読書感想文。

メインは読んだ本の記録です。

うつ伏せ生活。

2008-10-30 23:59:59 | 網膜剥離
入院する前に病院のHPで、うつ伏せ専用のベッドがあると知りました。
確かに普通のベッドでずっとうつ伏せになっているのは苦痛だと思うので、その面では安心していたのですが・・・。

実際に病室に戻ってみると、顔面に当たる部分が空洞になっているベッドに変更されていました。

うつ伏せになる意味ですが、注入した空気が上方に行くことで剥がれた網膜をくっつけるとのことでした。
これから1週間のうつ伏せ生活の始まりです・・・。

うつ伏せ厳守とは言え、ご飯やトイレ、睡眠中の無意識による寝返りが不安でした。

しかし、まずご飯は腰かけた状態で下を向いて食べるように教えられました。
次にトイレも自由に行けないと危惧していたのですが、これも真正面や上を向かずに下向きのままトイレへ移動等すれば大丈夫とのことでした。

問題は就寝中の体勢です・・・。
やはり無意識に寝返りをうってしまう人もいるらしく、看護婦さんが数時間おきに病室を回ってくるとのことでした。
そのときにうつ伏せになっていないと、強制的に向きを変えられるそうです(汗)

そして夕飯の時間になりました。
・・・意外と完全な下向き状態で食事をするのは、思っていたほど辛くありませんでした。
想像していたよりも食事が美味しかったし、大満足でした。

後はベッドでうつ伏せのまま眠るだけです。

手術へ。

2008-10-30 22:59:59 | 網膜剥離
午後になり出直してくれた父親と、心配して一緒に姉が来てくれました。

専門医の診察を受けて手術がキャンセルになったらどうなるんだろうという懸念がある中、看護婦さんに呼ばれ診察室へ行きました。

診察室の中には専門医と主治医がいました。
主治医が専門医に簡単な私の病状の説明をし、実際に診てもらいました。
その結果、前回のレーザー光凝固術後の瘢痕化も済んでいたため、今回の手術のゴーサインが出ました。

それを聞いて安心と共に、手術への恐怖心が起きました・・・。

散々麻酔の痛さについて上司から(上司も過去に眼科での手術の経験があるそうです)語られていたので、小心者の私はびびりまくりでした。
やっぱり意地を張らないで全身麻酔の手配をしてもらえば良かったのかな、とうじうじ後悔してみたり。

でも今さら言い出せる雰囲気じゃないし、看護婦さんが以前に励ましてくれたのを思い出して頑張ろうと思いました。
意思の疎通が出来る(高齢者・子供以外)人はほとんど部分麻酔で、みんな大丈夫だったよ、と言っていてくれたので・・・。

手術台に上がって眼の部分だけ開いている布をかぶせられ、まずは恐怖の麻酔です。
眼が見える状態で針が迫ってくるイメージだったのですが、ぼんやりとした中で行われました。
痛さはやはりもちろんありました・・・。
でも絶叫する程ではなく、ううぅぅっっと言う感じでした。

手術は空気を入れて剥がれた網膜をくっつけるそうです。
具体的な方法は聞かなかったのですが、ひたすら先生の指示通りに眼球を動かし続けました。

最初は緊張感でピリピリでしたが、段々と睡魔が・・・(汗)
さすがに本寝は出来ませんでしたが、意識が何回か飛びそうになりました。

そんな感じで外科手術は終わったのですが、補強を兼ねたレーザーをまた打たれまくりました。
今回は点眼麻酔でなかったせいか、打たれている間の痛みは全然ありませんでした。

一つ心配なのは、主治医でもある手術をしてくれた先生が、明日から長期休暇をとるそうです(泣)
仕方ないかもしれませんが、かなり心細くなりました。

その後は生まれて初めて車椅子に乗せられ、ひたすら頭を下げ床と平行になる生活が始まります・・・。

入院。

2008-10-30 21:59:59 | 網膜剥離
とうとう入院の日になりました。
朝10時に来院するようにとのことだったので、父親に送迎してもらい病院に入りました。

ナースセンターに行くと手首に名前の入ったリストバンドを巻かれ、入院の間は付けっぱなしにするようにとのことでした。
入院患者の個人の識別を容易に行うためで、なかなか上手い対処法だなぁと思いました。

案内された病室に入ると、2人部屋なのに同室の人は居ませんでした!
ぬか喜びは出来ませんが、1日でも1時間でも良いから独占状態が続くことを祈りました・・・。

入院生活の説明や薬の確認、食事のリクエストなどを聞かれ、一通りの案内を受けました。
ただ手術は午後の診察を受けてから決めるらしく、時間が開きそうなので父親には出直してもらうことにしました。

一人になったところで、目が見えるうちに病室や院内のチェックを一通り済ませることにしました。
トイレはちゃんとウォシュレットで、無料で3種類の給茶器が使えるみたいです。

病室のベッドの脇にはちゃんと有線の機材とイヤホンも用意されていたので、とりあえずの暇つぶしのアイテム確保で安心しました。

午後の手術を控えているのでお昼ご飯は無しだそうです・・・。
それなら朝ご飯をしっかり食べてくるべきだったなぁと、ちょっと残念でした。

とりあえずは午後の診察の結果次第での手術なので、それまで待機です。