最近、車で聴く用の音楽を再編集しておりまして、その過程でヘビーローテーションで聴く事となったのがこの曲です。
オランダのブリリアント社の40枚組の選集で、ホ短調のヴァイオリン協奏曲と組み合わされてた。
この曲、突き詰めるまでに個性というものが抑制され、なのに極めて華麗で美麗である。なのに、華麗さで言ったらベートーベンの皇帝をも並べるくらいであるくらいこの曲はすばらしいのに、全体的な印象をいったらはなはだ地味である。(13歳の時の作であるので、効果の具合は勘弁してつかぁさい)。そもそもメンデルスゾーンって豪華絢爛を極めるべき協奏曲作品は、何曲も何曲も作曲しているのに、ホ短調の協奏曲以外には、目立つ曲が無い。どうしてなのかなあ。
メンデルスゾーンが、「これからは多作量産はやめて練りに練った作品だけを作る」と宣言したのは23歳でイタリア交響曲の時です。でもそれ以前の量産時期にも、ぴかっと光る傑作的作品だらけです。
動く動画もありました。