…
「持ち帰り餃子は8時からだけど、食堂としては11時半からですよ」、とのこと。
ががががーーん。
そんなことサイトのどこにも書いてないじゃないかっ。
  (※書いてありました。見落とした)
ギョーザ都市である浜松でも、朝ギョーができるのは山岡家だけなのかな。


悔しくて、翌日の16:00頃、再訪。



このお店では、お持ち帰り・店内食、どちらもできますが、やはり持ち帰りの方がメインなようでして、店内の席の数は異様に少ないです。カウンター席のみで7人座れるだけ。
(後ろに並んでいるイスは、並んで待ってる人用)
さすがに午後4時に餃子なんか食べる人って珍しいらしくて、座っているのはわたくし一人。
ただ、持ち帰り餃子の客は、入れ替わり立ち替わりやってきます。
さすがだ。
ほんとに浜松人はそんなに餃子を持ち帰るものなのかな。目の前で見てても、なんか信じられないな。



このお店の特徴は、餃子の種類がとても豊富なことです。
どれを注文しようか、迷ってしまう。

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紀楽(細江町中川)

2011年05月18日 20時16分49秒 |   浜松グルメ


わたくしが浜松一愛する「蔵前家」は、有名ぎょうざ店「紀楽」の裏で、ひっそりと営業しています。
蔵前家と紀楽は、親子の関係なのだそうです。
蔵前家はらーめん屋なんですが、メニューにギョーザはありません。「ぎょうざが食べたかったら前の店に行け」ということでしょう。でも、蔵前家が東京の蔵前にあった頃は、普通にぎょうざも商っていたと聞いています。
一方、ギョーザ屋の紀楽でも、ラーメンメニューが豊富だという。
しかし紀楽のラーメンは「横浜家系」ではないという。(当たり前だ)。

まぁ、紀楽の親父さんが蔵前家の店主である袴田さんと同姓だとして、遠州袴田氏は木曽義仲の末裔を名乗っているそうですから、六角氏(=近江源氏。源頼朝の与党)の仲間入りをした息子の家系のラーメンなんかと溶解するわけがありませんな。六角家の側からもそれは然りです。
 (※六角氏と袴田氏が対立しているというのは、わたくし個人の妄想です、念の為)

ともかく、わたしは餃子ってそれほど好きじゃないんです。
そんな私が、蔵前家の営業時間内に、わざわざ紀楽に入ることがあるなんて思いもよらなかったよ。
浜松研究のためです、泣く泣くです。トホホホホホホ、、、、、 ああ、蔵前家のラーメンが食べたい、、、


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