重松清さんの「カシオペアの丘で・上」を読了しました。
通勤電車の中で何回か涙腺がやばかったです(汗)
満足度は90%です。
「思いきりシンプルに説明するなら、ガンは、遺伝子の突然変異によって正常な機能を失ってしまった細胞が、とめどなく増殖を繰り返していく病気だ。つまり、ガンは僕の体で生まれた。僕自身がガンをつくった。誰を恨むわけにもいかないし、「あのときこうしていれば」「こうしていなければ」と悔やむこともできない。」
「末期ガンの人間が死ぬまでには五つの段階があるんだ。俺も本で読んで知ったんだけど、最初は、否認だ。そんなはずはない、と打ち消すわけだな。次に怒りが来る。なんで俺だけが、って思う。それから取引。もしも奇跡が起きたらなんでもしますって、神頼みだ。そのあとに抑鬱。もう気力を失って、でも、最後は受容だ。自分の運命を受け容れるしかないって気づくわけだよ」
「キツいときには、体を温めることと、目に見える風景をシンプルにすること、この二つだ。風呂がなかったら熱いお茶を飲むのでも、酒でも、なんでもいい。家の中にいれば部屋を片づけて、外にいるんだったら、だだっ広いものを見るんだ。空でも海でも、展望台の夜景でも、なんだったら砂漠でもいいから」
死ぬのは恐いです。
恐いけどたまに想像します。
電車を待ってる最前列で後ろから誰かに突き飛ばされて・・・とか、道路の横断中に車に撥ねられるとか。
でもどんな想像でも病死というのは空想したことはありません。
何でだろう?
それでは、また。
通勤電車の中で何回か涙腺がやばかったです(汗)
満足度は90%です。
「思いきりシンプルに説明するなら、ガンは、遺伝子の突然変異によって正常な機能を失ってしまった細胞が、とめどなく増殖を繰り返していく病気だ。つまり、ガンは僕の体で生まれた。僕自身がガンをつくった。誰を恨むわけにもいかないし、「あのときこうしていれば」「こうしていなければ」と悔やむこともできない。」
「末期ガンの人間が死ぬまでには五つの段階があるんだ。俺も本で読んで知ったんだけど、最初は、否認だ。そんなはずはない、と打ち消すわけだな。次に怒りが来る。なんで俺だけが、って思う。それから取引。もしも奇跡が起きたらなんでもしますって、神頼みだ。そのあとに抑鬱。もう気力を失って、でも、最後は受容だ。自分の運命を受け容れるしかないって気づくわけだよ」
「キツいときには、体を温めることと、目に見える風景をシンプルにすること、この二つだ。風呂がなかったら熱いお茶を飲むのでも、酒でも、なんでもいい。家の中にいれば部屋を片づけて、外にいるんだったら、だだっ広いものを見るんだ。空でも海でも、展望台の夜景でも、なんだったら砂漠でもいいから」
死ぬのは恐いです。
恐いけどたまに想像します。
電車を待ってる最前列で後ろから誰かに突き飛ばされて・・・とか、道路の横断中に車に撥ねられるとか。
でもどんな想像でも病死というのは空想したことはありません。
何でだろう?
それでは、また。