中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

福祉環境常任委員会

2012-05-21 15:57:32 | 活動
今日は定例の常任委員会の日です。
それぞれ所管事務の報告がありました。

市民部より
①第二回定例会上程予定案件として、加古川市医療の助成に関する条例の一部改正について
②こども入院医療費助成内容の拡充について

環境部より
①災害廃棄物の処理検討について

福祉部より
①加古川市健康増進計画・食育推進計画策定にかかるアンケート調査の実施について
②JR加古川北30街区整備事業の進捗状況について
③平成24年度保育園入園承諾状況について

です。
追加はありませんでした。

それぞれ見ていきますと、

市民部について
①これは、次回の定例会に出てくる条例の修正案の説明で、口頭での報告でした。
 これについては質問もできませんし、また出てきますので省略致します。

②こども入院医療費助成は、現在、県の事業として、小4~中3の子どもの保険診療にかかる入院医療費の1/3を
 補助しています。
 それにプラスして、市の独自事業として、さらにその対象者の医療費について1/3上乗せして補助しましょうと
 いう事業です。
 これについては、本年7月分からスタートする予定です。


環境部について
①これは、3月議会において決議した災害がれき受入検討の要請に対しての、検討結果の報告です。
 検討結果としては、受け入れにはかなりの課題があり、それが解決されない限り現状では難しいとのことです。
 
 詳しく書くとかなりの量になってしまうので、簡単にしますと、、、

 外部要因的には、やはり埋立地である大阪湾フェニックスの受け入れ基準が不明であること。
 内部要因的には、ごみ焼却施設のつくりです。
 加古川市は流動床炉というタイプで、ダイオキシン類を抑制するため飛灰溶融炉によって焼却灰を溶融しています。
 このタイプでは、放射性物質の濃度が濃縮されるということになり、最終的に出てくるスラグという廃棄物が
 基準をオーバーする可能性があります。
 また、排水もあるため、ここにも安全性が確保されなくてはいけません。

 結局のところ、完全に「通常の廃棄物」と認定されなければ難しいということです。
 その測定をどうするか、単一自治体では難しいという面もあります。

 そのあたりが解決されないと受け入れは難しいですね。

 結局のところ、国がバシっと決めて測定して安全性を担保してもらわないといけません。


福祉部について
①健康増進計画については、平成15年に計画を立てたのですが、24年度末で計画期間が終了します。
 食育推進計画は食育基本法の規定に基づいて策定するもので、今回初めて策定されるものです。
 それぞれ25年度からということで、策定委員会をもって進めていきます。
 委員会の開催は5月29日が第一回目ということです。

 アンケートは7・8月に行われます。
 6300人ほどの市民の方にご協力をお願いすることになるようですが、よろしくお願いします。

②30街区は10年以上前からどのようにするか議論がなされています。
 その中で、医師会が中心となって総合保健センターを含めた検診施設が作られることとなり、検討委員会
 において話し合いがなされていました。
 その報告です。

 私は、なぜ高度利用ができないのか(7階建ての計画)、土地の無償貸与はなぜなのか等質問しました。
 
 都市計画上、30街区が隣接する土地が住居地域となっているため日影規制があります。
 ですので、何十階建てというような高層ビルはたてられないとのことです。
 また、無償貸与については、本来はすべて市で施設を建てて募集する形なのですが、財政難の折りでもあり、
 上物はすべて医師会がお金も出すということから、土地も無償貸与となったとのことです。
 
③保育園入園状況ですが、公立も法人も定員を超えて受け入れをしている状況です。
 これについては、定員を増やしても状況は変わらずということで、以前私も一般質問をしましたが、潜在的な
 待機児童が顕在化するためだと思われます。
 その把握をして対策を考えないことには、結局いたちごっこになると思います。


今回の常任委員会の内容としては以上でした。

いろいろと課題はありますが、しっかり取り組んで参ります。
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市長杯レガッタ

2012-05-20 22:44:38 | 活動
今日は加古川におきまして市長杯レガッタが行われました。

地元で行われることですし、我々も少しでも盛り上げるため参加。

なお、この市長杯が9月に豊岡で行われる全国市町村レガッタの予選も兼ねています。
優勝チームが全国へ行くということですね。

さて、我々は2チーム出たのですが、レースはどうだったかといいますと・・・
なんと、1チームは優勝!(エンジョイ男子の部)

・・・私の乗った艇ではありませんが(笑)

私が乗った方は予選敗退です。。

まあ、大会に参加することに意味があるということで。。

明日は筋肉痛かもしれません。
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神戸市の災害時における要支援者対策

2012-05-19 23:05:08 | 活動
今日は良い天気でしたね。
そんな中、会議尽くしの一日を過ごしてきました。

1つめは党の自治体議員団会議の総会です。
党としては国会議員に比べて地方自治体の議員が相対的に少ない状況でもありますが、
自治体議員もしっかりやっていこうということで研修などを通して互いに研鑽しています。

そんな自治体議員団会議ですが、年度初めということで総会が開かれました。

とはいえ、それだけではもったいないということで、研修も同時に行われました。

テーマは「神戸市の災害時における要支援者対策について」
神戸市職員の方が来て、説明をして下さいました。お休みのところ、ありがとうございます。

災害時において、例えば寝たきりや歩行困難であったり、障害者の方など避難が困難な方を、
どう救助していくかは重大な問題です。

神戸市においては、そういった方々を要援護者としてリスト化しています。
もともと対象を65歳以上の方としていましたが、あまりに増加傾向が激しく、対象者も多く
なってしまったため(16万人以上)、現実的に見切れなくなったそうです。

ですので、今は要介護3以上ですとか、施設入居者は除く等の条件をつけているそうです。
それでも6.5万人とのこと。

当然ながら、それだけの数を役所だけで見ることはできませんし、災害時は隣近所が頼りです。

しかし、そこに立ちはだかる問題が個人情報。

やはり全て開示はできないということで、このリストは基本的に本庁と区役所で共有しています。
そして災害時に地域団体などに開示して安否確認を行うことにしているそうです。

それをベースとして、要援護者登録を募っています。
この要援護者登録は、そうしたリストに挙がる人の中で、個人情報の関係者への開示に同意した方を
登録して、民生委員などが把握し、災害時に助けるためのものです。

そのため、平時から、そうしたリスト上の方に登録案内をしているそうです。

この同意があれば、情報を地域で共有でき、要援護者を地域で助けることができるわけです。
そして、救助担当を決めて(民生委員さんとか、お隣さん)いくそうです。

また、通常の避難所の環境では体調的に厳しい方が避難するための、福祉避難所の整備にも力を
入れているとのことでした。

この研修は二本立てで、安全マップのお話も。


地域の方と職員が一緒に地域を歩き、危険な場所を地図に落とし込んで配布しているとのことです。
下山手地区の校区安全マップを見れば、各施設の位置はもとより、消化器や災害時に生活用水として
使える井戸の位置まで書いてあります。

いかに平時の準備が大切かということです。


このお話を聞いて、やはり個人情報の取扱いについて難しさを感じました。

災害時に開示と言っても、大災害の場合にその情報が地域に届くかどうかもわかりません。
やはり平時から把握していなければ、いざという時に動けないと思います。

渋谷区では平時から地域に開示しているそうですし、法的には可能なのでしょう。
同意を取れば良いとはいうものの、そもそもその同意自体、法解釈として必要なのかということです。
やはり個人情報保護について、過剰反応を含めて考えを改めねばいけないと感じます。

加古川についても状況を確認したいと思います。


その後は、兵庫10区の会議→町内会の会議と会議続きの一日でした。

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東播懇話会例会

2012-05-17 22:45:13 | 活動
今日は東播懇話会の例会でした。
テーマは「野田増税政権と解散政局」
講師は政治ジャーナリストの末延氏。

内容としては、まず野田総理の背後には財務省がおり、そこが野田さんはもとより、
野党自民党の谷垣さんなどを説得して回っているということです。

日本の財政状況としては、確かに負債は1000兆あるが、資産も650兆あり問題はない
との話も。

どうやら高橋洋一さんと仲が良いそうで、論調としては同じもですね。

さて、消費税を含めた法案の行方ですが、9月をまたいで審議がされそうだが、基本的には
合意の方向で民主・自民ともに合意するのではないかとの見方です。

というのも、共に9月に党首選・総裁選があり、それぞれ自身の進退がかかっているため、
野田さんは法案を通す・谷垣さんは解散を取り付けるという成果が欲しい状況です。
それを進めつつ、「今は自分しか成果をだせないんだ」との姿勢でトップに居続けたい
という考えのようです。

また、自民もいろいろと言っているが、話し合い解散でほぼ話がついているのでは、との
ことです。

タイミング的には、秋から年明け、場合によっては参議院選挙の直前が考えられるが、
ハプニングとして不信任案が通る可能性もあり得る様子。

第三極である維新や連携するみんなの党が議席を伸ばすと考えられるが、場合によっては
自民や民主の改革派と合流することも。
(ちなみに、維新やみんなのブレーンは、高橋洋一さんですね)

消費税については、いつかはやらないといけない。
ただ、金がないから上げるではなく、直接税と間接税のバランスを変える視点からせねば
ならないとのことでした。

最後に、メディア内部にいた方としての話で、今はNHK以外のメディアは全くダメで、
内容も信用できない。
様々な情報源から、自分で判断をしてゆくメディアリテラシーが国民には求められるとの
ことで終わりました。


財政や消費税の話としては、高橋洋一さんの本やリフレ派の方たちの本で読んだものと同様で、
一理あるものと感じています。
ですが、財政規律も守るべきラインはあると思います。

日々のマスコミ報道のように、「日本の借金はマズイ。もう増税しかない!」という論調しか
見られないのも気持ち悪いですが。

それこそメディアリテラシーでしょうか。

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いよいよギリシャは危ないのか・・・

2012-05-16 23:50:29 | 活動
最近、ニュースではギリシャについての報道が多くなされていますね。
先日のブログでも書きましたが、日経平均にも影響は大きく出ています。

さらに困ったニュースがこちら。

大統領は各党党首に対し、ギリシャ中央銀行のプロボポラス総裁の話として、14日に少なくとも
7億ユーロ(8億9400万ドル)の預金が引き出されたと明らかにした。
(ロイターより抜粋)

もしユーロ離脱となると、ギリシャは独自通貨のドラクマに戻るわけですが、ユーロ離脱=破綻と
するとドラクマの価値はかなり下がることになります。
戦前のドイツ並みのインフレに襲われるかもしれません。

そうなる前に、ユーロのまま預金を引き出そうという動きが出ることは当然です。
現実にそれが起こっているということですね。

問題はこのニュースから連鎖的に取り付け騒ぎが起こり、銀行破綻が現実味を帯びてくることですね。。

銀行が破綻すると、取引企業が連鎖倒産をする可能性が高まります。
日本においても、拓銀の破綻で道内企業が連鎖倒産した例などもあります。

さらに問題なのは、ユーロ圏内ということもあり、倒産した企業が他国からも借り入れがあった場合、
場合によっては他国の銀行にまで影響を与える可能性があることです。

一気にユーロ圏発の金融大恐慌という可能性も。。。



一番最悪な場合、そこから保護貿易→ブロック経済的な流れとなり(今も一部そのような流れがありますが)、
いつか来た道を辿るとか・・・
そこまでは考えたくありませんが。。。

何せギリシャ危機、対岸の火事ではありません。

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